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2009年10月分

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2009/10/30   「ジャングル大帝2009年版」     teru

ジャングル大帝2009年版のCD&DVDを聴きました。

私はジャングル大帝のアニメを知りませんが、この音楽は出だしからワクワクします。
男声合唱も入ってかっこよいです。
レオのお母さんが「赤ちゃんができたの」と話すときの音楽がなんともいいし、
レオの誕生をねずみたちが祝う音楽では思わず微笑んでしまいます。
捕まったオリの中でレオのお母さんがレオにジャングルやお父さんの話をするときの2つの音楽に距離があって不思議な感覚。
そして死んだお母さんが大海原で漂うレオを励ます音楽が美しくて優しい。
とにかく聴いていると、ここの部分好きだ!と思う箇所が沢山。

手塚治氏がこの交響詩のために描いたという静止画と解説文をDVDで見ながら聴くと、たった16枚の静止画ですがこの音楽が流れると動画に優るかも。

そして5.1chサラウンド!立体的で深みと動きある音楽に驚きました。
家のサラウンドシステムを全然使っていなかったのですが威力発揮です。

ナレーションの綾戸智恵さんの低い声は結構好きです。
しかし繰り返し聴くにはナレーション無しがよいです。
DVDでOFFにして聴くのがよいですね。
8月のいずみホールでの女性アナウンサーによるナレーションは子供番組の司会のお姉さんのような調子だったのであまり好きではありませんでした。
好みがわかれるところだと思います。
しかし、今こうやって家で聴いみて、これを生で聴けてよかったとあらためて思います。

46ページもあるブックレットも力が入ってますね。
藤岡さんの熱いコメントも読みました。
また各シーンでどの楽器が何を表現しているのか書いてあってそれも面白いです。
解説によるとずっと昔に楽譜紛失していたそうで。
何十年もたった今、オリジナル作曲者の冨田勲さんの手により、よくぞ復活させた!と拍手。
将来への貴重な財産となるのでは? 
2009/10/27   「生で聴きたかった。」     たろきち

小さい頃は好きだったけれど、最近まであまり興味が無かったクラシック。

けれど、のだめカンタービレの影響もあって、「一度オーケストラ聴きに行ってみよっかな」と、気軽な気持ちで母と参加させていただきました。

野洲なら近くだし、華やかなボレロ&カルメンだし。。。

当日は、ウエルカムコンサートの後、3階席(室?)へ。
ここは30人程が座れる別室みたいな所で、ガラス越しに上からオーケストラを見る&スピーカーの音のみで演奏を聴くんですね。
(もともとは親子席なので、防音バッチリなんだそうです)

そこに大人10人位が座っていたんですが、ホールと一体になれず、少し残念でした。拍手とか声出したりしたかったな。
開演前のごたごたも若干影響あったのかもしれません。かすかに聞こえるホールの拍手が羨ましかったです。


演奏はとても素晴らしく、ホールでナマを聴いたら、きっと比べものにならないくらい良いんだろうな〜。

中でも印象的だったのが、カルメンの一曲目。4小節目などの‘ジャャ〜ン♪’で、藤岡さんの左腕がグィィィ〜〜っと指揮した時、音が水飴みたいに、 ねっとりと深くなって耳と体に入って来たのが何とも言えませんでした。思わず手に力が入ると言うか。
CDで聴く時と違う、目と耳から入ってくる音楽の質量みたいなものがとても気持ち良かったです。
時にはドスーンと重く、時にはふわっと軽く♪

藤岡さんの姿を見ながら、質感のある音楽を楽しませていただきました。

それに、ボレロも素晴らしかった。

そして何より、こんな素晴らしいプログラム!
生で聴きたかった!
2009/10/25   「秋のリラックス・コンサート」     noriko

藤岡さん、
野洲では、「リラックス」な秋のひとときをありがとうございました。

ファン仲間と電車で遠足のように出かけるのも楽しいのですが、今回は初めて野洲のコンサートに主人と出かけ、ちょっとしたドライブ気分。近江富士を真正面に見ながら会場に向かうなんて、 贅沢な時間♪

