2009年10月分
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2009/10/28 昨日は日フィルと府中芸術の森で國学院久我山中学校高等学校の創立65周年の記念コンサート。 前半は「モルダウ」などの管弦楽曲で後半は「展覧会の絵」。日フィルは集中力の高い演奏で音の密度が濃い。いつも感じるけどこれは日フィルの素晴らしい個性だと思う。 生徒さんたちにも喜んでもらえたようで、少しでも多くのクラシックファンが産まれてくれたらと思う。 皆さんありがとうございました! 今週末の日曜日は日フィル&日フィル合唱団と素晴らしいソリストを迎えてのヴェルディのレクイエム。どうなるかすごく楽しみ。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS 城島が阪神に移籍と聞いてびっくり!嬉しい。来シーズン面白そう! 藤岡 幸夫 ※ヴェルディ「レクイエム」の話はこちら(2007/11/26付from sachio) |
2009/10/25 昨日は関西フィルと毎年恒例の野洲でのコンサート。僕が指揮するのは昨日が10年め だと聞いてちょっとびっくり。 初めて野洲で指揮したときは本番前のリハーサル中に客席にバランスを聴きに走っていったら途中で凄い勢いで転んで歯を3本折ってしまって大変な騒ぎだったのが懐かしい。 毎回満席ですごく明るいお客様で昨日も暖かいコンサートだった。毎年コンサートを続けられるのもホールのスタッフのかた達の熱意と滋賀銀のサポートのおかげです。 そしてもちろんいつもお客様を大切にする関西フィルの素敵な演奏にも感謝。 皆さんありがとうございました! 明日から1週間は東京で古巣の日本フィルとリハーサル&本番が続きます。来週の日曜日は僕の大好きなヴェルディの「レクイエム」。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS 実は一昨日のリハーサル前に軽いぎっくり腰になって昨日の本番は冷や汗もんだった。なんせピアニシモからいきなりフォルテになるところが一番危険で、下手したら全く指揮できなくなる。 昨日は気をつけて指揮したからまったく汗をかかなかった。 団員さんたちは事情を知っているからいつも通り情熱的だったし、「力が抜けていつもより良かったんじゃない?」なんてからかわれたりして・・・・・・いやはや・・・。 藤岡 幸夫 ※10/24 野洲公演のevent reportはこちら |
2009/10/23 昨日は金沢でアンサンブル金沢の定期演奏会。とは言ってもピアニストの中村紘子さんのデビュー50周年のコンサートでメインは「皇帝」。 中村紘子さんの音楽はスケールが大きくダイナミックにして繊細、オーケストラも生命力に溢れ振っててすごく楽しかった。 前半は「月光」「熱情」の二つのソナタを客席で聴いたけど(僕はベートーヴェンのピアノソナタが大好き)中村さんのベートーヴェンは情熱的でありながら品格があって ピアニシモの響きが美しく素晴らしかった。 それにしてもベートーヴェンの音楽は強烈だ。当時にしてみればすごい革命的な新しい音楽で聴いた人達はそりゃぶったまげただろうなぁ・・・と改めてベートーヴェンの凄さを客席で感じてた。 皆さんありがとうございました。 今は大阪に移動中で今日は関西フィルとリハーサルで明日は毎年恒例の野洲でのコンサート。 今年も完売でたくさんのかた達が楽しみにしてくれてる。 ありがたいことです。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! PS 以前も書いたけど僕のひいおじいさんが藤岡作太郎という国文学者で金沢偉人のひとりで金沢はいわば僕のルーツの街。いつも忙しくてあまりゆっくりできないけど 来年また来るのでその時こそちょっとゆっくりしたい。それから魚がとにかく美味しい。 昨日食べた のど黒 は最高だった。 藤岡 幸夫 ※10/22公演のevent reportはこちら |
2009/10/19 今日はなんともいえず穏やかな一日で秋の香りを満喫。 夕方は一息ついて空を眺めてた・・・。日本の秋はいいね。 五時にどこからか聞こえてくる「七つの子」に癒された・・・。 今週は木曜日が久しぶりにアンサンブル金沢と金沢でコンサート。 土曜日は関西フィルと毎年恒例の野洲でのコンサート。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
