ひさしぶりにお便りします。
別に藤岡さんのコンサートへ行くのをさぼっていたわけではありません。
コミュニティーコンサート、奈良のコンサート、アレスコ・ファンタス
ティックコンサート、ミート・ザ・クラシックには足を運んでいます。
いつも一生懸命な藤岡さんを、いつも応援しています。

今月は、4回コンサートへ行った内3回がオールベートーヴェンプロ。
・小澤征爾/サイトウキネンオーケストラ=「フィデリオ」序曲、交響曲
 第2番、交響曲第5番
・本名徹次/大阪シンフォニカー=ミサ・ソレムニス
・藤岡幸夫/大阪センチュリー交響楽団=「エグモント」序曲、ピアノ
 協奏曲第5番「皇帝」、交響曲第6番「田園」

この中で最も一番納得できた演奏は、「エグモント」序曲です。
最初はオーケストラもエンジンが掛からないことも多いのですが、初め
から緊張感があって素晴らしい演奏でした。コーダの部分も迫力満点で、
最後もバッチリ決まりました。ベートーヴェンの数ある序曲の中でも、
この「エグモント」序曲が一番好きです。

「皇帝」は、残念ながら終始消化不良のまま終わってしまいました。
ただ単に、ケンプさんとのソリが合わなかっただけかもしれませんが、
ちょっとタッチがきつ過ぎて(低音部分)、たまにメロディーが不鮮明
になってしまってました。肩に力が入りすぎてたのでしょうか?
でも、バックのオーケストラは感じが良かったです。
今日は、オケが調子いいなぁと思って聴いていました。

そして、メインの「田園」です。
私の印象は、3、4楽章は、オケの編成の都合でしょうか?少し迫力に
欠けてしまったのは残念。でも、1、2、5楽章共のどかな田園風景を
彷彿させてくれるようなしっとりとした演奏でした。

残念ながら、携帯事故がありました。でも、会場はまた直ぐに集中し直
して藤岡さんの演奏に聞き入っていたのが良かったと思います。

私は藤岡さんには、いつもこういったプログラムでお目に掛かりたいと
思っています(来年の関フィルでの定期プログラムを楽しみにしていま
す)。
いつも、素晴らしい音楽ありがとうございます。



                     平成12年9月29日
                     塚田泰久





メールありがとうございます。
貴方の感想嬉しかったですよ。
安心してください。来年からは初心者向けのコンサート
だけでなく普通のコンサートも増えます。
(シンフォニーホールだけでも、4月は「海」と「ダフ
 ニスとクロエ組曲2番」。5月は、吉松のSY4番の
 初演とチャイコの4番、6月はまだ秘密で、10月は
 ライスターをクラの首席に迎えてシベリウスの1番
 と言った感じです。ただ毎月のようにヨーロッパと行
 ったり来たりできつそうです。
 詳しい日程は近いうちにHPで発表しますね。)







藤岡幸夫

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