オーストラリア、パースの中原です。

家内と共に先週の土曜日と今週の土曜日の藤岡さん指揮のコンサートを
聴きに行って参りました。

実は、こちらの邦人新聞「JAニュース」社から依頼されて19日に
ホテルのロビーで取材をさせていただきました。
藤岡さんは大変お忙しい中を、練習後のひと時を取材のためにご協力く
ださいました。

クラシック音楽に疎いわたしの失礼なほど素朴な質問に気軽に応えて下
さいましたが、そのような応対の中にも藤岡さんの人を気遣う人柄がう
かがえました。
「血液型はAだそうですが、それが藤岡さんのいろんな面に表れていま
 すね」
と向けると
「時にはB型になりたいなと思うこともありますよ」
と仰いましたが同じA型人間としてわかるような気がいたしました。

先週はKODALYのDances of Galanta、BARTOKのPiano concerto NO 2
及びRACHMANINOV Symphony NO 3 でした。
RACHMANINOV は NO 2を聴く機会は多いものですが藤岡さんはNO 3も
好きなんだそうです。
BARTOKのPiano concerto NO 2 は、大変驚きました。こんな凄まじい
ピアノコンチェルトをこれまでに聞いたことはありません。
もう格闘技のような感じでしたが、こちらの人も「まるでバトルだ!」っ
て感想をもらしていました。

今週は先日藤岡さんのメールで紹介されていましたRAVELの曲とPOULENC
のConcert for Organでパイプオルガンを久しぶりに聴く事が出来ました。
メーン曲はSAINT-SAENCのシンフォニー NO 3でしたが、演奏が終るやい
なやものすごい拍手の渦が沸き起こりました。
藤岡さんは演奏後直ぐに旅立ちが待っているにもかかわらず、何度も何度も
ステージに戻って挨拶をされていました。

汗びっしょりのまま直ぐに空港に向かわれましたが、過密なスケジュールの
上に指揮と言う誰もが頚椎を痛めてしまうと言う過激なお仕事だけに、どう
か身体を労わってくださるようにと願っております。





          2003年6月29日 パース(オーストラリア) 中原 武志





こんにちは。パースではお世話になりました。
本当にレヴェルの高いオーケストラ+素晴らしいホールなので
毎回楽しみにしております。
今年(10月)は日程の関係で1週間だけですが、またコンサ
ートでお会いしましょう。







藤岡幸夫

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