2017年5月分
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2017/6/1
マンチェスター滞在記 第3弾 マンチェスター滞在最終日ちょっとのんびり。懐かしい街なかをぶらぶらして夜は中華街にある大好きなお店で友人達と食事でした。 最初に住んだフラット。はじめは二階で半年後に一階に移った。ところがこの区域はマンチェスターで最も治安が悪い地域とわかり(お向かいさんの家に突然警察の手入れが入った)慌てて引っ越した。 引っ越した先の13年以上過ごした大好きだったフラットは残念ながら工事中でした。ここの二階に住んでました。 マンチェスターの街中のお気に入りのお店が並ぶ道。 フォーサイスには楽譜や音楽書 と、LPやCDを探しにしょっちゅう入り浸りました。今回もヴォーン・ウィリアムズの音楽書を購入。 図書館とタウンホール。BBCフィルのコンサートシリーズがここでもあってよく指揮しました。 僕が毎日のように通ったBBCの建物は引っ越してしまい、その場所は今は平地に(向かって右手)…残念! 僕が住んでたフラット付近の町並み。どこもこんな雰囲気で緑が多い。 デビューして2年目にオープンしたブリッジウォーターホール。素晴らしいホールだけど伝統あるフリートレードホールが閉鎖したのは寂しかった。前回書き忘れたけど、フリートレードホールのハレ管弦楽団の定期でシベリウス交響曲1番でハレ菅デビューしたのも良い思い出。シベリウス自身ハレ菅を指揮してるし、バルビローリ&ハレ菅の十八番だった曲。団員さんが沢山の事を教えてくれた。 新しいホールになりBBCフィルとマンチェスターカメラータはハレ管弦楽団に対抗して定期演奏会を一緒に(毎月BBCフィルとカメラータを1回づつ聴く)やっていた。 27年前にはじめてマンチェスターに着いて最初に泊まったブリタニアホテル(右手)も当時のまま。部屋では当時マンセル、プロストでダントツにホンダが強かったF1のテレビ中継をかじりついて見てた。翌日に音楽大学の寮に移動した。 中華街はかみさんが夜遅くまでウェイトレスのバイトをしていたので思い出深い。当時の僕達には高かったので3ヶ月に1回だけ食べに行った大好きなリトル・ヤンシン。岩城宏之先生や尾高忠明先生にもここを推薦してご馳走になった。昨日は友人達とここで食事会。味は変わらず凄く美味しかった!! という訳で沢山の写真にお付き合いありがとうございます!31日に帰国して、まずは東京でオリンピックコンサートです。 それでは皆さんコンサートとエンター・ザ・ミュージックでお会いしましょう! おまけ アイルランド国立交響楽団(RTE National Symphony Orchestra)とのダブリン定期演奏会すごく楽しかったし、ロンドンから来てくれたマネージャーのニックも大喜びで本当に良かった。 12年ぶりにマンチェスターに里帰りしていろいろ思いだし気持ちを新たにできたのも良かった。充実した一週間でした。 藤岡 幸夫 |
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2017/5/31 マンチェスター滞在記 第2弾 マンチェスターに12年ぶりの里帰りの2日目はデビュー以来の大の仲良しのBBCフィル首席チェロのピート&クレア(BBCフィル・1stヴァイオリン)夫妻の家に遊びに行ってきた。楽しかった~! マンチェスター郊外の素晴らしい眺めの素敵な家。かみさんは毎年マンチェスターに遊びにに行って会ってるが僕はピート達に会うのは4年ぶり。 12年前に日本に帰るときに僕があげた勉強用のチェアがまだ健在でなつかしかった。 ピートが昔から大切にしてる1979年型のMG! 一発でエンジンがかかり素晴らしいサウンド!実はぼくも70年代の車が大好きで欲しいけど維持できないからあきらめてる…羨ましい! こちらは僕達夫婦が英国在住時に乗っていた1989年型のセリカ。海外転勤になった僕の妹夫婦から買い取って英国に運んで乗ってた。日本に引き上げる際にお世話になった車屋の主人にプレゼントして、その主人が今でも大切に乗ってくれていて今回貸してくれた。懐かしかった! すぐ庭先に牛達がいてなんともほほえましい! ピートはソリストとしても素晴らしく、吉松隆さんが惚れ込んでチェロ協奏曲を作曲して僕とピート&BBCフィルで英シャンドスに録音してる。素晴らしい作品!誰かやりませんか?↓ https://youtu.be/lziskGb8x3w それでは皆さんコンサートとエンターザミュージックでお会いしましょう。 藤岡 幸夫 |
