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2013年7月〜12月分

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2013/12/26   「クリスマスプレゼントのお話」   ちさ

前にも読ませて頂いて印象に残っていたのですが、再び読ませて頂いて、お母様がとてもよくお祈りされているお姿が目に浮かんできました。藤岡さんの音楽からも、お母様の影響を受けていらっしゃるのが伝わって来るようです。これからも、益々のご活躍お祈りしています。
2013/12/24    たっかたか

初めまして、私は来年12月に指揮をお願いいたしました名古屋ヘンデル協会のメンバーです。
まだ 今年の演奏会の余韻が残ってますが、来年の12月先生がどんな指揮を振られるか
どんなメサイアを作られるかとても楽しみにしております。
ホームページを見つけましたので、まずはご挨拶まで・・・よろしくお願いいたします。

2013/12/15   「連日の演奏活動おつかれさまです」   城陽のファンの一人

いつもながらのご活躍、楽しいコンサートをありがとうごさいます。15日の「第九」演奏者がちょつとお疲れ気味で藤岡先生が、ヤキモキしているのが伝わってきました。これも年末の演奏会のおもしろいところ、観客も素人が多くてごめんなさい。でも、そのあたり、地方での文化活動を支える大切な試練とお考えいただき、城陽公演をいつまでも続けてください。8月の関西フィル城陽定演 [ラプソディ イン ブルー ]今から楽しみにしています。
2013/12/15   「城陽「第九」おつかれさまでした」   名子 昇

城陽「第九」本当にご苦労様でした。素人相手に、我慢連続の指揮ぶり大変でしたね。城陽での公演は、毎回鑑賞させていただいています。今年の第九は、あまり藤岡色が、感じられませんでしたが、New Year Concertは、楽しいコンサートになりますように、「ボレロ」期待しています。
2013/12/8   「今年も姫路の第九も昨日終演しました」

今年はソリストの池内先生、又井上敏典先生がご指導下さり、昨年よりは、団員数はすくなかったですが、一致結束した第九ができたのではなかろうかと思いました。そして私個人としましては、先生から頂いたメッセージが私の中に残り苦手部分は全て克服する事が出来ました。そして毎日ロングブレスを積み重ねたのもノンブレスで出来る様になった努力の1つかもしれませんが、昨年のとても良いアドバイスで、今年納得回がありました。飯守先生の今回の演奏会後悔はありません。 先生の演奏会又行かせて頂きます
2013/12/6   「ありがとうございました」  とある団員

ミサ曲を歌わせていただいた一団員です。11月の練習から本番&打ち上げまで、ありがとうございました。
本当に臨時記号と転調が多くて、練習しても何だかよくわからなくて、こんなままで演奏するのも…とか思っていたのですが、シューベルトの苦しみの現れであることを伺い、少しずつ音楽に近づけた一ヶ月でした。未完成も大好きな曲ですが、こちらも更に好きになりました。
再来年(?)にはまたいい演奏ができるように頑張ります…よろしくお願いいたします。
2013/11/23   ふみー

藤岡幸夫様へ

お久しぶりです。
関西フィルが、まだ今ほど、大きくなる前に
メールをしていました。
当時は、徳島在住でした?
覚えておいででしょうか?


ご活躍は、時々、ホームページで見てました。
その後、結婚して、関西に拠点を移しまして、
今は、一児の母、娘4歳です。

3月のびわ湖ホールでのコンサートを
予約してチケット入手しました。
家族で行けるのを楽しみにしてます。

寒いですが、今後とも、頑張って下さい。
1月のヴァイオリニスト 二村英仁さんの
関西フィルは、検討しております。


ペンネーム ふみー
名前  賀勢 史恵 ( 旧姓  坪内 )

2013/11/5   「念願の。。。!!」   かわなか

藤岡さま
もう3年近く前になりましたが、とある窓口でお手続きさせていただいた、かわなかです。
ご無沙汰しております。もう覚えていらっしゃらないかなぁ?

