藤岡幸夫公認ファンサイトトップへ



2014年6月分

過去の一覧へ

←つづき(過去) つづき(先)→

2014/6/30


昨日は大阪で普段応援して下さってる後援会の皆さんとパーティー。
ゲストは8月8日の関西フィルとのコンサートでラプソディーインブルーで共演するジャズピアニストの小川理子(みちこ)さん。
素晴らしい演奏でした!
今から8日が楽しみです。
関西フィルに来て15年間応援して下さってる皆さんには本当に心から感謝しております。これからもよろしくお願いいたします!



小川理子さんはCDが英国で賞を受賞するなど素晴らしいジャズピアニストでありながら、なんと普段はパナソニックで責任ある重要なポジションにあるスーパーウーマン!僕の誇りにしている同級生でもあるのです!2年前に銀座のジャズクラブにこっそり聴きに行って8月8日の共演をその場でお願いしました。お楽しみに!


さてさてその前に、7月5日は毎年恒例の吹田で若手の生熊茜さんを迎えてラフマニノフのピアノ協奏曲2番でメインは関西フィルとの十八番のシベリウスの交響曲2番です!
音響も素晴らしいホールなのでお楽しみに!

6日はこちらも毎年恒例で兵庫県多可町で地元合唱団との共演他リエンツィやウィリアムテル、運命の力、椿姫など華麗なるオペラ管弦楽曲集です!

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


2014/6/28


昨日はオペラシティの楽屋で親友のノリチカと「音楽の友」が大坂秋の陣の取材をしてくださった。





取材後はそのままノリチカと山形交響楽団のゲネを見学。金管楽器全てが古楽器を使ったサウンドはなんとも魅力的だった。ノリチカが育んできた素晴らしい成果。本番聴きたかったが夜は後輩達との同窓生オケのユニコーンオーケストラのリハ。こちらはまだまだお話にならん…。


今日は大阪に帰って、今週末は関西フィルと毎年恒例で5日が吹田、6日が多可町(兵庫県)でコンサートです!

それではまた!


PS かみさんが僕の眉毛に一本だけ白毛を見つけてなんとマジックで塗ろうとした。それってどうなんだろ…。


   藤岡 幸夫


2014/6/24


噂に聞いていた中古LP・CDの名曲堂阪急東通店にふらっと行ってきた。いやはや期待以上に豊富なLP在庫にびっくり!
昔の国内盤の新品のコーナーがあったり60年代録音コーナーとか区分けが個性豊かで、店内もなんとも温かい昭和な素敵な雰囲気で中学生気分を楽しんだ。
中古LP5枚と絶版本一冊購入。
お店のご主人の奥様が店内に入るや僕のファンと凄く喜んで頂けて素直に嬉しかったです。また伺います。



お店の素敵なご夫婦。心が温まりました!ありがとうございました。

名曲堂阪急東通店
http://blog.livedoor.jp/meikyokudo/


昨日の夜は先日も宣伝したフェニックスホールのモルゴーアクァルテットのコンサートに行ってきた。前回も大変感動したけど今回も凄かった!
とにかく後半のプログレが強烈で荒井英治さんの編曲も素晴らしくまるでオリジナルの弦楽四重奏作品のように完璧に響いて、前半のリゲティやショスタコーヴィチと比べても音楽的に遜色無いどころか凌駕していた…また聴きに行きたい。


今日は朝から独りで観光。
まず行ったのが蟹満寺。
大阪から電車を乗り継いで1時間半で玉水駅下車。何にもない小さな駅で表示もなくスマートフォンのナビを頼りに歩くこと30分でやっと着いた。
残念ながら本堂は数年前に建て替えられてしまったが中の国宝釈迦如来坐像は見応えがあった。



玉水駅から2キロ歩いてやっと標識が現れました。



蟹満寺は小説にも登場する由緒あるお寺で、さびれてた本堂が新しくなりちょっと残念でした。


近鉄駅にタクシーで移動して以前も紹介した大好きな秋篠寺へ。本当に何時間でもいられる素敵なお寺です。



秋篠寺東口門



お庭のベンチから本堂を眺めるのも気持ちがいい…とにかく静か…!
本堂の中には国宝の美しい技芸天(僕のミューズの女神!)をはじめ素晴らしい仏尊像が並び、中にも椅子があるのでいくらでもいられる。


秋篠寺はまた近々に来ることにして薬師寺へ。

薬師寺はとにかく雄大な空間が魅力。お堂の中も明るく風通しが良くて、国宝を眺めながら凄く気持ちいい。ここもまた来たくなる素晴らしいお寺。

薬師寺から歩いて唐招提寺へ移動中にお蕎麦やさんを発見。昼間から冷酒に蕎麦を楽しんだ。



蕎麦「よしむら」なかなか美味しかったです。


ほろ酔い気分で唐招提寺を散歩して夕方早めに帰ってきた。



唐招提寺の境内


関西ならではのオフを満喫してきました。
鳥達の声に、風で木々が揺れる音に緑の匂い…
いいリフレッシュになりました。



それではまた!


