藤岡幸夫公認ファンサイトトップへ



2010年4月分


過去の一覧へ

つづき(過去) つづき(先)→

2010/04/30


昨日の29日の関西フィル定期、補助席も立ち見も完売でたくさんのお客様本当にありがとうございました。
そして全力で演奏してくれた関西フィルに本当に心から感謝です。前半のソロを弾いてくれた伊東裕くんも素晴らしく将来が楽しみ。

みなさんお疲れ様でした。ありがとうございました。


今回は僕自身にいろいろ反省点があり昨日は久しぶりに眠れなかった・・・。マーラーは難しい。


今日は僕の母校の慶応中等部のオーケストラを指導してきた。
「新世界」をやったのだけど予想以上に頑張っててびっくり!いいリフレッシュになった。


さてさて次は関西フィルと東京サントリーホール公演。気合いを入れ直します。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



僕はこの器楽部で1年のときはトランペット(あの当時はチェロパートが無かった)、2、3年のときは指揮してた。かわいい後輩たちの笑顔に癒されてきました。みんな頑張ってね!


   藤岡 幸夫


※4/29 関西フィル定期演奏会 event reportはこちら

2010/04/28


  マーラー 「交響曲第5番」 の話



グスタフ・マーラー
1860-1911
 4月の29日の定期でマーラーの5番を取り上げる。

 マーラーにとってそれまでのスタイル(2〜4番は声楽が入る)から離れて純器楽交響曲として新たな試みに挑戦した傑作だ。
 また作曲の最中に、凄い美貌と音楽の才能に恵まれたアルマ・マーラーと知り合い即座に求婚している。交響曲が完成する過程では妻のアルマがスコアを清書した。

 「これは真昼の光の中、人生の頂点にいる人間だ」

というのはマーラーが最初に手がけた3楽章のスケルツォを評したマーラー自身の言葉。(マーラーがまず書きたかったのがこの踊り狂うスケルツォだというのが大きな特徴)。

 当時マーラーは指揮者としてのキャリアの絶頂にいたが、多くの敵の中傷にもさらされていた。
 この交響曲はあらゆる困難や辛さを乗り越えようとした上での生きることの喜びに満ちている。

 交響曲は大きく1・2楽章、3楽章、4・5楽章の3つにわかれる。


1楽章 は「葬送行進曲」とタイトルがついている。これは「過去のマーラー自身と決別する葬送」と言う人もいれば「それまでに虐げられたユダヤ人の葬送」という人もいるしいろいろだが、どれもあたってるのかもしれないしそんなことは関係ないとも言える。
 過去の英雄に対する敬意かもしれない・・・。

 そして1楽章がいきなり「葬送行進曲」という発想が新しい。

 楽章最後に最弱音から始まる音楽は次第に激しさを増しトロンボーンのパートソロの後、「嘆き」と指定された絶叫でクライマックスを迎える。


2楽章 は「嵐のように動いて、最大の激烈さをもって」と指定された闘争の音楽。途中で1楽章の「葬送行進曲」のテーマが新しいテーマを伴って姿を表す。

 音楽はうねりを上げながら暗闇と苦しみのどん底へと向かう。そこで終楽章の最後でも出てくるDmajorの救済のコラールが姿を見せるが消えていく。

 このコラールを妻のアルマにピアノを弾いて聴かせたらアルマは「恥ずかしいから止めて!」言い、マーラーは「ブルックナーだって(書いたじゃないか)!」 と激しく言い返したという僕の大好きな有名なエピソードがある。
人間恥ずかしいことが気持ちよく出来てるのだ。
恥ずかしいくらいやらなくてはマーラーらしくない・・・と僕は思ってる。

この1・2楽章では冒頭からトランペットが大活躍する。


3楽章 マーラーがこの交響曲で最初に書きたかった音楽。 
それはあらゆる困難、苦しみ、孤独・・etcを受け入れた上で生きる喜びに溢れた、踊り狂うワルツだ。

 大きな特徴の一つはホルンのソロ。作曲者によってこの楽章だけ1番ホルンがホルンセクションから離れて演奏するように指定されている。最近では協奏曲のようにホルン奏者がオケ前にでて来たり、従来の位置で立って演奏したりいろいろだが、今回は離れたところで座って演奏してもらう。
このホルンのソロはマーラー自身の歌や叫びだと僕は思ってる。

