From Sachio
Updated 2004.1.14

みなさんこんにちは。今、新幹線で東京に向かってます。
もう一月中旬。せっかく冬なんだからもっと寒くていい。
寒いといえば91年の冬ポーランドのカトヴィッチェという街に3週間いた。国際コンクールのためだ。
この時は寒かったー!スキー場なんかと比べ物にならない。なんせ昼間で零下15度。鼻水が簡単に凍る。おまけに東ヨーロッパの典型で排気ガスなどのせいで空気が悪い。鼻をかむと鼻水が真っ黒。それでもこれがポーランドの冬かー!と感激しながら3週間楽譜と格闘してた。結果はディプロマ賞とイマイチだったけどいい勉強になった。
コンクール後に他の日本人参加者達とアウシュビッツに行った。雪に覆われた収容所は当時のまま残されている。言葉を失うほどショックだった。
ただ行って本当に良かったと思ってる。日本人には理解しがたい大陸の民族間の悲劇をひっぱたかれるように思いしらされる。そしてその悲劇は今もなお続いてる。冬になると必ずこの時の衝撃を生々しく思い出す。考えさせられる。
    藤岡幸夫

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