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2013年6月分

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2013/6/30


昨日と今日は関西フィルとそれぞれ和歌山と姫路の合唱団とリハーサル。どちらもずいぶん良くなってるし何より明るいのが魅力。
後はとにかくフレーズの最初と最後を丁寧に美しくさらに磨きをかけて欲しい。本番楽しみにしています!


今日はリハーサル後に来月吹田で共演する高校2年の内尾文香さんとモーツァルトの合わせ。高校生とは思えない素晴らしい才能で楽しかった!6日の吹田も楽しみです!


それではまた!



向かって右がまだ高校2年生の内尾文香さん。左はピアノ伴奏してくださった田口友子さん。


PS 先日ルトスワフスキをイギリスに住んでた名残りでルトスラウスキと英語読みして恥をかいてしまった。
これは全くの言い訳なのだけれど、イギリスではルトスラウスキに限らず英語読みすることが多い(最近は違うかもしれないし、話す人にもよるけれど)。

バッハ→バック ヘンデル→ハンデル オネゲル→ホネゲル(ガー)、ファリャ→ファラ など言いだしたらキリがない。中でもリヒャルトをリチャードと発音するのはかなり抵抗があった。

でもよく考えたら日本でも例えば毛沢東をマオ・ツォートン と呼ぶ人はいないし、 温家宝をウェン・チアパオと読める人は政治家ですら少ないと思う(もうたくとう、おんかほうは全くの日本語読みで海外では通じない)。 言語とは難しいものです。


   藤岡 幸夫


2013/6/27


火曜日は来月共演する和歌山の合唱団とモーツァルトのレクイエムのリハーサルだった。


この合唱団と夏のコンサートを始めて毎年指揮して13年目になる。モーツァルトのレクイエムも3回目で以前よりずっと音程も良くなりクオリティが上がってきた。継続は力なりですね。

あとは発声をもう少し遠くに飛ばせるように。それから発音がまだ全然クリアじゃないのが課題。次回のリハーサルを楽しみにしていいます。


今月はシューベルトのミサ曲に、ジェンキンス、ロイドウェッバー、モーツァルトのレクイエムに加えてメンデルスゾーンの讃歌のスコアの勉強も始めてるので、大好きな宗教曲に浸れてなんだか心がすごく洗われた気がするし、大切な人たちのいる天国が近くに感じます。
指揮者冥利に尽きますね…。

明日からリハーサルが続いて、来週は関西フィルと吹田と和歌山でコンサートです。


それではまた!


   藤岡 幸夫





<管理人より>
こちらもご覧下さい。
◆2010/07/15付from sachio モーツァルト 「レクイエム」 の話・・・その1
◆2012/02/13付from sachio モーツァルト 「レクイエム」 の話・・・その2

2013/6/24


昨日は関西フィルと毎年恒例のレクサスコンサート(昨年から東日本大震災チャリティーコンサート)。満席のお客様で梅田芸術劇場の温かい雰囲気が大好き。
今回の前半のゲストは秋川雅史さん。秋川さんとは初共演だったけど、亡くなったおふくろが好きだった千の風になってはやっぱり名曲だなぁと実感。素敵な時間をありがとうございました。


関西フィルもよく鳴っていて新しい関西フィル&クラシックファンを掴めた手応えある楽しいコンサートでした。皆さんお疲れ様でした。


レクサスコンサートは毎年関西フィルと出演させて頂いて6年目になるが、ここからたくさんの新しいファンが生まれて本当に感謝してる。レクサスのスタッフの皆さん本当にありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします!


さてさて今週はリハーサルが続いて来週末は毎年恒例の吹田と和歌山でコンサートです。

それではまた!


PS スマートフォンを持つようになったが相変わらずなんだかよくわからん。それでもrazikoというアプリにはびっくり。日本全国のラジオAM FM 放送をどこにいても聴ける。

例えば6月30日と7月7日にぼくは大阪のABC放送に出演するけど、東京でも名古屋でも聴けておまけに簡単に予約録音までできる。これは便利です!


