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2018年1月~12月分

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2018/11/28  「フルトヴェングラーの交響曲第2番について」  しんのすけ

以前、シベリウスのSym No.5について投稿させていただいた者です。

マエストロはフルトヴェングラーが作曲した交響曲を演奏される予定はございませんでしょうか?
近年、日本で演奏される機会がほとんど無いに等しい名指揮者の、
特に第2番は評価されても良いと思っています。

実は当方、かなり以前にも伊福部昭の「ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ」の
演奏も希望してその後演奏を聞く機会を得ました。

是非とも音響の良いシンフォニー・ホールで接したく、
関西フィルとマエストロなら相性も良いのではないかと思いこちらに投稿させいただきました。

何卒、ご検討 宜しくお願い致します。
2018/10/26    「シベリウスのスコアについて」   しんのすけ

シベリウスの交響曲第5番のCDを購入して聴き入っております。
最愛の交響曲と言う事で、一聴しただけで感銘を受けました。

ところで、マエストロがお使いのスコア出版社を教えていただけないでしょうか?
スコアを見ながら音楽を聴くのはとても勉強になりますので、宜しくお願い致しま
す。

 ~~~~~~~~~

2018/11/1

メッセージありがとうございます。
スコアはウィルヘルム ハンセンです。
藤岡 幸夫




 ~~~~~~~~~

2018/11/3

マエストロ藤岡。
スコアの写真まで掲載していただき、ありがとうございました。
私も同じ版だったので、この週末もスコアとにらめっこしながらCDを聴いてみます。

しんのすけ



2018/9/18   「ありがとうございました!」

いつも楽しくブログ・ツイッターなど拝見させていただいております。

クラシックコンサート東大阪、拝聴させて頂きました。普段クラシックなどほ とんど聴かない中学生の息子を連れて行きましたが、「この曲知ってる!」などとクラシック初心者+中学生なりに楽しんで貰えたようです。

私も久しぶりにコンサートに行くことができ、大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。ひとつ感動したのは藤岡さんの指揮を今回前列で拝聴させていただき、気づいたのですが、指揮をされてる際に指揮棒を振る?音が聞こえたことです。

私も学生時代吹奏楽をしておりましたが、指揮をされていた先生方は腕を振り下ろす音など聞こえたことがなかったため、大変驚きました。
それは全身全霊で指揮をされている証拠と思いますので、今回のコンサートの力の入れようを感じ取りました。翌日17日は東京でコンサートをされることを知って いたため、多忙でお疲れだと思うのに手を抜かず指揮をされている姿を拝見し、ますますファンになりました。

サイトで終了後楽屋裏などでファンの方々と交流されていることは存じてましたが、おそらくその日のうちに東京へ戻られるか、明日帰られるとしてもお忙しいと思いそのまま帰路につきましたが、次の機会があれば是非お願いできればと思います。
最後に観客に向かってお礼を仰ってましたが、こちらこそ本日は楽しい時間をありがとうございました!

2018/8/27

関西フィル ハーモニー管弦楽団 第8回城陽定期演奏会」   Fu(ふ)

2018年8月26日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ピアノ/藤田真央
コンサートマスター/赤松由夏(客演)

チャイコフスキー/「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
  ショパン/夜想曲第20番 (遺作)

チャイコフスキー/交響曲第5番
  ビゼー/「アルルの女」第1組曲より「アダージェット」

夏の関西フィルの恒例、城陽定期演奏会ですが、今回はチャイコフスキーだけを選んだもの。開演前に藤岡さんのプレトークから。
この演奏会も回数が重ねて何回目だか藤岡さんも忘れてしまって、最前列の人に教えてもらってのトークでした。

