拝啓 藤岡様
 私にとって、夏の訪れを感じさせてくれた5月の両日のコンサート。
本当にお疲れ様でした、そして素晴らしい演奏を聴かせて頂き有難う
ございました。
 『世紀を越えた第4交響曲』、一言感想を述べるなら、「あの日、
あの会場に居られて良かったぁ」です。
 吉松さんの4番は、とても可愛らしくファンタジーの世界、聴衆を
そっと包み込む毛布のような感じ(ちょっと暑いですか?)で、
とても素直な気持ちになりました。特にアダージェットは、何だか
懐かしい子供の頃を想いださせ、涙が浮かんできました。
 楽章が終わるごとに見せられた、藤岡さんの安堵の表情、
そして、川島さんと微笑みあわれていたご様子から、「きっと演奏が
トに成功されたんだわ」と私まで嬉しくなりました。
 チャイコフスキーの4番は、オーケストラを力強く引っ張っていか
れる、藤岡さんの迫力の指揮、「どこまで行くのー」と思わせるラス
とても感動しました。
 アンコールにアダージェットと言われた時、「もう1度聴きたかっ
たの、今しか聴けないから」なんて思いながら、喜びを感じました。
 きっと、あの夜はとても美味しいビールを飲まれた事でしょうね。
 前後逆になりましたが、初のコミュニティーコンサートは、
アットホームな雰囲気で、クラシックを身近なものにという試みの中、
音楽を楽しませて頂きました。ハイドンとても良かったです。
一緒に伺った夫は、恐らく同世代と思われる西濱さんの熱心さに、
心打たれ「偉い、偉い!」を連発していました。別の意味で楽しんで
いたようです。次回、6月のコンサートが待ち遠しいです♪
 p.s.1   背中の調子はいかがですか?マッサージチェアーに座られる、
     藤岡さんは想像できませんが、早く海の上で風になれる
     日がくるといいですね。
 p.s.2  「妹かと思った」と言われた一緒に伺った私の友人は、
     藤岡さんが外に出てこられたとき、じっと見られて
     驚いたようです。そんなに、妹さんに似ていましたか?
     その友人が「また、行きたい」と申しておりました。




             2001年6月1日 ななこ




いつもありがとう。
背中はあんまり調子良くないですね。今度お医者さんに
見てもらおうと思ってます。
君の友達は遠目で僕の下の妹に似てたので失礼いたしま
した。



藤岡幸夫

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