2014年10月分
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2014/10/29 火曜日の「エンター・ザ・ミュージック」(BSジャパン毎週火曜23時~23時半)ご覧になって下さった皆様ありがとうございました。 関西フィルコンサートマスターの岩谷祐之さんの魅力が伝わる内容だったと思います。 毎回見る度に自分自身反省点が山積でかなり落ち込みますがこれをよい機会と精進してまいります。 昨日は天気が良かったので思い立って那須へ紅葉を楽しみに行って来た。昔は那須へ行くのは半日がかりだったけど今は高速が便利で2時間弱で着いてしまいびっくり。秋の匂いと冬の気配がとっても気持ちよかったです。 カップルばかりでなんでと思ったら…ここに一人でいるのはちょっと恥ずかしかった。 藤岡 幸夫 |
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2014/10/27 さてさて10月28日(火曜日)はBSジャパン新番組「エンター・ザ・ミュージック」(毎週火曜23時~)第4回です。 今回は関西フィルの我らがソロコンサートマスターの岩谷祐之さんとトークを交えながら、彼の十八番のチャルダッシュ他僕と関西フィルがこの15年間何度も取り上げてきた珠玉の名曲集をお届けします。お楽しみに! 僕にとって相棒的存在の岩谷さんはソリストとしても素晴らしいキャリアの持ち主。彼の素晴らしい名器グァルネリの話などもして頂きました。 PS 昨日は12月に共演するヘンデル協会合唱団と二度目のリハーサル。メサイアはごまかしが効かず本当に難しい。皆さんが後1ヶ月どこまで気合入れて練習するかにかかってます。劇的進化を期待してます! 藤岡 幸夫 |
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2014/10/26 <管理人より> BSジャパンのウェブサイトのキャプチャーです。 次回10/28(火)の「エンター・ザ・ミュージック」予告! |
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2014/10/25 飛騨高山楽しかった!紅葉も綺麗だったしとっても美味しい蕎麦も食べてきました。美しい自然に囲まれた歴史ある古い街並み…何度でもまた行きたくなります。 飛騨高山で必ず行くのが飛騨牛専門で最高に美味しい「琢磨」。以前紹介したお店の大将田原さんの奥様の女将さん喜美子さんと。素敵な方です。 0577-35-1341 こちらは琢磨の大将が連れて行って下さった高山から車で紅葉を楽しみながら40分位で着くお蕎麦屋さん「むろや」。 新そばが最高に旨かった上になんとこれまた驚くほど美味しいトンカツを食べられます。05769-2-2056 PS 吹奏楽ファンの皆様。僕の初吹奏楽CDが発売されました。佼成ウィンドとの「嗚呼!アフリカンシンフォニー」。伊藤康英さんの「ラ フォリア」や「ボレロ 岩井版」他吹奏楽神曲集です。オーケストラが素晴らしく最高に楽しいセッションでした! 「吹奏楽燦選 嗚呼!アフリカン・シンフォニー」 東京佼成ウインドオーケストラ/藤岡幸夫 Amazonのページはこちら 藤岡 幸夫 |
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2014/10/23 火曜日のエンター・ザ・ミュージックご覧になって下さった皆様ありがとうございました。反省点多々ありいろいろ落ち込みましたがより良い番組になるよう精進してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。 今日はかみさんと久しぶりに温泉プチ旅行。 岐阜県の水の都郡上八幡をぶらぶらして癒されてからせせらぎ街道70キロ紅葉を堪能して大好きな飛騨高山へ。高山は何度来ても飽きません。明日は美味しい蕎麦を食べに行きます! 歴史ある美しい街郡上八幡は散歩してるだけで癒されます。 大好きで毎年訪れる飛騨高山。セブンイレブンも趣きがあります。京都を凝縮させたような美しい古都。外国人観光客の多さにびっくり。 藤岡 幸夫 |