まず交響曲第5番からですが、とてもポピュラーな曲だけれど、なぜか、という話で、メロディが美しい、エキサイティング、情熱的という3点を挙げました。それから運命の動機が楽章を束ねている話もしかけて、わからなくていいです、と続けます。藤岡さんの信念、わかるより感じる、ですね。。
次にチャイコフスキーはしあわせな人ではなかったという話をしつつ、各楽章の説明。一部を拾うと、
第1楽章…色彩感。
第2楽章…長調の曲が悲しく聴こえる。チャイコフスキーの特長。
第3楽章…フランス的な美しさ。
第4楽章は、ジェットコースターみたい、勝利になかなか手が届かない、悪魔が宿っている。
そして、この曲がしあわせに聴こえたら失敗(場内笑)という話で締めくくりました。

次に前半に演奏するピアノ協奏曲第1番で、ほぼ藤田さんのことを話します。
コンクール歴やCDの契約の話もですが、彼は逸材ですとか、「いいです、若くて。19歳」とか若いということを結構話してくれます。
さらに若さに任せて弾かない、頭がいい、それでいて知性と野性が共演しているという話に。
それから「題名のない音楽会」での共演歴(この曲の第3楽章だけ)を話しつつ、ほとんど曲の説明なしで終わりました。
それから「暑いのに、なぜ暑い曲を選んだんだろう。」というぼやきで場内を和ませて終わりました。

賑々しく「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」が終わった後スタインウェイが中央に置かれてピアノ協奏曲へ。
藤田さんの演奏の評論は偉い方がされると思うので、表情や場内の雰囲気を書きます。
・チラシの藤田さんはタキシードですが、登場は黒一色の詰め襟、若い司祭か高校生か中学生のようです。それを見た場内のお姐さま方の空気が桃色だか橙色だか花畑みたいな感じに。
・ところが、第1楽章と第2楽章の間は場内の緩みがあまりなく、咳き込む音も少なく緊張感が続きます。
・にも関わらず、この時間はにこーっと不敵というか素直というかで藤岡さんに笑いかける藤田さん。
・第2楽章は音の一音一音を愛でるように弾く藤田さん、愛で方が偏愛のようでもあり、のめり込み方が奇妙にも見えます。
・弾かない時の藤田さんは、曲に合わせて頭を夢見がちに揺らすのとオケをじっと少し冷たいくらいに見るのとが交錯しています。立ち位置が怜悧と情熱の間というか包摂というか、ここでも藤岡さんの話が本当。
終わった後、拍手の中、何回も出てきた藤田さんが藤岡さんにおいでおいでをしても、藤岡さんはほとんど舞台の中央まで出てきません。徹底的に藤田さんの演奏だよ、といわんばかりです。

後半の交響曲ですが、低音の魅力溢れる美演と思いました。意外に気づかされるのが楽章間の時間。最後はゼロはままあるとして、そこまでの最初はかなり長くて、次にかなり短くなってと、エネルギーが集束していくような。
藤岡さんのマイク無しの「ありがとうございました。」の後アンコールで終わりました。
その後は藤田さんのCDか来年の城陽ニューイヤーのチケットを買った方向けの藤田さん・藤岡さんのサイン会でしたが、、こういう時はだいたい黒っぽい藤岡さんの服が珍しく白、藤田さんは灰色でした。

以上です。


注:トーク等は主旨の一部を拾っただけ(=最重要なことを忘れている可能性あり)、また時系列は一部入れ換わっています。
2018/8/19   「8/18 ミートザクラシックに行きました」  雅子

3月の中之島公会堂で憧れの藤様と写真を撮って頂きまして有難うございました。
その後7/29サマーポップスコンサート、昨日はミートザクラシックに行きました。
「英雄」の説明は、クラシック初心者の私にも、良く分かりました。
アンコール曲シベリウスのエレジーも心に染み入りました。
11/3の新世界交響曲&幻想交響曲も行きます。楽しみにしています。
雅子
2018/7/29   「ありがとうございました」   さなさな

劇団四季好き、歌舞伎少々の私が何気なくユーチューブで見た威風堂々。一気に魅了され、今を逃してはいけないと思い立ち、7月29日の公演に金沢から遠征。藤岡さんの指揮しているお姿はお芝居を観ているみたいに美しいし楽しい。素敵。またお邪魔します。