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2017/5/30 マンチェスター滞在記 第1弾 ダブリンでコンサートの翌日27日に15年間住んだ第2の故郷英国マンチェスターに12年ぶりに里帰り。 僕はマンチェスターの王立音大在学中にマンチェスターカメラータ(室内オケ)の首席指揮者を5年間(1995~2000)やっていて毎年30公演を指揮してた。同じ時期にBBCフィルハーモニックの副指揮者を兼任して演奏会や放送録音を年間20本は指揮してたから凄く勉強になった。 マンチェスター・カメラータの当時のコンサート・マスターのリチャードと15年ぶりくらいの再会。なんせ年間30本で5年間一緒だったから思い出話に花が咲いて楽しかった!あの頃はファーストヴァイオリン8人の型で(今は小さい編成らしい)室内オケとしては編成が大きく、ハイドン~初期ロマン派まであらゆる交響曲を取り上げて本当に良い経験になった。 いつもリチャードの隣で弾いていたフェイとも15年以上ぶりの再会で嬉しかった!相変わらず年齢がわからない素敵なレディでした! リチャードの奥さんのルーシー、フェイの旦那さまのキースと。リチャード夫婦とランチした後にフェイのお宅でアフタヌーンティー。思い出話に花が咲きました。 フリートレードホール。エルガーの交響曲1番はここで初演され大成功をおさめた。僕はBBCフィルの定期演奏会でこのホールでデビューした。2年後に新しいホールができるまでマンチェスターカメラータとBBCフィルの演奏会を何度もここで指揮した思い出深い建物。バルビローリ&ハレ管弦楽団の本拠地だったことでも知られる。 新ホールができてからは高級ホテルに改装された。 母校のRoyal Norhan College Of Music も15年ぶりで感無量。日本ではあまり知られていないので思い切り自慢させてもらうと(とにかく本当にお世話になったので母校愛強くどうかお許しください!)、当時は英国TIMES誌が選ぶ大学ランキングで10年連続音楽大学部門の1位だった名門音楽大学なのです。 特に指揮科は学内にある3つのシンフォニーオケ、室内オケ、オペラオケを勉強が間に合わないくらい振れることでも知られ(当時ロンドンには指揮科がなかった)、毎年一人しか入れないし受かれば奨学金特待生になるので今でも凄く人気がある。今は合格倍率が600倍だそうでさすがにびっくり!(僕が入学したときは20倍くらいだった)。 在学中にRNCMシンフォニーオケの定期演奏会(シーズン中は毎月あった)を何度も指揮した懐かしい学内のコンサートホール。オケを振る授業もいつもこのホールだったから懐かしい。授業ではロンドンのオケからも有名な団員がオケなかにきて教えてくれたから凄く勉強になった。 こちらはシンフォニーホールの隣にあるオペラハウス。欧州内屈指のオペラ科で当時は毎年4演目くらいを本番4~5日くらい本格的に興行としてやっていて(活躍中のオペラ指揮者が客演するが、指揮科の生徒も本番を1日は振らせてもらえる)、ヨーロッパ各地のオペラハウスからスカウトがやってくる。ここでデビューして成功するとすぐミラノスカラ座やロンドンのコヴェントガーデン他と契約する。 僕はマスネの「シンデレラ」やヴェルディの「エルナーニ」の本公演を指揮して特別奨学金特待生に選ばれたりした。 バイロイトみたいにオケピットは舞台下に拡がるからオケを思い切り鳴らしてもバランスが良いRNCM自慢のオペラハウス。 懐かしい練習室が並ぶ廊下。朝早くとか夜遅くによくピアノを使い勉強しに通いました…。 学内にあるバー。留学して最初に驚いたのが、学内にバーがあり昼間からやっていたこと。昼飯時から先生と生徒がワインを飲んでいて本当に信じられなかった。バーと食堂は改装されて綺麗になってました。 それでは皆さんコンサートとエンターザミュージックでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 |