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2014/10/19 今度の火曜日10月21日は新音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」BSジャパン(7ch)の第3回目です。 今回はトークゲストに元モーニング娘の安倍なつみさんをお迎えしてオペラ管弦楽曲集。 今回のトークの僕の喋りがとっても心配です… お楽しみに! フェラガモが衣装協力して下さってるスーツとシャツ現場で大好評でした。 現在発売中の「音楽の友」11月号より「エンター・ザ・ミュージック」の新連載が2ページを使って始まります。 番組内容の予告はもちろん、最初の2回はレポート形式で1月号よりいろいろなアイデアを込めて内容を進化させて行きます。 興味のある方は是非 音楽の友11月号(10月18日発売) 昨日の空は美しかった!僕の可愛がってるベランダの金木犀くんが予期せぬ二度咲きをしてくれてまだ頑張ってくれて嬉しい! PS 今まで黙ってたけど…タイガースすげぇ!! 最高\(^O^)/(^^)/▽☆▽\(^^) 藤岡 幸夫 |
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2014/10/16 先日関西フィルとこの16年間ニューイヤーに呼び続けて下さってる和歌山県の歴史ある橋本市にご挨拶がてら遊びに行ってきた。 初回からずっとお世話になっている地元名士の谷口善志郎さんが橋本を見渡す国城山の中腹にある素敵なイタリアンレストランに連れて行って下さった。 いやはや素晴らしいレストランで美味もさることながら、秋の香りに鳥たちの声に風の音…まるでイタリアにいるようでワインを飲み続けてあっという間に5時間経ってしまった。 皆さんありがとうございました。 それではまた! 谷口さんと。気持ちの良い休日でした。 レストラン木間暮(きまぐれ)車だと大阪から1時間半弱だそうです。要予約。 http://www.konomise.com/hashimoto/kimagure/ 屋内は和風で囲炉裏があって隠れ家風。外は目の前に夕陽が沈みます。 藤岡 幸夫 |
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2014/10/15 昨日「エンター・ザ・ミュージック」をご覧になって下さった皆様。本当にありがとうございました。 昨日のオークホールは関西フィルの練習場で15年前関西フィルに来たときはまさかオークホールで収録するようになるとは思っていなかったので凄く嬉しいです。 番組内容に関しては諸々反省しながら進化して行きたいと思っておりますのでどうかよろしくお願いいたします! 次回21日は元モーニング娘の安倍なつみさんをトークゲストにお迎えして「恋多き女性達」です。 英国に住んでた90年代僕は日本が恋しくて車を運転する時はいつも日本語の曲を聴いてた。モーニング娘もお気に入りで、歌も上手くヒットナンバーもつんくさんが70・80年代のディスコ名曲を見事にアレンジしたりしてご機嫌だった。初めてお会いした安倍なつみさんとってもチャーミングでした。左はテレビ東京繁田美貴アナウンサーです。 それではまた! PS 今日から待ちに待った休暇!久しぶりに東京に戻ったら咲き終わったはずのベランダの金木犀が二度咲きで満開!今日はこの大好きな香りと一杯やります。 PS2 昨日の須川展也さん改めて素晴らしかったですね!須川さんとの想い出は何といっても吉松隆さんのサイバー協奏曲です。カップリングの交響曲3番は僕に献呈して下さった強烈なプログレです。 吉松 隆:交響曲第3番/サクソフォン協奏曲‘サイバーバード’ サクソフォン:須川 展也 BBCフィルハーモニック(1999/7/20) Amazonリンク 藤岡 幸夫 |