   藤岡 幸夫





※6/22グーリーン・エコー公演のevent reportはこちら


2013/6/23


昨日は名古屋フィルとグリーンエコー合唱団のジェンキンスとロイドウェバーのレクイエムの本番で素敵なコンサートだった。


グリーンエコーはアマチュアとしてはとてもレヴェルが高く素晴らしい歌声だったし、名古屋フィルサウンドは去年も感じたけど色彩豊かですごくエレガントでリハーサルも楽しかった。

尺八ソロの野村峰山さんは見事で和の世界に引き込まれたし、ソプラノの三宅理恵さんは品格高くしかもトップCやDが強烈、テノールの小原啓楼さんは日本人離れしたイタリアンヴォイスで情熱的、少年たちの歌声は天使のようで哀しいくらいだった…。


今回はゲネから久しぶりに指揮しながら何度も鳥肌が立った。
グリーンエコー、名フィルの皆さん、ソリストや関係者の皆さん本当にありがとうございました!リハーサルから本番まで幸せでした。


ジェンキンスとロイドウェバーのこの2曲は是非ともまた取り上げたい。


本番のあとに大阪に戻って、今日はこれから関西フィルと大好きな梅田芸術劇場で毎年恒例のレクサスコンサート(一般非公開)。


毎年たくさんのお客様で新しい関西フィルファンをつかむチャンスでもあるのですごく楽しみです。


それではまた!


PS 実は昨日22日は恩師の渡邉暁雄先生の命日で、今日23日はイギリスでの師匠のサー・チャールズ・グローブスの命日でした…。



美しい歌声のボーイズたち。向かって右から岡本くん、伊藤くん、山本くん、水谷くんで向かって左が子供たちの厳しい指導の水谷先生。



手前から素晴らしいソロだった小原さんと三宅さん。向かって左が合唱指導でもあり、僕にこの2曲を教えてくれた河辺先生。ありがとうございました!


   藤岡 幸夫


2013/6/20


今日から名古屋フィルとグリーンエコー合唱団のリハーサル。

ロイドウェバーは、ボーイソプラノが怖いくらい清らかで、コーラスの祈りは美しく、情熱的なテノールソロに、ソプラノソロはトップDまで使って叫びを上げ、最後には天使のようなボーイソプラノをオルガンが襲う…なんともドラマティックなレクイエムで凄い傑作。


一方のジェンキンスも素晴らしい。なんと教典にまざって俳句が5曲に取り入られ、オーケストラに尺八が加わる(フルートでも可)。なかでも、俳句とコラボした、ベネディクトゥスとアニュスデイの美しさは絶品。


グリーンエコー合唱団がどこまで進化してるか楽しみです。


22日(土)の本番をお楽しみに!


   藤岡 幸夫


2013/6/18


今日は大阪でABCのラジオ番組「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です!」の生出演と「ザ・シンフォニーホールアワー」の収録 のあと、ABCテレビ「スタンダップ」の収録をすませて、そのまま朝日新聞のインタビュー取材。


皆さん9月1日のシンフォニーホールでのコンサートの宣伝をしてくださいました。熱心なザ・シンフォニーホールのスタッフと関係者の皆さんに感謝です。



夕方はお馴染みの吹田メイシアターで7月6日のコンサートのプロモーション。タンホイザー序曲に、まだ高校1年の内尾文香さんを迎えてモーツァルトヴァイオリン協奏曲3番で、メインがチャイコフスキー4番というプログラムでチケット2000円は素晴らしい文化ですね。


吹田メイシアターも素晴らしい音響のホールなので毎回楽しみにしてます!


それではまた!



第9も歌うというクラシック好きの三代澤康司アナウンサーと足立敦子アナウンサー。生放送楽しかったです。ありがとうございました!



ザ・シンフォニーホール・アワーの堀江政生アナウンサーと。大のクラシック通で息子さんがチェロでモスクワに留学してるそうです。こちらもとっても楽しくお話させていただきました。ありがとうございました!

6月30日(日)、7月7日(日)の朝7時5分〜7時35分に放送されます。

テレビ「スタンダップ」の詳細は後日お知らせします。


   藤岡 幸夫


2013/6/17


昨日は慶応ワグネルの定期演奏会。最初のリハーサルから考えると期待以上の出来でびっくり。素敵な演奏会になったと思う。


リムスキーコルサコフの「皇帝の花嫁」序曲は冒頭は何度もしつこく練習したのに残念だったけど、それでも音楽がよく流れるようになったし、よく歌ってた。

チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」も木管の音程も随分良くなって雰囲気が出たし、若者達らしい気持ち良い演奏だった。

コンサート前半はしいていえば、もっと凄みや艶っぽさが欲しかったけど、それでもみんなよく頑張ったと思う。


後半のショスタコーヴィッチの10番は難しい交響曲なのに学生オケとしては素晴らしい出来だったと思う。新学年の最初の演奏会でここまでできるのは立派だし、音楽に凄みすら感じられた。僕の耳の肥えたマネージャーさんもびっくりして興奮してました。


今回はいろいろ言いだしたらキリがないけれど、それでも学生オケとしてはハイレヴェルな演奏だった。

今後のためのアドバイスとしては、リハーサル最初の頃はもっと歌って欲しいのに、楽器を弾いてる、吹いてるという印象がすごく強かった。



あとはインテンポで音楽が流れなきゃいけないところが、アンサンブルや技術的な理由で音楽が流れず重くなる癖がついていて最初は音楽が流れなかった箇所が多かった。この基本的な二点が最初のリハーサルからしっかりできてれば、さらに良くなっていくと思います。頑張ってください!

