良い意味でショックを受けたコンサートでした。
チューバも、アンダーソンも調和の取れた美しい曲で
よかったですが、ショスタコ5番に絞ってのコメントします。

藤岡さんの解説でイメージが拡がりました。
ミート・ザ・クラシックならでは、その価値を初めて感じました。
何より指揮する藤岡さんのイメージと聴く我々のイメージが、
シンクロしていることに気が付き感動しました。

第4楽章はすご〜く鳴ってましたね。圧力・重量感を感ずるほど。
そして壊れてましたよね。聴き終わって肩こりました!。
以前トークイベントで藤岡さんが吉松さんに”壊せー”て
言われたエピソードを思い出しました。
ショスタコの不本意な共産党賛美と相反する自由への渇望の
アンバランスが調和を壊している、まるで叫んでいる様。
ビンビン伝わってきましたし、感じましたよ!。

第三楽章は勉強不足で充分良さが理解できてないですが、
さらに勉強して(CD聴いて)また近いうちに聴きたいです。
是非近いうちにまた公演して下さい。

*****ここから44才男の奥さん******

今回ショスタコーヴィチの5番を聴いて、
こんなに「感じる」ことができたのは初めてで
そんな自分にうれしいビックリでした。

いつもありがたいと思っている解説トークですが、
今回の演奏はその解説どおりの内容で、
まるで映像とストーリーがあったかのように思えました。
裸の王様が想像できたり、恐怖感を味わったり、
苦しかったり、とめっちゃくちゃ聴き応えありました。
ほんで体力使いました。帰ったら体重減ってました
(藤岡さんはもっとやろうけど・・・)。
本当にスゴイ演奏でした。

アンダーソンの曲はどれも好きだけど
「忘れられた夢」めっちゃ好きになりました。
なんとも心地いい。今後、何度も聴きたいです。

テューバの音=低い=重い、だけじゃないんですね。
軽快なメロディーが意外でもあり楽しかったです。
テューバの低い音、大きな音の振動が心地よかったです。

関西フィルのトークってずば抜けてすばらしい特長ですが
まさか海外のソリストにまでトークがあるとは!!!
しか〜も!通訳が指揮者!!!こんなん普通あり得ます?
舞台上で英語を話す藤岡さんにホレボレしましたが
それ以上に通訳を引き受ける藤岡さんに「アッパレ」!
藤岡さん&関西フィルのこういうとこがたまらなく好き!




       2006年8月14日 44才男









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