2009年8月分
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2009/08/31 「愛し合う」ことの話 今オーケストラと2日目のリハーサルが終わってアパートに戻ってきたところ。 実は先週の初日のリハーサルで僕は気を失いそうになってた(オーケストラはアリアドネをやったことがなかった上にそのリハーサル直前までオテロのレコーディングをしてたらしい)。 今日は初日とはまるで違うオーケストラのようでほっと一安心。本番が楽しみだ。 ところでオーケストラとか合唱(もちろん室内楽もだけど)でとても大切なことの一つはプレイヤー同士が「愛し合う」ことだといつも思ってる。 別に普段仲が悪くたって全然かまわないが音楽をやってるときはプレイヤー同士愛し合うことが必要なのだ。 実はこれがそんなに簡単じゃない。「愛される」ような音を奏で、相手を「愛する」余裕がなきゃならない。 リハーサルの初日に指揮者室に入ったら漢字の「愛」と「和」という字が壁に飾ってあってびっくりした。ただし「和」という字が上下逆さまに飾ってあって(写真撮っておけばよかった) 心配になったのだが・・・(1年以上逆さまなのに誰も気がつかなかったらしい)。 今日は「和」の字もちゃんと飾ってあってほっとした。 今から昼寝して夕方から歌手とリハーサル。 それではまた。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/30 アリアドネでは合唱が無い代わりに重要なアンサンブルがでてくるが(女性の三重唱と男性の四重唱)素晴らしい歌手たちで嬉しい。 昨日の午前中はオペラのフィナーレの音楽稽古で男性4人のアンサンブルは関係なかったけどわざわざ来てもらってリハーサルしなおした。 演出のリハーサルが進むにつれて演技が大変でせっかくの素晴らしいアンサンブルが乱れてきたからだ。 その代わりその日の夜のリハーサルのあとに副指揮者のアンドレスとピアニストのマルコも誘ってみんなを食事に招待した。 地元の料理が抜群のレストランで美味しかったし、とにかくみんな明るく陽気で笑いっぱなし。彼らはオペラの役柄に合わせてスペインのあちらこちらから選ばれてきてるから今回がお互い初顔合わせ。 でもそんなこと全く感じないほどの素晴らしいチームワーク。 スペインに来て土曜の夜にせっかくかみさんもいないのに男子だけで騒ぐなんて・・・・だけどすごく楽しかった。 今日はやっとお休み。アパートでゆっくりしてます。 明日からリハーサル。 それではまた。 左が副指揮者のアンドレスでアルゼンチン人。 右は前回のブリテンでも一緒だったピアノ伴奏のマリオ。 愉快な四人組。音楽的にもキャラクター的にも素晴らしく本番が楽しみ。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/27 R・シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」のスコアはすごく緻密でまるで室内楽のようなアンサンブルが必要とされる。 オヴィエドでは前回のブリテンの時と同様に一ヶ月間たっぷり時間をかけて音楽も演出も練り上げていく。 歌手陣との音楽だけのリハーサル(ピアノ稽古)もたっぷり時間を取れたし、昨日からの演出のリハーサルも細部まで何度もやり直す。 演出家のPhilippe Arlaud は会う前はバイロイトでのタンホイザーを演出したことで有名だったから硬いイメージだったけど明るくてとにかくよく笑う。 歌手たちもいろんな国から来てるから英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語が飛び交ってワイワイやってる。 今朝はオーケストラだけのリハーサルでオーケストラの練習場に行ったら誰もいない・・・。事務局のミスで日程が間違っていたらしい。こんなことはめったに無い。 オーケストラだけの練習日もたっぷりもらってるので心配ないし、午前中のピアノを使った演出のリハーサルの指揮は僕の代わりに副指揮者のアンドレスが指揮することになっていたから、 やる気満々のアンドレスのチャンスを奪いたくなかったから僕はお休みすることにした。(実はかなり嬉しい・・・!) めずらしく買い物に出てシャツ二枚とジーンズとトマトを買って帰ってきた。 今日は今から昼寝して勉強して夕方から演出のリハーサル。 それではおやすみなさい・・・。 写真:クリックで拡大 毎朝この教会の広場を通ってオペラ座に向かう。ちょっと神聖な気持ちになる。