今日はおしゃべりも本当に全て楽しくてずっとニヤニヤしてました。
次回は是非旦那さんとお邪魔したいです。

さなさな
2018/7/15  「関西フィル ハーモニー管弦楽団 第294回定期演奏会」  Fu(ふ)


2018年7月14日 ザ・シンフォニーホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ソプラノ/半田美和子
アルト/八木寿子
テノール/畑儀文
バリトン/与那城敬
合唱:関西フィルハーモニー合唱団
(コンサートマスター/岩谷祐之)

ヴェルディ/レクイエム


今回の定期演奏会はヴェルディのレクイエムです。
開演前の藤岡さんのプレトークなのですが、はじめに地震と大雨で亡くなった方被害に遭われた方へのお悔やみ・お見舞いから始まり、公演を支援してくれた企業・文化庁への謝辞、それから曲の説明なのですが、話し始めると終わりが翌日朝になるそうで、もちろん話した時間はもっと短いのですが………ここで詳細を書くと「エンター・ザ・ミュージック」用らしきカメラが入っていたのでネタばらしになりそうなので端折ります。大太鼓の話はもちろんですが、作曲者とソリストの話、ヴェルディの信仰と教会に対する態度の話、曲の持つ宗教的でない何かの話…と何割かは藤岡さんが過去に書いた話が出て、最後は今回のソリストは宗教曲に強い人(歌劇のように歌わない人)、ということです。

演奏ですが、これも「『エンター・ザ・ミュージック』見てください」になってしまうのですが…叫び的なところよりも弱い音がすごいんです。金銀とかを使わず白木で作ったと書くと書きすぎかもしれないですが、そういう感じ。
また、「怒りの日」のあとで休憩が入りました。

以上です。
2018/6/10   「芦屋交響楽団第89回定期演奏会」   Fu(ふ)

2018年6月9日 兵庫県立芸術文化センター
管弦楽/芦屋交響楽団
指揮/藤岡幸夫

シベリウス/交響詩「タピオラ」
エマーソン, レイク(吉松隆編)/タルカス

ウォルトン/交響曲第1番


アマチュアですが、関西フィルよりも歴史のある楽団の芦屋交響楽団、昨年創立50周年を迎えたそうです。藤岡さんとは以前から関わりがあるのは藤岡さんご自身がお書きですが、演奏会の指揮台に立ってもらうのは確か2度目です。
前回もブルックナーを主にディーリアスの「村のロメオとジュリエット」、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」かなり凝ったプログラムでしたが、今回はそれに輪をかけた藤岡さんらしさ満点という感じの選曲です。作曲者の出身はフィンランドとイングランドに、作曲の時代も1971年の曲を1925年と1935年ではさんだ20世紀の曲だけです。

「タピオラ」 フィンランドの叙事詩「カレワラ」に登場する森の精霊「タピオ」の領域といった意味、曲自体が静かで内省的なのですが、それを差し置いても霧に包まれていてそれでいて透明感あふれる感覚に富んだ演奏でした。

「タルカス」 プログレッシヴ・ロックの傑作とされる曲の管弦楽版、既に関西でも全曲演奏した団体があるそうですが、初演指揮者の藤岡さんの指揮による関西での全曲演奏は多分初めてです。何か混沌とした部分はあるのですが、金管と打楽器が弦を踏みつぶす勢いで(楽団の特徴?)、安全志向では演奏では面白くも何ともない(多分編曲者吉松さんは満足しないと思う)ので突き進んで成功だったのではないでしょうか。演奏後ブラヴォーは飛び出す、藤岡さんが奏者をパートごとに立たせると時に「ヒュー」という賛辞が飛び出すという状況でした。

ウォルトン/交響曲第1番 前半の2曲と微妙にキャラクターがかぶっている曲だよねと思いつつ、打って変わって研がれた、澄んだ演奏です。藤岡サウンド~という感覚に浸れたのではないかと。
どれもすごい上手かった。