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2014/10/13 明日10月14日は新音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」BSジャパン(7ch)毎週火曜日23時~の第2回です! 先週の山下洋輔さんに続き今週は世界的スーパーなサックス奏者須川展也さんです。 ピアソラ~カッチーニのアヴェマリア~グラナダ 須川さんとはこれまで何度も共演してますがその官能的で情熱溢れるパフォーマンスをお楽しみください! 須川さんはデビュー依頼最も共演回数が多い素晴らしいプレイヤー。とにかく凄いです! 毎回東京でのトークはフェラガモが衣装協力して下さってます。生地感はもちろんラインが完璧で美しい…! お隣はアシスタントのテレビ東京繁田美貴アナウンサー。 藤岡 幸夫 |
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2014/10/12 <管理人より> BSジャパンのウェブサイトのキャプチャーです。 次回の「エンター・ザ・ミュージック」予告! |
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2014/10/11 昨日の関西フィル定期演奏会たくさんのお客様ありがとうございました! 前半の萩原麻未さんとはこれまで東京でシューマンやモーツァルトを共演してあまりにも素晴らしくて関西フィルにも来て頂いた。今回も極上のタッチで見事な個性的な美しいショパンだった。弱音でこれだけ勝負できるピアニストはめったにいないと思う。 萩原さんありがとうございました! 後半のシベリウスは細かい事を言いだしたらキリがないけど関西フィル&藤岡らしさを出せた手応え。 交響曲4番はやるほうも最初はなかなかピンとこないげど関西フィルがリハを重ねる度にどんどん曲を理解してくれてるのが肌で感じられて嬉しかった。 関西フィルの皆さん渾身の演奏ありがとうございました! 後日NHK-FMで放送されます。まだ先ですがCDでも発売されます。 さてさて今日から待ちに待った長期休暇です。リハやテレビトーク収録は数回あるものの今月いっぱいお休み。 とりあえず年末に初めて振る至高の傑作ヘンデルのメサイアのスコアに浸ります。 それではまた! また共演できるのを楽しみにしています! 藤岡 幸夫 ※10/10 関西フィル定期演奏会のevent reportはこちら |
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2014/10/8 「シベリウス交響曲第4番」の話 (※4楽章の鐘の使用については文章最後の追伸をご覧ください。2021/10/25追加) 昨日のBSジャパンの関西フィル&藤岡のレギュラー番組「エンター・ザ・ミュージック」第1回ご覧下さった皆様ありがとうございました。いかがでしたか?素晴らしいパフォーマンスをして下さった山下洋輔さんには本当に感謝です。 ご意見質問など当サイトかサイトのツィッターアカウントで出来る限りの対応をしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 番組の一番の趣旨は新しいクラシックファンを増やす事でどちらかというとじっくり音楽を聴く番組ではなくカット編集が入るのでご不満の方もいらっしゃるかもですね。 良い番組に進化していけるよう精進して参ります。 さてさて10月10日(金)の関西フィル定期でシベリウスの至高の傑作交響曲第4番を取り上げます。 1908年シベリウスは借金苦と同時に咽喉腫瘍に悩まされる。腫瘍は摘出できたが愛して止まなかった酒と煙草を禁止され、腫瘍が再発する事を極度に恐れ死の恐怖と闘い時に精神的錯乱を起こすほどだった。 暗黒期(1908~1911)と呼ばれるこの時期の傑作が交響曲4番でシベリウス自身「心理学的交響曲」と呼びフィンランドの音楽ファンにとっては聖書とも言われている。 無駄な音が全く無く斬新な和声の響きとオーケストレーションの室内楽的とも言える交響曲だ。 