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/26 今日からかみさんが1週間マンチェスター(僕たちの第二の故郷)に行っちゃって独り暮らし。1週間分のカレーとスープを作ってくれたものの食生活が心配。 なんせこっちのレストランは開くのが夜9時の上にみんなのんびりしてて時間がかかる。早寝の僕はなかなか行けない。 ちなみにカップラーメンは何処にも売ってない・・。 特に食料が底をつきそうな日曜日がいまから心配だ・・・・。 写真:クリックで拡大 毎日オペラ座での午前中のリハーサルの帰りにこの道を通る。夕方からまたリハーサルなんでカフェでビールを一杯やりたい気持ちを必死に抑えてます。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/25
昨日から2年半ぶりのスペインのオヴィエドでR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」のリハーサル。スカラやメトロポリタンの常連の素晴らしい歌手陣で本番が楽しみ。 こっちは11時から2時のリハーサルのあと昼寝休憩があって(お店も休む)5時から8時までまたリハーサル。このサイクルに慣れるのがちょっと大変。 オヴィエドは世界遺産のあるとても美しい街で石畳の映画のセットのような街中にアパートを借りてる。 アパートの部屋の窓からカテドラルがチラッと見えるが目の前にピンクの下着が干してあるのが見えてなんともスペインらしくて笑ってしまった。 それではまた! 藤岡 幸夫
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2009/08/21 昨日は午前中から古巣の日本フィルと冨田勲さんの「ジャングル大帝」の終曲の取り直しのレコーディング。先日レコーディングした後で冨田先生が終曲だけ書き直したのだ。関西フィルとのコンサートではその新しい曲を演奏した。 昨日のレコーディングではさらに変更が加えられて冨田先生の少年のような意気込みが伝わってきた。すごくいい音が録れて冨田先生も喜んでくださってひと安心。 この交響詩はまたコンサートでも取り上げたい。 日フィルとは秋に大好きなヴェルディのレクイエムをやるのがすごく楽しみ。 皆さんありがとうございました! レコーディングが早く終わったので、日本を離れる前にちょっとだけでも夏休み気分を味わいたくてたまに行く近所の温泉へ行った。 セミの声を聞きながら露天風呂。サウナでは高校野球。温泉の後はすぐ隣が霊園でおふくろや伯父さんたち、ご先祖様のお墓参り。ここは都内でも珍しいくらい緑が深く、夏の香りをいっぱい吸ってきた。 ところで日本の食事は美味し過ぎる。他の国にいると結構つらい・・・。 海外行く前は悔いのないように好物を食べまくる。 先日、「ラーメンで初めてミシュランで星をもらったお店」に行ってきた。感動しました。ラーメンで一番大切なのは麺だと思い知った。もちろんスープも最高。お店を開いた人は元々フレンチレストランで何年も修行してた人で味付けに品がある。近所なんで今日も行くかどうか迷ってる。 それからやっぱり近所ですごく美味しいカレーうどん屋を見つけて3日間連続で通った。1日目がざるカレーうどん、2日目が冷やしカレーうどん、昨日が特製カレーうどん。うどんは元々四国、関西が圧倒的に美味しいがこのお店なかなかだ。 あとは家で白いご飯を楽しむ。僕の親父は今だにジャーは使わずお釜で炊いておひつで白米を食べる人で僕もご飯にはうるさい。炊く前に日本酒少々と蜂蜜をちょっとかけると上手く炊き上がる。 それに美味しい納豆かごはんにカツオブシをのせた玉子ご飯がいい。日本じゃなきゃ味わえない美味だ。 今日は勉強の合間にヘアカット(海外で髪切るととんでもないことになる)に鍼。 夕飯は近所のお気に入りのお好み焼き(スペインじゃ絶対食べられない)。 それでは次回はスペインからお手紙します。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/16 昨日はたくさんのお客様ありがとうございました! 冨田勲さんの交響詩は振りながら本当に楽しかったし癒された。はるばる聴きに来てくださった冨田先生もすごく喜んでくださって嬉しかった。関西フィルも色彩豊かで気合いも充分。 後半のプロコフィエフでは関西フィル&藤岡の一体感を楽しんでいただけたと思います。 皆さんありがとうございました! 僕は昨日の最終の新幹線で二週間ぶりに東京に戻って今日から1週間仕事部屋にこもって来週からスペインでオペラです。 それではまた。 帰りの新幹線に乗る前に冨田先生と一杯。 冨田先生は朝に軽井沢からいらして東京に戻られた。本当にお元気です。 今日は夏の夕空が綺麗で癒された。 藤岡 幸夫 ※8/15 Meet the Classicの event reportはこちら |