以上です。
2018/5/22   「藤岡幸夫マエストロへ 」

20日の日曜日に囲む会に初めて参加させて頂きました。
マエストロと再会したのは30年振りでした。私が大学オケの時に指揮をして頂きましたね。あの頃エネルギッシュで熱い指揮だったのを今でも覚えております。

今回マエストロ藤岡と再会する前は、もう雲の上にいるような人だし、お話し出来るかな?などと思いながら会場に向かいましたが、会場に行き、マエストロに挨拶したらなんと!昔と変わらずに気さくに声をかけて頂きました。
そして、今回はマエストロ藤岡以外にファンになった方がいます。
それはマエストロの奥様です。
今回私が参加するにあたりとても温かな対応と気遣いをしてくださいました。
会場でも気を配って頂きました。

今回の事でわかりました。マエストロ藤岡の今があるのは100%奥様の存在と内助の功なのねー!と。

これからもお二人の益々のお幸せをお祈りしています。

奥様を大切に!
2018/5/21  「初めまして!! 」

藤岡幸夫マエストロ

初めてメールさせていただきます。
藤岡さんを、ご活躍を知るようになったのは、「エンターザミュージック」を見るようになってからです。

もともと幼少期にピアノを習っていましたが、徐々に興味が移り、大人になってクラシックを聴くことがなくなっていました。
そんな私でしたが、数年前に兵庫県西宮芸術文化センター(HPAC)でピアノのコンサート(Alice Sara OttoのGreg)を聴いたのがきっかけとなり、その後、HPACオーケストラの定期演奏会を聴くようになり、大編成の生音に魅せられ、クラシックのファンに。

クラシックというとまだまだ、敬遠されがちで、その情報も、かなり努力(ネットや雑誌、TV)しないと得られません。
そんな中で、「エンターザミュージック」は、藤岡さんが、分かりやすく、楽しく、クラシックの世界へ招いてくださるのでありがたく思います。

私は、芦屋市在住ですが、芦屋交響楽団の指導もなさっているとのこと。番組内でもそうですが、お忙しい中、アマチュアを育てることにも熱心に取り組まれているのに感動しています。
特に思うのは、若い世代のクラシック演奏家 並びにファンを増やしていかなければ。。。
きっと藤岡さんの活動が、その助けになることでしょう。

普段のクラシックは、近くでもあり、主にHPACにいくことが多いですが、今後、関西フィルの演奏会も聴いてみたいです。
5/19のHPACでの演奏会には、コンサートマスターとして、関西フィルの岩谷さんがいらしていたようです。
いぜん、HPACオーケストラに在籍されていたのですよね。

最後に藤岡マエストロにお礼を言わせてください。
「エンターザミュージック」の視聴者プレゼントに応募して。。。なんと当選!しました。
もちろん、希望したのは、マエストロのサイン入りの 「Beethoven Symphonie Nr.4」のスコア。
本当に、うれしいです。
大切にします。