交響曲4番ははっきり言ってとっつきにくいが、一度その魅力を知ると作品がもつ深遠な世界に引き込まれる。シベリウスの最高傑作のひとつだ。 また煙草と酒を禁止されたフラストレーションのはけ口を日記に書く事にしたので作曲当時のシベリウスの精神的な状況が分かりやすい。 それからこの時期に気分転換を兼ねてコリへ旅行し大変感銘を受け最初は彼自身交響曲に関して「山の構想」と手紙に書き残していたり、フィンランド南のヤルヴォ島に1週間滞在し、嵐の中で作曲を続け日記にも「嵐で気分が高揚し震えながら作曲した」と書き残していてその影響を垣間見ることができる。但し交響曲はあくまでも絶対音楽。 スコアに演奏時間約40分とあるが僕の英国留学時代に作曲家自身の書き込みと教えられ(シベリウス自身初演他指揮している)当時いろいろな演奏を調べたが40分よりかなり速い演奏が多かった。 ところでこれはシベリウスのスペシャリストだった師匠の渡邉暁雄先生が教えてくださって目から鱗だったけど、シベリウスはイタリア語が苦手で言葉によっては意味が通常と違い、特にモデラートは「落ち着いて」に近く、アンダンテは通常より「遅い」イメージに近い。(以前それを知らない日本人批評家にスコアの指定と逆の事をしてると書かれた事がある)。 4番の大きな特徴のひとつにシベリウスの遅いテンポ指定にある。1楽章冒頭にモルト・モデラート・クワジ・アダージョとあり、途中からアダージョになるが、シベリウスの他交響曲で楽章冒頭にアダージョという言葉が使われているのは7番冒頭だけ。 1楽章全体はアダージョの音楽。また3楽章に至ってはラルゴという他交響曲の楽章冒頭で使われていない、シベリウスがめったに使わない遅い指定で、しかも3楽章最後までテンポ指定が変わらない。楽章の途中で他の表示記号が現れずしかも終始ラルゴの音楽とうのはシベリウスとしては珍しい。 またシベリウスはメトロノームでのテンポ指定を好まず(ブラームスやマーラーも同様)4番のスコアにはメトロノームの指定がないので、前述したイタリア語の解釈の違いもあって指揮者によってかなり演奏時間が違う。 1楽章 冒頭弱音器をつけた低弦楽器とファゴットの強烈なffで始まり異様な響きがする。作曲者自身冒頭部に関して「運命のように厳しく演奏されなくてはならない」と語っている。チェロのソロが最初に嘆くように活躍する。 楽章全体が心の中の暗闇のような音楽で金管によって恐怖が感じられたり、それに対抗する情熱、弦楽器のppの何かに脅えているような細かい音のパッセージが出てきたり、突然目の前が一瞬広がりホルンによって山をイメージさせる短い楽句がこだまし、その後に1小節だけ聖なる神のようなテーマが金管楽器で奏されたり(これは2回出てくる)する。 ここからは専門的な話になってしまうが各旋律に見え隠れする増4度の音程が不安感を掻き立てる。 またこの楽章は3楽章同様速くなりやすいが、あくまでもアダージョ(シベリウスのアダージョ感覚は遅め)の音楽だ。 これは全くの僕個人の意見だけど終わりから5小節前のチェロに外に出して弾く装飾音が与えられているが、前小節のクラリネットソロを感じてそれをきちんと表現するには遅めのテンポが必要でそこからもシベリウスのこの楽章の遅いテンポ感がわかる。 2楽章のスケルツォは最初は爽快ですらあるが突然闇の世界が現れる。フルートのパッセージは水の精が踊っているよう。転調を繰り返しながら中間からテンポが遅くなり不安と恐怖に襲われて終わる。 3楽章はこの交響曲全体の中核をなす。 冒頭ラルゴと指定があるだけで途中一切変わらない。この楽章も3連符やシンコペーションの絡みの都合なので速くなりやすいがそこをこらえてラルゴの音楽をしっかり表現出来れば、音と音の狭間や休符から作曲者の言う「永遠の恐ろしい静寂…」を感じる事ができる(と僕は思っている)。 そして、その静寂からチェロが静かに奏でる神々しい旋律が生まれ後半でそれが発展してこの交響曲で唯一の暗闇の底から沸き上がるような狂酔的クライマックスを迎える。目の前に大自然の神が姿を現すようだ…!