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2012年4月分


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2012/4/30


ゴールデンウィークの最初の2日間は、ジムで汗を流したりオヤジさんや義母や義理妹夫婦達とのんびり過ごしてる。


普段は忙しくて家族と全然ゆっくりできないのでとても新鮮。明日は独りで箱根から伊豆あたりまで足を伸ばして新緑と潮の香りを満喫してきます。



近所の根津神社はツツジ祭り盛り上がってる。今日は谷中、根津、千駄木をぶらぶらして下町情緒を楽しんできた。



僕が贔屓にしてる根津神社の女子和太鼓チーム。


   藤岡 幸夫


2012/4/28


昨日は僕の古巣の日本フィルと会津若松公演。
たくさんのお客様の中には学生さんや、被災者の方々が招待されていて客席から熱気を感じた素敵なコンサートだった。

日本フィルも濃厚なサウンドでパワフルな素晴らしい演奏だった。
皆さんありがとうございました!

それにしても「運命」は精力を吸い取られます…。


昨日の夜と今朝早くから会津若松を一望できる露天風呂を満喫。

今日から待ちに待った長期休暇。やった〜!!



会津若松は思いがけず桜が満開。郡山からの普通列車の景色が素晴らしく最高でした。



コンサート後に、福島復興を力強く支える会津エンジン実行委員会の皆さんと。素晴らしいパワーを感じました。向かって左端は日本フィルの平井専務理事。本当に被災地のいち早い復興を心から祈ります。


   藤岡 幸夫


2012/4/25


今日は関西フィルのオーディションでデュメイ氏と久しぶりの再会。彼は冗談が大好きでいつでもとてもチャーミング。周りが明るくなります。 そして何より音楽が素晴らしい!是非ともシンフォニーの定期といずみホールのシリーズに足を運んでみてください!


僕は明後日が日本フィルと会津若松公演でその後、10年以上振りに長い休暇です。嬉しい!


   藤岡 幸夫


2012/4/23


先週の土曜日の関西フィルとのベストシンフォニーすごく盛り上がってちょっと一息。


「英雄」は関西フィルと何度も取り上げてきたが前半で演奏するのは初めて。ベートーヴェンは神経も体力も消耗するからキツい。それでも後半の「展覧会の絵」も関西フィルの集中力も高く凄みのある演奏もできて我々らしさを出せたと思います。
いろいろ言いだしたらキリがないし反省点も多かったけど、素敵なコンサートだった。


足を運んでくださったお客様、そしてハードなプログラムにも関わらず、いつもながら僕のやりたいことに真摯に応えて渾身の演奏をしてくれた関西フィルの皆さん、ありがとうございました。それから主催者のABC放送の熱いスタッフの皆さんにも心から感謝です。

実は2曲とも思い出深い曲で、「英雄」はイギリスでまだ音楽大学院生だったときにマンチェスターの室内管弦楽団の首席指揮者に就任したときのお披露目コンサートがこの「英雄」で、以後このオケとよく取り上げた。全く同じ時期に、僕のロンドンのマネージャーが僕に「展覧会の絵」を振らせるのが好きで、ヨーロッパのあちらこちらの街でしょっちゅう取り上げてて、この2曲を同時に指揮したのは今回初めてだったけど、思いがけずいろいろな記憶がよみがえってすごく懐かしかった。


来年のベストシンフォニーも思い入れのある曲を選ぼうと思ってるので今から楽しみです。


昨日は関西の僕の後援会の皆さんと大阪の帝国ホテルでパーティー。今回はヴァイオリンの二村英仁君をゲストにミニコンサート。とても品格高い演奏で、僕は途中トライアングルを叩かされたりして楽しかった。来年二村君とは関西フィルと中之島公会堂で共演するのを楽しみにしています。後援会のパーティーも11年目で皆さんのおかげで関西フィルのファンも増えて本当にありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


さてさて今週は古巣の日本フィルと会津若松公演です。

それではまた!



