藤岡幸夫公認ファンサイトトップへ



2010年9月分


過去の一覧へ

つづき(過去) つづき(先)→

2010/09/27


 昨日は年に一度の中学の同窓会ですごく楽しかったし、久しぶりにかなり飲んだ。

今日はめったにない二日酔い。ジムのサウナでたっぷり汗をかいてアルコールをぬいた後に、泳いでカラダと頭をすっきりさせる。



 久しぶりの休暇は今日でおしまい。明日からまたスイッチを入れる。



来週の10月4日(月曜)は平日の昼間に関西フィルとベートーヴェンの交響曲「運命」。

前半はカウンター・テナーの米良美一さんと久しぶりの共演。梅田芸術劇場の雰囲気も大好きなので今から楽しみだ。



 それではみなさんコンサートでお会いしましょう!



   藤岡 幸夫


2010/09/24


今朝ホテルで朝ご飯を食べにレストランに入ったら指揮者の井上道義さんにお会いして一緒に食事をしてた。そこへ今度は指揮者の尾高忠明さんご夫妻がやってきてみんなびっくり。


道義さんと尾高さんとは学生時代からの親友だし(普段はお互い忙しくて全然会えないらしい)、僕は尾高先生と奥様にはイギリスでの音大生時代にすごくお世話になったので久しぶりの再会がすごく嬉しかった!


指揮者同士というのは顔をあわせる機会が少ないが、今朝はなんとも素敵な偶然で楽しい朝食だった。


午後はいずみホールで記者会見。普段からお世話になってる近畿大阪銀行の桔梗(ききょう)社長が素晴らしい提案をしてくださって、そのコンサート(来年の2月2日)に関する会見。


今は詳しい説明はしないが、今まで日本のオーケストラではおそらく例のない、新しい客層を増やすすごく面白い企画で、近畿大阪銀行といずみホールと一緒にどう発展させていくか楽しみだ。


それではまた。


   藤岡 幸夫





※記者会見の内容は、近畿大阪銀行のホームページで紹介されています。こちら
2010/09/23


今日は兵庫県たつの市で関西フィルの弦楽アンサンブルのコンサート(僕は司会だけで演奏は客席で聴かせてもらった)。 アクアホールはとにかく音響が美しい素晴らしいホール!
関西フィルの明るさがよくでた楽しいコンサートでした。


ところで11月の10日は同じ たつの市 にある赤とんぼホールで関西フィルを指揮するが、こちらも素晴らしいホール!今からすごく楽しみだ。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


アクアホールの目の前は揖保川で、秋の香りのする田舎風景にすごく癒された。



帰りの竜野駅のホームでコンサートマスターの岩谷君と西濱事務局長(今日も司会絶好調でした)。



※9/23 たつの市公演 event reportはこちら
2010/09/21


 土曜日の夕方から久しぶりに軽井沢に行ってきた。友達のバーベキューに参加したり、妹家族と温泉に入ったり、北軽井沢に移住した従妹の家族を訪問したりしてきた。天気がよくて浅間山もよく見えて爽快。そして何より緑に癒されてきました。



 昨日は東京に戻ってもう一人の妹の家族とおやじとおふくろの墓参りをしてからイタリアンでランチ。僕は子供がいないので姪っ子や甥っ子たちに会えるのは嬉しいし楽しい。夜はかみさんと義母とお気に入りの中華。



この連休は普段忙しくて全然会えない家族と過ごしてきた。いいリフレッシュになりました。




 さてさて23日は久しぶりに兵庫県たつの市でコンサート。

僕は司会だけだけど関西フィルの若きコンサートマスターの岩谷君が関西フィルのメンバーを率いてヴィヴァルディの「春」、バッハの「G線上のアリア」やパッヘルベルのカノン他素敵な曲を演奏します。



 たつの市はおそうめんの「揖保乃糸」で有名な街で自然に囲まれてるので今から楽しみ!




 それではみなさんコンサートでお会いしましょう!!