   藤岡 幸夫


2014/6/23


昨日は梅田芸術劇場で関西フィルと毎年恒例のレクサスコンサート。満席お客様ありがとうございました!

昨日のゲストはテレビ半沢直樹の浅野支店長役でお馴染みの石丸幹二さん。

石丸さんは東京音大でサックスを勉強した後芸大の声楽科に入りなおしてミュージカルのトップスターにという経歴で、いやはや素晴らしい歌唱でした。

それにリハーサルでお会いする前は浅野支店長のイメージでどんないやなヤツかと思ったら素晴らしいお人柄でとっても楽しかった!ありがとうございました。是非ともまた共演したい。

それから毎年お世話になってるレクサス関係の皆様、土日とお世話になった梅田芸術劇場のスタッフの皆さんにも深く感謝です。

この土日で新しい関西フィル&クラシックファンが生まれた事を願います!

それではまた!



関西フィルには石丸さんの東京音大時代の先輩が2人いてなかなか微笑ましかったです。またお目にかかる機会を楽しみにしております。


   藤岡 幸夫


2014/6/22


昨日は梅田芸術劇場で関西フィルと恒例の阪急親子チャリティーコンサート。
4月中にチケットは完売になったそうでたくさんのお客様ありがたいことです。司会とナレーションの野々すみ花さんもとっても素敵でした。
新しいクラシック&関西フィルファンが生まれた事を願います。

それから関西フィルのスポンサーでもある阪急の皆様には本当に感謝いたしております。

皆さんありがとうございました!



野々すみ花さんの「魔法使いの弟子」のナレーション素晴らしかった!


本番後すぐABC新人コンサートへ。来年2月に関西フィルとの共演者を選ぶオーディションも兼ねていたのだけど6人とも誰が選ばれてもおかしくないくらい本当に素晴らしかったです。

このレヴェルになると、演奏者だけでなく選んだ曲の性格や内容も選考にかなり左右すると感じた。
また素晴らしいテクニックを持っていても曲と闘っててる人と曲に愛を注いでる人では弾いている姿が違う。僕自身も逆に勉強させてもらえたしとっても素敵なコンサートだった。
また皆さんに会えるのを楽しみにしています。



左から、河村晋吾さん、石倉瑶子さん、蓑田莉奈さん、小島燎さん、宮崎真理子さん、松岡井菜さん



選ばれた2人とは来年2月に関西フィルと共演します。左がヴァイオリンの松岡井菜さん、右がピアノの蓑田莉奈さん。2人とも凄い才能をどこまで進化させるか楽しみです!


   藤岡 幸夫


※6/21阪急親子チャリティーコンサートのevent reportはこちら
2014/6/17


日曜は関西フィル弦楽オーケストラと生野マインホール(兵庫県)でコンサート。生野でコンサートは8回目になるが、山で囲まれた美しい街の素敵なホールで心温まるコンサートでした。

今回はお客様に大サービスで関西フィルの演奏をバックに僕が手品を披露。お客様にもオケにも喜んで頂けたがこれが最初で最後。
やっぱり音楽で楽しんでいただかなきゃねぇ…(笑)
来月6日はすぐ近くの多可町での関西フィルとのコンサートが楽しみです!

マインホールの熱心なスタッフの皆さんありがとうございました!



ホールの隣。山に囲まれた生野は銀山で有名で歴史ある建物が残り風情があります。



帰りの生野駅。皆は車移動でホームには人がいなくて僕独り。緑の匂いがたちこめて郷愁感を楽しみました。


昨日は元日本フィルのアシスタントコンサートマスターで定年で退団された僕の大恩人の石井啓一郎さんのリサイタルに行ってきた。37年間毎年このリサイタルを続けていらして、昨日も音楽への愛情と素晴らしいお人柄が伝わる演奏で、奥様の啓子さんのピアノも品格高くとっても素敵な演奏会だった。

啓一郎さんは渡邉暁雄先生の内弟子の時からしょっちゅうご自宅に呼んで下さったりして可愛がって頂いただけでなくデビューしてからも沢山の事を教えてくれた大恩人。

5年くらい前にリハーサルの休憩中に啓一郎さんが僕に「フジオカ、お前成長しちゃったな…」と言われ僕が「それって、誉めてくれてるの?怒られてるの?」と聞くと啓一郎さんの答えは「俺にはわからん…」だった。
以後、僕は初心に帰ることを大切にしているのです。

それではまた!