 従来の交響曲のスタイルではスケルツォはつなぎ的存在だったけど、この交響曲のスケルツォは長大で中心的存在なのが特色。
そして音楽的にもアンサンブルの面でも難しい。この楽章を聴き手に飽きさせずに楽しんでもらえるかどうかが勝負所。

 マーラーはこの楽章について「呪われた楽章だ!長い受難の歴史を迎えるだろう!」という言葉を残している。

 マーラー自身の指揮による演奏時間が残ってるが、どのコンサートも15分から17分の間で(2分も差があるなんて凄いギャップだがいずれにせよ)かなり早い。

 ところで1〜3楽章はマーラーがいかに優れたオペラ指揮者だったか勉強していてよくわかる。場面転換のコントラストが強烈で、照明の色まで変わってくるのを感じる。
語弊があって怒る人もいるかもしれないが、それはかなりのワザとらしさの中に真実があるというか、作曲していてる途中でドラマの中の主人公にマーラー自身がのり移ってるみたいな感覚だ。


4楽章 映画でも使われて有名な美しい「アダージェット」。
この楽章についてマーラーと親しかった名指揮者メンゲルベルクは「妻アルマへの愛の証し」といい(マーラー自身がそう言ったと彼は言っている)、その一方でマーラーのアシスタントでこの交響曲の初演にも立ち会った同じく名指揮者のブルーノ・ワルターは「アルマとの感情は全く関係ない純粋な音楽」と言っていて意見がいろいろある。

 僕自身はワルターの意見よりで氷のような透き通ったちょっと冷たい美しさすら感じていたのだけど・・・実は初日の関西フィルの奏でる柔らかくて優しい美しい響きを耳にして考えがが変わってしまった・・・・どちらの意見も正しいのかもしれない・・・。

 ちなみにいちばん新しい2002年改訂版のスコアの解説ではメンゲルベルクの意見が正しいと言い切っている。


5楽章 とてもシンプルなテーマが管楽器のソロによって提示される。ファゴットのテーマは以前に彼自身の歌曲の中で馬鹿なロバが「高い知性の賛歌」として讃えた旋律。つまり判り易いという皮肉だったりする。
 音楽はそのシンプルなテーマをもとに形式、調性がめまぐるしく変わり凄い発展をする。これは交響曲前半のドラマ仕立ての音楽とは対極をなしている。そして途中何度も「優美に」と指定されて4楽章の「アダージェット」のテーマが姿を変えてでてくる(アルマへの想いの表れともとれる)、音楽は喜びと力強さに溢れ、最後に2楽章で姿を見せたコラールが現れてクライマックスを迎える。

 ところで2楽章もこのフィナーレも下手するとこの輝かしいコラールがとってつけたようになってしまう。このコラールに至るまでが重要で難しい。


交響曲5番はマーラーが完成時に「新しい第5が生まれた!!」(ベートーヴェンの第5に続く傑作という意味)と叫んだとされる新しい出発ともいえる意気込みで書き上げられた傑作なのです。
(冒頭のトランペットのリズムはベートーヴェンの第5の冒頭を意識したといわれてる)。

というわけでなるべく簡単にマーラーの5番のことを書こうと思ったけど長い文章になってしまった。まだまだ書きたいことは山ほどあるけど・・・・あとは演奏から感じてください!


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


PS
前半でチャイコフスキーのソロを弾く奈良出身のチェロの伊東 裕 君(高校3年!)素晴らしいです!!関西が生んだ天才もお楽しみに!


   藤岡 幸夫


2010/04/25


 今日は関西フィルとマーラーの初日のリハーサル。今回は4日間リハーサルをもらってるので、どこまで変わっていけるかすごく楽しみ。

毎年4月29日の定期を振り続けて11年め。
この10年間、毎年45回を越える共演をしてきて関西フィルには本当に心から感謝してる。


マーラーの5番は僕が今までデビュー以来一度も振らずに時期が熟すまで温めてきた交響曲だ。
29日は関西フィルとこの10年間積み上げてきたことの総決算であると同時に新たなるスタートとなるような演奏を目指します。


 マーラーの後はサントリーホールでの東京公演(5月8日)。
こちらはこの10年関西フィルと何度も取り上げてきたシベリウスの2番をさらに掘り下げた演奏にしたい。関西フィル&藤岡ならではのシベリウスをどこまで表現できるかサントリーも今からすごく楽しみだ。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


PS
今日はリハーサル前に久しぶりに緊張して何も食べられなかった。こういう緊張感は悪くない・・・。
夜はしっかり食べたので早寝でぐっすり眠れそう。


   藤岡 幸夫



2010/04/22


昨日は毎年恒例となった関西フィルブラスのコンサート(今回が4回め)。今年も完売でたくさんのお客様ありがとうございました!

