歯の方は、大丈夫ですか?
野洲のコンサートでは、口を怪我されているにも関わらず、
いつものように軽やかで、かつダイナミックな指揮をされている
お姿を(出血もされていて、かなりお辛かったと思うのですが、
観客には全然それを感じさせない)拝見して、今回は余計に
感動してしまいました。

(私も学生時代、自転車に乗っていて、変な音がするので
蹴ったらなおるかな?と思って、坂道を下っている途中
前の車輪を蹴ろうとしたら、足がそのまま車輪にからまって
しまって、急ブレーキがかかった状態になり、そのまま顔から
落ちてしまい、前歯をおもいっきりコンクリートの地面に打ちつけ
てしまった経験があります。その時は、完全には折れなかったの
ですが、かろうじて根元が付いてる状態でグラグラで、歯医者に
行き、しばらくの期間、矯正の時に使うハリガネをつけて過ごして
いたことを思い出しました。)

さて、今回は初めて会社の友人を誘って、コンサートに
行かせていただきました。
毎回コンサートは一人で聴きに行ってたのですが、いつも
帰り道に「この感動を誰かと分かち合いたいなあ・・・」と
思ってて、友人に(そのコは普段クラシック聴かない人ですが)
「関西フィルのコンサート、絶対面白いから今度一緒に
行ってくれない?指揮者と司会者の人のトークもめっちゃ笑えるし!」
と言って、誘い出しました。

ほんと今回のコンサートも期待を裏切らず、藤岡さん&西濱さんの
漫才のようなトーク、笑わせていただきました。
(ウェルカムコンサートも爆笑だったし、なんだか得した気分!)

毎度おなじみのノリのいい「舞踏会の美女」から始まり、
「プリンク・プランク・プルンク」の曲では(浅井町の時も
疑問に思ったのですが)オケの人達が指でシュッとなぞって、
音を出すでしょ?あの時、摩擦で指は痛くないのかな?
「ワルツィング・キャット」では、リアルな猫の鳴き声を
弦楽器で弾いているのに感心しました。
(人間の声での犬の鳴き声も面白かった!)
『ダッタン人の踊り』では、「下品さを感じてほしい」と
紹介してらしたのには、思わず笑ってしまいました。

それから今回のプログラムの標題は,「リラックスコンサート」
でしたが、私にとっては、「超緊張コンサート」でした・・・。
というのも、「今日こそは『指揮者に挑戦』にチャレンジするぞ!
と前々からずっーと思ってて、(今回は曲名もあらかじめわかって
たし、恥ずかしながら、家でもこっそり練習してたのですが)
当日、もうそのコーナーが始まる前からあがってしまい、
情けない話ですが、客席に座っている時から、緊張いっぱいで、
すでに体が小刻みに震えていたのです・・・。
(たぶん隣に座ってた人は「この人、さっきから落ち着きが
ないわねー」と思ってはったかも。)
そして、とうとう西濱さんが「指揮者やってみたい方は手を
挙げてください」とおっしゃた時、私の心の中では「こんな
状態で、指揮できるわけない。やっぱ、あきらめよう・・」と
いう思いと、「今まで3回も指揮者のコーナー、手を挙げ損ねた
んだから、今日こそはやってみたい!」という思いの葛藤の中で、
勇気をふりしぼって手を挙げました。(でも、その挙げた手も
震えてましたが・・・)
そして小学生の男の子と男性が当てられてはって、その時
藤岡さんが「前に座ってる女性も手を挙げているよ。」と
気づいて、おっしゃて下さったのは、とても嬉しかったです。
結局、時間がまいてる、ということでそのお2人が指揮をされ
ましたが、ほんといい味だして指揮をやってはって、見てて
とても楽しかったです。
あの時は(負け惜しみじゃないですよ)ほんと、「西濱さん、
当ててくれなくて、ありがとう!」と逆にお礼を言いたいくらい
です。もし舞台に私が上がってたら、もう人の何倍も緊張しやすい
自分には、手足が震えて指揮どころじゃなかったと思う。

後半の「白鳥の湖」では、4日のいずみホールでの感動を
再び味わうことができました。
何度聴いてもいい曲ですね。

それでは、怪我されていろいろと大変だと思いますが
早く良くなりますように・・・。
くれぐれも無理なさらず、お大事になさって下さい。

P・S 終演後は大変お疲れのところ(その上、大変な時なのに)
   訪ねてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
   失礼をお許しください。

          2001年9月12日  まき






いつもありがとう。
「シュッ」という音はかなりの人が口で一緒に「しゅっ」と言っ
てるんですよ。
次回の指揮者コーナー頑張ってくださいね。







藤岡幸夫

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