2019年11月分
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2019/11/29 11月30日(土曜)のエンター・ザ・ミュージックは素晴らしい若手ソリストの皆さんがゲストです! ヴァイオリンの北川千紗さんと岡本侑也さんとは初対面だったけど人柄も素晴らしく楽しかった! 反田恭平さんとの再会もとても嬉しかった。 彼のクラシック界の常識を良い意味で変える発想が凄く魅力的! 関西フィルの記者会見がありました。 僕の定期は3回で、エルガー交響曲1番、マーラー交響曲6番、貴志康一交響曲「仏陀」を取り上げます。 飯守泰次郎先生には来月エンターザミュージックに出演して頂くのが楽しみ! オーギュスタン・デュメイとのエキサイティングなバルトークは↓ https://t.co/aL0rwE8HV6 来シーズンラインナップ! ↓ https://kansaiphil.jp/anniversary50_concert エンター・ザ・ミュージック番組プロデュースのThe 4 Players Tokyo の収録がありました。 ティアラ江東の小ホール 曲目は、田中カレンさんの「At The Grave of Beethoven」、スメタナの「我が生涯より」 皆明るいです! 4Players担当ディレクターで毎回愛情込めた素晴らしい編集の徳本和寛さんと、オルガン科卒で当番組収録でカメラワークを主に担当する佐々木理子ディレクター。 4月16日の白寿ホールでのライブは完売間近!お早めに! 03 5478 8700 過去の《ETM放送》 ①新生カルテット誕生! https://youtu.be/3mqzwr3enqA ②戸澤哲夫 https://youtu.be/u55ZTzodG60 ③中村洋乃理 https://youtu.be/qPmnaIGhvF0 ④遠藤香奈子 https://youtu.be/FlMCYHbyJnU ⑤矢口里菜子 https://youtu.be/NBwuPzkLY6U 来年4月以降のライブは10月に杉並公会堂小ホールと富山県高岡市、11月に兵庫県三木市&姫路市で決まってます。僕も司会で軽く登場します。 さてさて、12月は4回の第九と、ゴージャスなクリスマスコンサートに大晦日はカウントダウン、新年は各地でのニューイヤーコンサートと続きます! どうぞお楽しみに! 11月6日は26年目のデビュー記念日でした。これまで携わって下さった全ての皆様、オーケストラに心から感謝!本当にありがとうございます。これからも一層精進して参りますのでどうかよろしくお願いいたします! 26年前、英国BBCフィルハーモニックの定期演奏会で正式プロデビューしました。 リハーサル初日に受けた洗礼は強烈でした。今でも大切な思い出 リンク先はこちら 「神様は、なぜボクを指揮者にしてくれたのか?」 リンク先はこちら それでは皆さんコンサートとエンターザミュージックでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
2019/11/22 11月23日(土)のエンター・ザ・ミュージックのゲストは日本を代表する世界的チェリスト宮田大さん! 4月定期のエルガーの協奏曲の素晴らしいパフォーマンスととっても楽しいトークをお届けいたします! どうぞお楽しみに! 11月19日は兵庫県赤穂市でコンサート。前回初共演した時に驚愕したが、関西フィルと共演の為に集まった合唱団が凄いレヴェル!!前回はベートーヴェンの合唱幻想曲で、今回は佐藤眞の大作「土の歌」。今回も素晴らしかった!会場いっぱいのお客様も盛り上がりました。 僕が今まで共演したアマチュア合唱団の中では最高の団体のひとつ。次回はカルミナブラーナになりそう? 今からとっても楽しみ! 関西フィルも生き生きとしてとっても素敵なコンサートでした。 皆さんありがとうございました! 11月19日はザ・シンフォニーホールで関西フィルと毎年恒例で関西・大阪21世紀協会のコンサート。 メインは関西が誇る二大ソプラノの石橋栄実さんと並河寿美さん!素晴らしかった!! 先日も共演した世界的マリンバ奏者の大森香奈さん!エンターザミュージックにも出演していただくのが楽しみ! 相愛大学1年の谷本沙綾さんはオーケストラと演奏するのが初めてと聞いてびっくり。立派なシベリウスでした。これから先どれだけパワーをつけて進化できるか楽しみ 我々との共演はなかったけど、邦楽演奏家の菊央雄司さん、舞踏家の楳茂都梅弥月さんもとっても素敵でした。 石橋栄実さん(向かって左)と並河寿美さんの二大ソプラノはあまりに素晴らしかったので、関西フィルとこの二大ソプラノだけで一緒にコンサートする事にしました。 お二人は昔から仲良く、漫才みたいな会話なのでそれも楽しんでいただきます! それでは皆さん、コンサートとエンター・ザミュージックでお会いしましょう!! 藤岡 幸夫 |