最後は静かにまた暗闇の中へ…。 これはあくまで僕の意見だけど練習番号D6小節目の最後のクラリネットとヴィオラの大切な和音はかなり遅いテンポじゃないと響かないのでここからもシベリウスのラルゴのテンポ感がわかる…。 4楽章のアレグロは悪魔が踊っているようでもあり、斬新な和声進行が強烈。後半ヴァイオリン・ヴィオラ群によってシベリウス独特のシンコペーションによる感情の波(僕にはそう感じる)が押し寄せる。交響曲5番4楽章ではこの同じ形の感情の波は最後に変ホ長調に美しく昇天するが、ここでは攻撃的頂点を迎え、その後に音楽は徐々に力を失っていき、最後はオーボエのまるで諭すような異様な短いパッセージが3回姿を現し諦める様に静かにあっさり終わってしまう…。 (尚、4楽章はスコアに鉄琴の指定があるがシベリウス自身はそれはカリヨン(鐘を並べたもの)の間違いとしているので今回はカリヨンを使う)。 初めて聴く人はこれで終わっちゃうの?と戸惑うだろうけど…音が消えた後の静寂に何かを感じて貰える演奏をしなければならないと思ってる。 前半のジュネーブ国際コンクール日本人初の優勝萩原麻未さん素晴らしいです!その品格高い美しいタッチは絶品で音楽も自由自在でエキサイティング。どんなショパンになるか凄く楽しみです! それでは10月10日が関西フィル定期お楽しみに! PS 今から30年前渡邉暁雄先生に弟子入りしてすぐ、「将来ボクの葬式でさ、3楽章指揮してね」と4番のスコアをプレゼントして下さったがその4年後僕がデビューする前に先生は天国へ行ってしまい実現しなかった。 先生は自分が癌に冒されていると知った時、翌年の日本フィルの定期にシベリウスの4番と、病気が完治して生きる喜びと美しい自然を賛美する5番というプログラムを組まれたけど結局指揮台に立てなかった。(この時の代役はまだデビューしたての今ではシベリウスのスペシャリストとして知られるヴァンスカだった) 先日は僕が内弟子時代に暁雄先生が情熱を持って創始した津山国際音楽祭に初めて関西フィルとマーラー6番で出演したばかりでもあり色々な事を思い出します…。 追伸(2021/10/25追加) 9月に発売された関西フィルとのシベリウス交響曲全集の4番4楽章では、本文で上述したようにグロッケンシュピーゲル(鉄琴)では無く、チューブラーベル(鐘)を使用している。 本文の話しは日本の文献でも紹介されている。写真赤線(松原千振著「ジャン・シベリウス 交響曲でたどる生涯」)。 (赤線部分) 鐘の使用は、作曲した時にいた島の教会の鐘の音からインスピレーションを得たという話しが知られており、僕はそれを固く信じている。 また当時の楽譜にはシベリウスの筆跡でグロッケン(鐘)という指定があり、後に違う人間の筆跡でシュピーゲル(鉄琴)と足されているという(英国で読んだ文献)。 (青線部分) ただ、この(青線)文献もあるが、間違いではないかと思われる。ヨーロッパ人にとって鐘は教会を連想させ、鉄琴には中国的なイメージがあるからだ。 また、この青線の根拠は、ストコフスキーの録音でチューブラーベルを使っている箇所について、それを聴いたシベリウスが東洋的で好きでないと発言したという四女カタリーナのコメントだが、この話しは以前から信憑性が疑われていた。 Twitterでつながっている加藤幸弘氏(@YukihiroKato)氏の文章と資料を紹介します。四女のコメントに信憑性が無いのは明らかと思われる。 (加藤幸弘さんの文章) この件については,吉松隆さんの考察が詳しいです。吉松さんはオーマンディの1978年録音の世界初CD化の国内盤(BVCC-38124)を聴いてこれを書かれたのですが,市川幹人氏によるこのCDの解説書に1955年のエピソードが紹介されています 吉松さんの考察 http://yoshim.music.coocan.jp/~data/BOOKS/Thesis/sibelius02.html シベリウスは最初はカリヨン(チューブラーベル)のつもりでいた。という吉松さんの考察が正しいと思われる。 さすが吉松さん!非常に興味深い考察。 関西フィルとの入魂のシベリウス交響曲全集&ヴァイオリン協奏曲! CD4枚組 5500円! ↓ Amazonリンク 藤岡 幸夫 関西フィルTEL 06-6577-1381