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2017/5/28 <管理人より> 次回5/29(月)の「エンター・ザ・ミュージック」 BSジャパン(7ch)毎週月曜23時~23時半 シベリウス「交響曲第2番」 |
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2017/5/28 ダブリンでアイルランド国立交響楽団との定期演奏会終了。2016/17シーズンのファイナルコンサートでFMの生放送も入り満員のお客様。 Lindbergのクラリネット協奏曲のソロのKari Kriikku はとにかく圧倒的な演奏でクラリネットでこんなことできるの?! の連続でお客様も大喜び。 マーラー5番はオケが集中力と燃焼度の高い演奏で、ロンドンから来てくれたマネージャーのニックいわくロンドンのオケと肩を並べる凄いパフォーマンス。 トランペット・ソロ、ホルン・ソロをはじめ金管群が絶品でした。 演奏終了後はお客様が総立ちで大盛り上がり、普段辛口のニックも珍しくべた褒めしてくれて嬉しかった。 以前も書いたけど、40過ぎてから航空中耳炎に悩まされ(長距離便の飛行機の気圧の変化に対応できず激痛が襲い、降りてから耳が聞こえなくなる)、英国在住をやめて飛行機嫌いになったけど近年薬で予防できるようになり、ニックがまた仕事をとってくれるようになった。 Nick Mathiasはヨーロッパで知られる名マネージャー。マンチェスターの王立音大生の時から僕を育ててくれてるコーチ・兄貴みたいな存在。 演奏会終了後の打ち上げでご機嫌の手前が素晴らしいコンサートミストレスのHelena、となりは凄いホルンソロで皆を魅了したCormac! 彼はマンチェスターの王立音大で一緒で僕が音大のシンフォニーオケの定期で春の祭典を振ったとき以来25年ぶりの再会!嬉しかった! Kari Kriikku は驚愕的なクラリネット奏者!そして彼のために書かれたLindbergの協奏曲は傑作! 右はマンチェスターの王立音大で一緒で彼女も春の祭典他沢山の演奏会で共演した首席フルートのCatriona。彼女も25年ぶりの再会。全然変わりなくてびっくり!今回は本番前のconversation の司会もしてくれました。 終演後に関西から応援しに来て下さった皆さんと食事会。向かって左奥から鈴木由美子&雅也夫妻、藤井春美&文明夫妻(18年間関西で僕の後援会をやって下さってる)手前はロンドンにいる僕の従兄弟の藤岡茂夫。右奥がマネージャーのニック、ソリストのKari Kriikku、僕、かみさん。10時以降はアルコールが出なくて参った! というわけで今日はこれから15年住んだ英国マンチェスターに12年ぶりの里帰りをします! それでは皆さんエンターザミュージックとコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 おまけ ヨーロッパで仕事するときはいつもホテルの部屋が暗く必ず安い電気スタンドを買う。今回もスタンドさんご苦労様でした。 ダブリンの素晴らしいコンサートホールでした! ※5/26ダブリン公演event reportはこちら |
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2017/5/25 アイルランド国立交響楽団(RTE so)と26日にコンサートでダブリンに来てる。 Lindberg のクラリネット協奏曲にマーラーの交響曲5番という大変なプログラム。 今回は2016/17シーズンの最後の定期演奏会だそう。初めて客演する指揮者にこんな大変なプログラムを要望するとはかなり自信のあるオケだなと楽しみにしてた。 今日が初日のリハーサルで、客演首席ホルンでマーラーで素晴らしい絶品のソロを吹いたCormacや首席フルートのCatrionaをはじめマンチェスターの王立音大で一緒だった仲間が結構いてびっくり!20年以上ぶりの再会で、音大生時代にシンフォニーオケの定期演奏会で春の祭典やシューマンやブラームスの交響曲、展覧会の絵をはじめオペラでも「エルナーニ」や「シンデレラ」他何度も共演した仲間たち…嬉しかったな…。 