2019/11/15 11月16日(土曜)のエンター・ザ・ミュージックはご要望にお応えしたアンコール再放送シリーズ第2弾!で僕の愛するヴォーン・ウィリアムズの交響曲5番! 関西フィルの定期演奏会での美しい我々ならではの一体感ある演奏を楽しいトーク付きでお届けいたします! 再放送できて嬉しいです! さてさて9日は首席客演指揮者をつとめる 東京シティフィルの定期演奏会でした! メインは伊福部昭の「サロメ」でオケがセクシーにして野生味溢れた壮絶な演奏でお客様を圧倒。お客様もロックコンサートのように熱狂的に喜んで下さり素直に嬉しかった。 前半の松田華音さんもタッチが美しく素晴らしかった。彼女はまだ23才でこれからどんどん進化していくのが楽しみ。 一曲目のヴォーン・ウィリアムズの「富める人とラザロ」は伊福部とは真逆の品格高い音作りが上手くいった手応え。 リハーサルから本番まで凄く楽しかった! 皆さんありがとうございました! コンサートの模様は全曲エンター・ザ・ミュージックで収録。複数回に分けて放送します。 また伊福部昭の「サロメ」はCD録音しました。8月のミューザ川崎で既に収録した芥川也寸志の交響曲1番とのカップリングで僕とシティフィルの初CDが発売されます。 コンサートマスターはシティフィルの特別コンサートマスターの荒井英治(元東京フィルコンサートマスター)さん。 荒井さんとは東急ジルベスターコンサートや3回やったタルカス(そのうち2回はCDとLPになってます)他楽しい思い出が色々あるが、今回久しぶりで嬉しかった! 松田華音さんは、プロコフィエフの3番は今回が初めてだったそうで、リハーサルから本番までの進化が凄かった!特別な何かを持ってるのを強く感じます。人柄も凄くチャーミング。 サロメのアルトフルートの梶原一紘さんがなんとアルトフルート指定のパートでバスフルートを持ってきてくれて、これが何とも妖艶で強烈!天国の伊福部先生も許して下さると信じて、アルトフルートをバスフルートを使う禁じ手を使いました! シティフィルの常任指揮者で尊敬する兄貴分の高関健さんもリハーサル初日に覗きに来て下さいました。高関さんの指揮するシティフィル定期もエンターザミュージックで収録して、ゲストに是非来て頂きたいと思っております。 素晴らしかったお客様の皆様も大喜びで嬉しかった! 伊福部昭先生の御長女御次女(向かって僕の右隣)、芥川也寸志先生の奥様(左)、映画関係執筆の小林淳さん、映画監督の樋口尚文さん、作曲・編曲の今堀拓也さん、伊福部先生の御親戚、僕のブレインでもある西耕一プロデューサーすごいメンバーでした。 帰りにブリティッシュパブで強烈なお客様グループに遭遇して嬉しかった。夏のオーケストラトリプティークとの伊福部昭プログラムにも来て下さってくたれた方々。 次の定期にも来て下さると約束してくれました。お待ちしてます! 足を運んで下さったお客様らシティフィルの皆さん、松田華音さん、関係者の皆様ありがとうございました! シティフィルとは12月28日に第九で共演します。どうぞお楽しみに! パブで軽く一杯飲んでそのまま大阪へ。 翌日は母校の慶応大学の関西の同窓会の大パーティーで、スーパーキッズオーケストラと初共演。 噂通り、凄く上手で楽しかった~! 本番前の恒例の円陣に加えてもらえました笑 凄い人数が集まる大同窓会。 テレビで超売れっ子の元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬選手(北野高校→慶応理工学部)も出席で大いに盛り上がりました。 これまで何度も共演して、エンターザミュージックにも出演して頂いてる世界的ジャズピアニストでもありパナソニックの取締役で僕の同級生の小川理子さんも、ジャズピアノを披露して盛り上がりました。 今年から理子さんと関西フィルとスタートしたバレンタインコンサート、来年は作曲家林そよかさんが理子さんの為に作曲したジャズ風の素晴らしい協奏曲を初演します! スーパーキッズと僕の指揮で共演した、慶応義塾女子高出身、元宝塚でミュージカル女優の則松亜海さん。とっても素敵な歌唱でした! 関西の三田会(慶応の同窓会)の皆様にはこの20年間本当にお世話になり心より感謝いたしております!これからもどうかよろしくお願いいたします。 それでは皆さん、コンサートとエンターザミュージックでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