関西フィルのブラスセクション全員が自主的に「チームワーク、セクションのさらなるレヴェルアップ」のために4年前から始めたシリーズで、後半は毎年トランペットの川上さんが書き下ろしたアレンジの新曲を僕が指揮する。


今回も、「ペールギュント」の抜粋で素晴らしい編曲だった。それから毎回司会でお馴染みの西濱事務局長のナレーションが入りお話にそって演奏できるのも魅力のひとつだ。


とにかくこのコンサートは三日間みっちりリハーサルする上に、金管だけだから当然吹きっぱなし。前半のプログラムも各セクションごとが難曲に挑戦するので、体力的にも技術的にもすごくシビア。

でもこのコンサートを始めてから明らかに金管セクションがレヴェルアップしたと思うし(もともとチームワークは抜群)、すごく好評で年間を通じて各ホールからの依頼演奏会も増えてる。
素晴らしいことだと思う。

昨日もしっかり手応えのあるコンサートで29日の定期でのマーラーが楽しみ。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



毎回会場となるフェニックスホールは音響も素晴らしく眺めがよくて気持ちいい。左はリーダー的存在のトランペット首席の白水君。右が新戦力のトロンボーン首席の風早君で昨日も素晴らしいソロを披露してくれた。


PS
それにしてもペールギュントは放蕩息子で優しい婚約者ソルヴェイグがいながら好き放題自由奔放に生きて、最後に優しいソルヴェイグの膝枕で天国へいっちゃうのだから男冥利につきていいよなぁ・・・。忍耐でペールを愛し続けるソルヴェイグがすごい!


   藤岡 幸夫


※4/21 関西フィル・ブラスセクション event reportはこちら
2010/04/19


昨日はサントリーで日フィルと「冨田勲の世界」。
たくさんのお客様ありがとうございました!


冨田先生の音楽はなんていうか優しさに溢れ力強く、時に少年のようで先生のお人柄そのまま。日本フィルも先生の音楽にすごく共感した生命力のある素敵な演奏だった。


冨田勲というとどうしてもシンセサイザーのイメージが強いけど、素晴らしいオーケストラ作品があることをたくさんのかた達に知って欲しいと思う。


コンサート後に冨田先生とサイン会をしたのだけど、ちょうど僕と同世代の男性たちの冨田ファンのすごい行列にびっくり。でもぼくも同じく冨田先生のファンだったので嬉しかった。
昭和のオヤジは熱いのだ。

皆さんありがとうございました!


今日は日フィルと聖徳学園の学校コンサート。本番を2回やらせていただいて(ありがたいことです!)たくさんの若い人たちに聴いてもらったけど、少しでも多くの人たちにオーケストラに興味を持ってもらえたらと願ってます。

オーケストラそして関係者の皆さんありがとうございました!


今から関西に帰るところ。


まずは21日が毎年恒例の関西フィルブラス。僕が指揮する後半は「ペールギュント」で、もちろんトランペットの川上さんの書き下ろした抜群のアレンジ。絶対楽しんでいただけます!


29日が関西フィル定期で「マーラーの5番」、そして5月8日が関西フィルの東京サントリー公演で「シベリウスの2番」!

29日から関西フィルとの11年めのシーズンが始まる。新たな始まりのコンサートしたいと思ってます。

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



演奏会後に冨田先生の部屋で日本酒で祝杯をあげた。先生もご機嫌でした。


   藤岡 幸夫


※4/18 サントリーホールでの「冨田勲の世界」公演 event reportはこちら
2010/04/17


 昨日は日本フィルと杉並公会堂でコンサート。日本フィルもそして杉並公会堂の響きも素晴らしかった。ギターの荘村清志さんとは初共演だったけどとても謙虚な方で品格のあるエレガントな演奏で素敵でした。それからお客様の雰囲気もすごく温かかった。

 みなさんありがとうございました!