ご無沙汰の間に、当支店は移転し、私は名前が変わりました。

このたび、12月23日のクリスマスファンタジアのチケットを手に入れることができ
念願の藤岡さまのお姿を拝見できることになりました♪
当日を本当に楽しみに、指折り数えて、その日を迎えたいと思います!!
2013/10/26   「NHKの先生の放送をお聞きして」   小林由佳

こんにちは。ご無沙汰をしております。姫路第九合唱団の小林由佳です。 先生の放送をお聞きして、ええ…とか思いながら聞いています。 シベリウスへの先生の思い、しょっちゅう先生のCDを聞いていますが、改めて気持ちを変えて聞きたいと思いました。 姫路も本番迄カウントダウンとなり、頑張っています。 今年はソリストの先生が来て下さったりして力入っています。 来年の前半は、先生の子守唄だった椿姫のハイライトです。 先生姫路城も綺麗になりますし大河ドラマは黒田勘兵衛ですし お忍びで来られては? 今もずっと楽しみに聞いています。
2013/10/19   「第251回定期演奏会」   やすゆーふぉ

第251回定期演奏会、お伺いいたしました。
吹奏楽でユーフォニアムを演奏しているのですが、学生時代に恩師からユーフォニアムを吹いているなら絶対にチェロの演奏も聴いておきなさいといわ れ、ドヴォルザークを聴き続けて20年経ちました・・・
CDでは色んな演奏を聴いていましたが、今回は初めて生で聴くことができました。
本当に感動です。やはり生に勝るものはありません。

ヴォーン・ウィリアムズも吹奏楽をする者にとっても非常に大事な作曲家ですので、生でオーケストラが演奏している交響曲には鳥肌が立ちました。結構日本人好みの旋律にあふれていますね。
いずれ、ツィクルス企画が持ち上がればなぁ・・・と思ったりしています。
2013/10/18   「感動しました!」    りいこ

10月17日、シンフォニーホールでの演奏に行かせてもらいました。
藤岡さんのコンサートには何度か行ったことがありますが、どれもすばらしく、いつも楽しみにしています。
今回はドヴォルザークとヴォーンウィリアムズということで、ドヴォルザークも好きなのですが、私は中学の時にヴォーンウィリアムズの音楽を聴いて以来、ヴォーンウィリアムズの郷愁感のあるメロディに惹かれ、それからずっと大好きです。
しかし、ヴォーンウィリアムズはなかなか演奏会で演奏されることがなかったので、今回藤岡さんがヴォーンウィリアムズを取り上げてくださって、すごく嬉しかったです!
そして演奏も本当に感動して、鳥肌がたちました!
今後も藤岡さんの指揮する演奏で、まだ知らない人にもヴォーンウィリアムズの魅力が広まればなぁと思っています。
これからも応援しています!
 2013/9/27   Sachio 

藤岡です!ご丁寧にありがとうございます!とっても嬉かったし、しばらく可愛がることにしました。これからもよろしくお願いいたします。
2013/9/23   「ラッキークローバー」   吹田市民の第九合唱団でお世話になりました

いつもブログの更新を楽しみに、読ませて頂いております。
早速ですが、9/18の写真のすくすく育っている植物は、「オキザリス・テトラフィラ」ではないでしょうか?
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/oxalis-dep0.htm
別名「ラッキークローバー」とも言うそうですよ!
芽の出なかったひまわりは残念でしたが、それでも「ラッキークローバー」を引き寄せてしまうなんて・・・奥様すごすぎます。
幸運の女神と共に、これからも良いお仕事をなさって下さいね。
いつも応援しております。
2013/9/4   「贅沢三昧♪」    noriko

1日には、 「ザ・ベストシンフォニー」でベートーベンとチャイコフスキーの交響曲5番を一度に堪能しました。そして、今日、3日は”頑張れ!関西フィル”コンサートで、五嶋龍さんのブラームス・ヴァイオリン協奏曲と横山幸雄さんのチャイコフスキー・ピアノ協奏曲1番という豪華なプログラムを楽しませていただきました。関西フィルの海外遠征実現を応援するため演奏して下さった、ソリストお二人の心意気にも感動しました。関西フィルと藤岡さんからますます目が離せなくなりました。アンコールのエルガー「夕べの歌」にはいつも癒されます。まだ熱さが残る9月、「熱い」指揮と演奏を聴いてスタートできて最高です♪ 

(PS サマーポップスコンサートの時にベストシンフォニーを「GO! GO! 藤岡さん」と女子アナにPRされて「力が抜ける〜」と仰っていましたが、あの日、「やっぱ GO, GOだよね!来て良かった!」といいながら帰って行く「若い」人達がいました。 勝手に嬉しくなりました♪)
2013/8/26 「シベリウスもいいけれど、ラフマニノフも...心震える感動ありがとう♪」 恵子