2019/11/8 11月9日(土)のエンター・ザ・ミュージックはお馴染み有村昆さんとの人気シリーズ映画音楽特集!この回から産休の繁田美貴アナに代わり元ミス慶応の角谷暁子アナが新しい相棒になります! 放送6年目で角谷アナの最初の回なので、この人気シリーズの原点に帰り第1回目と同じ僕の愛する恋愛映画特集! 関西フィルが「ひまわり」他ゴージャスに映画音楽をお届けいたします! 11月3日は八王子のオリンパスホールで東京交響楽団とコンサート! 東響サウンドは品格高く美しかった。 サン・サーンスのヴァイオリン協奏曲3番を弾いた関朋岳さんは、若さ全快の素晴らしい才能!これからが楽しみ! フォーレのレクイエムのソロの原田圭さんと盛田麻央さんとっても素敵でした! 八王子クリンゲンコアも凄く良く頑張った!宇野徹哉先生の素晴らしい指導で最後まで進化できてびっくり。 オリンパスホールも美しい素晴らしい響きでした。 皆さんありがとうございました! 11月9日(土)は首席客演指揮者をつとめる東京シティフィルの定期演奏会‼️ プロコフィエフのピアノ協奏曲3番は才気とロマン溢れた華麗なる傑作。終楽章の旋法は作曲者が日本で芸者遊びをして生まれたと言われてます。 ソリストは松田華音さん!見かけとは違いダイナミックで力強い。ロシアで大活躍、ドイツグラモフォンから鮮烈CDデビューした華音さんとは2年ぶりの共演で進化が楽しみです‼️(写真は2年前) 一曲目は僕の愛するヴォーン・ウィリアムズの世にも美しい「富める人とラザロ」。弦楽オーケストラ&ハープの傑作! そしてメインは伊福部昭の最高傑作「サロメ」!強烈な歌とリズムが炸裂。妖しくエロチックで麻薬的…‼️ U20 1000円 U30 2000円‼️若者にも聴いて欲しい‼️ シティフィル 03 5624 4002 まだチケットあるのでお時間ある方は是非! シティフィルの一回の演奏にかける集中力と凄まじいまでのテンションの音楽を是非とも堪能してください‼️ 気合いの宣伝動画↓ ↓ https://youtu.be/ZjsGCs5zJtM 伊福部昭の傑作「サロメ」の解説です! 伊福部昭のサロメ。1948年にバレエ音楽として作曲され1987年に演奏会様に書き直された。バレエ団の要望で思い通りにならなかった所が87年版では凄く魅力的な音楽に。 例えば最後は静かに終わるように要求されたが87年版は激しく終わる。 冒頭強烈な悲劇的な前奏で始まる。 王宮殿前の遊歩場。中央には預言者ヨカナーンが幽閉されている古い井戸…コールアングレの不気味なソロが情景描写。ヘロデ王の誕生日。僕の大好きな妖艶でエロい侍女達の踊りが始まる… 侍女達の踊りは指定通りの遅いテンポで始めて僕はどんどんテンポを上げます。クライマックス(写真)は伊福部ならではの妖しい世界‼️ファンファーレで王と王妃が登場。地下からヨカナ-ンの声が(バスクラリネット)… 不気味な雰囲気の中(消音器付きトランペットソロ)、王はサロメ(王妃の連れ子)を探す。妖艶なオーボエソロでサロメ登場…ハープをバックに美しいサロメに王のやらしい目つき…宴のワルツ(品がなくて大好き)が始まる… 続いてハープとフルートでサロメの美しい姿…王はサロメに踊るように迫り、それを止める王妃と迷うサロメ…3人が激しく争う(金管に断固とした王の主題)…サロメは王と報酬を約束して妖しい7つのヴェールの踊りを始める… 7つのヴェールの踊り①アルトフルートだけの静かなソロ~②コールアングレ~オーボエ~クラリネットソロ③突然激しい3拍子④2拍子の早い踊り⑤弦楽主体の妖しいワルツ⑥速い4拍子の嵐~⑦重いテンポで狂った舞曲… サロメとの約束通り王は首斬人を地下へ…地下からヨカナーンの叫び(バスクラ)…地上に戻った首斬人がヨカナーンの首を差し上げ勝利の音楽…悪魔に取りつかれたサロメはその首を掴み恍惚としてキスをする(アルトフルートソロ&タムタム!!)… 人々の祈り…突然不気味な空気が襲う…狂ったサロメの姿がフルート&ハープで静かに現れそして狂乱と死の踊りへ!王の主題「何も見たくない!殺せ!」月に浮かぶサロメはトランペットで高々と叫び…死を迎える怒涛の音楽! この伊福部ワールドの傑作は是非とも生で!圧倒されます! そして、シティフィルが7月定期のウォルトンや8月の川崎サマーの芥川の交響曲で魅せた壮絶なテンションのパフォーマンスが楽しみでなりません! どうぞお楽しみに! 11月14日の朝日新聞関西版夕刊に僕の月に一度のエッセイ「音楽はお好きですか?」⑧(毎月第2木曜日)が掲載されます。 お楽しみに!(写真は先月の記事です)。 それでは皆さん、9日の東京シティフィル定期とエンターザミュージックでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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