ウエルカムコンサートはいつも楽しく、それを見て心から楽しんでいる藤岡さんや団員さんの姿が見えるのもこのコンサートの素敵な所です。

ホール前のオープンカフェ、「完売御礼」の客席、素晴らしい音楽ーーーここでは、聴きに来た人達とオーケストラと藤岡さん、そして主催・共催の全ての方々の思いが一体となっているようです。 長い年月をかけて築いてきた「絆」が感じられ、とても心地のよい、まさに「リラックス」な素晴らしい空間と時間です。

カルメン、ロミオとジュリエット、ボレロなど、、どの曲も、関西フィル&藤岡さんだからこそ、「感じる」ものが大きくて、何度聞いても新鮮です。「心のスパイス」をたっぷり頂きました♪

公演後、藤岡さんが現れるのを、まるで韓流スターを待ちわびるかのように多くのファンがホール前に集まっていました。毎年同じ風景なのですが、今年は「何かが違う」ーーそう、 8月ならまだまだ明るいのに、今年はもう薄暗くなっているのです。リラックス・コンサートの余韻に浸りながら、トワイライトの中を家路に向かう、、というのもいいですね。 
2009/10/24   「ブラボーッ!!!」     green finger

今日は久々のコンサート、すごく楽しみにしていたので、ホールに着く頃には、既にテンションメーターが振り切れ状態でした。某コンビニで手に入れたチケットなので、 席が選べず、 最前列の真ん中付近…これって、当たりなのかハズレなのかと思いながら開演を待ちましたが、始まったらそんなことを考えるのは無意味でした(^_^;)感想は、 『とにかく、近い』…洋服の縫い目まで見えそうで、ドキドキでした!
初めてナマで聴くラヴェルのボレロ、言葉ではうまく表せないけれど、よかった!すごくすごくよかった(*^o^*)冒頭部分のビオラのピチカート(でいいのですか?) がちゃんと聞こえたのは、 最前列ならではかなぁ…と思いました。でも、毎回はしんどいかな(^_^;)
今、小五の娘は恒例の校内音楽会にむけて、練習に励んでます。今年の曲目は、今日の演目にもあった『カルメン前奏曲』…私もボランティアで、 アコーディオンパートの指導をお手伝いに行っているのですが、なかなか三連符の混ざったリズムがわかってもらえずまいっているところです。今日の演奏を聞いたら、 一発でわってもらえるだろうなぁ…と、思いながら聞いてました。…という、とりとめのない話題で済みませんm(_ _)m あっ、それから、 今日は水口でのニューイヤーコンサートのチケット売り出し日、 明日朝一番に、買いに行きます!今度は、じっくり席を選びますね♪藤岡さん、コンサートお疲れさまでした!

コンサート後の藤岡さんの画像、ピンボケですが送ります。
2009/10/24   「リラックスコンサート in 野洲」     Fu(ふ)

2009年10月24日(土)
関西フィルハーモニー管弦楽団
リラックスコンサート in 野洲
野洲文化ホール

指揮 / 藤岡 幸夫 (楽団首席指揮者) 
司会 / 西濱 秀樹 (楽団理事・事務局長) 
コンサートマスター / 岩谷 祐之

アンダーソン/舞踏会の美女
ヘンデル/「水上の音楽」より『ア・ラ・ホーンパイプ』
マスネ/タイスの瞑想曲
ビゼー/「カルメン組曲」より
『前奏曲』、『アラゴネーズ』、『間奏曲』、『ジプシーの踊り』

プロコフィエフ/バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より
『モンタギュー家とキャピュレット家』、『マドリガル』、『ロミオとジュリエット』
ラヴェル/ボレロ

