藤岡 様

感想&報告が大変遅くなりました。
昨年の10月以来、東京では半年振りの藤岡さんに心ときめかせながら、4月4日桜満開の小石川後楽園を横目に“文京シビックホール”へ行って参りました。

日本テレビ「深夜の音楽会」の公開録画、 さっそうと現れた藤岡さんに思わず“きゃー! 藤岡さ〜ん!”と叫びたくなるのをググッとこらえて・・・・、

1曲目はショスタコーヴィチの室内交響曲(バルシャイ編曲・弦楽合奏曲)・・・・。初めて聴く曲で、もしや「暗く、重いのでは・・・」と勝手にイメージしていたけど、藤岡さんの指先から紡ぎ出された読響の弦の音は、ため息が出るほど美しい響きでした!

2曲目は、ブリテンの「シンフォニア・ダ・レクイエム」、日本建国の記念祭のために作られた奉祝の曲だったとの事・・・・・。 しかし、祝典にレクイエムとは・・・・、と記念祭には演奏されなかった云々・・・・、演奏前に、そんな説明がありました。
のっけから強烈な打撃音、まさに衝撃的!その後に続くパーカッションの清らかな響き、20世紀音楽が不思議にすーっと体の中に入ってきました。(藤岡さんの指揮、ものすごくかっこよかったです!)
ヴァイオリンソロを含む3楽章は、まるで神に抱かれているような美しい旋律、藤岡さんの棒が下りて一瞬の静寂、まさに“レクイエム”! 静かな感動・・・、
気高く、清らかでした・・・・・。

3曲目は、ベートーヴェン「ピアノ・ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲」。
若林顕(Pf)・藤原浜雄(Vn)・毛利伯郎(Vc)さん&藤岡さん指揮・読響の豪華メンバー。質の高い品格のある演奏は、程よい緊張感・・・、なのに何故か心が穏やか、日常の煩わしさもすーっと消えていくような・・・、すばらしく優雅な演奏でした。
それにしても、“読響さん”いい音! 久し振りに音の世界に酔いました!

今回は、テレビの収録ということで、指揮をなさった藤岡さんは後ろ姿が主で、お声もお聞きすることはできませんでした。(ちょっぴり残念!)
司会の方もおっしゃっていましたが、ハンサムなお顔はオンエアの際にじっくりと・・・との事でした。

相変わらず素敵な笑顔の藤岡さんに、同行の友人曰く「一段とお若くなったみたい・・・」 
「ヘアスタイルを少し変えたのかしら・・・?」
9月の“日フィル”は絶対に行きましょう! と約束して会場を後にしました。
大々満足の春の宵でした〜!




       2006年4月10日  mumu









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