とっても明るいオケでリハーサルも楽しくやってるけど、英国系のオケは定期演奏会でもリハーサルは基本的に2日間でとにかく時間が足りない…どうなりますか… 帰りに第2の故郷のマンチェスターに寄るので行きもマンチェスターからダブリンへ。マイナー路線なので75人乗りのプロペラ機。移動した日にマンチェスターでテロ…本当に悲しい… ショックでした… リハーサル前日にLindbergのクラリネット協奏曲のソロのKari Kriikkuと打ち合わせ。とにかく唖然とするくらい凄い…!! クラリネットという楽器の認識が変わりました…そして素晴らしいお人柄!! ソリストとの打ち合わせの部屋の前がうるさくて(笑) リハーサルと本番をする本拠地の素晴らしいコンサートホール! さてさてどうなりますか? それでは皆さんエンターザミュージックとコンサートでお会いしましょう! おまけ リハーサルは朝からで3時半にホテルに戻って誰もいないバーでアイリッシュウィスキー…かみさんは友達とアイルランド観光で10時まで帰らない…日本なら嬉々としてるけどここはダブリン…もう一杯飲んでかみさんが帰る前に早寝しますわ… 藤岡 幸夫 |
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2017/5/21 <管理人より> 次回5/22(月)の「エンター・ザ・ミュージック」 BSジャパン(7ch)毎週月曜23時~23時半 「吹奏楽 第13弾」 |
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2017/5/19 5月22日(月曜)のエンターザミュージックはサックス奏者須川展也さんとの人気シリーズ吹奏楽第13弾!NTT東日本東京吹奏楽団に遊びに行ってきました。楽しかった!どうぞお楽しみに! 13日は東京シティフィルとフィルハーモニッシャー・コールのコンサート。パイオニア合唱団が前身で合唱団結成して第1回目のコンサート。 モーツァルトの戴冠ミサにラターのマニフィカトというプログラム。リハーサル毎に進化して本番は期待以上のレヴェルで凄く楽しかった!母体となったパイオニア合唱団がしっかりした団体だったのが良くわかる。これからの発展が楽しみですね! 東京シティフィルもリハーサルから生き生きとして凄く気持ちよかった。7月22日のオペラシティの定期で共演できるのを楽しみにしてます! 素敵なソロを歌ってくださった皆さん。手前からソプラノ柏原奈穂さん、アルト向野由美子さん、テノール望月哲也さん、バリトン大沼徹さん。戴冠ミサはヴィオラが無いのでそこにソリストとオルガンを配置。オルガンも埋もれずとても良いバランスになります。 出演者そして関係者の皆様ありがとうございました! 翌日は関西フィルとリハーサルで17日は関西フィルと定期演奏会だった。 ラヴェルのラ・ヴァルス、ピアノ協奏曲、にメインがヴォーンウィリアムズの交響曲5番。 ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)は3つ年下のラヴェルを尊敬していて、無名時代に3ヶ月だが師事している師弟関係。またラヴェルもRVWも自ら志願して第一次世界大戦に参戦してる。 ラ・ヴァルスと交響曲5番は共に戦争の傷痕を残してる。 ピアノ協奏曲はカツァリスと一昨年共演した時に意気投合してその時カツァリスがラヴェルをやろうと言ってくれて実現した。 カツァリスのタッチは魔法のように美しく、時に弦楽器やハープのような音色で思わず息をのんだ…それに最高にスリリングで、今までやった中で最速。 管楽器のソロが活躍する協奏曲だが、リハ初日からこの速さについてくる関西フィルプレイヤーにびっくりしてくれて嬉しかったし、本番もオーケストラに大満足してくれて再会の固い約束ができた。 本来メイン向きのラ・ヴァルスを一曲目にやるはちょっと雰囲気的にやっぱり難しかった(今までは最後は崩壊するつもりでやってたから)が、2曲目の協奏曲とのコントラストは作れたのでは?と思ってる。 僕の愛するRVWの5番は、関西フィルがよく応えてくれて我々らしさを出せたと思う。関西フィルに深謝。 カツァリスは音楽が素晴らしいだけでなくお人柄も本当にチャーミングで明るく、リハーサルからとっても楽しかったしみんなが幸せになりました。 