ビゼー/「アルルの女」第2組曲より『ファランドール』


藤岡さんと関西フィルで行われる滋賀の3つのコンサート、野洲は藤岡さんのスペイン遠征のため秋になりました。ポスターに「夏の疲れを吹き飛ばそう」とありますが、 今も夏バテが残っている方にはちょうど良さそうです(笑)。

ほとんど野外みたいなホール玄関で西濱さんの司会でウェルカムコンサート。もちろん通りすがりの人も楽しめる無料の演奏会です。関係者の出した屋台というかカフェのせいもあり、 最初から盛り上がっている感じ。今回は金管五重奏なのですが…4人です。5人目は演奏の途中に怪しいかぶり物で登場したホルンの永武さん。曲は「徹子の部屋のテーマ」でした。 永武さんに振りがあり「『やすこ』だから『野洲』にご縁…」といった挨拶で盛り上がります。今回西濱さんが「ビミョーな反応」「やらなきゃよかった」と 自分のトークや趣向に自虐的なことを言って笑いを取っていたのですが、コンサート本体が終わるまで、数字を誇張する芸など、ギャグは絶好調でした。その後演奏されたのは「ゲバゲバ90分!テーマ」、 「笑っていいとも!」の「ウキウキWatching」、「アメージング・グレース」、「サウンド・オブ・ミュージック」の「ひとりぼっちの羊飼い」でした。

コンサート本体はいつでもどこでもオープニングの定番「舞踏会の美女」のあと、西濱さんが登場して、今日のコンサートは野洲市とホールにとって何周年が多いのですと言いつつ、 第1ヴァイオリンの徳岡さんは今日が誕生日、とお得意のいきなりマイク振り。しどろもどろな状態で徳岡さんが挨拶。この後も徳岡さんの誕生日はネタにされ続けました。 藤岡さんも野洲でのコンサートは10周年。かつてこのホールでのリハーサル中に転倒して歯を折った、その血痕がまだホールに
残っている(と書くとちょっと猟奇)といったトークが出ました。また自身の「やす」のアクセントが違うことを初めて指摘された話をして、いつもの「クラシックは、わかる、 わからないではない」という話をされました。瀬田の唐橋からはちょっと離れていますが「水上の音楽」の演奏後は「タイスの
瞑想曲」。第1ヴァイオリンの仕事が多いというオペラ原典版です。重厚感と柔らかさがありました。そして藤岡さんがあとで「強引」と言っていたのですが、「カルメン」をするからとスペインの印象を西濱さんにたずねられます。主に「空が青い」 「昼寝の習慣で生活時間帯が全然違う」「時間をゆったり使っている」といったことを藤岡さんは返します。演奏は最後の方に向けて研ぎ澄まされてゆく感じでした。

後半はまず「ロミオとジュリエット」の解説から。携帯電話会社のコマーシャル、という話はあちこちの楽団で出る話ですが、藤岡さんの印象はドラマの「のだめカンタービレ」 のミルヒー登場という印象も強いようです。「あなたはどうしてロミオなの?」の名言を交えたりして「悲劇の前の」曲を選んだというようなお話でした。最後に「ボレロ」。 西濱さんが解説を最初にしつつ、演奏機会が意外に少ないことなどを藤岡さんに振り、楽器編成の話がちょっと出たところで、西濱さんによると台本なしで楽団員が「冬のソナタ」を肴にギャグ?2発。 場内爆笑でした。聴いていて、のんびり心地よい、夢見がち、と書くと意外な感じですが、私にはそういった形容しかできないボレロでした。

マイクなしで藤岡さんの挨拶があり「今年もありがとうございました」、来年の(アクセントがまた違ってしまうのを自分で突っ込みつつ)野洲のコンサートの案内をしてアンコール。 またいつもの「関西フィルはあちこちでコンサートがあります」「新快速で大阪はすぐ」とも言われていたのですが、 確かに11月3日には大阪ビジネスパークのいずみホールで常任指揮者飯守泰次郎さん指揮の「ボレロ」があります。再び聴きたい方はどうぞ。