とにかく本番まですごく楽しかった!みんなありがとう!


さてさて今日は大阪に帰って関西フィルとリハーサル。今週末は名古屋フィルとグリーンエコー合唱団の演奏会で、ジェンキンスとロイドウェバーのレクイエムです。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



   藤岡 幸夫


2013/6/15 No.2


今日はワグネルと最終リハ。明日が楽しみです!


リハーサル後で。


   藤岡 幸夫


2013/6/15 No.1


木曜日は名古屋でグリーンエコー合唱団とリハーサル。ロイドウェバーのレクイエムはパワー充分で細部にもずいぶん磨きがかかってきた。

一方のジェンキンスは音域が歌いにくい箇所も多く、ダイナミックスの変更などがまだ必要と実感。
それでもとっても美しく仕上がってきた。

レヴェルの高い合唱団なのでまだまだ進化しそうで楽しみ。


今日はこれからワグネルと最終リハーサル。


3曲とも随分良くなってきたし、学生オケの代表格らしい凄みもでてきた。あとは美しさにどこまで磨きをかけられるか…!


明日の日曜日の本番ではどこまでも美しく、そして若さを武器に生命力溢れる本番にしたい。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



PS ショスタコーヴィッチとヴァインベルクが弾く交響曲10番ピアノ版を久しぶりに聴いて改めて衝撃を受ける。

スコアに無い強烈なアッチェレランドやルバート(ちなみにこの演奏は初演後に録音されてる)。
クライマックスでは2人だけで弾いてるのに凄いテンションで崩壊してる。


スコアには何も書いてないから何もしないなんて考え方がいかに間違ってるかよくわかる演奏(当たり前のことだけど)で興味深い。

日曜の本番では美しさを求める一方で、崩壊ギリギリの演奏を目指します。


PS2 作曲家たちの自作自演の録音はとっても面白い。エルガーの威風堂々やマーラーのピアノで弾く5番、Rシュトラウスやヴォーンウィリアムズ…etc今標準とされてる演奏よりはるかに自由でびっくりさせられることも多い。
いずれこの話はまたします。


   藤岡 幸夫


2013/6/13


若者達に薦められてツイッターをやってみることにしました。よろしくお願いします。

@sacchiy0608


   藤岡 幸夫


2013/6/10


昨日は東京アカデミッシュ・カペレとコンサート。シューベルトのミサ曲6番に春の祭典という大変なプログラムだったけど(僕が選んだのですが)、どちらも最初のリハーサルより予想以上にずっと良くなって、いろいろ言いだしたらキリがないけど、アマチュアとしてはレヴェルが高くすごく楽しかった。
(飯守泰次郎先生もカペレをよく指揮されるのも納得)。


カペレには僕の20代の頃を知っている人がたくさんいて、団長の阿部先生をはじめ20数年ぶりに再会して共演出来てとっても嬉しかったです。

シューベルトのソリストの皆さんも素敵でした!

皆さんありがとうございました!


さてさて今週は東京と名古屋でリハーサルが続いて、16日(日)はショスタコーヴィッチの10番他です。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



素敵なソリストの皆さん。向かって右から小貫岩夫(te)さん、山田英津子(sp)さん、金子美香(at)さん、鈴木准(te)さん、三戸大久(bs)さん、そして素晴らしい合唱指導の阿部純先生。



打ち上げで。



2次会で。向かって僕の左の伊藤隆くんは一つ下の後輩で高校時代から僕が指揮するときはいつもヴァイオリンを弾いていて、今回は25年以上ぶりの共演だった。


   藤岡 幸夫


2013/6/8


昨日は京都駅前で、京都府物産協会50周年のオープニングコンサートに関西フィルアンサンブルと出演。このために吉松隆さんが「三つの水墨画」という曲を作曲して、コンサートの中で初演してきました。

なんとも雅な素敵な作品なので是非ともまたコンサートで取り上げたい。

関西フィルの皆さんお疲れ様でした。京都府物産協会の皆さんありがとうございました!


今日はこれから東京アカデミッシュ・カペレとリハーサルで明日9日が本番。
シューベルトのミサ曲6番に春の祭典という意欲的なプログラムでどうなるかすごく楽しみ!