 ところで日フィルの「モルダウ」や「アルルの女」ってすごく濃厚な音がするのが魅力。デヴューしたての日フィル指揮者時代に2曲ともよく振ったので、伝統的な響きを感じながら昔を思い出してちょっと懐かしかった。

 それにしても杉並公会堂は1100席(ステージの向かいにも客席がある)の素晴らしいホール。この空間で14型のオーケストラが聴けるのは凄い。
 今年指揮した「ティアラこうとう」や大阪の「いずみホール」をはじめ日本は本当に素晴らしいホールがたくさんあって恵まれてるなぁと実感。

杉並公会堂ホームページより



 さて今日はこれから日フィルとリハーサルで明日はサントリーで「冨田 勲」の世界。

 交響詩「ジャングル大帝」(傑作です!!)は手塚治虫さんの絵をお話にそって楽しめるし、オネゲルの「パシフィック231」も取り上げたりするのでお家族で楽しんでいただけます!
 華麗なるオーケストラサウンドをお楽しみください!


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!


PS 昨日のアンコールの「アルルの女」の「アダージェット」の説明が聞き取りにくかったらしいのでもう一度説明すると、昔恋におちた年老いた男女が数十年ぶりに再会して昔の恋心を思い出して静かに語り合って抱擁する美しい場面の曲なのです。
マーラーがこの曲が大好きで彼の交響曲の5番の4楽章のタイトルはこの曲からきてると言われています。


   藤岡 幸夫


4/18公演


2009/05/06付from sachio 作曲家 「冨田 勲 先生」 の話 その1
2010/04/13付from sachio 作曲家 「冨田 勲 先生」 の話 その2

2010/04/15


 今週は古巣の日本フィルとのコンサートが続く。
 明日は杉並公会堂で名曲コンサート。杉並公会堂はヨーロッパサイズの美しい音響抜群のホール。ここで生オケを聴くのは最高の贅沢だ(どの席に座っても音がダイレクトに響く)。

 プログラムは「モルダウ」や「アルルの女」などで日フィルの持ち味の一つの濃密なサウンドがどう響くか楽しみだ。

 今日はリハーサルの帰りに鍼灸に行って、帰ってからもうひと勉強すませてナイターをテレビで観ようとしたら「阪神対巨人」にも関わらずどこも放送してない。ありえない・・・・!

 数年前から東京ではナイターをテレビであまり観れなくなったので下北沢の骨董屋で見つけたラジオを愛用してる。AMラジオで聴くナイター実況って昭和っぽくていい。 なんでデジタルテレビ放送で見ないのかって・・・・?僕はアナログ人間なんでデジタル放送見れるテレビ持ってないんです。

 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!



骨董品屋で見つけたラジオ。実はこれ小学4年生の時に欲しくて欲しくて、でも買ってもらえなかったモデル。時間のあるときはこれをいじりながらタイガース戦とライオンズ戦を交互に聴くのが息抜きのひとつ。


   藤岡 幸夫



2010/04/13


    作曲家 「冨田 勲 先生」 の話 その2


 今週は冨田先生のスコアに浸ってる。冨田先生と交響詩「ジャングル大帝」の話は以前も書いたけど、今回取り上げる「新日本紀行」や「勝海舟」をはじめとした映画やテレビの音楽のスコアも勉強しててもすごく楽しい。

冨田先生はとにかくメロディを書く才能が素晴らしい(神様はほんの限られた人にしかこの才能を与えてないと僕は思ってる)。だからシンプルな和音でも素敵な音楽が出来ちゃう。「新日本紀行」のメロディは勉強しててゾクゾクする。それに加えてちょっと遊び心のあるオーケストレーションがすごく色彩豊かでダイナミック。「勝海舟」のテーマはゴージャスは密度の濃い素晴らしくゴージャスな響きがする。
70歳までハーレー(アメリカ製の大きなオートバイ)を乗り回してたという富田先生の姿が目に浮かぶ・・・。

 ところで冨田先生といえばシンセサイザーの数々の世界的ヒット作をご存知の方も多いと思う。

 一連のシンセサイザー作品の素晴らしさの大きな要因の一つに冨田先生がオリジナル作品のスコアを深く理解しているところにある。
「惑星」しかり「ダフニスとクロエ」、「火の鳥」・・・・・数え上げたらキリがない。 「マ・メールロア」の最後で僕の大好きな静かな転調があるのだけど、冨田先生はなんとそこでは口笛が入る・・・!このセンスたるや凄い・・・!