   藤岡 幸夫


※6/15 関西フィル弦楽オーケストラ@生野マインホールのevent reportはこちら
2014/6/14


さてさて今日から関西に帰って今月関西フィルとコンサートが続きます。明日15日はお馴染み生野で関西フィル弦楽オーケストラとコンサート。

来週の週末は21日(土)が恒例の阪急ゆめ・まちコンサート、22日(日)はこちらも毎年お馴染みのレクサスコンサート(チケットレクサスディーラーでのみ取り扱い)、来月5日(土)は毎年恒例の吹田で七夕コンサート、6日(日)も恒例となった兵庫県多可町でコンサートです!

7月5日吹田のプログラムはラフマニノフのピアノ協奏曲2番にシベリウス交響曲2番!

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


<管理人より>

◆こちらののFrom Sachioもご覧ください。
「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番と園田高弘先生の思い出」 の話 2009/04/13
「シベリウス 交響曲 第2番 そして 渡邉 暁雄 先生」の話 2008/01/31 


◆耳寄り情報
明日の生野(兵庫県朝来市)で関西フィル弦楽オーケストラとコンサートの会場、生野マインホールの最寄駅、生野駅から、竹田城の最寄駅、竹田駅までは電車で20分です!入場制限時間があるので、演奏会の前に竹田城に立ち寄りっていただいた方がよいかもしれません。

写真は藤岡さん撮影の竹田城 2011/12/24付From Sachioより





2014/6/12


昨日は奇跡的に晴れ。

ビーチサイドで一杯やりながらのんびり読書をする僕にかみさんが、「アナタ、ロデオに乗るわよ!」と引っ張りだされ、バナナ型のボートにまたがりジェットスキーで海上を引きずり回された後、「アナタ、のりちゃん(親友の飯森ノリチカ)推薦の竹富島に移動して観光よ!」

という訳でフェリーで移動→水牛車に乗って村の観光→島をサイクリング→星形の砂がみつかるビーチで星砂採取→再びサイクリング→フェリーで小浜島に帰る

という絵に書いたような観光をしてきました。

いやはや…今日帰ります!









人口358人の美しい島でした。


PS 先日シティフィルのリハーサルの休憩時間に団員さんからどこの海に入るんですか?と聞かれてしまった。僕がサーファーだと思ってる方が結構いるみたいだけど、僕はサーフィンはやらない。昔ぼくがやっていたのはウィンドサーフィンといって、サーフボードにヨットのようにセイル(帆)がついたもので全然違う。しかも忙しくてこの20年近く全く海にでていない(入るとは言わないのです)。ケガをしやすいスポーツなのでこの先もやる機会はなかなか無いと思います。


   藤岡 幸夫


2014/6/11


沖縄小浜島結婚25周年旅行4日目。

かみさんの口癖は「私は普段の行いがいいから絶対に晴れる」で、大荒れの天気予報に反して昨日の午後から晴れて、今朝も晴れ。

かみさんの面目躍如で良かった良かった…!








   藤岡 幸夫


2014/6/10


沖縄旅行でバタバタしてて誕生日のこと書くの忘れていました。メッセージをくださった皆さんありがとうございます!

先月関西フィル&関西フィルコアと取り上げたドヴォルザークのレクイエムや先日東京シティフィルと取り上げたヴォーン・ウィリアムズの5番は深い優しさが根底にある素晴らしい傑作ですが若い頃全く理解できてませんでした。

最近は歳をとるのも悪くないなと思うようになっております。

今かみさんと結婚25周年で沖縄にきてますが、新婚旅行も沖縄で、これまでかみさんの忍耐のおかげであの頃よりも夫婦仲良くしていられることに改めて感謝しているのであります。