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2014/10/7 10月7日(火曜日)BSジャパン(7ch)23時から新番組「エンター・ザ・ミュージック」が始まります! 僕がナビゲーター&指揮をつとめオーケストラは勿論関西フィルです。 音楽をじっくり聴くというよりもっと聴きたくなる、もっと演奏会に行きたくなる、ゲストの方とのトークも混ぜた見えるラジオのような番組を目指します。 トークは東京でも収録します。 BSジャパン(7ch)毎週火曜日23時~23時半 関西フィル&藤岡の新たな挑戦お楽しみに! 第1回のゲストはジャズ界のスーパースター山下洋輔さんです! 東京でのトークは衣装協力をフェラガモがしてくださいます。第1回は普段着たことないチェック柄のスーツ。ちょっと恥ずかしかったけどラインが美しく生地感が最高でした。アシスタントのテレビ東京繁田美貴アナウンサーと。 藤岡 幸夫 |
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2014/10/6 指揮者の井上道義さん闘病から完全復帰されたそうで本当におめでとうございます! 井上道義さんには数年に一回お目にかかるくらいだけどアンサンブル金沢を指揮した時に客席で聴いてくださって楽屋に感想を言いに来てくださったり、一番の思い出は道義さんがロンドンのアルバートホールでロイヤルフィルとマーラーの復活を振った時。 ゲネプロを見学して楽屋に伺ったら燕尾服のサスペンダーを忘れたと道義さんと2人でロンドンの街中で売っているお店を探し回った。確か日曜で当時お店は殆ど閉まっていて、唯一見つけたのがディズニーショップでそこでミッキーマウスの絵柄の真っ赤のサスペンダーを購入。本番そのサスペンダーがチラチラ見えて微笑ましかったけど、本当に素晴らしい復活だった! これからもどんどん大阪を盛り上げて下さい!! さてさて昨日は関西フィルと毎年恒例の滋賀シリーズで高島10周年公演。たくさんのお客様本当にありがとうございました! 1812年にボレロ他色彩に富んだ豪華プログラムで最後はアンコールの琵琶湖周航の唄の為に80人の特別合唱団が加わりお客様もとっても暖かく素敵なコンサートでした。関西フィルの皆さんありがとうございました! 10周年継続は力なりで本当に大変だったと思います。ホールスタッフの皆さん、しがぎん経済文化センターの皆さんに心より感謝です!これからもよろしくお願いいたします! 毎年ロビースタッフとして手伝ってくれる高島高等学校吹奏楽部のみんな。ありがとうございました。明るく青春してください! さてさて明日7日は23時からいよいよ新音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」が始動します!BSジャパン(7ch)毎週火曜日23時~30分 10月10日(金)は関西フィル定期で僕の愛するシベリウスの至高の傑作交響曲4番です! 藤岡 幸夫 ※10/5 高島公演のevent reportはこちら |
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2014/10/5 昨日はいつもお世話になっている関西大阪21世紀協会主催の「大坂の陣天下一祭」に音楽監修出演させて頂いた。 昼間は大阪城公園駅前広場で高校吹奏楽と弾ける「Brass Boot Up」。僕は最初と最後に指揮して後は客席で楽しんだけど最高でした! 四條畷学園 箕面自由学園 市立扇町総合 東海大仰星の4高等学校が出演。 吹奏楽はレヴェルが高く皆明るくて振り付けやダンスが最高にイケてて楽しかった。マーチングやグループダンスは凄かった!息を呑むほど感動しました。関西のレヴェルは日本で一番高いそうです。 