ありがとうございました。再会が楽しみ。 定期演奏会の模様はエンター・ザ・ミュージックで各曲に分けて放送します。リハーサル後のカツァリスさんとのトークもとても興味深く楽しかったです。ありがとうございました! さてさて来週はダブリンでアイルランド国立交響楽団とマーラーの交響曲5番。 実は偶然にも今年は交響曲5番が多い。 既に1月は関西フィルとチャイコフスキー、先日が関西フィルとRVW、来週がアイルランド国立響とマーラー、6月にセントラル愛知と再びRVW、夏は関西フィルとベートーヴェン、10月に関西フィルとシベリウス、11月は日本フィルとショスタコーヴィッチとチャイコフスキー… 本当はブルックナーの5番もやりたいけど…老後の楽しみと思ってる。ちなみにシューベルトの5番は来月の関西フィル定期でデュメイが指揮します。 というわけで日曜にダブリンに向かい、帰りに第二の故郷の英国のマンチェスターに寄って帰ってきます。 粟野光一さんによる菅野祐悟さんの交響曲1番の素晴らしく的を得た批評。これが正論です。 最後に30年前の僕の恥ずかしい頃の話がでてきてびっくり…焦りましたが…。 http://columbia.jp/onbanchudoku/045kanno.html それでは皆さん、エンター・ザ・ミュージックとコンサートでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 ※5/13開催 フィルハーモニッシャー・コール公演event reportはこちら ※5/17開催 関西フィル定期演奏会event reportはこちら |
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2017/5/14 <管理人より> 次回5/15(月)の「エンター・ザ・ミュージック」 BSジャパン(7ch)毎週月曜23時~23時半 現役芸大生ヴァイオリニスト内尾文香&中学生チェリスト北村陽 |
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2017/5/12 5月15日のエンター・ザ・ミュージックのゲストは若い2人でヴァイオリンの内尾文香さんとチェロの北村陽くん! 文香さんは高校2年の時から僕が何度も共演してきてデュメイも惚れ込んで先日共演したばかりで現在芸大の3年生。陽くんは小3から何度も共演してきてエンター・ザ・ミュージックにも何度も出演して現在中学生。とっても楽しかったです! 10日は15年近くのお付き合いになる大阪アカデミー合唱団とブラームスのドイツレクイエム。 この合唱団は普段は各曜日グループに分かれて少人数で川端清先生の素晴らしい指導を受けているので細部までとっても端正なのが大きな魅力。 今回は最初は心配だったけど進化し続けてよく頑張った。色々言いだしたらきりがないけどとっても楽しかった!皆さんありがとうございました! ソリストの並河寿美さんに井上敏典さん素晴らしかったです!ありがとうございました!(写真とり忘れた) 素晴らしい指導の川端清先生! それから2階席までいっぱいのお客様ありがとうございました。西宮の芸文センターの集客力も作用してるはずで本当に西宮の文化素晴らしい! 大阪アカデミー合唱団とは来年も共演します。誰でも入団できます! 興味ある方は是非! ホームページはこちらです。↓ http://www014.upp.so-net.ne.jp/oacho/index.html ※5/10開催 大阪アカデミー合唱団公演event reportはこちら 5月17日(水曜)は関西フィル定期! カリスマ・ピアニストのカツァリスとの再会がとっても楽しみ。一昨年前に皇帝で共演した時に優しい息をのむような美しいタッチに魔法をかけられてしまった…その時にカツァリスが「次は是非ラヴェルをやろう!」と言ってくれて今回実現。必聴です! プログラム冒頭はラ・ヴァルス。普通はメインに取り上げる曲でいきなりこの作品で始めるのは無謀かも知れないが、あえてラ・ヴァルスを選んだ理由は後述します。 ラヴェルは第1次世界大戦で自ら志願して参戦しているが、その大戦後に生まれた傑作。