藤岡さんから、2006年の11通目のお手紙が到着しました。
オーストラリアのコンサートを終え、飛行機の中の無線LANを使って到着した
藤岡さんからのお手紙です。
(今回の写真は携帯で撮影したプライベートで撮影された写真5枚です。携帯
 電話のデジカメなので画質が荒い&拡大無しですが、これも味がありますの
 
でお楽しみください。 )
皆様のご感想のメールもお待ちしています。

皆さん、こんにちは!
今、オーストラリアのパースの帰りの飛行機の中です。

機内でワイヤレスでインターネットをできるなんて、すごい時代になったものです。


昨日のスミ・ジョーとのコンサートは、一生忘れないコンサートになった。

スミ・ジョーのCDは学生のころから何枚も持ってたし、素晴らしいのはわかっていたけれど、いやはや、指揮台の上で感動を通り越して、驚愕してしまった。


今回のプログラムはソプラノにはとんでもなくハードで(ルチアの狂乱の場、リゴレット、ホフマン、ドニゼッティのリンダ、椿姫、etc) どうなるのかと思ったけど、本当に凄かったです・・としかいいようがない・・・。

美しい声に完璧なテクニックはもちろんのことだけど、何より彼女の音楽が素晴らしかった。。

序曲からの超満員のお客さんの熱狂振りも気持ち良かった。
オーケストラだけの曲は「運命の力」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「ローマの謝肉祭」に「タイスの瞑想曲」etc、とやりがいがあってオーケストラも抜群だった。
とにかくここのオーケストラとは7年来の付き合いで相性がすごくいい。 
リハーサルも毎回本当に楽しい。

来年の4月には定期でオール20世紀プロを振りに戻るのが楽しみ。


ところで今回はリハーサルはなんと3日間。

初日にピアノリハーサルをたっぷり。そしてオーケストラと2日間の練習。3日間を通しての彼女はとても音楽に対して真摯で、人柄も素晴らしかった。
 

最近友人がココ・シャネルの言葉を教えてくれた。

曰く、

女性の美しさは「武器」であり
装いは「知恵」であり
謙虚さは「エレガント」である・・


彼女は音楽家として超一流なだけでなく、女性として、人としても超一流でした。

オーストラリアで音響が最も美しいと
いわれるパース・コンサートホール。。
この時期のオーストラリアではこの紫の花が(日本の桜のように)咲き乱れる。大好きな花です・・。
リバーサイドにあるお気に入りのオープンカフェ

というわけで今成田に向かってます。
ここから関空に移動して一気にスペインのオヴィエドという街に行きます。

ここの歌劇場で新演出のブリテンの「ねじの回転」を振るために一ヶ月滞在。
大阪にはクリスマスに帰ります。


それでは皆さん、またクリスマスにお会いしましょう!!

2006年11月20日



 
PS1 写真その1(右)
彼女のファッションセンスも抜群。この日はDGファッションが決まってた。


PS2 写真その2(下)
コンサート後にイタリアンレストランに行く。左がスミで右はスミの20年来の親友のカレン(スチュアーデスさん)アメリカからコンサートにやってきた。
僕はこの食事の後、スミと必ずまた共演することを約束して、心を鬼にして夜中のフライトに乗るために空港に向かいました・・・。


PS3 スミと僕は同い年で、彼女も僕も80年代のダンスミュージックファンで意気投合。 移動中の車の中や控え室で二人で80年代のダンスヒットナンバーを一緒に歌う。まさかスミとカイリーミノーグやデッドオアアライブを歌えるとは思ってなかった。。
 

※本ページの写真は藤岡さんのプライベート写真です。
 
無断転用はお断り致します。


〜藤岡幸夫さんを応援するWEBの会より〜
すでに届いたファンの皆さんのメールをご紹介しています。是非ご覧下さい!
そして、あなたも是非メール下さいね!


[ HOME ] [ PROFILE ] [ CONCERT SCHEDULE ] [ DISCOGRAPHY ] [ LETTERS ] [ ABOUT THIS SITE ]
[ FROM MANCHESTER ]