新しいCD聴きました!

某日、タワーレコード丸ビル店をこらしめに行きましたところ、
なんとカムイチカプを発見し、早速買って聴きました。
 
 吉松さんの「カムイチカプ交響曲」と「鳥と虹の雅歌」のカップル
はいかにも美しい歌に満ちていますね。でも「神の鳥」という名のもと
でありながらロックや雅楽やアフリカンな響きが充満していて陶然とさ
せられます。

 吉松さんご本人も「人間の形をしていて不細工でかすかに美しい」と
書いていますが、かすかになんてとんでもない!BBCフィルのソロや
弦の美しいこと!!

 大友さんの「鳥たちの時代」からすると三枚目、カムイでは2枚目の
CDになるのですが、第2、4楽章の美しさは例えようがありません。
2楽章のチェロのソロに鐘の音が重なるのは以前のCDには無かった
ようですが新たに加えられたのでしょうか。すごい際立った美ですね。
 
 藤岡さんの吉松さんの音楽を演奏する時にに何時も思うのは、すごい
共鳴しているということ。
 決してゆるやかなだけ、美しいだけでなく、音が生まれてふっと大き
くなってすっと消えて行く、生き物の生滅を予感させる世界が広がって
行きます。

 まだ1回聴き通したばっかりなんですがしばらく虜になりそうです。
みなさんタワーで1990円で売ってますよ!がんばって買おう!




                    平成12年9月16日
                    長縄 慶一郎&明子






いつもお手紙ありがとうございます。
吉松さんのSy1いいでしょう。スケールが大きい
ですよね。宇宙的な空間を感じさせる曲です。
下手すると1,3楽章の激しさが突出し易いんです
が2.4.5.楽章の叙情的な部分を強調するよう
に意識しました。 ところでもうこのCD売られるん
ですか?知りませんでした。
ところでご指摘のベルのところは書き直しではあり
ません。聞こえ難いので大きめに演奏してもらった
だけです。





藤岡幸夫

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