というわけで…1日くらい晴れてくれないかなぁ…



昨日夕方突然晴れて空が美しかったです…


   藤岡 幸夫


2014/6/9


結婚25周年修業…じゃなかった旅行は今日も沖縄小浜島は雨。

明け方から9月に関西フィルと取り上げるマーラー交響曲6番のスコアにどっぷり浸り、後は読書とTSUTAYAでごっそり借りてきたDVD(お恥ずかしい)。

かみさんご希望の中山美穂と唐沢寿明主演のドラマ「おいしい関係」観てたら、美味しいコンソメスープを飲みたくなってきた…

夜は話題の映画「テルマエ・ロマエ」を鑑賞予定。

あまりに緩い行動で脳ミソが耳から垂れてきそうだが…たまにはいいか…





   藤岡 幸夫


2014/6/8


昨日は東京シティフィル定期。オーケストラ素晴らしい演奏をしてくださいました。

ハイドンは疾風怒涛で楽しかったし、ラフマニノフのハオツェン君も凄かった。そしてヴォーン・ウィリアムズの5番はシティフィルが僕の想いに共感してくれて、なんとも深くて美しい素晴らしい演奏で一生想い出に残る演奏会でした。

新しいヴォーン・ウィリアムズファンが生まれてくれたらと願います。(とにかくCDでは良さが分かりにくい上に演奏によってかなり左右されてしまう作曲家なので)。
それからハイドンにヴォーン・ウィリアムズというチケットが最も売れにくいプログラムを組ませてくれた事務局のスタッフにも感謝です。

リハーサルから4日間本当に幸せでした。皆さんありがとうございました!

さてさて今日から久しぶりのオフなんですが、なんと!一つ歳上のかみさんと結婚25周年旅行で沖縄の石垣の近くの小さな島に行ってきます。梅雨は明けず天気予報は毎日雨…

9月に関西フィルと津山国際音楽祭で取り上げるマーラー交響曲6番のスコアにどっぷり浸ってきます!

それにしても朝から晩までかみさんと五日間一緒というのはなかなか…一回り成長してきますわ…

それではまた!



本番前にヴィオラトップの渡邉信一郎君と。実は信一郎くんは恩師渡邉暁雄先生の可愛がっていたお孫さんで、小学校入る前から良く知っていて今回共演できてすごく嬉しかった。昨日は天国の暁雄先生にもすごく喜んでいただけたと思います。


終演後にご機嫌の戸澤さんと渡邉さん。2人とも美しいソロをありがとうございました!コンサートマスターの戸澤哲夫さんは3月に紹介した荒井英治さんと共にモルゴーアクァルテットのメンバー。とにかくプログレファン必聴の強烈なクァルテットなので是非とも聞いて欲しい。
6月23日大阪のフェニックスホール、25日福島市音楽堂大ホール、26日東京の浜離宮朝日ホールです!



辻井伸行さんとクライバーンコンクール同時優勝のハオツェン君の今時珍しいくらいスリリングでエキサイティングなラフマニノフは圧巻!豪快にして繊細。ときに狂ったようにテンポドライブする反面冷静に指揮に合わせてくる。是非ともまた共演したい。


   藤岡 幸夫


※6/7 東京シティフィル定期演奏会のevent reportはこちら

2014/6/4


   ヴォーン・ウィリアムズ「交響曲第5番」の話


6月7日(土)東京シティフィル定期で僕の大好きなヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の交響曲第5番を取り上げる。もし誰の交響曲5番が好きか?と聞かれたらそれがいかにくだらない質問と分かっていても喜んでシベリウスとこヴォーン・ウィリアムズの5番を選ぶ。

第2次世界大戦の最中に書き上げられた優しさに満ちた音楽。
例えばショスタコーヴィッチの5番が初演された同じ年に書き始められてるが、音楽の性格は真逆だ(勿論どちらが良い悪いの話ではない)。ショスタコーヴィッチの5番には悲しみや怒り皮肉が強烈に込められているが、同時期のRVWの5番は平和への祈りで愛に満ちていて負のエネルギーが無い。(最も当時RVWは70歳になっていて人間に深みがあったし、負のエネルギーは前作4番で発散したとも言える)。

ヴォーン・ウィリアムズは同時代の先鋭的な音楽には目もくれず、「音楽は多くの人々に愛されてこそ価値がある」として、英国の民謡や賛美歌を研究してその旋法を音楽に取り入れ、その結果音楽に独自の郷愁感やチューダー調の教会を彷彿させる品格高い響きが生まれてる。

また多くの映画音楽が影響を受けていると言われている。
CDなどで聴くとメリハリがわかりにくいが、音楽が立体的に出来ていてスケールが大きくその響きは高貴にして美しい…。

