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2020年11月分

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2020/11/23


11月28日(土)のエンターザミュージックは大人気の神尾真由子先生のレッスン第3弾!&ウォルトン協奏曲!

クリックで動画再生↓



真由子先生の愛弟子2人が登場!
関朋岳さんと前田妃奈さん!2人とも東京音楽コンクールで関さんは前回、前田さんは今年優勝!2人のレッスン風景凄く面白い!


最後に真由子さんの濃厚にして妖艶!な演奏で関西フィルとのウォルトンの協奏曲をお届け!




21日は生まれ育った文京区でシエナウィンド&中川英二郎さんと青春ポップス!
シエナはノリノリで華やか!楽しかった~!


中川英二郎さんのトロンボーンはセクシー!ディーン・マーティン~シナトラまで10分のメドレー最高でした!

ブログラムの13曲全て三浦秀秋さんの編曲で素晴らしかった!

シエナ皆さん、英二郎さん、三浦さん、文京シビックの皆さん、そして沢山のお客様!ありがとうございました!



コロナ禍の間にエッセイ集を書き下ろしました。タイトルは朝日新聞関西版の夕刊に毎月一度(毎月第2木曜日)に書いているエッセイと同じですが、中身は違います。



中身の情報です。

12月発売予定!



関西フィルのクラウドファンディングは11月30日締め切り!

3000円~沢山の返礼品を用意してますので、どうかどうか覗くだけでもよろしくお願いいたしますm(_ _)m

本番+リハーサル2日で交通宿泊費含んでます。リハーサルはご要望に応じてノーギャラで増やすのも可能です!
日本全国どこでも、オーケストラ、吹奏楽、合唱団に対応いたします!


高級シャンプー&リンス!一般の方には手に入りにくい特別なプロ専用の製品です!


銀座かねまつの高級バッグを販売価格よりぐっとお安くご用意しております!




エッセイ集(12月中旬発売ですが発売日よりかなり前にお届け❗)+藤岡愛用のテアニンゼリーはお酒と一緒で大丈夫!熟睡できます!+藤岡愛用のめっちゃ美味しい携帯カレー‼️如何ですか?
















今週はThe 4 Players Tokyo のツアーで、
宇部→三木市→姫路 と続きます!
楽しみ~!お時間ある方は是非ともT4PTの強烈なパフォーマンスを!!僕は司会をします!

11月26日


11月27日


11月29日


エンターザミュージックのT4PT第8弾!

https://youtu.be/hDSRfNT3tuM


それでは皆さん、演奏会とエンターザミュージックでお会いしましょう!


  藤岡 幸夫
2020/11/19



11月21日(土)のエンターザミュージックは人気回のアンコール再放送でベートーヴェン交響曲第3番「英雄」!
お馴染み新井鴎子さんをゲストに楽しくお届けいたします!


関西フィルはトランペットとティンパニは古楽器を使用。我々ならではのエキサイティングなパフォーマンスをお届けします!

11月28日(土)のエンターザミュージックは大人気シリーズ神尾真由子先生のレッスン第3弾!で真由子先生の2人の愛弟子のレッスン風景です!



《関西フィルは来春より練習場・事務局を門真市に移転します!!》








来春より関西フィルは芸術提携を結んだ門真市に引っ越し、ルミエールホールを練習場とします。練習だけでなく新企画も‼️

コンサートホールで練習するのは念願だったので凄く嬉しい!4月にはエンターザミュージックの公開収録をする予定。往年の名番組で尊敬する「オーケストラがやってきた」へのオマージュです。

8月から移転先で紆余曲折、9月末に浜橋専務(向かって左)と大喧嘩した翌日の明け方に、目が覚めて突然「門真だ‼️」と閃き(ひらめき)、直ぐ浜橋さんにメール。浜橋さんがその日直ぐにホールに連絡してくださり、その後はあっという間に決定‼️ 

別府館長(中央)もこの突然の申し出を大変喜んで下さり、皆で新しい未来を夢みる事に😊しかもホールは昨年リニューアルしたばかり。歩いて3分の古川橋駅前は近年整備され美しくとっても素敵です😊

既に関西フィルと深い絆で結ばれている東大阪は隣街。東大阪・野田義和市長と門真・宮本一孝市長同士も仲良くされていて、新しい発想でこのエリアの文化的発展を目指します‼️

8月に移転を余儀なくされてから門真に決定するまで、本当に大変だった事務局の皆さんや、関西フィルのために熱く動いて下さった全ての皆様に心から感謝いたしております。
関西フィルは移転先を30箇所以上検討していたけど、門真はたまたまノーマークだった。我々の強運を感じます!