   藤岡 幸夫


浅間山がよく見えて気持ちよかった。



こちらは中軽井沢に僕が小学生のころからある大好きなお蕎麦やさん。朝からやってるので久しぶりにそば屋で朝飯。けんちん汁つきもりが美味です。



久しぶりに再会した従姉妹の旦那さん。東京の大学のフランス語の先生なのに北軽井沢に移住してここから仕事に通ってる。畑が趣味で娘も3人いて大草原の小さな家みたいな生活。音楽好きでフランス語堪能夫婦なので時々お世話になってる。畑でとれた美味しそうなピーマンをもらってきました。







2010/09/17 No.2


   「禁煙」の話



 以前、禁煙を始めた話を書いたけどあまりにカラダに悪いので一か月でやめた。

 その後、作曲家の池辺晋一郎先生が僕がタバコを持ってるのを見つけて



  「僕たちクラシックの音楽家はカルメン(タバコ工場で働いてる)のためにも吸い続けねきゃいかん。お互いカルメンの存在意義のためにも頑張って吸おう!」



 とおっしゃった言葉を大切に今まで堂々と吸ってきたのだが・・・



 最近僕の学生時代からの親友仲間が全員タバコをやめてしまい、かみさんも、親友が試した薬を使った治療をうるさく薦めるのでこのこの休暇で試してみることにした。

 カルメンには申し訳ないがまぁ夫婦円満のためだ・・。



 ところがお医者さんからクスリの説明をうけてびっくり!とりあえず2週間飲み続けるのだがこのクスリには副作用があって吐き気や、鬱状態になることもあるというのだ・・・

 おいおい・・・・・。



 TVのCMで「禁煙は気合ですかね」という舘ひろしにお医者さんが「その考え方から改めてください」というが・・禁煙はやっぱり「気合い」じゃないか・・・!!




 僕が元気がないように見えたら声をかけてくださいね!

 クスリのせいで音楽に生気がなくなったら大変だ・・!

 すぐに禁煙をやめます・・・・!




   藤岡 幸夫


※ from sachio 「その他のお話集」はこちら

2010/09/17  No.1


        ベートーヴェン「不滅の恋人」の話



 以前も何度かベートーヴェンの不滅の恋人の話には触れたが、最近「秘密諜報員ベートーヴェン」(古山和男著)という本が出たので読んでみた。なかなか面白かったし当時の政治状況が詳しくわかりその点では大変勉強になった。



 ただ「不滅の恋人」への手紙が恋文ではないとする著者の意見は、最初はふむふむと読んでいたが途中からかなりの憶測とこじつけで説得力に欠けた。「不滅の恋人」への手紙だけでなく、有名なヨゼフィーヌとの恋文までなんの根拠もなく否定してるのには驚いた。この有名な13通の手紙は手にとるように二人の情感が伝わってくるものだがそれすら否定してしまうのは著者の固まった恋愛観によるものだと思う。

 恋におちた男女はどんなセリフだって言葉にするしどんな行動でもとってしまうものだ。周りの人間には全く予想がつかないから恋の病という。



 またベートーヴェンが大好きだったという郵便馬車のホルンの響き(交響曲8番の中でも思い出として使われてる)を著者がベートーヴェンにとって「皮肉で不快な角笛」としてるのもおかしい。



 「不滅の恋人」への手紙はベートーヴェンの死後に秘密の引き出しから発見されたもので、相手の女性から返されたその手紙の宛名は「不滅の恋人」とされ誰だかは謎とされている。

もしそれが諜報の暗号の手紙なら、相手がわざわざ保管してベートーヴェンあるいは弟子に返すだろうか?

 恋人同士がお互いにかわした恋文を時がたって相手に返すというのは当時ではよくあったことでブラームスとクララ・シューマンの話も有名だ。



 とはいえベートーヴェンが当時の政治に対してかなり積極的な活動や発言をしてたのは事実だし(お手伝いさんをひんぱんに解雇したのはスパイだと感じたからだといわれる)、最初に書いた通り当時の政治状況がすごくわかりやすく勉強になるし面白いので一読の価値はある。




「不滅の恋人」についてはアントーニア・ブレンターノが恋人とする青木やよひ女史の説が世界的にも有名で、また青木女史による「不滅の恋人」と関連して解析されたベートーヴェンの後期のピアノソナタの解説は説得力があって勉強になる。




ただ僕は以前も書いたが、ベートーヴェンの作品を勉強しながらヨゼフィーネ説を信じたくなるときもある。

結局僕にとっては音楽そのものが大切で本当の不滅の恋人はどちらでもいいのかもしれない。




興味のある方は是非ともこのお二人の本を読んでみてください。




   藤岡 幸夫


2010/09/15


一昨日から僕の古巣の日本フィルと北海道公演。
一昨日が函館で、昨日が札幌、たくさんのお客様ありがとうございました。


日本フィルの魅力はなんといっても骨太で濃密なサウンドだ。日本フィルの北海道公演は歴史があり(札幌は34年め)現地には熱心に公演を支えてくださってるスタッフのかた達がいて、お客様も暖かい雰囲気で日フィルも素敵な演奏でした。


スタッフの皆さん、日フィルのみなさんありがとうございました!


