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2024/4/30

「関西フィルハーモニー管弦楽団 第345回定期演奏会」  Fu(ふ)


2024年4月29日 ザ・シンフォニーホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ヴァイオリン/木嶋真優
(コンサートマスター/木村悦子)

林そよか/ヴァイオリン協奏曲「Starburst」(初演)

マーラー/交響曲第1番

開演前に藤岡さんによるトークがありました。

要旨らしきですが(聞き間違いや誤った補足が多分あると思います、申し訳ありません)
林そよかさんの新作については
・日本人作曲家の新作演奏というと「しんどい」感じがするが、今やそうでもない。
・ブラームスなどはソリストとディスカッションを重ねて協奏曲を書いたが、今回も同じようなもの。
・初稿の第2楽章はダメ出しをしたので、全く新しいものになっている。ただ、第1&第3楽章に合わないだけなので、今回の演奏が上手くいけば旧第2楽章を使った2曲目のヴァイオリン協奏曲を依頼する。
・木嶋さんは一歩間違えると指揮者の方が振り回される「悪魔」のような人だが、とても真面目で今回も暗譜で行うほど。
・林さんは一見優等生なようだがそうではない。そこが良い。

マーラーの交響曲第1番(「巨人」)については
・マーラーが唯一自分自身で当時流行の小説「タイタン」(「ジャイアント」ではないです)に因んで題名をつけた。
・しかしあまりにも小説の場面との関連を尋ねられるので、題名を外してしまった。
・現在であれば一番聴きやすいマーラーの交響曲だが、往事は第3楽章が不評で、マーラー自身は第5番・第6番の方が好評と答えている。
・その第3楽章はマーラーの子供時代の記憶がもと。

藤岡さんは、わりと好きな題名で、この名で集客がきくならいいという考え方だそうです。また聴くについては「理屈じゃない」という日頃からの発言も。

最後にスポンサーへの謝辞で相当の拍手が出てトークは終了。

演奏の方は何よりも「エンター・ザ・ミュージック」(のはず)の収録があったので、そちらをどうぞ、になるのですが、どちらも大喝采でした。前半は作曲者ご本人登場でさらに盛り上がり…ダメ出しの第2楽章を使った次回作は確定的ではないかと思います。

ちなみに曲ですが、「Starburst 」は主に銀河同士の衝突から起きる爆発的に大量の恒星の生成、という天文学用語です。
曲の感じは銀河△△△△とか時空間□□□□(←この辺適当に思いついていただければ)という映画やアニメのテーマ曲、みたいなものを想像すると9割以上外すような気がします、程度のことは言えると思います。

以上です。
2024/4/29

敬愛する藤岡幸夫先生、

本日の定期演奏会、誠にお疲れさまでした。
来年還暦を迎える僕が、初めて伺うオーケストラのコンサートが先生と関西フィルのタッグで大変光栄であり幸せであります。

林そよかさんの「バイオリン協奏曲」では、いろいろな絵が頭に浮かびました。先生や作者の意図とは掛け離れているかもしれませんが、木の香りや鳥の鳴き声、そしてGlobal や Universe を感じる箇所があり、とても聴きやすい作品でした。

僕のお気に入りであります「交響曲第1番(G. マーラー)は、はっきり申し上げて罪作りですよ(笑)。
自分の部屋にあるCDが聴けなくなるくらいでした。
自然と身体が動いてしまい、涙が出る程の感動を覚えました。
意識無く、スタンディング・オベイションをしたのは僕だけだったのでしょうか(照)。
機会があれば、嬰ハ短調の第5番も先生の演奏会で体験したいです。

それと、藤岡先生にお願いが有ります。
Sir Malcom Arnold や Sir William Walton のバレエや舞台・映画音楽を取り上げて頂きたく思います。
例えば、「第六の幸福(をもたらす宿)」や「戦場にかける橋」、それに「The Quest」など。
無茶は承知ですが、御一考くだされば幸いです。

本日はいい勉強させて頂きました。
有難うございました。
先生のより一層のご活躍と、関西フィルの益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

森川和彦 from 奈良県

P. S. お持ちしました八咫烏(やたがらす)、お気に召しましたでしょうか?奥様やお仲間の皆さんとお楽しみ下さい。

2024/1/9

「ニューイヤーコンサート2024」   Fu(ふ)