凄く喜んで下さってる宮本一孝市長と‼️


既に関西フィルが芸術提携を結んで、僕も特別顧問をさせて頂いている東大阪市の野田義和市長と。先日改めて東大阪を訪問して、これからも更に絆を深める事をお互いに約束してまいりました。



関西フィルといずみホールでオールベートーヴェン終了!


ピアノ協奏曲5番「皇帝」&交響曲第4番!


ソリストの菊池洋子さんは日本人離れしていてダイナミック‼️アンコールのバッハの美しさは絶品でした。

交響曲も関西フィルが歌に溢れエキサイティング!我々ならではの演奏になった手応え。

エンターザミュージックで収録したのでどうぞお楽しみに!






学校の定期演奏会を指揮したり、関西フィルと共演したりとお付き合いをしている、大阪府立夕陽丘高校音楽科の皆さんに講義をしてきました。

音楽の話やアホな話など…若い人に話をする時は「何か言われた時に、スネる人は成長出来ない。それを肥やしにできる人が成長できる」という話はするようにしてます😃




昨日は大阪4オケの記者会見で尾高忠明先生と。英国留学時代に尾高先生には凄くお世話になりました😊


この古い写真はデビュー直後の25年くらい前。東京の尾高先生の第9の演奏会に伺い、第9のレッスンをお願いしたら、そのまま演奏会後に御自宅へ。レッスンじゃなくて楽しい飲み会になってしまい…😂😂

尾高先生の思い出は12月発売のエッセイ集にも色々書いております!


11月21日(土)は僕の生まれ育った文京区で中川英二郎さん&シエナと青春ポップス!! シナトラのナンバー他最高に楽しいです!



それでは皆さん、演奏会とエンターザミュージックでお会いしましょう!


  藤岡 幸夫
2020/11/13



11月14日(土曜)のエンター・ザ・ミュージックは、産休だった相棒の繁田美貴アナウンサーが復帰します。先週までの相棒の角谷暁子アナウンサーも引き続き随時出演予定です!


14日のゲストは俳優の辰巳琢郎さん&ソプラノ辰巳真理恵さん親子!

ごめんなさいm(_ _)m この日は琢郎さんがワインを出して下さり、放送7年目で初めて飲みながらのトーク!
「一体なんの番組?」的になってしまいました。でもとっても楽しかった!


琢郎さんの楽しいトークと真理恵さんの素敵な歌をお届けいたします。


最後に関西フィルのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲をお届け!
福井のハーモニーホールとっても素敵でした!



ETMの新シリーズ、チャイコフスキー国際コンクール優勝のヴァイオリニスト神尾真由子さんのレッスンシリーズ第3弾!の収録。
真由子先生の愛弟子で東京音楽コンクール前回優勝の関朋岳さん&今回優勝の前田妃奈さん!楽しいレッスン風景&トーク収録でした!


神尾真由子さんの演奏は関西フィルとのウォルトンのヴァイオリン協奏曲の1楽章をお届けします!
この新シリーズは、弦楽器勉強してる方は必見です!





「音楽の友」12月18日発売号の対談がありました。
英国での留学時代、しょっちゅうご馳走になった尾高忠明先生と広上淳一さんとの再会嬉しかった!



音楽評論家の奥田佳道さんの司会。
さすが奥田さん、マエストロ達から面白いお話を引き出してくださいました。


20年以上前の写真。広上さんがリヴァプールフィルを指揮する演奏会に婚約したばかりの奥様を初めて連れて来た時の写真。
演奏会後に中華レストランで4人で大盛り上がり。桜田淳子(広上さんはファンクラブに入っていた)や天地真理を熱唱して、周りのお客さん達がいなくなった(笑)

広上さんにこの写真見せたら凄く喜んでくれて嬉しかったです(^-^)

広上淳一さんの話はこちら



歴史あるアマオケの江戸川フィルとコンサート。皆さんよく進化して楽しかった!


本番前に音楽監督の元日本フィルの山下進三さんが指導


N響オーボエ奏者の和久井仁さんも熱心に指導。


元日本フィルのヴィオラ奏者で江戸川フィルの音楽監督の山下進三さんと、コーチの日本フィルヴァイオリン奏者の九鬼明子さん!お二人とも本番も弾いて下さいました。


N響の和久井仁さんは高校時代、このオケで吹いていました!

たまにアマオケ振ると教える事で新しい発見がたくさん!楽しかった。
皆さんありがとうございました!


それでは皆さん、演奏会とエンターザミュージックでお会いしましょう!