これからも、クラシック界、ファンを、明るく楽しく、導いてくださるようお願いします。


2018/4/16   51歳 男 岡山市在住

4月14日のSAYAKAホールのコンサートに行かせていただきました。

藤岡先生のトークもよかったですし、演奏も見事だったと思います。

次は6月の芦屋交響楽団(予定)、と関西フィル定期に行く予定です。

期待しております。ではまた。
2018/3/20   51歳 男 岡山市在住

3月17日の大阪市中央公会堂のコンサートに行かせていただきました。

藤岡先生のコンサートはまた4月のSAYAKAホールに行く予定にしておりますので楽しみしております。

エンターザミュージックはかかさず観ております。

これからもお体に気をつけて、がんばってください。
2018/3/18   「3/17は大阪中之島公会堂に行きました。」  雅子

私と藤岡様の出会いは、何年前でしょうか大阪・梅田芸術劇場でのランチコンサートでした。

それまでクラシックなんて聴いた事もなく全く興味も無かったのです。

簡単な曲目だったのか、楽しい時間でした。

それ以来、本当のクラシックのファンの方には笑われそうですが、私の追っかけが始まりました。

そしてついに今日は引けた後「大ファンです」とだけ言って一緒に写真を撮って頂きました。

感激で何も言えなかったです。

こんな不真面目な私ですが、又サマーポップスコンサートに行きます。

雅子
2018/2/13  「音楽を心で聴きました」     アン王女

藤岡 幸夫様

藤岡さんの音楽に尊い心を傾け、また温厚篤実なお人柄、音楽に対する御情熱に長年触れさせて頂きました。

同じ時代に生まれて、様々な尊い方々、存在との交流、また誠の苦しみや悲しみ、喜び、楽しみの涙を有り難く、共有させて頂いております。

長年変わらず、音楽のお陰で元気と勇気が沢山育ち、毎日、充実しております。

心から、
ありがとうございます。

また、今度、演奏会の方に足を運ばせて頂きます。

其の日を楽しみに、毎日、
今という瞬間を大切に過ごして参ります。

まずは、心の免疫力の向上が、尊い御縁を結ぶ強固な糸となる事を御活動を通して、教えて下さった事に感謝まで。

ありがとうございます。
2018/1/23   「甲賀市 ニューイヤーオペラガラコンサート」   Fu(ふ)


2018年1月21日 甲賀市あいこうか市民ホール

管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)

コンサートマスター/岩谷祐之

ソプラノ/藤原未佳子
ソプラノ/中西惠子
テノール/二塚直紀
バリトン/下林一也

J.シュトラウスII/喜歌劇「こうもり」序曲
J.シュトラウスII/喜歌劇「こうもり」より「田舎娘を演じるときは」(中西)
J.シュトラウスII/トリッチ・トラッチ・ポルカ
レハール/喜歌劇「メリー・ウィドウ」より「メリー・ウィドウ・ワルツ」(中西・二塚)
レハール/ワルツ「金と銀」

シベリウス/アンダンテ・フェスティーヴォ
ドヴォルザーク/歌劇「ルサルカ」より「月に寄せる歌」(藤原)
ジョルダーノ/歌劇「アンドレア・シェニエ」より「祖国の敵」(下林)
ビゼー/歌劇「カルメン」より「アラゴネーズ」
ビゼー/歌劇「カルメン」より「花の歌」(二塚)
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
   J.シュトラウスII/喜歌劇「こうもり」より「乾杯(シャンパン)の歌」(全員)



今回の甲賀市の演奏会、月の前半のニューイヤー・コンサートとうって変わってオーソドックスなプログラムです。歌の4人は全員滋賀県にゆかりのある若手気鋭の方々…二塚さんだけ少し上の世代ですが…です。
前半はヨハン・シュトラウスとレハールだけ。
まず「こうもり」序曲、そのあと藤岡さんのトークこのホールでのニューイヤーの演奏会も16年目で、必ず関西フィルのニューイヤーの一番最後になるのだそうです。以下曲の説明、アリアではどんなことを歌っているのかの説明、引き込む演奏の繰り返しで「エンター・ザ・ミュージック」よりは多分に淡々と進んでいくのですが、途中で4人に藤岡さんが話を振り、それだけ?他に何でも!といういきなりの振りをかけて時に困らせる、というのが入っています。前半の2人の方がいきなりで余裕がなかったのか、こんなトークが出てきました。
・中西さん: ホールのある甲賀市出身で昨日が誕生日(場内拍手)
・二塚さん: 大阪生まれだが滋賀に定住。びわ湖ホール四大テノールのメンバー…というところに藤岡さんが四大テノールは関西ならでは、めっちゃ面白いと突っ込み。

後半も同じ感じで進んでいきます。「カルメン」は運命の動機~アラゴネーズ、「花の歌」を続けて演奏。トークは変化球がつき始めます。列挙します。
・アンダンテ・フェスティーヴォ: 藤岡さんがシベリウスを愛してやまないぶりを語り、交響曲全集の録音中であることも語る。
・同じソプラノでも藤原さんと中西さんの声質はどう違うのか説明。
・「アンドレア・シェニエ」は終わり方がかっこいい。
・藤岡さんが自信が滋賀県長浜市の観光大使であることを言うも、会場が冷たい反応で(滋賀県内の地域はびわ湖のどちら側にあるかで分けられ、甲賀は湖南、長浜は湖東)、ウケを取り損ねる。
・「カルメン」の登場人物ドン・ホセはちょっと情けないのがいい。