お誕生日メッセージありがとうございます。

歳月が過ぎるスピードがあまりに早く、一瞬一瞬をもっと大切に生きて行こうと思っています…!


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



リハーサル前の屋外ステージ。



階段の下に小さく見えるのがステージで、階段が客席になる。京都駅の素晴らしいイヴェントスペース。



京都府物産協会の祝賀パーティーで吉松隆さんと。京都府物産協会が吉松さんに新作を委嘱してくださり素晴らしい作品が生まれました!



リハーサル前にオケと合唱団の皆さんが誕生日を祝ってくださいました。嬉しかったです。


   藤岡 幸夫


※6/7京都府物産協会公演のevent reportはこちら
2013/6/5


今日6月5日は僕の恩師で日本を代表する指揮者だった渡邉暁雄先生の誕生日。 僕は大学卒業してすぐ先生の内弟子となり、先生が亡くなるまでの5年間息子のように可愛いがってくださった。先生との出会いがなければ僕は指揮者になれなかったと思ってる。


また今日は僕が大好きだった義父の命日でもあり、6月5日は僕にとってとても大切な日なのです。


   藤岡 幸夫


<管理人より>
こちらもご覧下さい。
◆2011/12/01付from sachio「山本直純さんの思い出」の話
◆2010/06/22付from sachio渡邉暁雄先生とラフマニノフの「鐘」 の思い出の話
◆2009/06/23付from sachio渡邉暁雄先生の遺言
◆2009/02/11付from sachio渡邉先生の奥様の思い出 
◆2008/06/24付from sachio渡邉暁雄先生の思い出 

2013/6/4


昨日は慶応ワグネルとリハーサル。可愛い後輩くんたちがリハーサル最後にハッピーバースデーを演奏してくれて(5日間も早いけど)、飲み会でも祝ってくれました。


昔はワグネルではアニキ的雰囲気だったけど、今では歳をとってオヤジみたいなになっちゃったけど…
まぁいいや…。




PS 7日の京都の詳細はこちらです。
 <公益社団法人京都府物産協会 50周年記念展 オープニングコンサート>
6月7日(金) 13:00〜14:00 京都駅ビル室町小路広場ステージ
吉松隆:京都府物産協会記念楽曲「三つの水墨画」
1.六波羅 2.孤月 3.京童 ほか
「メインステージのオープニングコンサートでは関西フィルハーモニー管弦楽団によるアンサンブル演奏を披露します。NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽制作を担当した吉松隆氏に50周年記念楽曲いただき関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者藤岡幸夫氏の指揮により、この新楽曲を披露します。」(広報資料より転載)


   藤岡 幸夫


2013/6/3


昨日は神奈川フィルと神奈川県民ホールでコンサート。田尾下哲さんの演出と舞台で今津雅晴さんと森実友紀さんのモダンダンスが素晴らしく効果的に音楽にマッチ、永井美奈子さんの司会はさすが(頭の回転が速い)。
神奈川フィルとはリハーサルから本番にかけてとっても楽しかったです。

2公演とも満席のお客様で素敵なコンサートでした。県民ホールの熱心なスタッフと舞台関係の皆さん、出演者の皆さんありがとうございました!


横浜港が目の前の県民ホールは僕が高校生の頃に出来た思い出のホール。
なんといっても目の前が山下公園だし、近くには中華街に元町とデートに最高のロケーションで、よく女の子をコンサートに誘ったのが懐かしい。

ロケーションだけでなく改めて素敵なホールだなぁと感心してしまった。


さてさて今週は7日に京都駅前で関西フィルアンサンブルと吉松隆さんの新曲初演を含んだコンサートで、9日は東京アカデミッシュ・カペレとシューベルトのミサ曲6番に春の祭典です。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


PS 昨日は帰りに車の中でライオンズ対ジャイアンツ戦を楽しんだ。9回になって帰宅して家のテレビをつけたらテレビでやってない…。車内で見てたワンセグと番組内容違うなんて…!暴れるところだったけど、ライオンズが勝ったので最高でした!


   藤岡 幸夫





※6/2神奈川フィル公演のevent reportはこちら
2013/6/1


昨日今日と神奈川フィルと神奈川県民ホールで明日2日(日曜)のコンサートのリハーサル。オケは前半はピットに入り、ダンス、照明、美術とかなり凝ってて面白い。


前半で取り上げるサン・サーンスの「動物の謝肉祭」は実は素晴らしい傑作。プロコフィエフの「ピーターと狼」やラヴェルの「マ・メール・ロア」、ブリテンの「青少年の管弦楽入門」など子供に書かれた曲(だからこそ)に凄い作品が多い。


明日が楽しみです!


   藤岡 幸夫




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