  藤岡 幸夫


2020/11/11


「ベーレンライター版や新ブライトコプフ版を好きになれない理由」の話


コロナ禍の中、コンサートが再開してベートーヴェンの7、5、2、3、4、9番と続けて取り上げたので、良い機会なのでベートーヴェンを演奏する上で、ベーレンライターと新ブライトコプフを好きになれない理由を書くことにした。

この2つの版を否定するつもりはないし、素晴らしい演奏は、どんな版を使ってるかは全然関係ないと思ってる。ただ、現場としては楽譜を信用して演奏したい。

僕は旧ブライトコプフ版が好きだが、一番の問題は、もうこの旧版が手に入らない事だ。
例えば、オーケストラの旧ブライトコプフのパート譜がボロボロになっても買い換えられない。
また、僕は2、3、4、5、7番は新ブライトコプフのスコアを(気になる箇所は旧ブライトコプフ版に直しながら)使ってる。何故なら僕のデビュー当時、ヨーロッパでは既に指揮者用の旧ブライトのスコアはもう手に入らなかった。これは大問題だ。


ベーレンライターと新ブライトコプフは、自筆譜や、出版前の清書譜、初演当時のパート譜などを精査して出版されたと僕は理解している。
それに対して旧ブライトコプフは、間違いの多い自筆譜を訂正し、再演するたびに変更された(ベートーヴェン自身による変更ではない箇所もあるが)箇所を反映させてきた。

僕は、国内で新作の初演を多く指揮してきたし、BBCフィルの副指揮者時代は毎月演奏会や放送録音で新作初演をしてきたが、自筆譜にミスが多いのは当たり前、コンピューターを使うようになっても、最初はミスが多い。
再演する度にそれが直されていく過程は凄く大切。ところが、ベーレンライターや新ブライトコプフはその過程を軽視してると強く感じる。

ベーレンライターを嫌いになった最初の理由は第9の4楽章330小節の有名なティンパニのデイミニュエンドが無くなっている事。




上は旧ブライトコプフ(Timにディミニュエンドがある)で下がベーレンライター(ディミニュエンド無し)

Tim がディミニュエンドする事でGott の合唱の響きが澄んで神聖になる素晴らしいアイディア。僕は大好きなのだが、ベーレンライターは自筆譜にこのディミニュエンドが無いというだけで、無くしてしまった。なんと軽率な!

自筆譜の後、最初の出版のための清書にはこのディミニュエンドは存在していているし(但し、Timだけのディミニュエンドなのか他の楽器も含むのか判別しにくいらしい)、
また、初演時の現在残されているヴァイオリン他のパート譜や、初演後にウィルヘルムⅢ世に献呈されたスコアには、合唱以外Timを含む全ての楽器にディミニュエンドがつけられている。
それを反映させたのが、新ブライトコプフ版。


新ブライトコプフ版

僕はこう考えている。初演の時は合唱が弱かった(記録が残っている)ので、全ての楽器にディミニュエンドが必要でつけられた。ベートーヴェンがこの Gott の響きを凄く大切にしていた証拠だ。
しかし、再演を重ねるうちに、合唱がしっかり歌えば全てのパートにディミニュエンドは必要ないと判断され、神聖な響きを濁してしまうTimのディミニュエンドだけを残したのが旧ブライトコプフ版だ。

何れにせよ、自筆譜に無いからと簡単にディミニュエンドを無くすベーレンライターには??

1楽章の81小節のベーレンライターのフルートとオーボエのD音もあり得ない。
自筆譜他の手書きがDだかららしいが…!?書き間違えの可能性が高い。あるいは最初にベートーヴェン自身がDを書いて、旋律を再現する段階でBの方が良いと判断して、最初のDもBに書き直すのを忘れたのか?
ベートーヴェンは楽譜を細かく見直さなかったという記録もあるし、初演時のベートーヴェンは難聴が酷く、木管をちゃんと聞き取れていなくて気がつかなかったのかもしれない。
ベートーヴェンが、提示した旋律と再現させた時の旋律を変化させる時(整合してる場合が多いが、希に変化する)にはそりなりの説得力があるが、これは余りに突拍子で不自然。
アバド他、ベーレンライターを使ってもここはBで演奏する指揮者は多い。




上は新ブライトコプフで旧版と同じBだが注釈をつけてる。下がベーレンライター。

以上の2点だけでも、僕はベーレンライターを全く信用出来なくなった。
新ブライトコプフは、この2箇所以外の箇所で疑問が沢山あり(殆どベーレンライターと同じ変更箇所)使う気になれない。

他にも沢山の疑問箇所があり書ききれないけど分かり易い箇所を上げていく。
主に自筆譜を参考にされたという変更で(ベートーヴェンの自筆譜は凄く汚かったのに)、

2番の2楽章44小節目の2番クラリネットの2つ目の音。




上が旧ブライトで下がベーレンライター(新ブライトコプフも同じ)