最後にボロディンは作曲家としてはアマチュアだったんです、というトークが出たりしました(ものの本によるとボロディンの本職は大学教授、専門は有機化学、ボロディン反応(ハンスディーカー反応)やアルドール反応の発見で名を残す、のだそうです。)。

最後に、藤岡さんがマイク無しで、演奏会が16年続いていることについてホールのスタッフとお客さんのおかげ、また関西フィルは関西一円で演奏会をしているし、演奏は(理屈でなく)感じていただけるかですが、関西フィルは感じて頂けるよう演奏します、と案内。また「エンター・ザ・ミュージック」の広報をして、最後にアンコール「乾杯の歌」…「椿姫」のではなく「こうもり」のですが…で終わりました。

以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、主旨の一部を拾っただけ(=最重要なことを忘れている可能性あり)、あるいは時系列の入れ換え・誤りを含んでいます。
2018/1/17   男、51歳

1月15日の京大定期を聞かせていただきました。
マエストロ藤岡のコンサートに行くのは約10年ぶりですが、全く圧倒されました。
オケもマエストロのタクトによく答えておられたと思います。
どうしてマエストロのコンサートに10年も行かなかったのかなと後悔しています。
また機会を見つけていきたいと思います。
2018/1/8   「ニューイヤーコンサート2018」   Fu(ふ)

2018年1月7日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
合唱/京都府立西城陽高等学校合唱部 ◇
吹奏楽/京都府立西城陽高等学校吹奏楽部 ◆
コンサートマスター/岩谷祐之

ヨハン・シュトラウスII/喜歌劇「ジプシー男爵」より「入場行進曲」
ヒロイズム(詞,曲); NEWS(歌); 川上肇(編曲)/フルスイング ◇
津野米咲(詞,曲); SMAP(歌); 川上肇(編曲)/JOY ◇
ヨハン・シュトラウスII/ポルカ「狩り」
平井夏美(曲); 松本隆(詞); 松田 聖子(歌); 川上肇(編曲)/瑠璃色の地球 ◇
ヨハン・シュトラウスII/美しく青きドナウ ◇(日本語)
ヴェルディ; 川上肇(編曲)/歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」 ◇◆

ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
  ヨハン・シュトラウスI / ラデツキー行進曲 ◇(日本語)

藤岡さん指揮の関西フィルの城陽ニューイヤーコンサート、今年もエントランスホールでウェルカムコンサートがありました。コンサート本体が満員札止め状態ですので、無料のこちらも盛況で城陽に限っては建物内をうろうろ歩く藤岡さんが「すげーなぁ」と言いながら歩いていました。そのウェルカムコンサート、最初の曲が西城陽高等学校合唱部の合唱ですが…冒頭の男子生徒のクセというかケレン味たっぷりの語りで場内から笑い。あとは関西フィルの金管(トランペット2、トロンボーン・ホルン・チューバ各1)が演奏、司会はトランペットの白水(しろず)さんです。曲はドラゴンクエスト11から多分オープニング、2018年が没後100年のドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」(ドラクエの作曲家すぎやまこういち氏の方ではないです)、また没後150年のロッシーニから戌年だから犬の曲、と考えたがない、でも猫の曲ならあるというので、トランペットの2人が猫耳、残り3人が犬耳をつけて「猫の二重唱」((註)この曲の作曲は伝ロッシーニです。)、最後にドラゴンクエスト2のエンディングで終わりました。ドラクエ2の時も猫耳・犬耳はそのままでした。