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2009/08/14 明日15日はいずみホールで関西フィルとお馴染みのMeet The Classic。 前半の冨田勲さんの交響詩「ジャングル大帝 2009年版」は初演になる。 何度も言ってるけどスケールが大きく立体的で、ジャズなどの要素も入っててすごく楽しいし、何より勉強してて泣けちゃうくらい優しい。 また手塚治虫さんがこの曲のために書き下ろした17枚の絵も当日配布する。 冨田先生もはるばるいらっしゃるので再会を楽しみにしてる。 後半はプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。前半とは対象的に音が濃密で情熱的。フィギュアスケートやCM、のだめカンタービレなどで耳慣れたメロディも多い。 今日は親子対象のリハーサル見学でみんな夏休みなんだなぁと実感。 リハーサル後もたくさん質問がでて楽しかった。 いずみホールは日本を代表する美しい豪華な中型ホールで、ここでフルオーケストラを楽しめるのは最高に贅沢だと思ってる。 関西フィルの色彩豊かでゴージャスなサウンドを是非ともいずみホールで楽しんで欲しい。 それではコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫
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2009/08/12 「お化け」の話 一昨日から3日間ホテルにこもって勉強してる。 ところで僕はお化けとか怪談とかにめちゃくちゃ弱い。 ホテルのご好意でピアノを使わせてもらってるが、ピアノのある部屋の階は宴会場のフロアで朝は使ってないから廊下も暗くてちょっと怖い。 一昨日も暗がりの廊下の向こうで女性が手を振ってるのが見えて小走りに近寄ると誰もいない・・・。 こういうときは錯覚だと自分に言い聞かせる。 親友の指揮者の飯森範親(ノリチカ)は霊感のすごく強い男で先日久しぶりに2人で飲んだ(先月サイトにも書いた日です)次の日に電話がかかってきた。 彼にしては低い厳かな声で、「さっちー落ち着いて聞いてよ。さっちーのファンサイトに載ってる昨日の僕たち2人の写真ヤバいよ。後ろに女の子の手が写ってるからすぐ写真消した方がいいよ・・・」 僕はゾーっと寒気がしてノリチカのかみさんに電話を代わってもらって助けを求めると彼女曰く、「実はね・・・さっちーには見えないだろうけど私達には手だけじゃなく女の子の姿も見えるの・・・」 えぇー!!なんというオカルト夫婦!!勉強中にこんな電話してくるなんてこれは同業者を落とし入れる新手か・・・! と思いながらも脂汗まで出てきて慌ててサイトの管理人さんに連絡して写真の掲載をやめてもらったがしばらく鳥肌が消えなかった・・・。 今朝も明け方に楽譜を読んでたらノックの音がしたので、こんな時間に誰だろうとドアを開けると・・・誰もいない・・・。 勉強してた曲が15日に振るプロコフィエフの「ジュリエットのお墓の前のロメオ」・・・ なんだか寒気がしてきて思わず冷房を切って気合いで頭を切り替えた・・・。 それにしても僕は霊感なんて強くないしこんなことは今までなかったのになんでだろうとかみさんに電話して話ししたら、かみさん曰く、「今はお盆でしょ。お母様が会いに来てくださってるのよ。 逃げちゃダメよ。」 うーん・・・でもやっぱり・・・。 寒くなってきたんでもう寝ますわ・・・。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/11 「大好きな転調」の話 僕の好きな転調にはCdur(ハ長調)にかわるものが多い。 僕の最も愛するシベリウスの5番の最終楽章の大好きな転調もCdurだし、つい先日指揮した一柳慧先生のピアノ協奏曲も最後にCdurに転調して最高に気持ち良かった。 他にもいろいろあって言いだしたらキリがない。 特にオーケストラではCdurの転調は弦楽器が開放弦を使えるから音色が広がりそれはなんとも言えない快感となる。 今勉強しているR.シュトラウスのアリアドネの最後でもここぞとばかりにCdurに転調するが(それもピアニシモで!)鳥肌が立つ・・・! R.