二村君は弟みたいなもんで毎回会えるのを楽しみにしてます。


   藤岡 幸夫


※4/21公演 の event reportはこちら
2012/4/20


昨日と今日は関西フィルと明日21日土曜日のシンフォニーホールのコンサートのリハーサル。


「展覧会の絵」はデビュー以来よく振る曲だけど珍しく関西フィルとは一度しかやったことがなくて今回久しぶり。


僕はいつもこの曲の最後の最後で編曲者ラヴェルの指定を破って反則をする。 打楽器の装飾音はオンザビートと指定されてるがトライアングルだけ装飾音をビートの前にだす。それによって、フォルティシモのクライマックスの拍と拍の間に一瞬できる間にトライアングルが聴こえてオーケストラの音色が華やかになる。トライアングルって凄い楽器なのだ…!

前半のベートーヴェンの「英雄」は毎年関西フィルと取り上げてるが、今回どこまで掘り下げられるかだ。初演当時はその音楽の過激さに周りから理解されなかったが、明日も新鮮味のある演奏を目指します。


明日のテーマはヒロイズム。展覧会の絵も実はムソルグスキーが急逝した親友の画家ハルトマンに捧げた曲で、ヒロイズムに溢れる。最後のキエフの大門は英雄と同じ、作曲家にとって神聖とされる変ホ長調。


関西フィルも気合い充分。明日のシンフォニーホールの勝負プログラムをお楽しみに!


   藤岡 幸夫





こちらもご覧ください。
「展覧会の絵」 の話 その1 (2008/09/12付from sachio)
「展覧会の絵」 の話 その2 (2008/09/14from sachio)
2012/4/14


今日は関西フィルと奈良定期。たくさんのお客様本当にありがとうございました!


山下洋輔さんのラプソディーインブルー素晴らしかったです。山下さんとのこの曲の共演は3度めだけどさらに新しい発見がたくさんあった。

後半のチャイコフスキーの4番は細かいこと言いだしたらキリがないけど、情熱的でロマン溢れる関西フィルらしい素敵な演奏だった。今日はアンコールを演奏するかどうか(チャイコフスキーの余韻を消したくなくて)迷ったくらい。

山下さん関西フィルの皆さんありがとうございました!

それから10年以上のお付き合いになる奈良100年会館の熱いスタッフの皆さんにも心から感謝です。12月24日のクリスマスイヴにまた関西フィルとコンサートをさせて頂けるのを楽しみにしています!


さてさて来週の土曜日は関西フィルとシンフォニーホールで「英雄」と「展覧会の絵」という勝負プログラムです。


それでは皆さん21日にお会いしましょう!



前半が終わって山下さんとコンサートマスターの岩谷君と。


   藤岡 幸夫


※4/14 奈良定期演奏会の event reportはこちら

2012/4/9


今日4月9日はかみさんと23年めの結婚記念日。 多くの指揮者の奥さんが2人め、3人めだったりする中で(すごくうらやま…じゃなかった不思議だ)、僕がかみさんと仲良くしてこれたのは一重にかみさんの忍耐のおかげだし、今まで指揮者をやってこれたのもかみさんのおかげだと心から感謝してる。


そういえばイギリスの師匠だったサー・チャールズ・グローブス夫妻と最初に食事をした時にグローブス夫人がかみさんに「とにかく指揮者の妻は忍耐です」と教えてくださった(最もグローブスはとても真面目な方だったが、やはりこの奥様も2人めだった)。


ところでかみさんの初対面の方にする挨拶は

「藤岡の最初の妻でございます。まだ現役でございます」。


かみさんにずっと現役の奥さんでいてもらえるように、これからも頑張りますわ…汗


さてさて今週は関西フィルと奈良定期でチャイコフスキー4番他、来週はシンフォニーホールで英雄と展覧会の絵と気合いが入ります。

それではまた!