ラフマニノフ聴きたくて...悪天候の中ちょっとした旅気分で城陽まで^^:

初めて聴かせていただいた ソプラ二スタ 岡本さんの歌声に圧倒されました。
岡本さんの歌声はもちろん素晴らしくてびっくりしたのですが...衣装の凄さ ほんとにびっくり!!
藤岡さんが「でた〜!」と言っていたこと おかしかったです^^*

このお値段で、このメニューは本当にお値打ちのあるコンサートでした。
大好きな、カヴァレリアにトゥーランドット。。。岡本さんの「オンブラ・マイ・フ」
アンコールに歌ってくれた カッチーニのアヴェマリアは、本当に心に浸みました^^*

ラフマニノフ2番3楽章...やっぱり最高♪♪
去年の定期シンフォニーホール クワイア席から聴かせていただいた時、梅本さんやソロの方々の演奏が素晴らしく 
もう一度聴きたくて,,,今回は、コンマスの岩谷さんと梅本さんのハーモニーが素晴らしくて...
見える場所によって聴こえ方も違ってくると実感..藤岡さんの指揮姿も,今回は、後ろから堪能させていただきました^^v

ロマンティックな藤岡さんが全開...やっぱり鳥肌ものでしたよ^^*
アンコールもラフマニノフのヴォカリーズ 幸せな時間に感謝です^^v

お隣席の奈良から来られたご婦人、以前に藤岡さんのチャイコフスキーを聴かれてたいそう感激され 今回来られたとかで...
お勧めしたサポーターズ 早速入会、藤岡さんにサインいただけたと言って感激されていらっしゃいましたよ。
お勧めして良かったです^^*

9月 益々お忙しくなりますね。コンサート楽しみにしています♪身体に気を付けられて ご活躍お祈りしています!!


2013/8/26   「関西フィル ハーモニー管弦楽団 第3回城陽定期演奏会」   Fu(ふ)

2013年8月25日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ソプラニスタ/岡本知高(*)
コンサートマスター/岩谷祐之

ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲
ヴェルディ/歌劇「運命の力」より「神よ平和を与えたまえ」 (*)
ヘンデル/歌劇「セルセ(クセルクセス)」より「なつかしい木陰(オンブラ・マイ・フ)」 (*)
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」 (*)
  伝・カッチーニ/アヴェ・マリア (*)

ラフマニノフ/交響曲第2番
  ラフマニノフ/ヴォカリーズ

関西フィル城陽定期演奏会、第3回です。ホールを入ったところでは、楽団員の中から5人くらいが整列して、お出迎えをしています。藤岡さんのプレトークは多分5分くらいで、「司会者じゃありません。」「指揮と司会の…」と自己紹介で、場内から笑いが出ます。あとは城陽は第二の故郷ですという話、このホールは音が良いし職員が熱心という話までいつもの話で、それから岡本知高さんとは昨年一柳慧さんの歌劇「ハーメルンの笛吹き男」で共演して、才能のすばらしさから出演をお願いしたという話が出ました。次にそもそもソプラニスタとは何?カウンターテナーじゃないよという話が出ました。また前半はトークが入るので、後半のラフマニノフの交響曲の説明をします、ということでした。出てくる音を感じてくればいいのだけれど、補足でということで曲が出来た頃のラフマニノフの話や楽章の特徴を短く説明します。キーワードは第2楽章の説明で情熱的で豪華絢爛な曲だけれどとっても優しい部分がある、というところ。