開場後はいつも通りホワイエで昆布茶を振る舞ってセレモニー…ですが、今年は城陽特産ということか水出しの碾茶(てんちゃ)が加わりました(甜茶ではありません)。碾茶は粉末にすると抹茶になります。なぜ水出しかというとこれ自体は氷出し・水出しで頂くものだから(お湯では弱くしか浸出しないらしい)。
毎度のホールの上の階からファンファーレではじまったセレモニーで前に出て挨拶されたのは、奥田城陽市長、藤岡さん、本日のコンサートマスターの岩谷さん、西城陽高等学校から小野副校長、吹奏楽部の中島先生、合唱部の塩川先生、ホールの運営財団の安藤理事長でした。挨拶は抜粋しますが市長からは2点、まず前年12月の第九演奏会で合唱団にホールの関係者…理事長と館長のお二人なのですが…が参加されたので、次回は市長も参加をとのこと……云々。次にホールへの自動車でのアクセスが向上、今後の予定は…というお話、また小野副校長からは今回参加のクラブについて地域で活動の場を頂いています、というお話でした。

演奏会本体ですが、以下箇条書き風にします。
・ジプシー男爵の入場行進曲に続いての藤岡さんのトーク
  城陽とは1年を通じてのおつきあい。
  気持ちよく1年の始まりを感じてほしい。
  西城陽高校合唱部の紹介、全日本合唱コンクールで金賞の実力+昭和の匂いぷんぷん、とのこと。
・ジャニーズ系を2曲
  2曲目は場内の協力が要るというので曲中で客席も腕を上げる練習を生徒代表がして…藤岡さんがキューの出し方でいじりを入れて…から演奏。
・トーク
  今回のプログラムを「今日はいったい何のコンサートなのだろう」という藤岡さんの形容で(正直ごった煮ですので…)場内から笑い。
  楽譜のない曲でも関西フィルはトランペット奏者だった川上肇さんが編曲をしてくれるので演奏できる。
・「クラシックの世界に戻ります」ということでポルカ「狩り」の演奏。
  ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは1939年、第2次世界大戦勃発の年、暗い時代にはじまった。
・松田聖子さんの歌
  先ほどの2曲を含めて藤岡さんは知らなかった曲だそうですが、素晴らしい曲…とのこと。クオリティが高いと合唱団を褒める。
・美しく青きドナウ、シュトラウスの楽しい曲の裏に想いがある。
  曲が出来た時代背景。(普墺)戦争の敗北で落ち込んだ市民を元気づけるため。
  ドナウ川は茶色いけれど、恋をしている人には青く見える。でも数年前に夫人と行かれた際は大して綺麗でなかった(場内笑)。
・「アイーダ」の「凱旋行進曲」から、舞台の両端に吹奏楽部、歌詞はイタリア語。
・両顧問の先生と編曲の川上さんに花束贈呈で第1部終了。

・後半冒頭藤岡さんが1人で出てきて、関西フィルの団員が揃うまで曲についてトーク。
  演奏する曲は「新世界」とよくいいますが、「新世界『より』」が正しい
  鉄道マニアのドヴォルザークがアメリカの音楽院に招聘され、鉄道とアメリカに渡る船に釣られて招聘の話を受けた。
  黒人霊歌や先住民の音楽に接することが出来たのはいいけれど、ホームシックにかかってしまった。そのため曲はボヘミア的で、そこに鉄道の音、馬車の音が入っている。

演奏ですが、私のいた近所では西城陽の生徒かな?の「眠かった~」という声が聞こえてきましたが、聴いていて、気持ちのいい「新世界より」だったと思います。

ここで恒例どおりマイクなしで藤岡さんから挨拶なのですが、8月の城陽定期演奏会の案内、「エンター・ザ・ミュージック」の案内をしてからアンコールのラデツキー行進曲。
終演後は会場先行発売の城陽定期演奏会の入場券の販売と藤岡さんのサイン会が行われていました。

以上です。

注:トーク等の引用は概ね不正確で、主旨の一部を拾っただけ(=最重要なことを忘れている可能性あり)、あるいは時系列の誤りを含んでいます。


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