 一連のシンセサイザー作品を改めて聴いてみるとすごく勉強になるし、目から鱗みたいなこともあったりするのだ。
 今日も今回のコンサートで僕が指揮するオネゲルの「パシフィック231」の冨田先生の演奏を聴いてすごく面白かった・・・・!!

 オーケストラのために書かれた交響詩「ジャングル大帝」がいかに素晴らしいかは以前も語ってるし(冨田=シンセイザーのイメージが吹っ飛びます)、日本フィルとCD&DVDも録音してるので興味のある方は是非聴いて欲しいし、それよりなによりまず18日のサントリーのコンサートに是非ともおいでください!!

手塚治虫さんがこの交響詩のために書き下ろした素敵な絵を見ながら冨田さんの華麗なるオーケストラサウンドの世界を是非とも沢山の方たちに楽しん欲しい。。お子様にも絶対お薦めです!

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!



冨田勲/交響詩「ジャングル大帝」2009年改訂版(CD+DVD)
藤岡幸夫指揮、日本フィルハーモニー交響楽団


   藤岡 幸夫


交響詩 「ジャングル大帝」 2009年改訂版公式サイトの藤岡さんのページはこちら!
2010/04/12


昨日は普段応援してくださってる東京の後援会の皆さんとのパーティー。

出席して下さった方たちの年齢も18歳から94歳までと幅広く、ゲストの関西フィルのコンサートマスターの岩谷君の演奏も素晴らしく楽しいひとときを過ごすことができました。
本当にありがたいことです。皆さんありがとうございました!

さてさて今週は古巣の日フィルとの演奏会(4/16、4/18)が続きます。

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!



ゲストの岩谷君と幼なじみのピアニストの赤木さん。


   藤岡 幸夫



2010/04/09


    「結婚記念日」


 今日はかみさんとの21回目の結婚記念日。一つ年上のかみさんとの付き合いは二十歳からだから28年になる。
 指揮者の妻はよく「忍耐」といわれるらしいが、かみさんには本当に感謝してる。今の僕があるのはかみさんのおかげだし仲良くしていられるのもかみさんの忍耐ゆえだと思ってる。

 それとかみさん曰く僕が普段ホテル暮らしが200泊を超えるのでかみさんと離れてる時間があるのもかえって新鮮でいいことだそうだ。
 先日も僕が「今週は朝、昼、晩と家でご飯食べるからね〜」と言ったら複雑な表情をされてしまった。以前のCMで「亭主元気で留守がいい!」とはよく言ったもんだ。

 ところで僕は普段ほとんどの時間は勉強してるか、リハーサル、本番で「音楽」つまり「非現実の世界」にいる。そうするとよくある日常の出来事が刺激的だったりする。今週もいくつかの出来事があった。

 その1 泥棒さわぎ。かみさんが「テーブルの上にあった通帳と現金が無くなってる。泥棒だわ!!」と騒ぎになり、本当に見つからないので僕もちょっと鳥肌がたった。ところが次の日に違うところからでてきた。かみさんが他のところにしまったのを忘れてただけ。
ちなみに一晩あちこち探している間に他の現金の存在が明るみになりかみさんがへそくりしてることが判明した。
 
 その2 クルマを凹ます。 久しぶりに運転したら助手席側のドアを思いきり壁にこすってへこました。今の車に乗って9年になるがいつの間にかすごい傷だらけになっていたのでこれをいい機会として大枚はたいて全部綺麗にすることにした。かみさんのお咎めはなかった。(いくつかの傷に身に覚えがあったのかな?)

 その3 通販。 リビングでゴソゴソ音がするので覗いてみるとなにやら大きなモノが届いてる。何かと思ったら「骨盤矯正&ヒップアップ」のための電動式椅子。
そういえば去年の今頃かみさんは生死をさまよっていたのに集中治療室でどうしても「くるくるドライヤー」(天然パーマのかみさんにとって命の次に大切らしい)を使うと言い張って、看護師さんに「そんなこと言う患者さんはいないし、それどころじゃありません!!」と叱られていたけど、女性の美に対する探求心とはなんとオソロ・・・・・じゃなかった素晴らしいのでしょう!
 