ウィンナワルツへのオマージュだが最後に狂乱する… メインは僕の愛するヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の交響曲5番! RVWはラヴェルを尊敬していて短い期間だが師事して影響を受けている。またラヴェルと同じく第一次世界大戦に自ら志願して参戦している。 大戦後にラヴェルは破滅的なラ・ヴァルスを作曲しRVWは祈りをこめた世にも美しい田園交響曲を作曲した…その祈りも空しく結局第二次世界大戦が勃発。 この5番は第二次大戦真っ只中ドイツからの空襲に国民が怯える中で初演された今世紀最高傑作の交響曲の一つで、RVWが尊敬してやまなかったシベリウスに献呈された。 CDなど録音ではこの作品の良さは分かりにくい。その品格高い高貴な立体的な美しい荘厳な響きを是非とも生で堪能して欲しい! 師弟関係にあるラヴェルとヴォーン・ウィリアムズの戦争の傷痕を残した傑作をお届けいたします。 ラ・ヴァルスの話(2009/4/28) V・ウィリアムズ交響曲5番の話(2014/6/4) という訳で皆さんコンサートとエンターザミュージックでお会いしましょう! 藤岡 幸夫 5月13日はフィルハーモニッシャー・コール(東京シティフィル)の第1回演奏会。モーツァルトとラターの名曲!皆さん予想以上に頑張ってます!こちらも本番楽しみ! |
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2017/5/7 5月8(月曜)のエンターザミュージックはゲストに素晴らしい国際コンクール受賞歴の本格派ヴァイオリンニスト大谷玲子さんをゲストにサンサーンスの傑作ヴァイオリン協奏曲3番!楽しいトークと素敵な演奏をどうぞお楽しみに! ゴールデンウィークは普段関西フィルと僕自身も大変お世話になっている上野製薬株式会社の創立100周年記念の式典でハワイに招待してくださいました。 記念コンサートはヴァイオリンの庄司紗矢香さんとピアノの小菅優さんという日本ではまだ実現していない凄いコンビで僕は司会をさせて頂きました。 プログラムは二人でベートーヴェンのスプリングやフランクのソナタの他にソロで庄司さんはバッハの無伴奏ソナタに小菅さんがラヴェルのパヴァーヌに水の戯れ…ホールの音響はあまり良くなかったけど、そんな事がどうでも良くなる品格高く美しいめったに聴けない素晴らしい演奏だった。至福の時間をありがとうございました! ハワイは実は20年くらい前に親戚の結婚式以来二度目で、かみさんもご機嫌で素敵な時間を過ごせた。日頃から関西フィルも僕個人も大変お世話になっている上野昌也社長をはじめ関係者の皆様に何から何までの素晴らしいホスピタリティに改めて心から感謝です。そして100周年本当におめでとうございます!これからもよろしくお願いいたします。 上野昌也社長との写真をとりそこなってしまい残念! 今月はコンサートが続くので部屋にこもって勉強するはずが、到着した日は誘惑に負けてしまい…昼間から飲みました… 関西フィルの理事長として10年以上関西フィルの発展にご尽力下さっているダイキン工業の井上礼之会長にもお会いできました。 ノーベル賞を受賞された天野浩先生ご夫妻と。気さくな楽しいご夫妻でした。 前日に素晴らしいパフォーマンスだった 庄司紗矢香さん(向かって左)に小菅優さん!に小菅さんの旦那さまのピアニスト居福健太郎さん。 庄司紗矢香さんとお母様の益美さん。とっても素敵なお二人です。関西フィルと10年以上前に共演して以来だけどまたの共演を約束してくださいました。 林家パー子さんみたいな女性は、結婚して28年一つ歳上の僕のかみさん。 という訳で皆さんコンサートとエンターザミュージックでお会いしましょう! おまけ 先日写真家の山岸伸さんが撮って下さった写真の一枚。山岸さんの幸せオーラが素晴らしくこちらの心も柔らかくなりました…。 藤岡 幸夫 5月10日は15年以上のお付き合いになる大阪アカデミー合唱と(関西フィルと)ドイツ・レクィエム!普段は各曜日のグループに分かれて川端清先生の素晴らしい指導を受けてるので細かい所まで練習がいき届いて端正!!本番が楽しみです! |
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