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2012年12月分

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2012/12/28


大晦日にカウントダウンの東急ジルベスターコンサート(東京フィル)を指揮します。98年にも指揮させていただいたけど、この時はデビューしたてで、東京フィルを振るの初めて、プログラムも「ドン・ファン」以外全部初めて、テレビ出演初めて(しかも生放送)、おまけにこの時は司会もすることになりもう頭だけでなく身体中パンパンで大変だった。


その上この時のカウントダウンはガーシュインのラプソディーインブルーで、ソロの前田憲男さん(羽田健太郎さんが病気で代役してくださった)が本番だけカデンツァでいきなり「も〜うい〜くつねると〜」と違うことをアドリブで入れて5秒長くなり、その後テンポをまいてまいて奇跡的に上手くいったけどヘトヘトに疲れた。


今回は前回よりかは余裕があって大丈夫なんて思ってたけど…やっぱり緊張してきましたわ…。


大晦日夜11時半よりBSジャパンとテレビ東京系全国ネット(関西はテレビ大阪)生放送だそうです。お楽しみに…。


PS 僕は普段9時過ぎに寝て明け方起きる。今一生懸命夜更かしを試みてるけどなかなかできない。歳のせいなのか…?このままだと本番はもうろうとしてしまう…


   藤岡 幸夫


2012/12/27


昨日はお馴染みの城陽(京都府)で関西フィルとの1月12日のニューイヤーコンサートで共演する城陽市少年少女合唱団とモルゲングランツ少年少女合唱団との初リハーサル。

両合唱団が一緒に歌うのもはじめてだったらしいが、コンクールなどの受賞歴もあるだけあって素晴らしい歌声だった。後はオーケストラと共演なので本番までにスケールアップ(必ずできる手応え)すれば素晴らしいパフォーマンスになるはず。
みんなと共演するのはシュトラウスの「美しき青きドナウ」とグノーの「アヴェマリア」。


城陽ニューイヤーは毎年指揮して13年目になる。今年の夏にホールが水害で城陽定期が来年の3月に延期になったりと大変だったけど無事ニューイヤーができて嬉しい。ホールの文化パルク城陽の熱心なスタッフの皆さんに心から感謝です。


今年も華やかなブログラムでホールの音響も素晴らしいのですごく楽しみ。


さてさて今日から東京に戻ってジルベスターモードです。

それではまた!



天使のような歌声で思わず涙がでてくる。リハーサルも楽しかったです。


   藤岡 幸夫


2012/12/25


連休の3連続コンサートが終わって一息。

土曜日の吹田第九は8年目になるが、これまでで一番クオリティが高かった。去年からやっと光が見えて今年は目指すレヴェルへのスタートラインに立てた感じがする。普段の出席率を厳しくしたのも良かった。エキストラ無しとしてはいい出来でした。来年が楽しみ。

前半に地元の第一中学校、古江台中学校、西山田中学校の吹奏楽部の皆さんとの共演は、難易度の高い曲にも関わらず中学生としてはレヴェルがすごく高かったし、100名近くの大編成でみんなの笑顔が良かった!

合唱団の皆さん、ソリストの皆さん、指導者の皆さん、そしてメイシアターの熱いスタッフの皆さんありがとうございました!また七夕コンサートで皆さんに会えるのを楽しみにしてます。


23日の日曜日はシンフォニーホールで毎年恒例のクリスマスファンタジア。今年も補助席立ち見まで完売でありがたいことです。前半のソプラノの森井美貴さんはフレッシュな歌声で高音域が美しかった。お馴染みの片桐聖子さんのパイプオルガには心が洗われました。カヴァレリアはオルガン付きがいいですね。メインのボレロはいろいろなところで指揮をしてるが、今回は関西フィルの完成度が高く近年では最高の出来だったと思う。新たに関西フィルのファンが生まれてくれたらと思います。ソリストの皆さん、ABC放送のスタッフの皆さん、朝日友の会の皆さんありがとうございました。