ベーレンライターだと和音が変わってしまい緊張感が無くなるし不自然に感じる。
納得できない。


3番「英雄」

1楽章548小節のヴァイオリンのHがBに。




上が旧ブライトコプフでH、下の新ブライトコプフはB(ベーレンライターもBだが、Hの可能性も指摘してる)

提示部と同じ音列H(旧ブライトコプフ)であるべき。
手書きのナチュラルが♭に見えたのか?
(先日、オーケストラが新ブライトコプフ版だったのでBで演奏ししてみたがやはりHと感じる)。


4番の1楽章290小節のHがHisに。
58小節に使われた旋律が使われているが、
ベーレンライターではHが半音上げらてる。ベートーヴェンにしてはお洒落?で不自然に感じてしまう。




上が旧ブライトコプフで下がベーレンライター(新ブライトコプフも同じ)

例を上げたらキリが無いのでこのくらいにしておく。

デビュー当時、毎年振りにいっていた北欧のオーケストラの首席客演指揮者が、ベーレンライター版を使った古楽器オーケストラのCDで有名な指揮者だった。
僕が指揮した演奏会の翌週にその指揮者がベートーヴェンを振りにやってくるというので、僕は滞在を伸ばしてリハーサルを見に行ってびっくり!
彼は旧ブライトコプフ版を使っていたのだ。
恐る恐る質問するとマエストロはニヤリとして「あれは、コマーシャリズム。僕は普段はこっちを使ってるよ」と一言。

この指揮者に関して、全く同じ光景が東京のカザルスホールで目撃されて、東京でも一部で話題になった。

何れにせよ、出版社もお金を稼がなきゃならないから、何か新しい事をしなきゃならない。それが本当に正しいのかどうかは、現場で音を出す我々が慎重に判断する必要がある。

それから、ベーレンライターが出版され、同時期に古楽器オーケストラのCDが大流行。ベルリンフィルもアバドやラトルと小編成でベートーヴェンを演奏するようになったが、それはあくまでも近年の演奏スタイル。

ベートーヴェンは常に倍管で弦楽器16型の大編成を望み4番から実現してきた。

7&8番の初演時は弦楽器は18.18.14.12.7+コントラファゴット2で倍管、
第9の初演時は人数が集まらなかったが、それでも弦楽器14.14.10にチェロとベースが合わせて12で倍管だった。

ベートーヴェンは常に大編成を求め倍管をイメージしてスコアを書いてる。
また新しい楽器を常に求めていた。当時の楽器に満足していなかった事も忘れてはならない。

もうひとつ、ベートーヴェンは他人が指揮している演奏を聴いて(耳は悪かったがテンポくらいはわかった)、しばしばテンポが速すぎると感じた。そしてそれは自分が指定したメトロノームのせいだと発言した記録が残っているのも興味深い。
ノッテボーム著「ベートヴェニアーナ」他参照

以上、思いつくままに書いた長文、読んでくださりありがとうございました!




  藤岡 幸夫

2020/11/5


11月7日(土)のエンターザミュージックは山形交響楽団初登場!
僕の大好きなシベリウスの交響曲3番を角谷暁子アナウンサーと楽しくお届け!


近年躍進を続ける山形交響楽団!
とってもエキサイティングな演奏会でした!


コンサートマスターの高橋和貴さんと、首席チェロの矢口里菜子さん(The 4 Players Tokyoの1人で番組ではお馴染み)。
リハーサルからとっても楽しかった!


山響の専務理事・事務局長で元関西フィル事務局長の西浜秀樹さんとの楽しいトークも(^-^) 2000年当時、ヨーロッパを本拠地にしていた僕を関西フィルに引きずり込んだ人です笑



10月31日は静岡交響楽団の定期でベートーヴェン交響曲2番&3番「英雄」でした。オーケストラが凄く進化していてびっくり!管楽器は格段に良くなって(失礼な言い方でごめんなさい)素晴らしい!


清水の港が目の前の素敵なコンサートホールが本拠地で、リハーサル3日間もここで出来るのが嬉しい。

弦楽器の首席には百戦錬磨の素晴らしい方々が客演しているのも魅力。


ソロ・コンサートマスターで元読響のコンマスの藤原浜雄さん!


首席セカンド・ヴァイオリンは元東京都響首席の平尾真伸さん!


首席コントラストバスは元東京フィル首席の吉川英幸さん!(凄い筋肉!お腹割れてます!)

以上のお三方は70歳代とは思えない若さ!!


ヴィオラ客演首席は秋山俊行さん!チェロ客演首席は金子鈴太郎さん!と現役活躍中のお二人!

リハーサルから本番までとっても楽しかった!静響の皆さん、お客様及び関係者の皆様!ありがとうございました!


それでは皆さん、演奏会とエンターザミュージックでお会いしましょう!


  藤岡 幸夫



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