日本フィルとは11月28日にサントリーホールで幻想交響曲他で共演できるのを楽しみにしてます!


ところで北海道といえば魚。函館に昼すぎに到着して昼飯は寿司屋で握ってもらい、翌日は早朝に市場へ行って朝飯はカニいくら丼。札幌に昼間に着いてタクシーに飛び乗ってお気に入りのお寿司やさん(札幌に来るときは必ず行く)へ直行。魚を満喫して来ました!

さてさて今日からは待ちに待った充電期間で2週間のおやすみ。
7月下旬から怒涛のようなスケジュールだったのでゆっくり休んで充電します。

それではまた…!


   藤岡 幸夫


函館のホテルは港の目の前で、早朝にすぐ近くに朝市場を見つけたのでかみさんをたたき起こして行って来た。美味しかった!





この北海道公演の後に定年で退職されるセカンドヴァイオリンの首席の堂阪さんとクラリネットの蒲谷さん。僕が25年前に日本フィル指揮研究員になったころから、すごく可愛がってもらっていたのでさすがに淋しかった……!今まで本当にありがとうございました!



※9/13&14 日本フィル北海道公演 event reportはこちら
2010/09/12


今日は広島交響楽団とコンサートでメインはシューマンの交響曲1番「春」。


広響はこの交響曲をよく知っていてリハーサルもスムーズ、僕のやりたいことにも真摯に応えてくれてすごく嬉しかったし演奏も素晴らしかった!


近年、日本の各都市のオーケストラの発展が著しいが広響もその代表格だ。 ソリストの仲道祐子さんとの大好きなショパンも楽しかった。お客様も満員で(広島ガスさん主催)素敵なコンサートでした。


皆さんありがとうございました!

オーケストラの皆さんとは来年1月にまた共演できるのを楽しみにしています!


さてさて明日は北海道の函館で日本フィルとコンサート、明後日は札幌です。
こちらもすごく楽しみ。


そうそう先日のデュメイとの関西フィルの定期素晴らしかったそうで、同じプログラムで14日にサントリーホールで東京公演があります。


デュメイの息を呑むほど美しいヴァイオリンのモーツァルトに、スター歌手のホセ・ヴァン・ダムのオペラアリア(必聴です!) 、それにデュメイの指揮する強烈な個性のベートーヴェン!

僕は札幌にいるから行けなくて残念だけど是非ともたくさんのかた達に聴いて欲しい!


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫



2010/09/09


昨日は久しぶりの雨が気持ちよかった。勉強しながら、雨の音と香りに癒された。
夜は焼き肉通の友人が、昔からある(彼曰く東京で最も美味しいという)お店に連れてってくれた。
予約ができないお店で雨にも関わらずすごい行列にびっくり。 さすがに美味だった。


今日から広島に入る。
以前も書いたが広島交響楽団は、僕がまだ留学する前に最初にチャンスをくれたプロのオーケストラで、あの時は「新世界」がまったく振れなくてものすごく落ち込んだのが懐かしい…。


ところで広島のコンサートの翌日に北海道へ移動して函館と札幌で日本フィルとコンサートだが、その留学前の同じころに僕が渡邉暁雄先生の荷物持ちで日本フィルのこの北海道公演に同行してて、函館と札幌にも思い出がある。


広島も北海道もすごく楽しみ。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


2010/09/07


昨日東京に戻って勉強部屋にこもってる。


怒涛の8月から先週までスケジュールがかなりハードでさすがに脳ミソが硬くなってて、今朝はすぐにスイッチが入らなかった。

こういう時は鍼灸に行ったりジムで泳いだりしてリフレッシュ。本当は明るいうちからそば屋で飲みたいのだけど時間がないので我慢。
午後からやっとスイッチが入った。


明後日から広島に移動して広島交響楽団と12日のコンサートのリハーサル。
大好きなシューマンの交響曲1番「春」を取り上げる。どうなるかすごく楽しみ。

広島の本番の翌日に北海道に移動して日本フィルと函館(13日)と札幌(14日)でコンサート。
こちらも楽しみ。


暑い日が続くけど台風で変わるかな?

そろそろキンモクセイの香りが恋しい…。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫





2010/3/18付from sachio シューマン交響曲第1番「春」の話はこちら
2010/09/06


昨日の関西フィルとのいずみホールのコンサート、完売でたくさんのお客様ありがとうございました!