昨日の24日はお馴染みの奈良100年会館でクリスマスコンサート。
家族連れやカップルのお客様でとっても温かい雰囲気。

好きな楽器を持ってきてもらって客席で演奏してもらってエーデルワイスで関西フィルと共演するコーナーでは、リコーダーや鍵盤ハーモニカ、ヴァイオリン、フルートに何故かマラカスやカスタネットや小さい鐘、それにミニアコーディオンなどいろいろで予想よりずっとたくさんのお客様が参加してくれて嬉しかった。

それに子供たちだけでなくお父さんやお母さん、年配の方々に加えて若いカップルがリコーダーとハーモニカを吹いてたりして微笑ましかった。楽器の無い人は歌で参加してもらってとっても素敵なエーデルワイスになりました。
メイン1812年では関西フィルが素晴らしくすごく盛り上がりましたね。
100年会館の熱心なスタッフの皆さんにも心から感謝です。


100年会館では来年の4月13日の奈良定期をお楽しみに!


関西フィルはこの時期は第九が続いて疲れてるはずなのに、この三日間集中力があって燃焼度の高い演奏で本当に頭が下がります。皆さんありがとうございました。 また来年からよろしくお願いします!


さてさて今日25日はがみさんとのんびり三宮から元町をぶらぶらして夜は梅田のイタリアンでディナー。毎年クリスマス終わるまで忙しかったので、こんなクリスマスは10年以上ぶり?たまにはがみさんのサービスもしなきゃねぇ…。

それではまた!



吹田のソリストの皆さん。すごく素敵なソロとアンサンブルでした。左からバリトン:萩原寛明さんとソプラノ:四方典子さん、 アルト:山田愛子さん、 テノール:二塚直紀さん。



クリスマスファンタジアのリハーサルに米團治さんが見学しに来てくださいました。パーソナリティーをつとめてるラジオ番組で当日のコンサートを放送してくださるそうです。


   藤岡 幸夫


※12/22 吹田市民のの第九のevent reportはこちら
※12/23 クリスマスファンタジアのevent reportはこちら
※12/24 奈良クリスマスコンサートのevent reportはこちら
2012/12/21


さてさて今日は関西フィルとリハーサルで、明日22日は吹田第九。吹田は合唱団気合い充分でホールの音響も良いから楽しみ。
明後日はお馴染みのクリスマスファンタジア、24日のイヴは奈良100年会館でメインの1812年は大砲の音をお楽しみに!


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


2012/12/20


昨日は僕の生まれ育った文京区で第九。

250名の合唱団は思ってたよりレヴェルは高く力強い合唱で素晴らしいところは本当に素晴らしかった。あとは細かい音程と発音とに磨きがかかれば凄い合唱団になるはず。


ソロの皆さん(ソプラノ田崎尚美さん、アルト安本ゆかさん、テノール松原睦さん、バリトン隠岐速人さん)は若くててとてもフレッシュ。
オーケストラは地元の尚美ミュージックカレッジの学生さんと、プロのミュージシャンと地元アマチュアプレイヤーの混成で、全員しっかりそろったリハーサルがもっと欲しかった。


この曲がいかに大変な曲か改めて良く分かったし、新鮮で面白かったけど大変でした。でもアマチュアが加わった地元に密着したオーケストラというのも素敵なことですね。


今回この「文の京の第九」は11回目だそうで、チケットも完売でたくさんのお客様にびっくり。素晴らしい伝統になって欲しいです。


皆さんありがとうございました!