以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、聞き間違いや主旨の一部を拾っただけ(つまり最重要なことを忘れている可能性あり)が多いです。また、場内では随所に今回は特に笑いが出ています。
2009/10/20   「秋空に惹かれて」     真梨恵

 秋づくしのお便りを楽しく読ませていただいています。先日の金木犀の話題にはもうビックリでした。というのも、ちょうど同じ日の朝、私も大好きな金木犀の香りに気づいて「ああ、秋やなあ」 と思ったばかりだったからです。ただの偶然でしょうが、ファン心理というのは恐ろしいもので、藤岡さんの感性と一致していることがうれしくて、こうしてメッセージをおくっています。 でも、藤岡さんのように、小枝を部屋に飾って香りを楽しんだことはないので、早速、庭から金木犀を手折ってきてマネしました。なんて素敵なんでしょう。
 また、昨日の秋空の画像もとってもきれいで、お近くの学院の校舎ととけあっていましたね。たまたま昨日は、私も夕方まで東京にいたので、またもや「同じ空を眺めてたんだわ」 と感激しています。これから日ごとに秋が深まっていくのを存分に味わいたいものです。本当に日本の秋は素晴らしいですよね。そして音楽がよく似合う季節だと思います。 こらからもコンサートと秋便りを楽しみに待っています。 
2009/10/19   「合宿でした」     大阪アカデミー合唱団の一団員

この土日はハイドン「四季」の合宿でした。
1日目は午前から夜9時まで。2日目も朝から夕方までみっちり練習でした。

この曲では農村の人々の四季を描いていますが、
「このように明るく楽しい曲はなかなかありませんからとても貴重ですよ。」
と先生から聞きました。
12月3日のシンフォニーホールでお客様に楽しんでいただける演奏になるよう頑張ります!


合宿の夜のミーティングでも歌い続けています!
2009/10/18   「遅ればせながら…」     待子

サックス奏者の野島玲菜さん
10/17長居植物園にてカルテットではソプラノサックス担当
藤岡さん、お帰りなさい!そしてスペインでの大成功、おめでとうございます\(^O^)/
藤岡さんのいらっしゃらない間、しっかりと関西フィル&デュメイ氏を聴いていました。
コミュニティーコンサートでは、フランクのヴァイオリンソナタ、贅沢にもコンマス岩谷さんを第2ヴァイオリンに据えてのシューマンのピアノ五重奏曲、向井さんのチェロが心に響きました。
オークホールでのリハ見学と懇親会。楽団員の方々の後ろに座っての飯守先生指揮のリハ見学は、まるでオーケストラの一員になった様でドキドキ。懇親会でデュメイ氏に要約すると “関西フィル最高”とフランス語で書かれたサインを頂き《勿論徳子さんも》写真も!デュメイ氏は関西フィルを世界に連れて行きたいとおっしゃっていました。
そしていずみホールではメンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト、とても贅沢な時間を過ごしていました。
…でも…やっぱり…何かが足りない(;_;)
奈良のコンサートで“エブリバディ、元気かい!”といつもの藤岡さんにお会い出来うれしかったです(^-^)
一階のほぼ中央に座っていたのでオーケストラ全体がよく見え聴こえました。
藤岡さんを中心に脇にコンマスとチェロ首席奏者、中央にクラリネットの梅本さん、その後ろ両側にトランペットの白水さんにトロンボーンの風早さん、パーカッションのエリックさんと若い人達がいて、安心のベテランの方々に弦楽器集団、 本当に関西フィルって最高だなぁ〜と思いました。
次に藤岡さんにお目にかかれるのは、11/14(土)のイナホールです。
昨日(10/17)サックスの野島玲菜さんが、長居植物園のイベントにカルテットでやって来ました。このカルテットは猪名川町の教え子(中学吹奏楽の指導)達が、今では大阪音大の後輩となり、 同じプレイヤーとして舞台に上がりました。息のあった演奏に、心暖まるひとときでした。
最後のインタビューで“11/14(土)に日本屈指の関西フィルさんと指揮者は世界的指揮者の藤岡幸夫さんで人生初のコンチェルトをさせて頂く事になりました。 人生を掛けていると言っても過言でない程、頑張っています。どうぞイナホールにいらして下さい。”と言っていました。
イナホールでのコンサート、とても楽しみで待ち遠しいです。
2009/10/15   「きんもくせい」     mako

