「おおさか・元気・クラシック」by Fu(ふ)

おおさか・元気・クラシック
3月24日 NHK大阪ホール
指揮/飯守泰次郎
合同演奏/関西フィルハーモニー管弦楽団・大阪センチュリー交響楽団
「タンホイザー」序曲
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
『ニーベルングの指環』より
「ラインの黄金」ワルハラへの神々の入場
「ワルキューレ」ワルキューレの騎行、ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
「ジークフリート」森のささやき
「神々のたそがれ」ジークフリートの葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲

「ローエングリン」第3幕への前奏曲

この演奏会は大阪府他の補助で安価に(1回券が大人1500円)大阪の4オケを聴いてもら おうというシリーズです。
3巡目はオペラがテーマ。大阪フィルと大阪シンフォニカーは各々単体で演奏ですが、関フィルとセンチュリーは「オーケストラ・スペース・ワーグナー」というテーマで合同演奏です。2管編成のオケが2つで総勢100人近いはず。舞台は黒々としてたくさんの奏者が乗っています。
休憩前はセンチュリーのナンドール・セデルケニさんが首席コンマス、関フィルのギオルギ・バブアゼさんが次席、休憩後は入れ替わりです。
「タンホイザー」でのこの二人の掛け合いが感動的に見事でした。
飯守サウンドは飯守さんに音が集まってそこからまた拡がってゆく感じだと思っていましたが、今回は少し指揮のスタイルが違うのか「タンホイザー」以外は意外にそうでもなくある種オーソドックスなサウンドだったかも。前の方に座っていたので後ろの方では違う印象かもしれません。
「タンホイザー」が押さえ気味の演奏(エンジンがかかっていなかったのかな)、「マイスタージンガー」は壮麗かつどこかビートの効いた演奏、「森のささやき」は甘美夢幻と1曲ごとに魅せます。「ジークフリートの葬送行進曲」は大迫力、「ブリュンヒルデの自己犠牲」は加えて流麗でさすが合同演奏、さすが名匠飯守泰次郎でした。
飯守さんにはもっとこのくらいの大編成を振ってもらいたいです(関フィル+シンフォニカーでもOK)。ザ・シンフォニーホール特選コンサートあたりででも企画してもらいたいですね。
全編通して素晴らしかった。大喝采の中飯守さんが下がり、両コンマスががっちり握手をして終演。
その後、奥村鋭行さんともう1名様にお会いしたのでしゃべりながら帰ってきました。



            2003年3月26日 Fu(ふ)






いつもありがとうございます。
本当は僕もこのコンサート行きたくて何とかしようと
思ったんですが行けなくて残念でした。







藤岡幸夫

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