藤岡さんから2001年3回目のお手紙が届きました。
今回は、吉松さんの5枚目のアルバムの録音を終えられた直後のメッセージです(写真はもちろん大きなJPEG写真にリンクしてあります) 。お楽しみ下さい。
感想のメールもお待ちしています。

みなさんお元気ですか。

今マンチェスターでやっと吉松さんのレコーディングが終わったところです(隣で吉松さんはビールを飲んでます)。

その報告の前に、今月(3月)山形交響楽団と、名古屋フィルとのコンサートがありました。 山形響はとってもインターナショナルなオケ(外国人のプレーヤーが多くてビックリ。ポーランド、ドイツ、中国、カナダ、etc.。)ヨーロッパのオケと仕事してるみたいでした。沢山のお客様、それに犬伏さん(若いコンミスの方です)のソロも美 しく、いいコンサートでした。

名フィルの定期はオール邦人プロで(外山、伊福部、吉松)完売。オケも凄い集中力(去年振った時も感じたけどちょっと普通じゃないです。)とシンパシーで吉松さんもハッピー!

それにしてもこの両オケの元気振リには感動しました。 21世紀の日本のクラッシック界の未来は明るい!!



録音無事終了でビール&お酒が旨い!




お店の前でTWO SHOT!


さて名フィルの直後イギリスへ。

吉松さんとの通算5枚目のアルバム。
今回は交響曲4番(初演)にトロンボーン協奏曲「オリオンマシーン」(ソリストは ヴィ−ンフィルの首席のイアン・ブスフィールド)、それにアトムハ−ツクラブ組 曲。今までまた全然違うコンセプト。

交響曲4番は今回はなんて表現したらいいんだろう?(今、隣の吉松さんに聞いてるんだけど)・・・・・。
1楽章は、鉛の兵隊とねずみのバトル、2楽章はサーカス、3楽章の美しさはここでは言い表せません!吉松さん初の「アダ−ジェット」。今までと違う美の世界。4楽章は春の風と少年のスキップ。3番とうって変わってコンパクト。

初日、BBCはYOSHIMATSUだからとファーストヴァイオリン16型の大編成を用意してくれたけど12型に絞りました。5月に関西フィルと日本初演します(後半はチャイコフスキーの4番)お楽しみに!

トロンボーン協奏曲は最近ロンドン交響楽団からヴィ−ンフィルに移籍したイアン。 彼の持つ美音を駆使してこの曲の持つ深遠さを強調した演奏。(カデンツァはかなりイッチャッテましたけど)。 日フィルの首席の箱山さんのノリノリの演奏(CD出てます。是非聴いてみてください!これまた最高。)とはまた全然違って面白かった。

最後は「アトムハ−ツクラブ」組曲。弦楽合奏のロック!オケのメンバーは大喜び。 最後の和音、狂ったように叫び声を上げて足踏みとともにフィニッシュ。このテイク で発売されます。 とてもクラッシックとは思えない?

というわけで明日(29日)吉松さんと日本へ。僕は4月1日のコンサートのためで4日間だけの日本滞在。

みなさんまたメール待ってます!
 

          2001年3月30日 

PS1 名フィルの定期で本番振りながら「僕はこの曲と一生付き合っていけるんだ」
     というなんとも言えない幸せな気持ちになりました。名フルもこの交響曲1番
     を本当に心をこめて演奏してくださいました。
PS2 実現するかどうかわからないけど、バシュメットが吉松さんにヴィオラ協奏曲
     を頼んだらしい?もし実現すれば凄いぞ−!
PS3 メジャーリーグに行った新庄。最初のオープン戦ノーヒット。その時のインタ
     ヴューが良かった。すっごくいい顔をして本心から「今日は戻ってきませんか
    
ら、明日から頑張るしかないですよ。」この一言で新庄ファンになった。
PS4 田村正和のTVドラマ「おやじィ!」を観る。久々の田村、面白い。それに
     黒木瞳の田村の奥さん役が明るくていい。黒木瞳のイメージが変わる。 
PS5 レコーディング後にアル・ジャロウを久々に聴く。洋楽ではボズ・スキャッグ
     スとこの人の声が一番好き。仕事を忘れてボーっとできた。


※本ページの写真は藤岡さんのプライベート写真です。
 無断転用はお断り致します。

〜藤岡幸夫さんを応援するWEBの会より〜
すでに届いたファンの皆さんのメールをご紹介しています。是非ご覧下さい!
そして、あなたも是非メール下さいね!


[ HOME ] [ PROFILE ] [ CONCERT SCHEDULE ] [ DISCOGRAPHY ] [ LETTERS ] [ ABOUT THIS SITE ]
[ FROM MANCHESTER ]