前半は藤岡さんの好きな曲「運命の力」序曲のあと、すぐにあの独特な感性の紺と藍の衣装、薄いマントをなびかせて&ずるずる引きずっての岡本さんが入場、「神よ平和を与えたまえ」を歌います。この曲は序曲の冒頭のメロディが出てきてから歌い出すので、オペラの序曲の役割がわかるようにもなっています。客席は少し落ち着きがありません。岡本さんの素晴らしい声でため息とか唸りが出たからです。それに打ち水をかける岡本さんの声の力、客席は完璧なまでにシーンとして、曲が終わると大きな拍手が起きました。そのあと楽団員の出入りの間にトークなのですが、藤岡さんから岡本さんではなく、逆に岡本さんから藤岡さんに、今日の衣装をどう思うか、と質問が出ます。「ハーメルンの笛吹き男」の時は笛吹き男らしい衣装だったけれど、今回は違うので着替えたあとの姿を見た藤岡さんが「出た〜」と言ったんです、と暴露。場内は大爆笑。その後「オンブラ・マイ・フ」の説明をこの曲は男性ソプラノの曲、みなさん聞いたことがあるはずですよ、といった話を岡本さんがして歌います。またも打ち水抜群の素晴らしい声。続けて歌い続けるのは大変なので、岡本さんは一旦下がり、「ゴッドファーザー Part3」の最後に流れていた曲、という藤岡さんの説明で「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲ですが、これも藤岡さんのよく指揮する曲、藤岡さんの掌中で曲が見事にきまりました。そして岡本さんが戻ってきます。今度は中国が舞台の「トゥーランドット」なので、金と銀のさらに豪華な衣装で登場です。「誰も寝てはならぬ」は、もともとはテノールの曲ですが、岡本さんはテノールの音域は低音すぎて出せないので、1オクターブ上げて歌います、とのこと、藤岡さんから関西フィルが演奏するときにするハミングも入れます、とのこと。圧倒的な声、当然大喝采。この曲は3月の第2回定期演奏会でも須川展也さんのサクソフォンで演奏されたので、聴き比べが出来ました。岡本さんから「みなさんの拍手が一番嬉しいです」ということで、アンコールはカッチーニのアヴェ・マリア…これも3月に須川展也さんが演奏された曲なので、聴き比べも面白く、コンサートマスター岩谷さんが岡本さんの影武者のように弾くヴァイオリンも素晴らしく、またもすごいものを聴いてしまったところで、前半は終了です。

後半のラフマニノフですが、以前藤岡さんの指揮でこの曲を聴いたのは、9年前のザ・シンフォニーホールで行われた定期演奏会、ラフマニノフのピアノ協奏曲と交響曲の2番対決でした(ピアノ協奏曲の方は園田高弘さんの公開での最後の演奏でした)。私がその時旧サイトに寄せた感想は、クリスタルではなくアンティーク家具、だったのですが、今回の演奏の印象は、当時よりクリアで安定していて、各楽章の個性がまろやかで鮮やかだったと思いました。やや長い曲なのですが、この演奏だと楽章ごとに単品で聴いても良いと思います。

マイク無しで例によって藤岡さんの挨拶があり、「ありがとうございました。」(場内拍手)、続けて、10年以上かかって最初はニューイヤーだけだったのが定期演奏会が出来るようになった、このホールのすばらしさをもっともっと地元の人たちにも知ってもらいたいという話で、藤岡さんの言う文章が切れるごとに場内拍手でした。終演後も楽団員が2人でお見送り。また場内で来年1月の城陽ニューイヤーコンサートの前売りがありましたが、長蛇の列でした。

以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、主旨の一部を拾っただけ(=最重要なことを忘れている可能性あり)、あるいは時系列の誤りを含んでいます。

 2013/8/13   「Meet the Classic Vol.27」     オムライス

久しぶりの生演奏でとてもうれしい一日でした。
当日は無料託児サービスをありがたく利用させて頂きました。
託児記録のコメント欄に「ママと離れてしばらく泣いていましたが、モニターでステージの演奏が始まると指揮者を指さしてテンション上がってました。」と書いてありました。そんな様子は家で見たことないので私も見たかったです(*^_^*)
前半のピアソラとガーシュインは子供も喜びそうなので生で聴かせてあげたいです。
2013/8/12   「Meet the Classic Vol.27」     Fu(ふ)

2013年8月11日 いずみーホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
サクソフォン/須川展也
オルガン/片桐聖子

アンダーソン/舞踏会の美女
ピアソラ/エスクアロ(鮫)
ピアソラ/オブリビオン
ピアソラ/リベルタンゴ
ガーシュウィン/挟間美帆編曲/「すべてを知っている場所からの便り」 : ガーシュウィン・メロディーズ (オーケストラ版 世界初演)