僕の大好きな近所の吉祥寺(文京区)の桜です。昨日はあららこちらで桜を満喫してきました。


   藤岡 幸夫


2010年4月9日付from sachio「結婚記念日」はこちら
2012/4/7


今週はちょっと時間に余裕があるので昨日は久しぶりにモーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」のスコアを開けた。実は僕はこのコシが大好きでモーツァルトの最高傑作の一つだと思ってる。


音楽は素晴らしいが話の内容は凄くアホらしい…と最近まで思ってたが、実はこの脚本は男と女の性を鋭くついたコワーいとんでもない脚本なのかもしれない…。


ところで最近は時間に余裕のあるときは、なかなか会えない友人達と食事に行く。指揮者という仕事は普段は独りでいる時間が多いので人恋しくなるもんなのだ(僕の場合ですが)。

昨日も20年ぶりに再会した後輩やその仲間とイタリアンで楽しく騒いですごくいいリフレッシュになった。

今日は朝からスイッチが入って来週の奈良定期の勉強。今から楽しみです。

それではまた!


   藤岡 幸夫



2012/4/6


昨日は勉強は午前中できりあげて久しぶりに僕のアニキ分がやってる渋谷の人気ビストロ・アンドラに行ってきた。昼間から飲むワインは贅沢な気分になっていいリフレッシュになる。天気も良くて桜も綺麗で春気分を満喫できた。




公園通りを上ったところにある今年で30周年を迎える大人気のビストロANDRA。03-3464-5894

高校時代はアニキ(血のつながりは無いけど学生時代にずいぶん世話になった)の渋谷のお店(もう一件あった)が親友達のたまり場で、そこでお酒やタバコをおぼえたもんだった。




アンドラのオーナーマスターのアニキ分の塩田さん。美味しい料理が食べられます。



夕方我が家に戻ったら夕陽が美しかった…!


   藤岡 幸夫


2012/4/4


昨日の大暴風雨で桜がどうなったか心配で近所の名所を見てきたけど全然大丈夫でした。

桜は強くて美しい…。



六義園のしだれ桜は満開でした。



PS 昨日の映画の件、たくさんのメッセージありがとうございました。
探していたのは「ある日どこかで」です。早速DVDを入手します(笑)



   藤岡 幸夫


2012/4/3


今週は久しぶりのオフ。15年以上前に観た映画を探してる。

小説家(男性)が湖畔(海辺だったかな?)のリゾートホテルに滞在する。そのホテルには美しい女性(そのホテルオーナーだった)の絵がかけられていて、小説家はその絵の女性に見惚れてるうちにその女性の生きていた時代にタイムスリップしてしまう。

過去にタイムスリップした小説家はその女性と出会い恋に落ちる。
小舟でデートしてるときに女性が「今度のラフマニノフの新作が楽しみだわ」というと、小説家が思わずまだ誰も聴いたことがないはずの美しいメロディを口ずさんでしまう(パガニーニの主題による変奏曲)…

こんな映画なんだけど誰かタイトル知りませんか?

どうしても思いだせない。

それではまた。



ふらっとスカイツリーを見てきた。思いがけずパワーを感じました…。


   藤岡 幸夫


2012/4/2


先日の男子フィギュア2人の銀と銅メダル素晴らしかったですね。

僕にとって男子フィギュアといえば、僕が中学生のときの佐野稔さんの世界選手権での初メダルの快挙。バックがヴェルディの「運命の力」序曲で、佐野さんの滑りにも身体中が震え、最後の強烈なスピンで熱狂したのを覚えてる。

今回の女子フィギュアでは鈴木明子さんがシュトラウスの「こうもり」序曲で滑ってたのが嬉しかった。

フィギュアにはやっぱりクラシックのオリジナルの管弦楽曲が似合う。なんといっても豪華だ。もっと使って欲しい。

それではまた…!


   藤岡 幸夫




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