藤岡さん、大変遅くなりましたm(__)mお帰りなさい♪

『スペイン公演』の大成功おめでとうございます。
それから毎日のようにスペインから素敵なお便り届けて下さりありがとうございました。

今回のお便りのきんもくせいの写真、甘い香りが漂ってきそうです・・
私もきんもくせいの香り大好きです!この香りがすると秋がだんだん深まる気配を感じますね。
毎朝琵琶湖の見える湖岸道路沿いを自転車通勤(ママチャリ(^_^;)していますが、 通り道の公園にきんもくせいが何本かあり朝の澄んだ空気に甘い香りがマッチしてすがすがしい気分になります。

来週24日は待ちに待った野洲公演!藤岡さんと関西フィルの皆さんにお会い出来るのをとってもとっても楽しみにしています(^O^)/ プログラムも盛り沢山!ですし。
夏とは違った秋の琵琶湖の景色で癒されて下さいね。

12月は先行予約日ず〜っと電話掛け続けてGetした『X'mas ファンタジア』
毎年クリスマスイブ・イブに藤岡さんから頂く素敵なX'masプレゼントって思っています。
そして来年のいずみホールでのNew Yearコンサート!
念願のいずみホールデビューします(笑)楽しみにしています。

まずは来週お元気な藤岡さんにお会い出来るのを主人共々楽しみにお待ちしています。

2009/10/13   「お元気ですか」     飯野愛

久しぶりの投稿です。遅くなりましたがスペインでのコンサートお疲れ様でした。大成功をおさめたようで一安心しています。スペインの生活はどうでしたか?やはり日本が恋しくなりますよね(笑) お手紙を拝見しながらスペインでの生活を想像していました。ファンサイトをのぞきながら新しいファンの皆さんが増えているようでますます人気がありますね。忙しいと思いますが頑張ってください。 次に私があしを運ぶのは11月27日の定期演奏会です。8月の演奏会以来約3ヶ月ぶりの演奏会なのでドキドキしています。どんな定期演奏会になるか楽しみにしていますね。 仕事が忙しくて地方のコンサートになかなか行けないのが残念ですが、藤岡さんのお手紙を拝見しながら我慢しています。 12月はいずみホールのコンサートとなんといってもやっぱりクリスマスコンサートが一番楽しみです。去年よりちょっとわからない曲がありますがまた解説などつけてくれたら嬉しいです。 寒くなっていきますが元気な藤岡さんでいてください。
2009/10/11   「チャリティ オーケストラ コンサート 火と水の祭典」     Fu(ふ)

2009年10月10日(土)
チャリティ オーケストラ コンサート 火と水の祭典
なら100年会館 大ホール

指揮 / 藤岡 幸夫 (楽団首席指揮者) 
司会 / 西濱 秀樹 (楽団理事・事務局長) 
コンサートマスター(兼ヴァイオリン独奏) / 岩谷 祐之

・第1部 水の祭典
アンダーソン/キャプテンと王様たち
チャイコフスキー/バレエ「白鳥の湖」より「情景」
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」メドレー

指揮者体験 「カルメン」前奏曲

スメタナ/連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ(ヴルタヴァ)」

・第2部 火の祭典
サン=サーンス/交響詩「死の舞踏」
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

