藤岡 幸夫 先生

 10月6日の東京シティフィルの藤岡先生指揮の素晴らしいコンサートで、心が幸せ気分に浸っています。今も弾む様な気持ちで、毎日の生活の中での元気の素を頂き、感激しています。
 以下にコンサートの感想をお話したいと思います。

 まず最初の曲のハイドンのトランペット協奏曲は、平木さんの元気はつらつとした演奏で、トランペットの楽器の持つ、素敵な魅力をたっぷりと味わいました。ファンファーレの部分等、華やかで豪快な印象でした。ハイドンの曲では、ほとんど取り上げられない物だと思いますので、一期一会の機会でした。

 2曲目のラベルの亡き王女のためのパヴァ-ヌでは藤岡先生の指揮で繊細で優美な曲の魅惑的な印象を楽しみました。甘美なメロディーの曲は、藤岡先生のおしゃれな雰囲気とまさにぴったりでした。
 フランス音楽の世界で、心が優雅な気分になりました。私はフランスが大好きですので、イメージを広げながら感激致しました。

 3曲目の深井さんの『架空のバレエのための3楽章』では、対照的に情熱的なエネルギッシュな藤岡先生の指揮で、東洋的な色彩の強い、エスニックな素敵な演奏を堪能致しました。
 迫力のある演奏で、初めて聴く曲でしたが、バレエのダンサーがステージ場に登場する様な異次元を楽しみました。各楽章毎に変化する音楽で、藤岡先生のダンスするような指揮に夢中になりました。

 4曲目の最大の楽しみでした、チャイコフスキーの『白鳥の湖』では、抜粋版の中での凝縮されたものでしたが、あまりにも、素敵な藤岡先生の指揮で、目が思わずハートマークになってしまいました(?!)。
 オデット姫と王子の悲恋の物語ですが、ロマンティックな演奏で、この曲の醍醐味を存分に満喫致しました。オデット姫と王子のパダクシオンでは、最高にエレガントな演奏でしたし、最後のフィナーレでは、永遠の愛を表現し、悪魔の魔力を乗り越え、天上で無事結ばれるストーリが見事に表現され圧巻でした!藤岡先生が王子様に見えてくる様な錯覚をするほどでした。(^0^)♪〜♪〜
 藤岡先生の音楽に対する暑き思いがこのコンサートの全部で素晴らしく伝わってきまして、ホットな気分になりました。
 チャイコフスキーのバレエの『白鳥の湖』は、バレエでも、何回も見ておりますが、オーケストラでも充分に音楽の中で、イメージする事が出来ると改めて認識致しました。

 それからティアラこうとうのコンサートホールの印象ですが、シンプルな外観とコンパクトなホール内のバランスが程よく、この位のホールでのクラシックのコンサートは、音が充実していまして、贅沢な夢空間を満喫致しました!

 それから、嬉しいエピソードと致しまして、1階の最前列で、しかも藤岡先生の指揮の真正面での席でしたので、最高の位置での、ダイレクトの感動を味わう事が可能でした。これも、一生思い出に残るコンサートの内のひとつだと思いました。

 藤岡先生の明快な指揮で、更にスケールアップなさったもので、心から感動致しました。
 曲ごとの印象のバリエーションも抜群でした!
 藤岡先生の多彩な魅力で、心が満たされました。
 最高に素敵なコンサートだったと思います。

 それから藤岡先生の今後のご活躍をお祈り申し上げるとともに、是非、関東でも数多く、コンサートを予定なさって欲しいと心から思いました。

 芸術の秋本番のコンサートに魅了されました!
藤岡先生のコンサートは、私にとりまして最高の思い出となりました。感動をありがとうございました。

          2005年10月8日 福田 悦子




いつも本当にどうもありがとう。 「白鳥の湖」は音楽だけでも充分物語イメージできる
でしょう。
バレエ音楽はバレエがなくてもちゃんと楽しめるはず
だというのが僕のポリシーです。
前にも書いたけど、来年の9月久し振りに日フィルを
振るので楽しみにしてて下さいね。




藤岡幸夫

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