藤岡 幸夫 先生

 残暑御見舞い申し上げます。
私の今年の夏休みの楽しい思い出のひとつとしまして、昨日の8月6日に東京
交響楽団の飯森先生の指揮で、オルフの『カルミナ・ブラーナ』の熱演を思う
存分に楽しみました。
 以下に感想をお話したいと思います。(^0^)♪〜

 指揮は藤岡先生の親友でいらっしゃる飯森先生で、オーケストラは、東京交
響楽団でした。その他にも、私が最も期待していましたのが、日本フィル合唱
団の先生方のうちのお一人の高橋 淳先生がテノールのソロを歌われたからで
す。

 ユーモアたっぷりで、明朗快活な個性の高橋先生のお得意なこの曲ですの
で、どの様な歌唱をなさるのかとても興味がありました。期待感がいっぱいで
した!

 まずこの曲の序の部分から『運命の女神よ』の神秘的で、おごぞかなイメー
ジで、飯森先生のドラマティカルな指揮は、これから始まるこの素晴らしい名
曲の素敵な予感が漂っていました。
 東響コーラスの合唱も麗しい声で、皆さんが見事に感情移入をなさり、この
曲のストーリーが展開されていく中に引き込まれる様でした。

 第一部の『春』の場面では、この自然界の目覚めの喜び等が、ソロと合唱で
それぞれに個性豊かに表現されて、見所満載でした。
 飯森先生の颯爽とした指揮で、この世俗カンタータの人間賛歌があまりにも
素晴らしく表現されていまして、感激致しました。

 そして第2部の『酒場にて』で高橋先生がお酒に酔った主人公の一人をオペ
ラで演技力に磨きをかけた迫真の演技でステージ上に登場致しました。
 観客の皆さんも、あっと驚くほどの迫力のあるものでした。
 高橋先生の歌唱は、ユーモアたっぷりで、伸びやかで艶のある美しいもの
で、圧倒的な存在感がありました。私は思わず夢中になりました。
 そして、ソロを歌い終わると、第2部終了迄、ステージ上にばったりと倒れ
込みました。
 そして、第2部終了後に、可愛らしく、コケティッシュな演技で、席に無事
着席。観客席にほっと笑いの渦が広がりました。

 そして第3部は『愛の庭』で、様々な愛が素晴らしく歌われ、聴き応え充分
なもので、感動致しました。
 飯森先生の第3部の指揮は、叙情たっぷりで爽やかなイメージで圧巻でした。
 先生のエネルギッシュな指揮は、このカルミナ・ブラーナの曲の醍醐味にま
さにフィットし、気分も爽快でした。人生の楽しさと悲哀こもごもなストーリ
ーの名演だったと思います。

 日本フィル合唱団の友人達と出かけたコンサートですが、皆さん1996年
に藤岡先生の指揮で、この曲を歌った事があるので、感動が蘇る様だとお話を
伺い、この余韻に浸っていました。

 私もこの曲は、藤岡先生の日本フィル合唱団で指揮なさった後の音楽の友で
記事を拝見し、是非歌ってみたかったと思っておりました!

 もし、藤岡先生からメッセージを頂ける様でしたら、この名曲の内容等、
是非お願い致します。

 それでは、藤岡先生の今後のご活躍をお祈り申し上げます。



        2005年8月7日 福田 悦子




へぇ〜、飯守先生東京交響楽団とオルフの「カルミナ・
ブラーナ」やったんですか。
あ〜、僕も聴きに行きたかったなぁ。面白そうですね。
僕はそれこそ大昔に日本フィルの合唱団とやったきりで
す。
あの時はあまり上手く振れなかったんで、そのうちまた
やりたいと思っています。




藤岡幸夫

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