 とてもあの椅子でヒップアップするとは思えないけど・・・まぁいいや・・。

 とにかくあっという間の21年だった。これからも感謝の気持ちを忘れずに仲良くしていこう思ってます。
  
 さて、そろそろ非現実の世界に戻りますわ・・・・。



スペインでオペラを振ったあとの打ち上げで。


   藤岡 幸夫


2010/04/07


今日は午前中ひと勉強すませた後で午後は打ち合わせ2件。


まず渋谷のスタジオで一柳先生とジャズピアニストの山下洋輔さんと去年初演した一柳先生のピアノ協奏曲4番「ジャズ」の再演に向けての打ち合わせ。


5月にアンサンブル金沢と金沢での定期(この時は一柳先生の交響曲7番も取り上げる)と富山の高岡公演で、11月には東京で日フィルとサントリーで(後半にベルリオーズの幻想交響曲)、大阪では関西フィルの定期で(前半にブラームスの交響曲3番) で再演する。
改めて傑作だと実感。今から3人とも気合いが入ってます。


渋谷から高円寺に移動して5月の神奈川国際音楽祭で神奈川県立音楽堂にて東京フィルと一緒に共演する小松原康子スペイン舞踏団の皆さんと打ち合わせ。
フラメンコのタップとカスタネットの音が気持ち良かった。こちらもどうなるか楽しみ。


今週は朝から晩までマーラーにどっぷりなので全く違う音楽に接してすごく新鮮だった。


来週は日本フィルとサントリーで大好きな冨田勲先生の作品を取り上げる。
交響詩「ジャングル大帝」は大人か楽しめるスケールの大きな作品で、たくさんのお客様に華麗なるオーケストラサウンドを堪能して欲しい。
それから手塚治虫さんがこの交響詩のために書き下ろした16枚の絵も演奏にそって楽しんでもらう企画なのでお子さんにも是非とも聴いて欲しい。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


PS
渋谷駅と新宿駅構内で迷子になった。以前じゃ絶対あり得なかったのに・・・。江戸っ子返上かな。


   藤岡 幸夫



2010/04/04


昨日は叔父とおふくろの三回忌と祖母の七回忌。霊園の桜が満開で見事だった。


マーラーは勉強しててすごく面白い。楽譜読んでてマーラーって素晴らしいオペラ指揮者だったんだなぁと改めて実感してる。定期が本当に楽しみ。


染井霊園はソメイヨシノの発祥の地とも言われ桜が素晴らしい。癒されました。






   藤岡 幸夫


2010/04/02


31日はNHK大阪ホールでオーケストラの日のコンサート。

京阪神の各オーケストラがリレーで演奏するという素晴らしい企画。僕は最初と最後の合同オーケストラの指揮だったので客席で全てのオーケストラを聴くことができたし、同じ席でいろいろなオーケストラを聴き比べるなんてまたとないチャンスですごく勉強になりました。関西のオーケストラは個性が強くて素晴らしいことだと思う。


オーケストラだけではなく指揮者が6人集まるのも珍しい。

飯守先生とはしょっちゅうお会いする機会があるが小泉さんにお会いするのは25年ぶりくらい。僕が日本フィルの指揮研究員だった頃小泉さんのリハーサルを見学した後で指揮者控え室でストラヴィンスキーの「春の祭典」の振り方を丁寧に教えて下さったことがあってそれ以来。今回も控え室にお邪魔したらいろいろなお話をしてくださってすごく勉強になった。


大好きな先輩指揮者の広上さんとも久しぶりに会えたし、大山さんには初めてお会いすることができて、大山さんはなんと合同オーケストラでヴィオラを弾いてくださった。
そして茂木さんとお会いするのも初めてだったけど(楽屋が一緒でした)、すごく謙虚な方で人柄も素晴らしく音楽話に花が咲いて勉強になった。


合同オーケストラも皆さんが楽しんでるのがすごく伝わって来た。満席のお客様も温かく本当に楽しい一日だった。

この企画はオーケストラ同士もいい刺激になるし是非とも続けて欲しい。

そして何より関西は明るい!!


オーケストラの皆さん、指揮者の皆さん、そして各オーケストラの事務局、スタッフの皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました!



指揮者の皆さんがみんなで写真を撮ろうとお互いに言いはじめて撮った写真です。
(左から広上淳一さん、飯守泰次郎さん、茂木大輔さん、小泉和裕さん、大山平一郎さん)



   藤岡 幸夫


※3/31 「オーケストラの日」公演 event reportはこちら


つづき(過去) つづき(先)→

過去一覧へ