2009/10/14 僕の大好きなキンモクセイの香りがするようになった・・! 毎年このキンモクセイの季節が終わると他の曲の勉強と平行してベートーヴェンの第九の勉強を始める。そして毎年この曲に悩ませられる・・・・。 第九は何度指揮しても難しいのだ・・。 ところでご存知の方も多いと思うが、年末に第九を演奏する習慣があるのは日本だけだ。海外のオーケストラはこの曲は大体数年に一度くらいしか演奏しないし 季節はもちろん決まってない。だから外国人の指揮者の多くはこの傑作を指揮できるチャンスがなかなかない。 日本人の指揮者には第九は特別な曲で年末の行事として指揮するのを嫌う人もいるがその気持ちもわかる。 だけど僕はこの日本の第九の習慣はそれはそれで素晴らしいと思ってる。クラシックに興味のない人にもオーケストラを聴いてもらえるいいチャンスだし 合唱団にもいい経験となる(合唱にとってもこの曲は超難曲で何度でもやりがいがある)。 それに日本人に生まれたおかげでこの傑作を何度も振るチャンスがあるわけで考え方によっては幸運だと思ってる。それに毎年新しい発見が必ずある。 あまりに難しくて時々逃げ出したくなるのも事実だが・・・。 さてさて今年はどうなりますか・・・。 毎年この時期は仕事部屋でキンモクセイの香りを楽しむのも習慣になった。 藤岡 幸夫 |
2009/10/11 昨日は、なら100年会館で関西フィルとコンサート。テーマは「火と水」でストラヴィンスキーの「火の鳥」がメインのプログラム。 本当にたくさんのお客様ありがとうございました。親子連れのお客様も多くて嬉しかった。 関西フィルと奈良県は特別な関係にあって毎年100年会館でのコンサートの他に関西フィルの団員さん達が定期的に奈良県内の小中学校にワークショップに行っている。 また今回はチャリティーコンサートで収益金は東大寺に寄付されるそうですごく素敵なことだ。 この奈良県と関西フィルの素晴らしい関係は100年会館のスタッフの皆さんの熱意のおかげでもあるのです。 皆さんありがとうございました!次回の100年会館のコンサートは1月26日で テーマは「ダンス、ダンス、ダンス!」。ボレロ他を楽しんでいただきます。 今日は午前中に香川県の高松に移動して来月の香川の第九(11/8)の初の合唱リハーサル。 この音楽祭に関西フィルは毎年参加しているが(僕は4回め)、香川県外の日本各地からも団員が集まっての大合唱団で毎回レヴェルも高いので楽しみにしてる。 (今日の出来は良くなかったので皆さんの変貌を楽しみにしてます)。 高松に行くときの楽しみは讃岐うどん。今日もお昼にご馳走になったけど本当に美味しい。これだけ味が違うのって不思議だ・・・・・・。 大好きな瀬戸内海。今日もその美しさに息を呑んだ。 藤岡 幸夫 |
2009/10/08 火曜日は日本フィル合唱団とヴェルディのレクイエムの最初のリハーサル。 全体としてすごくよくまとまっていてまだまだのところもあったけどびっくりするくらい素晴らしく仕上がってる箇所もあって本番がすごく楽しみ。 今日は関西フィルの定期演奏会に行って来た。客席で関西フィルを聴くのもいろいろ勉強になる。指揮者(ソロも披露)は関西フィルの常連で元ベルリンフィル首席オーボエのシェレンベルガーさん。 いつも彼の音楽はとっても自然ですごく品格のある響きを関西フィルからひきだす。ハイドン、ルトスワフスキ、マルタン、シューベルトとセンス抜群のプログラムを客席で楽しませてもらいました。 皆さんお疲れ様でした。 明日は関西フィルとリハーサルで明後日10日(土)は奈良の100年会館でコンサート。 毎年この100年会館のコンサートを楽しみにしているが今回は久しぶりに関西フィルとのストラヴィンスキーの「火の鳥」。 昔は関西フィルと数えきれないほどコンサートで取り上げたが今回はどんな響きがするか楽しみだ。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
2009/10/04 全然手紙書かなくてごめんなさい。今週は朝から晩までずっと仕事部屋にこもってた。 今日は東京フィルハーモニー管弦楽団と長野県岡谷市にあるカノラホール(素晴らしいホール)でコンサート。 前半はシベリウスのカレリア組曲に工藤重典さんのソロでハチャトリアンのフルート協奏曲(オリジナルはヴァイオリン協奏曲)、後半は幻想交響曲。 日本を代表するソリストの工藤さんとは初共演だったけど素晴らしかった。ぞくぞくしました。東フィルは以前も書いたけどオペラも得意だからよく歌うしドラマティック。 僕のやりたいことにもいつも真摯に応えてくれて(やりがいがあります)素敵な演奏でした。皆さんありがとうございました! 実はベルリオーズの幻想交響曲はデビュー当時から振ってたけどどうしてもうまく振れなくてしばらく取り上げなかった(5年前が最後)。今回やっとちょっとわかってきたかな。 また取り上げたいと思えるようになった(こんなこと言うとお客様やオーケストラに失礼かもしれないけど、経験を重ねてやっとわかってくる曲はたくさんある。少なくとも僕には・・・・・・)。 さて明後日は久しぶりの共演になる日本フィル合唱団とヴェルディのレクイエム の最初のリハーサル。僕の最も愛する作品だしすごく楽しみ。 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう! 岡谷市は諏訪湖が目の前。昨日は諏訪湖畔の温泉旅館に泊まって英気を養いました。今朝の湖畔の散歩が気持ち良かった。 藤岡 幸夫 |
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