  アンダーソン/フィドル・ファドル


まずロビーで3曲演奏がありました。
グリーン・スリーヴスによる幻想曲
バッハ〜グノー/アヴェ・マリア
ビゼー/「アルルの女」より「メヌエット」
演奏はフルートとハープと西濱局長の司会……局長いません。トークなしで上品に(笑)終わりました。

1962年に発表されたとされるアンダーソンの曲のあと、西濱さんが登場。このコンサートは日本財団の支援で行っている関フィルメンバーの奈良市内への小学校への出張授業の流れで行われているようです。それでホールの中はガキ…もといお子様が多いです。授業に出た子供は手を挙げて、をしてもらって出まかせな数字を言って西濱さんが笑いを取り、授業の時に行った団員がいるから「ウォーリーを探せ!」みたいな感じで舞台上をさがして、と話を進めます。藤岡さんもいつもの「クラシックは、わかる、わからないではない」という話をされました。ここでホールの人(女性)に何故「火と水の祭典」なのか説明に出てきてもらいます。「お水取り(東大寺二月堂修二会)」を意識しているとのこと。西濱さんが「私も藤岡さんも邪気にまみれてますが」と言うとホールの人曰く「焼き払いましょう」(←聞きようによっては怖い)、西濱さんが演奏で「燃え尽きます」と続けたのはいいのですが、そのあとまた煩悩だらけとか言っていました。ちなみに何故このコンサートがチャリティかというと東大寺にある奈良時代から続く道の環境整備に売り上げが使われるから、という説明もホールの人からありました。関フィルの定期演奏会の会場にも募金箱があるそうです。

前半は水の祭典なのでやはり水で「白鳥の湖」の中で元も有名な「情景」が終わって、次は「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですが、藤岡さんによると、最近の映画みたいにポップ系やシンセサイザーばかりの曲ではなく、良くできていて、オペラの序曲みたいとのこと。組曲惑星風ケルト音楽といった感じの曲で、繊細さも迫力も藤岡さんが引き出します。ソロのチェロ首席向井さんが「海賊みたいな風貌」と紹介されていました。

ここで指揮者体験です。ピアノを習っている2人の小学生が当たりました。最初は4年生の女の子で藤岡さんがちょっと指導して振ります。テンポは遅いものの無理なく振り切りました。指揮しての感想は「緊張したけど楽しかった」。岩谷コンマスにマイクが振られ「すごくきれいなタクト(さばき)だった」と感想。次が3年生の男の子、指導なしで振らされると曲が始まりません。藤岡さんが「指揮は難しいんだぞ」「1、2の2を待っているから」と指導して再挑戦。テンポはさらに遅いものの何とか振り、感想は「ちょっと難しかった」マイクは今度は「海賊」に振られ「動きが大きかった」とまず言ってからあとはごにょごにょと微妙な感想が出ました。

そして藤岡さんによる思い切り詰め込んだ解説のあと「モルダウ」で第1部が終わり。7月の飯守泰次郎さん指揮の定期演奏会とは全く違うスタイルの演奏で、指揮のおもしろさといえるでしょうか。

休憩時間の途中から、舞台で出張授業の様子が上映されました。

後半は「死の舞踏」、コンマス・ソロの岩谷さんは奈良県出身なのですが、マイクを振られると個人的な話題と言いながら個人的なお話(いいお話です)に終始、それを「個人的」と西濱さんが突っ込んで場内から笑いが出ました。最後に「火の鳥」ですが、藤岡さんが解説しながら、ところどころ生演奏で解説。この曲は生でも何回か聴いたけれど、こういう説明があると嬉しいです。わかりやすく演奏が聴けて、その後ホールの人と西濱さんが出てきて、次のこのホールでの演奏会の案内。ところがそのあおりで、いつものマイクなしの、藤岡さんの挨拶が出来なくなってしまったのでした。そして再びアンダーソンに戻ってのアンコールでした。
以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、殆どは主旨の一部を拾っただけ(つまり最重要なことを忘れている可能性あり)です。また、場内では随所に笑いが出ています。
 

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