サン=サーンス/交響曲第3番 「オルガン付」

ビゼー/「アルルの女」第1組曲から「アダージェット」

猛暑の中、27回目のMeet the Classicです。予定より早く開場したホールではロビーで藤岡夫人がすっと入り口を見据えています。結構仁王立ちっぽいのかすごく目立ちます。しばらく経つと夫人の代わりに今度は藤岡さんがロビーの片隅の目立たないところにいますが…何人気づいたのでしょうか? また、会場は猛暑だからなのか、近所の催しとはしごなのか、着物の人がちらほらといて、大阪というより京都っぽいというか天神祭の残り香があるというか、でした。
コンサート1曲目は、例によってアンダーソン「舞踏会の美女」、サクソフォンがいるなら演奏に加え、いなくても構わない、という曲なので、楽団員に混じって須川さんが入場して演奏しましたが、パンダみたいな服なので、思い切り目立っていました。藤岡さんが挨拶をして、クラシック音楽を「わかるわからないは関係ない」、クラシックや関西フィルを「あーいいなぁ」と思ってくれることが重要で、そのための勝負のコンサートです、といったお話。それから「舞踏会の美女」の選べるサクソフォンの話をして須川さんを紹介します。藤岡さんにとって共演歴が一番多いソリストが須川さんらしく、須川さんも関西フィルと藤岡さんは「共演してもらって仲間冥利に尽きる」ということで、楽団員が舞台の床を踏みならしました(=拍手の意志)。次に今回須川さんは自分の出番の曲は自由に選んでいいという話を受けたそうで、後半がパリ生まれのサン=サーンスの交響曲なので、パリにクラシック音楽を学びに留学しに来たものの、先生に「自分の音楽があるじゃないか」と諭され、パリで挫折して何となく帰って行ったガーシュウィンとピアソラという2人の作曲家を選んだそうです。これは楽器におけるサクソフォンの位置も同じと考えて、とのことでした。ここで須川さんが今回演奏する曲は2曲と言ったので、え?と思った藤岡さんと何曲だっけという話になって、藤岡さんはピアソラだけなら3曲、須川さんはピアソラを一式と数え、ガーシュウィンとで2曲と認識していたようで、それで、話が合わなかったようです。そのピアソラは須川さんの認識通り3曲続けて演奏です。藤岡さんはピアソラを「暑い夏にもってこい」と言ってから、須川さんに曲紹介を委ねて、それから演奏です。ピアソラの趣味だった鮫釣り(趣味として愛好者が多数いる地域が世界にはあるのです)にちなんだエスクアロは、前のめりに突き進み、途中で裂帛をさらに裂くように須川さんのサクソフォンがいななきます。オブリビオンは文字通り哀愁漂うしかも渋い演奏、リベルタンゴは突っ走り方が素晴らしく、須川さんは途中でサクソフォンをアルトからソプラノに持ち替えて演奏しました。ここでまたトークで藤岡さんと須川さんが共演するときはお互いに無理を認めて貰うそうですが、藤岡さんからはボランティアで演奏会場の近所の学校の吹奏楽団の指導が提示されることが多いそうです。そこで今回も大阪の近隣の学校を回ろうと目論んだそうですが果たせなかったそうです。今はコンクールの時期で2人が学校に行くと邪魔なだけ、という理由を藤岡さんが明かすと会場は爆笑。それから須川さんに振りが入り「すべてを知っている場所からの便り」とは、という説明です。挟間さんは今売れているので、早めに曲を頼んでおいて良かったというコメントに場内から笑い、それから曲はガーシュウィンと現代のジャズをつなぎ、須川さん自身はジャズとクラシックをつなぎたいという話でした。この曲はガーシュウィンのメドレーにサクソフォンのカデンツァが入った1楽章?のサクソフォン協奏曲という感じです。場内の興奮は最高潮で拍手大喝采。