さてさて今日大阪に帰って関西フィルと22日は吹田第九、23日はシンフォニーホールのクリスマスファンタジア、24日は奈良100年会館でのクリスマスコンサートで、大晦日は東京で東急ジルベスターコンサート(東京フィル)。テレビ生放送でカウントダウンと続きます。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



コンサートマスターの読響の舘市さんと打ち上げで。すごい吸引力でオーケストラを引っ張ってくださいました。楽しかったです。



この合唱団は男性が多いのも魅力。僕の亡くなった2人のおじさんのそれぞれの同級生で仲良しだった方が偶然歌ってて嬉しかったです(向かって左が船橋さん右が氏家さん)。打ち上げも予想以上の盛り上がりで、文京区民ってもっとインテリのイメージがあったけど、いい意味でびっくり。


追伸 今回ぼくのかみさんが僕に内緒で合唱団に加わって9月から練習に参加してびっくり。直前になってひょんなことから僕にバレたけど、カツラまで買って変装して歌うつもりだったらしい。公私混同は良くないが、付き合いはじめて30年めの初共演になりました。


   藤岡 幸夫


※12/19 「文の京」の第九公演のevent reportはこちら
2012/12/17


昨日は関西フィルと姫路第九。合唱団の40周年で気合い充分で姫路らしいパワー溢れる合唱だったし、僕がこの合唱団を指揮するのは5回目だったけど今までで一番良かった。チームワークは抜群なので今後音程にどこまでもっと磨きをかけられるかが課題。


今回のソリストはオーディションで選んだ若い4人で(ソプラノ北井春花さん、メゾ谷田奈央さん、テノール土田景介さん、バス池内響さん)、素晴らしいソロとアンサンブルだった。再会を楽しみにしています。

ソリスト、合唱団の皆さん、それに関西フィルの皆さんありがとうございました!


コンサート終了後は姫路ならではの毎回恒例の壮大な打ち上げ。姫路の合唱団はとにかく明るくて楽しいのが魅力。皆さんから元気をもらってきました。


さてさて明後日は東京で「文の京の第九」でこちらも楽しみ。

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



姫路は毎回打ち上げで餅つきをする。これがすごく楽しい。


   藤岡 幸夫


※12/16 姫路第九公演のevent reportはこちら
2012/12/14


12月もあっという間に半ばですね。

ホテルの大きなクリスマスツリーを眺めてると以前話したフェルメールの絵を思い出します…。


さてさて16日の日曜は姫路第九合唱団40周年の第九です。前回のリハーサルで随分厳しいことを言ったのでどこまで進化してるか?元々パワーがあってとても明るい伝統ある合唱団なのですごく期待してます。レオノーレ3番も楽しみ。


来週19日は東京で「文の京の第九」、そのあと大阪で22日が毎年恒例の吹田の第九と続きます。日本の12月ですね。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の想い出の話(2010/12/13付from sachio)はこちら   <管理人>
2012/12/12


一昨日は僕の生まれ育った(今でも仕事部屋は実家にある)文京区の第九合唱団との初リハーサル。


250名で経験者も多く男性が多いのも魅力。びっくりするくらい素晴らしいところもあれば、酷いところもある。本番までどこまで進化できるか各自の復習が大切です。楽しみにしてます!


昨日はこの第九のオーケストラの初リハーサル。
地元の尚美ミュージックカレッジの学生さん、卒業生、先生方、読響をはじめ都内で活躍するミュージシャン、それになんと地元のアマチュアの方々が混ざったオーケストラ。

これはこれで素敵なことだけど昨日のリハーサルは大変だった。


第九が初演され各地で演奏されはじめた当時は常設のオーケストラが無くてアマチュアプレイヤーが参加してたというが、こんな感じだったのかなぁと興味深くもあった。


昨日はプロの方々が全員参加してたわけではないので本番まで凄く良くなるはずだし、合唱団もまだまだ伸びる。


19日の本番はどうなるのか今のところ見当もつかないが凄く楽しみにしています!


さてさて明日関西に帰って16日の日曜は姫路合唱団との第九。関西フィルと今年最初の第九でこちらも楽しみです!