最後は市立扇町の演奏僕の指揮に、他校の吹奏楽とダンスチームが振り付けしながら合唱で参加して総勢500人の「翼をください」。熱い青春!って感じで自分の高校生時代を思い出しながら皆の歌声と笑顔にたくさん元気もらってきました。みんなありがとう!これからも明るく熱くね! 夕方からは場所はホテルニューオータニ前の河岸に移動して大阪城ガラナイトと称した水上オペラで前半はカルメンのハイライトで後半はアリアを中心とした珠玉の名曲集。 河岸のニューオータニ側が観覧席で川の向こう岸がステージなんだけど、歌手の皆さんはステージだけでなく右手の橋から現われたり、船がやって来て船上で歌ったり、観覧席側に現われたりで立体的に空間を使った演出と照明が見事で、一級歌手の皆さんの歌唱も素晴らしく堪能させて頂きました。 僕が指揮したのは東海大仰星の前奏曲と最後のアンコールだけで(カルメンの残りの演奏はカラオケ録音を使い、後半は特別に結成されたジャズバンド)あとはこちらも客席で堪能。水の都大阪ならではの素晴らしい企画でした。 出演者の皆さん!スタッフの皆さん!そして関西大阪21世紀協会の皆さんありがとうございました。また来年を楽しみにしております! さてさて今日はこれから毎年恒例の関西フィル高島(滋賀県)で10周年公演で10日(金曜)は関西フィル定期です。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2014/10/3 さてさて明日は「大坂の陣400年天下一祭」に出演。大阪城公園駅前広場の高校吹奏楽が弾ける「Brass Boot Up」(1時半~3時半)では開会ファンファーレとフィナーレの「行くぜっ!怪盗少女」と「翼をください」を指揮します。 夜の部の「大阪城ガラナイト」19時~21時では、「大阪城港」北向かい河岸で水上オペラの最初と最後に指揮します! 毎年恒例の関西大阪21世紀協会ならではの大イヴェントです! 明後日は毎年恒例の高島(滋賀県)公演。 今年は10周年!!本当にありがたい事です。 ボレロに1812年他豪華絢爛管弦楽曲集です! 高島までの車窓からの美しい景色も楽しみ! それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 高島公演 10日5日14:30開演 高島市民会館:0740-22-1764 しがぎん経済文化センター:077-526-0011 藤岡 幸夫 |
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2014/10/1 金木犀の季節になりましたね。秋の香りを楽しみながらちょっと一息。 10月10日の関西フィルの定期のシベリウスにどっぷり浸ってます。 交響曲4番はシベリウスが当時喉に腫瘍ができて、治りはしたものの再発を恐れ、またそれまで愛していたお酒や煙草を止めさせられ死の恐怖と経済的苦痛と闘い、精神的な暗闇の中で作曲された傑作です。 今から30年前渡邉暁雄先生に弟子入りしてすぐ、「将来ボクの葬式でさ、3楽章指揮してね」と4番のスコアをプレゼントして下さったがその4年後僕がデビューする前に先生は天国へ行ってしまい実現しなかった。 先生は自分が癌に冒されていると知った時、翌年の日本フィルの定期にシベリウスの4番と、病気が完治して生きる喜びと美しい自然を賛美する5番というプログラムを組まれたけど結局指揮台に立てなかった。(この時の代役はまだデビュー仕立ての今ではシベリウスのスペシャリストとして知られるヴァンスカだった) 先週は暁雄先生が創始した思い出深い津山国際音楽祭に出演したこともあり、暁雄先生の内弟子時代のいろいろな事を思い出しながら勉強してます…。 さてさて今週末5日は関西フィルと毎年恒例の高島(滋賀県)公演。毎年美しい車窓からの景色を楽しみにしています。 その後10日が関西フィル定期です。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫
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