シュトラウスは他の管弦楽作品でも素晴らしいCdurへの転調がいろいろある(もちろんCdurだけではないですが)。 15日に指揮する冨田勲先生の交響詩やプロコフィエフにもCdurに転調するたまらない瞬間がある・・・! 以前、吉松さんの交響曲を初演したときに僕が吉松さんに「ここでCdurに転調するの?恥ずかしいー!」と言ったら、吉松さんに「何言ってんだよ!人間は恥ずかしいことが気持ち良く感じるように出来てるんだ!」と怒られてしまったことを良く思い出すが、説得力があると思う。 僕はとっておきの転調がCdurという作曲家少なくないと思っている。 転調の話なんてしだしたら大変なんでこのへんでやめときます。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS コンタクトの度を落としたおかげで楽譜が楽に読めるようになった。まだ細かい音符を読むときには老眼鏡があると楽なので以前話したプレゼントしてもらった老眼鏡はこっそり大切に使わせていただくとして、しばらくは公衆の面前ではコンタクトでいけそうだ。 藤岡 幸夫 |
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2009/08/09 まずは7日の関西フィルブラスのコンサート。大阪市立美術館での特別コンサートだったけど、歴史を感じさせる品格ある素晴らしい美術館で金管の響きがすごくマッチしてた。 それにしても関西フィルの川上さんのアレンジのサンサーンスは何度指揮しても面白い。傑作です。 皆さんありがとうございました! ところで今回は「福沢諭吉展」に伴ったコンサートで本番前に見学させていただいたけど面白かった。 大阪に生まれ適塾で育った福沢諭吉は関西が産んだ偉人だ。 昨日、今日と滋賀シリーズ本当にたくさんのお客様ありがとうございました! 長浜も高島も毎年楽しみにして下さってるお客様がたくさんいるんだなぁと改めて実感。すごく嬉しかった。 昨日の長浜の「白鳥の湖」と今日の「くるみ割り人形」は両方ともハイライト版で同じチャイコフスキーでも全く性格が違う(白鳥の湖は情熱的だし、くるみ割り人形には音色に透明感が必要)。そのコントラストを出したくてプログラミングしたけど、関西フィルはバレエのピットでもよく弾いてるだけあってコントラストもついて素敵な演奏でした。 ハードスケジュールの中ありがとうございました! それから高島で共演した地元の児童合唱団は素晴らしかった。みんなの声に指揮してて癒されました。 滋賀シリーズはホールのスタッフの皆さんの熱意と滋賀銀行のバックアップのおかげで毎年続いてて本当に感謝です。 次の野洲のコンサートもお楽しみに! 僕は今高島からレトロな特急電車で大阪に向かってるとこ。 夕飯はなんにしよ・・・? それでは皆さん次は15日にお会いしましょう! 長浜は今までの市民会館が老朽化してなくなってしまったので今年は浅井文化ホール。最寄り駅の名前は「虎姫」!ホームの目の前に広がる田園風景とホーム前にある虎姫の像。 タイガースファンが毎年拝みにくるそうです。 すごく懐かしい特急電車の車両。小学生時代の夏休みを思い出した。 藤岡 幸夫 ※8/7 大阪市立美術館でのブラスセクション event reportはこちら ※8/8 長浜公演の event reportはこちら ※8/9 高島公演の event reportはこちら |
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2009/08/06 今月指揮する曲は珍しくみんなファンタジーの世界だ。 週末はチャイコフスキーで、土曜日の長浜は「白鳥の湖」、日曜の高島は「くるみ割り人形」。 どちらも組曲ではなく僕が編集したハイライト版(関西フィルとよく取り上げてる)。 これは組曲では聴けない鳥肌ものの素晴らしい場面、例えば「白鳥の湖」では王子が罠にはまって突然闇が世界に襲い掛かり悪魔が本性を現す怒涛の場面や最後に王子が姿を現してからのドラマチックなラストシーン、「くるみ割り人形」ではクリスマスツリーが大きくなっていく場面や冬の松林の情景(息をのむ美しさよ!)などお話にそった交響詩的なスケールの大きい音楽を楽しんでもらう。 また高島では前半で地元の子供合唱団(下は年少さんから上は中学生まで)と共演するのがすごく楽しみ。これまで2回ほど合唱指導に行ったけど可愛かった〜! 来週の15日の土曜日は先日もお話しした冨田勲さんの素晴らしい交響詩「ジャングル大帝」(絶対楽しんでもらえます!)とプロコフィエフの最高傑作「ロメオとジュリエット」。 