後半はサン=サーンスです。藤岡さん曰く2楽章で構成された曲で、また「いずみホールにもってこい」とのこと。この客席数でオルガンのあるところは少ないからだそうです。ちなみに藤岡さんの話には出てきませんでしたが、いずみホールのパイプオルガンは今回のテーマ、フランス製です。とはいえ、アルザス(エルザス)地方のケーニッヒ社製ですから、歴史に翻弄されてきた地域であることは察して頂けるかも。またトークの方はサン=サーンスはメロディ・メーカーだという話も出ました。さらにチャイコフスキーやベートーヴェンだと、曲を作るときの苦しみなど話すことはいくらでもあるけれど、この曲はそういったこととは別次元で話すことがない、とあっさりネタ切れをネタにするので場内から爆笑が出ました。出てきた音を楽しんで頂くということで、という結論で曲に移ります。そういえば今回はトークは簡潔、曲と演奏自体に語らせている感じです。曲ですが、第1楽章の後半のオルガンはかなり目立つ感じ、くるくると変わる曲の色を藤岡さんが放ってゆきます。第2楽章はオルガンを抑えた気がします、オーケストラは絢爛豪華の大疾走です。
場内からの拍手喝采を早めに止めて藤岡さんから例によってマイク無しの挨拶があり、企業からの応援も頂くと本当に嬉しい、今回はエディオン社から頂いたことがとても嬉しかったという話、そして関西フィルはたくさんコンサートをやっていますので、お気軽においでください、少なくとも関西フィルはクラシックという敷居は高くないし、クラシックファンを唸らせる演奏もします、という挨拶でした。それから、静かにビゼーのアダージェットで演奏会は終わりです。

以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、主旨の一部を拾っただけ(=最重要なことを忘れている可能性あり)、あるいは時系列の誤りを含んでいます。

2013/7/29   「サマー・ポップス・コンサート」     Fu(ふ)

2013年7月28日 ザ・シンフォニーホール
管弦楽/関西フィル・ポップス・オーケストラ
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
司会/八塚彩美 (朝日放送アナウンサー)

ラ・クンパルシータ
シェルブールの雨傘
ひまわり
エーゲ海の真珠
太陽がいっぱい
「風と共に去りぬ」より「タラのテーマ」
007メドレー

男はつらいよ
「タルカス」から『噴火』(大河ドラマ「平清盛」)
ミッション・インポッシブル
バック・トゥ・ザ・フューチャー
美女と野獣
パイレーツ・オブ・カリビアン

オリーブの首飾り
ルンバ・キャリオカ


ザ・シンフォニーホールの人気企画「サマー・ポップス・コンサート」です。
開演後藤岡さんが指揮台に着くなり間髪入れずに「ラ・クンパルシータ」がはじまりました。豊かな音が溢れます。演奏が終わって八塚さんが登場、トークがはじまります。今年が12回目だそうで、藤岡さんが毎年大してプログラムを変えていないと発言(場内笑)、サマー・ポップス・コンサートきっかけで関西フィルの演奏会に来てほしいということで、それを意識した話になります。その後客席に向けて今回初めて来た人に挙手を求め、12回皆勤の人にも挙手を求めます。皆勤の人が結構多かったので、楽団員が拍手しました。
次の「シェルブールの雨傘」「ひまわり」は男女のすれ違いを描いた映画ということで、特に「ひまわり」は藤岡さんは毎年語るようで、ストーリーを少し語りますが切り上げて曲に入ります。弦楽器の情感たっぷり。「エーゲ海の真珠」は楽譜の事情で演奏できる楽団は少ないけれど、関西フィルは出来るという話、そして「太陽がいっぱい」は藤岡さんは切ないですね、ということで、これも切り上げて曲に入ります、と書くとあっさりしていますが、この辺は藤岡さんと八塚さんは台本無しでトークをしているそうで、ボケ連発の八塚さんにツッコミも入れられずに絶句してしまう藤岡さんの漫才…もといやりとりで場内からはしきりに笑いが出ています。「風と共に去りぬ」は昔の映画はオーケストラを使っている(からそれがいい)という話でした。007を藤岡さんはほぼ全作見ているようで、やはりショーン・コネリーがいい、昔は「余裕があって、おしゃれで、ユーモアがある」と言うと、八塚さんから「藤岡さんみたい」と合いの手が入ります。藤岡さんの方は「指揮台見てよ〜、余裕なんかないよ〜」「人が言うほど僕はお洒落じゃありません」と返すのですが、そこに八塚さんから007はイギリス情報部の話、藤岡さんはイギリスに留学していたけれど「スパイに会ったことは?」という平和ボケだか大ボケだかが畳みかけるように降り注ぎます。藤岡さんは「あるわけない」と返すのですが、がっくりきたようです(場内笑)。がっくりのまま指揮台に立つ藤岡さんですが、八塚さんの度重なる大ボケ攻撃をものともせず、棒さばきと演奏は華麗。