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫




ベートーヴェン 「第九交響曲」 の話(2008/10/4付from sachio)はこちら  <管理人>
2012/12/9


昨日は東京都交響楽団とプレミアムコンサートの福生公演。


フレッシュなソリスト2人を迎えてのプログラムで、ヴァイオリンソロはまだ高校生の城戸かれんさんでとっても品格高いモーツァルトだった。クラリネットソロの吉田誠くんとは二度目の共演(前回は関西フィル)で生命力溢れる若々しいソロ。2人とも素晴らしい才能でいい刺激をもらいました。


メインはチャイコフスキーの「1812年」で都響サウンドはゴージャス。大砲の音は今回は大太鼓だったけどバチを3本使って凄くいい音だった。


皆さんありがとうございました!


さてさて明日は僕の生まれ育った文京区の第九合唱団と初めてのリハーサルですごく楽しみ。


それではまた!



城戸かれんさんと吉田誠くん。若いって素晴らしいですね。



PS 昨日はコンサート後に以前紹介した渋谷のアンドラで弟みたいに可愛がってる料理家の有坂翔太くんと食事。今29歳でテレビに出たり新しいお店をプロデュースしたりと頑張ってる。アンドラの後は僕が昔から贔屓にしてる恵比寿のバー「五」へ。

普段は9時には寝ちゃうので、昨日は久しぶりによく飲んで楽しかった。


実はかみさんがヨーロッパへ友達に会いに行ってて、昨日がつかの間の独り暮らしの最後の夜。大切な夜を若い男子と2人で飲み会なんて…今ではまぁそんなもんよ。



有坂翔太くんと。彼は岡山県津山市出身で津山の親善大使もしてる。津山は僕の母方の祖先の故郷でもある縁で仲良くなった。


   藤岡 幸夫


「1812年」のお話(2011/6/6付from sachio)はこちら。  <管理人>
2012/12/4


今日は勉強の合間をぬって京都の高台寺にある素晴らしい料亭で、歴史ある京都ウイメンズ倶楽部の昼食会で関西フィルの宣伝もかねて講演をさせていただいた(前半は関西フィルのコンサートマスターの岩谷君が無伴奏でバッハとイザイを披露…美しかった)。


お料理も美味しく眺めも最高でメンバーの方々も温かく素敵な昼食会だった。

いいリフレッシュになりました。皆さんありがとうございました!


城陽(京都府)のニューイヤーコンサートと3月の城陽定期演奏会でお待ちしています。


   藤岡 幸夫







2012/12/2


土曜日は姫路第九合唱団とリハーサル。40年を迎える伝統ある合唱団で、10年来のお付き合い。250名近くの団員さんで元気が良く明るいのが魅力。後はどこまで音程に磨きがかかるか。


結局どの合唱団でも第九は特に歌いにくい箇所がたくさんあるので音程が難しい(もちろん音程だけではないけれど)。本番楽しみにしています!


昨日は毎年恒例の関西フィルとの小野コンサートのピアノソリストオーディション。
オーディションをはじめて3回目になるけど、なかなかレヴェルが高く最終オーディションは僕が独りで選ぶので責任重大。今回はとっも品格ある演奏だった塚田ゆき奈さんにお願いすることにした。


小野は熱心なスタッフの皆さんのおかげで今年でもう13年目になるが継続は力なりでありがたいことです。毎年完売で盛り上がるので今から楽しみ。



塚田ゆき奈さんと。とても品格のある美しいベートーヴェンだった。残された課題の話をしたのであとはどこまで進化するか楽しみにしてます。


PS 僕の大好きだった叔父さんが突然天国へ逝ってしまった。趣味だったけどプロ並みのヨットマンでいつも陽に焼けていて学生時代から音楽も大好きで必ず僕のコンサートにも来てくれてた。


僕が大学生の時に指揮者になれないとやけになってヨットに夢中になってた時に「今でもさっちゃんが本当にやりたいのは指揮者だろ。」と本気で説教してくれた叔父さんだった。


本当に寂しいし、以前も書いたけど自分自身歳を重ねるということは、悲しいお別れをたくさん受け入れて生きることの中の大切なことを想うことなのかと感じてます。
心からご冥福をお祈りします。


   藤岡 幸夫



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