「ジャングル大帝」は大自然を肌で感じるスケールの大きさとジャズ的な要素も入って楽しくて優しい気持ちになれる。 その一方で「ロメオとジュリエット」は音楽が濃密で劇的。オーケストラの醍醐味をゴージャスないずみホールで贅沢に味わっていただきます。 是非とも家族で楽しんでもらいたいし、お子さんが小さい方のためにこの15日のコンサートからは無料託児サービスを始めます。 そして明日7日は関西フィルブラスと大阪市立美術館で特別コンサート。 関西フィルの川上さんの素晴らしいアレンジによるサンサーンス「動物の謝肉祭」。こちらもブラスだけとは思えないほど色彩豊かで楽しい! 僕は今年はもう夏休みはないけれど、毎日素晴らしいファンタジー溢れた音楽の世界に浸ってます。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS1 今日はコンタクトを外したとき用のメガネを衝動買いしてしまった。 PS2 昨日関西フィルのヴィオラ奏者の山本君(ラーメン通)が教えてくれた大阪第3ビルのラーメン屋がすごく美味しくて今日も行ってしまった。 この数年、ラーメンの食べ過ぎには注意してきたが・・・明日も行きたいくらい・・・。 それにしても第3ビルって面白い。古本屋と中古レコード屋で勉強の合間のちょっとした息抜きができた。思わずドーナツ盤を五枚も買ってしまった(演歌とか歌謡曲とかフォークじゃありません)。 藤岡 幸夫 ※本日の朝日新聞(大阪版)夕刊の4ページに8/15公演の記事が掲載されています。 ※8/15公演の交響詩「ジャングル大帝」のお話は 5/6付 From Sachio へ |
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2009/08/03 昨日は関西フィルとシンフォニーホールで毎年恒例のサマーポップス。今年も補助席に立ち見まで完売して本当にたくさんのお客様ありがとうございました! 毎年このコンサートでどれだけ新しい関西フィル&クラシックファンをつかめるかが勝負で、関西フィルも情熱的で色っぽくきっと新しい関西フィルのファンがまた生まれたと期待してます。 皆さんありがとうございました! さて今日は昼間は冨田勲先生が軽井沢からわざわざ大阪まで来てくださって15日のコンサートの取材。 冨田さんが手塚治虫さんから音楽を依頼されたときのことなどいろいろなお話を伺えて楽しかった。 当日のコンサートでは手塚治虫さんがこの交響詩のためにわざわざ描き下ろした17枚のイラストも配布する予定です。 とにかくスケールの大きい素晴らしいファンタジーの世界をお楽しみに! 「ジャングル大帝」の話はこちら。 そして後半のプロコフィエフのバレエ組曲「ロメオとジュリエット」(最近のだめカンタービレやCMなどでよく使われてるそうです)では華麗なるオーケストラサウンドを堪能していただきます。関西フィルとこのプロコフィエフを取り上げるのは久しぶりなのですごく楽しみにしてる。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 ※8/2サマーポップス event reportはこちら |
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2009/08/01 先日スコアを読むのに虫眼鏡使ってる話をしたけど実は最近リハーサル中でも小節番号が読めなかったりしてた。 ・・・・・・で、今日のリハーサル前にこの10年関西フィルで本当にお世話になってる第二ヴァイオリン首席の森末さんがお洒落な老眼鏡をプレゼントしてくれた。 悔しいがこれがよく見える・・・。勉強してるときに使わせていただくことにして絶対指揮台では使うまいと思ってたが、今日リハーサル後半で早速使ってしまった・・・見えなかった小節番号が楽に読める・・・ありがたい・・・。 指揮者は頑固じゃなきゃいけない。あれだけ老眼鏡は一生使わないと言っておきながらこれでいいのかね・・・。 PS1 森末さんありがとうございます。大切に使わせていただきます。 PS2 先日言うの忘れたけど、8月7日に大阪市立美術館で福沢諭吉展のコンサートとして関西フィルブラスのコンサートを指揮します。関西フィルのトランペット奏者川上さんのアレンジしたサンサーンスの「動物の謝肉祭」は最高のアレンジ!絶対楽しんでもらえます! 電話予約:06-6771-4874(詳細はこちら) 藤岡 幸夫 |
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