この「Meet The Classic」は僕が関西フィルと活動するようになって最初に企画したシリーズで今年が11年目で昨日が第21回。


昨日のプログラムはドヴォルザークの8番にブラームスのヴァイオリン協奏曲と以前ではこのシリーズではあり得なかった大曲2曲、しかもソリストは世界的なヴァイオリニストのデュメイで10年前を考えると夢のようだ。


デュメイとのリハーサルから本番にかけての時間は本当に幸せだった。


彼の音楽は自由奔放でありながら品格が高く、その音色の美しさたるや……!
昨日のブラームスも関西フィルの演奏も喜びに溢れデュメイも素晴らしかった!


前半のドヴォルザークの8番も関西フィルらしく集中力の高い生命力のある演奏で我々らしさを楽しんでいただけたと思います。


今週から関西フィルとデュメイの演奏会が続くけど是非ともたくさんのかた達に聴いて欲しいで
す!(10日 関西フィル定期、12日 コミュニティコンサート、14日 関西フィル東京公演)


コンサート後は関西フィル40周年を記念する大パーティー(毎日放送、ダイキン工業、上野製薬
、安井建築設計事務所、サントリーが主催して下さった)。

関西フィル友の会と後援会のメンバーの方々や我々を応援して下さってる関西財界のそうそうたる方々がきて下さって、もちろん関西フィル団員も全員参加して、デュメイもラヴェルのツィガーヌを披露するなど盛大にして明るくみんな大いに楽しんだ。


10年前を考えると感無量の1日だったが、これも西濱事務局長の豪腕と、それを支える事務局スタッフ、それに関西フィルがこれまでどんなコンサートでもいつも真摯に演奏してきた(関西フィルは冷たい演奏は絶対にしません)おかげだと思います。


関西フィルも僕もこれからが勝負。どこまで進化成長できるか楽しみにしてください!





それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫


※9/5 Meet the Classic 公演 event reportはこちら
2010/09/03


今日は大阪に帰って関西フィルとリハーサル。

夜はデュメイと久しぶりの再会をしてブラームスの簡単な打ち合わせ。耳が疲れるからと笑いながらミュートをつけてかるく弾いてくれたけど(そのミュートをつけた音色がまたなんと美しいことか…!)、その自由奔放でありながら紛れもないブラームスの音楽にすごく惹きつけられた。デュメイはミューズの女神の申し子…!明日のオケ合わせがすごく楽しみ。


打ち合わせの後はデュメイと関西フィルの首席奏者とのシューベルトの鱒のリハーサルを見学させてもらった。
デュメイはウィーンフィルやベルリンフィルをはじめ世界のトップオーケストラの常連で世界を代表する天才プレイヤー。
その彼とこれからコンスタントに室内楽もできるなんて本当に素晴らしい企画だと思う(西濱事務局長のおかげです)。


室内楽を披露する12日のコミュニティコンサートと、デュメイが指揮する10日の関西フィル定期と14日の関西フィル東京公演(ソリストはなんとホセ・ヴァン・ダム!)は是非ともたくさんのかたたちに聴いて欲しい。


彼の指揮するベートーヴェンは驚愕です!それは彼だから許される強烈な個性で、とにかくびっくりするし素晴らしい!


まずは5日(日曜)のいずみホールをお楽しみに!



   藤岡 幸夫



2010/09/01


一昨日に長浜から東京に戻って、昨日は古巣の日本フィルとリハーサル(公演はずいぶん先だけど日フィルと以前に何度もやったプログラムなので心配ない)。久しぶりの日フィルとのドヴォルザークの8番なので本番が楽しみ。


それにしても暑い……!
東京の湿度の高さは尋常じゃないですね…。


リハーサル後はかみさんは仕事だったので夕方から近所の焼き鳥やさんで独りで飲んでた。昭和の匂いのするお店で癒された。


今日は午後からFM東京の「サントリーサタデーウェイティングバー」という番組のゲスト収録(今月4日土曜の5時に放送されます)。お洒落な演出の番組で楽しかった。スタッフの皆さんありがとうございました。


収録時間を間違えて1時間早く着いたので近所のお寺を散歩してきた。
九品仏という寺で都内にしては珍しく緑が深く、真夏のようにセミが鳴いてて、小学生の頃の夏休みを思い出していいリフレッシュになった。


この暑さでも木陰は思いの外涼しくてびっくり。
やっぱり自然はいいね。


それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!


   藤岡 幸夫








つづき(過去) つづき(先)→

過去一覧へ