藤岡幸夫様

お久しぶりです。6/28神奈フィル定期を聴きました。
その感想を一筆。

V.ウィリアムズ/タリスの主題による幻想曲
  静かな佳曲の佳演でした。とてもしっとりしていて
  幕明けにぴったり。

モーツァルト/ob協奏曲
  アハハハ!!キャッキャッ!!!でした。
  これほど遊びに遊んだモーツァルトも珍しい。
  モーツァルトでなくなるギリギリの遊びでしたが、
  とてつもなく楽しませてくれた文昭・幸夫の2人の
  いたずらっ子に大きな拍手を贈ります。こうまで
  楽しませてしまうとモーツァルトも文句を言えない
  でしょう。

シベリウス/交響曲第2番
  大満足でした。どんなに立派な演奏でもシベリウスの
  場合、あの「こだま」のような響きが聴こえない
  と僕には感動できません。藤岡さん演奏には全編
  それが充満しているのです。しばらく前に聴いた
  日本フィルとの第1番と共にこの夜の演奏は僕の
  心に生涯残るでしょう。そして、さらに第3番以降
  をぜひ聴いてみたい、と思うのです。いつか必ず
  取り上げてください。期待しています。では又。

        2002年7月7日  とちぎのひげさん

P.S(1)ちょっと古い話しになりますが。
    1月の「新世界」は、3楽章こそ少々ダル
    でしたが1.2.4楽章は名演でしたよ。
    4月のハイドン、「軍隊」に大きな期待を
    したのですが攻撃的に過ぎ少しガッカリ。
    あのホール(トッパン)では編成も大きすぎた
    ような気もします。その分第44番は自家薬籠中
    とも言える名演。

   (2)アンコールのエルガー「夕べの歌」(Chanson de
 Nuit)。何度か聴いていますがいつ聴いてもエレガンス
    ですね。彼にはこの曲と対になった「朝の歌」
    (Chanson de Matin)がありますね。
    オーケストラ版はあるのでしょうか?

   (3)神奈フィル、初体験でしたが素晴らしいオケですね。
    奏者の皆さんの熱意が良く演奏にでていたと
    思います。今後が楽しみ。

   (4)モーツァルトの「いたずら心」に興味のある方は
    ぜひ『モーツァルトの手紙』(上・下2巻・岩波文庫)
    を読んでみて下さい。面白いです。 





いつも遠くからありがとうございます。
シベリウスはやっぱりいいですね。
ところで 朝の歌のオーケストラ版ありますよ。
いずれ振るつもりです。お楽しみに!








藤岡幸夫

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