第2部の最初は「男はつらいよ」、クラリネットソロが立ってあの帽子をかぶって演奏。
「わたくし、生まれ育ちも葛飾柴又…」と口上を八塚さんが読み上げるのですが、本人はこのシリーズをあまり見たことはないというのをあっけらかんと言ったものですから藤岡さんが絶句、次いで場内からの笑いが出ます。藤岡さんはイギリス留学中に全部見たそうです。さらに八塚さんから、あんまり見ていなくても曲を聴くだけで昭和といった発言が出て、世代の差の分を加えた絶句?と笑いが主に場内から出ます。ここでコンサートマスター(客演・名前を失念してしまいました)に振りが入ります。東京で活動している氏曰く「お客さんとステージの間が近い」そうです。次は「タルカス」と「ミッション・インポッシブル」ですが、「タルカス」と作曲者キース・エマーソン、プログレッシヴ・ロック、吉松隆、そして大河ドラマに使われた経緯を巡る話、キース・エマーソンから藤岡さんのところに電話がかかってきた話などが出ます。「タルカス」は安易な安全運転を排した演奏、今回は一部分だけだったので、ぜひぜひ定期演奏会で全部取り上げてもらいたいです。演奏が終わって八塚さんが2曲とも「とってもかっこいい」「シビレます〜」と言っていました。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「美女と野獣」は弦がキーワード、前者は疾走感を、後者はしっとりをという感じのトークでした。八塚さんが「しゃべり残したことは?」と尋ねるので、藤岡さんは実は舞台で喋るのは苦手、と言いつつこのコンサートは「まずい発言があっても、しらーっとしない」客席が笑ってくれるという話をして、対照的な2曲を演奏。あとは「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですが、この先、朝日放送主催で藤岡さんと関西フィルの交響曲第5番2曲(ベートーヴェンとチャイコフスキー)の演奏会があるので、その紹介を長めの時間を取ってします。5番2つで「ゴー・ゴー・藤岡」とオヤジギャグ?を八塚さんが言うと場内大笑い、藤岡さんは「力抜けるわ」と反応、ベートーヴェンの方の交響曲第5番は実は難しくて、リハーサルの日には藤岡さんは何も食べられなくなるそうですが、そういう話の後にまたも八塚さんが「ゴー・ゴー・藤岡」を発射、藤岡さんは脱力しきってしまいました。しかも舞台で喋るのは苦手なのに、開演前プレトークをすることにツッコミまで入ってしまいました。曲ですがものの本によると「パイレーツ・オブ・カリビアン」はケルト系の音楽
だそうで、特に勇ましくないところはそれらしいメロディが聴こえたります。

アンコールの「オリーブの首飾り」のあと、いつもの通り藤岡さんはマイク無しで「関西フィルはたくさんのお客様と企業に支えられています」と謝辞。そして、クラシックも聴いてみたい方はということで、先ほどの交響曲第5番2曲、そして8月11日のいずみホール、その他あちこちで演奏会をします、という話、(クラシック音楽に)何の知識もない人にも感じてもらえるように…という話をして、「ルンバ・キャリオカ」で場内は盛り上がりました。

以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、主旨の一部を拾っただけ(=最重要なことを忘れている可能性あり)、あるいは時系列の誤りを含んでいます。

2013/7/21    「素晴らしい演奏会でした!」   manon

山響定期、ゲネプロから聴かせて頂きました。藤岡さんから溢れる人間愛がオケや合唱団の皆様にも伝染して、本当に愛に満ち溢れた素敵な演奏会でした!ありがとうございました。新潟から聴きに行った甲斐がありました。
飯森さんと藤岡さんのイチャイチャぶりも楽しかったです(笑)。
来年からは飯森さんが大阪でも指揮するので、たまに関西も行脚に行く予定ですが、藤岡さんの指揮も聴きに行きたいと思います。ありがとうございました。また山形に来てくださいね!
2013/7/20    「感動!」   ぶうりん

今日 先ほど サッチーさん指揮の山響の演奏に感動して帰って来ました。
初めて聴くメンデルスゾーンの曲でした。美しい旋律に山響の柔らかい弦の響きが重なって ステキな演奏でした。
そしてサッチーさんも絶賛の山響アマデウスコアの素晴らしい合唱!オケとソリスト、合唱が一体になりすごい響きに!サッチーさんのエネルギーが熱く伝わってきまし!
感動をありがとうございます。すごく元気をいただきました。


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