こんにちは。

以前、ハイドンの「軍隊」のトランペットのソロについて
感想を書いたら、藤岡さんが「マーラーの5番の冒頭を聴いてみて
ください・・・」とお返事下さいましたね。

あの時、早速マーラーのCDを買って聴いてみたのですが、
トランペットのファンファーレは、寂しい感じで、
ほんと雰囲気が全然違いました。
(この交響曲は、珍しく第5楽章まであるんですねー)

正直言って、マーラーやブルックナーの曲って、私のイメージと
しては、近寄り難いかんじがあり(長いし、難しそうで・・・)
自分から進んで聴いたことがなかったのですが、今回マーラーの
5番の4楽章(アダージェット)を聴いた時、「あれっ?
この曲って、何度か耳にしたことがあるなぁ」と思い、
(私はまだ観たことないけど、「ヴェニスに死す」の映画にも
使われていたそうですね)マーラーって、こんな穏やかで
美しい曲も書いていたんだ、とマーラーに対するイメージが
変わり、(今さら恥ずかしいですが)新たな発見があり、
それに気づくきっかけを与えて下さった藤岡さんに感謝です。

また5月のコミュニティーコンサートでも、この第4楽章を
演奏されるそうで、今から楽しみです。

もひとつ、トランペットの曲について言えば、ハイドンの
「トランペット協奏曲」大好きなんです。
特にフィナーレの曲を聴いていると、元気が出てくる感じで・・。

ハードスケジュールの中、お疲れが出ませんように。

P.S この前「N響アワー」でショルティの1994年の
  インタビュー場面が映っていて、(藤岡さんは以前、
  ショルティのアシスタントされていたんですよね)
  「私の指揮の緊張感は、日本の剣道と共通しているかも
   しれない。一瞬の注意を怠れば死が待っている。
   音楽もそれくらいの緊張感があるもの。まったくの
   真剣勝負です・・・」とショルティが語っていたのが
   印象的でした。



                   2002年4月6日 まき




5月19日はこのアダ―ジェットとハイドンの90番です。
お楽しみに!
ショルティのコメントは彼らしいですね。








藤岡幸夫

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