この交響曲5番は第2次世界大戦の最中、大勢の死者をだしロンドンがドイツの空爆に怯えるという緊張感の中で初演され、その平和への祈りが込められた聖なる交響曲は多くの国民の傷ついた心を優しく包みこんだ。

尚この交響曲5番はRVWが敬愛してやまなかったシベリウスに献呈された。


第1楽章

ホルンが静かな旋律を奏でて始まる。続くヴァイオリンの旋律は祖国の母が天界から優しく呼び掛けているよう…

英国民謡を思わされる旋律が相互に絡み合いそれはまるで平和だった祖国を懐かしむかのような空気感…テンポは途中早くなるが再びゆったりと音楽は高揚していき、それは傷ついた人々の心を包み込むかのようだ…


2楽章 神秘的な幻想が疾走する品格高いスケルツォ。


3楽章 ロマンツァ

RVWが書いた最も美しい音楽のひとつ。
悲しむ人々を慰めるかのような深い優しさ…
後半嘆き叫ぶがそこに恨みや怒りは無い…慰めるかのような美しい音楽…


4楽章 パッサカリア

交響曲5番全体に同時期に作曲していたオペラ「天路歴程」と関係が深いが、4楽章冒頭の主題はオペラの中の「美しい家」の音楽。

パッサカリアがクライマックスを迎えると1楽章冒頭の静かな主題がここでは最強奏でドラマティックに再現されそれが静まると、賛美歌風の美しいメロディが流れだす…弦楽合奏の中で隠れて聞こえるヴィオラとチェロのソロが立体的で美しく…音楽は最後に永遠の平和への祈りとなって浄化していくのです…
深い祈りが込められた聖なる交響曲。


以前もちょっと書いたが、若い頃は、熱狂や陶酔とは無縁のこの交響曲の良さが分かってなかった。
ロンドンにいるマネージャーのニックに「本当の悲しみを知った時にきっとわかるようになるさ…」
と言われた事もあった。

余りにも悲しいニュースが多い中で、この曲の深い優しさがお客様に伝わる演奏会になればと思ってる。

東京シティフィルとは前回もヴォーン・ウィリアムズを取り上げていて(タリスの主題による幻想曲)響きがとっても美しく本番どこまで進化するか楽しみだし、いつも僕のやりたい事に真摯に応えてくださり前半のハイドン交響曲49番「受難」もエキサイティングで楽しい。

明日は辻井伸行さんとクライバーンコンクールで同時優勝のハオ・チェンチャンさんとのラフマニノフでの初顔合わせでこちらも楽しみ。


6月7日(土)14時開演(オペラシティ大ホール)
東京シティ・フィル チケットサービス03-5624-4002

皆様のご来場をお待ちしております!

PS1 マンチェスターカメラータ(室内管弦楽団)のシェフ時代にハイドンの疾風怒涛期の交響曲はしょっちゅう取り上げていたので懐かしい。メインはヴォーン・ウィリアムズの交響曲で英国時代のいろいろな思い出が甦って個人的にとても嬉しいプログラムです…。

PS2 ヴォーン・ウィリアムズ5番は今回改訂版を使ってる。大きく違うのが3楽章のクライマックス練習番号10の前3小節からティンパニが1小節ズレてる。理論的にはこちらの方が正しいが、作曲者自身の指揮の録音では旧版通り。ただしその録音は初演時のライブ録音でティンパニ奏者が間違えた可能性もあるので今回は改訂版に従った。他にもいろいろ修正箇所があって興味深い。


   藤岡 幸夫


2014/6/2


早いもので今年も6月ですね。毎年6月は僕にとっていろいろある節目の月です。

まずは1日で当ファンサイト7周年!で管理人さんには言葉で言い表せないほど心より感謝しております。本当に今までありがとう!これからもどうぞよろしくお願いします!

5日は恩師渡邉暁雄先生の誕生日で、また大好きだった義父の命日でもあり、それから僕と亡くなったおふくろとまだ元気なオヤジの誕生日も6月。

さらに22日が渡邉暁雄先生の御命日で23日が英国の恩師サー・チャールズ・グローヴスの御命日。

という訳で6月はいろいろあって改めて身を引き締める月でもあるのです。

そして今週7日の東京シティフィルの定期のリハーサルが4日からはじまります。久しぶりのシティフィルとの共演をとっても楽しみにしています。

それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫



←つづき(過去) つづき(先)→

過去一覧へ