2024年1月7日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ソプラノ/村岡瞳(1)
テノール/中島康博(2)
コンサートマスター/堀江恵太


ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 より「スイス軍の行進」
グノー/歌劇「ファウスト」宝石の歌(1)
プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」(2)
プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より「ムゼッタのワルツ」 (1)
ヴェルディ/歌劇「リゴレット」より「女心の歌」 (2)
マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」
ヴェルディ/歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」 (1,2),

ヨハン・シュトラウスII/
ワルツ「ウイーン気質」
ポルカ「観光列車」
ワルツ「ウィーンの森の物語」
ポルカ「クラップフェンの森で」
ワルツ「美しく青きドナウ」

  ヨハン・シュトラウスI / ラデツキー行進曲


城陽でのニューイヤーコンサート、今年からエントランスホールでウェルカムコンサートが復活です。当たり前ですが無料です。
今回は弦楽四重奏、ヴァイオリンが友永健二・柏山七海、ヴィオラが飛田千寿子、チェロが玉木俊太の皆さんです。ギャラリーには例により藤岡さんが潜んでいたりしましたが、盛り上げる声でどこにいるかすぐわかる、という。
曲の説明は友永さんが進めながら、演奏されたのは、ハイドン/弦楽四重奏曲第81番「挨拶」第1楽章、宮城道雄「春の海」、ヴェルディ/歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」(本編でも取り上げる曲をこちらでも演奏)、ガーシュウィン/アイ・ガット・リズムでした。

ホール内に入るとロビーで城陽名産の碾茶(てんちゃ, 抹茶の原料)を水出しで振る舞い、新春セレモニーも復活、ですが強く案内はしないで、混雑は避けたようにも思われます。
そのセレモニーでの挨拶は能登の地震に言及がやはり多く、奥田城陽市長の冒頭がまさにそれ、以降発言の趣旨を恣意的に拾うと、奥田市長が藤岡さんを城陽広報大使として紹介、また(城陽市は建設工事が続いているので)市内市外の方々に変わる城陽を見てほしいという話でした。藤岡さんは城陽観光大使と自己紹介した上で、24回城陽ニューイヤーの指揮台に立つと30代が60代に、という話、コンサートマスターの堀江さんは城陽初めてという話、ソリストの村岡さんは音楽を通してハッピーに、という話、同じくソリストの中島さんは西城陽高校出身なので、10代の時からこのホールで歌い踊っていたという話、ホールからは多分館長さんだったと思います、美声の後に話すのは心苦しいという枕でした。

指揮台にスポンサーが書かれているのは、関西フィルでは普通の風景ですが、今回も協賛の1社1組合のお名前が書いてあり、前年度よりデザインが大幅にグレードアップしていました。

演奏の前半は歌劇から。「ウィリアム・テル」のあと藤岡さんの挨拶。新春セレモニーで話したことの繰り返しと市長・ホールの献身的協力の話をして、村岡さんに出てきてもらい「宝石の歌」の紹介を依頼。村岡さんは関西弁のアクセントでこういう場面の歌、という話を進めます。次は中島さんに出てきてもらい「冷たい手を」の紹介を頼むのですが、中島さんは話すと長くなるから、配布のプログラムの説明を見てください、で済ませてしまいます(場内笑)。中島さんは西城陽高校出身、合唱部OBですから、後輩が来ているという話から藤岡さんが最近合唱部と共演していないから来年は一緒にやろう、と同じく来ていた顧問の先生に声をかけて「営業終わり」と言ったものですから場内から大きな笑いが出ました。
「ムゼッタのワルツ」以降は藤岡さんが曲を紹介しながら進みます。「カヴァレリア・ルスティカーナ」はオペラってどうだろうという方(初心者)にお勧め、何しろ短い(場内笑)とか、また曲の美しさとか、「ゴッドファーザー3」に使われていることを話して、また「乾杯の歌」は紹介は非常に短かく、でした。

後半は昨年同様ヨハン・シュトラウスII世の曲だけ、違うのはアンコールは父I世の曲だということだけです。
藤岡さんだけがまず出てきて、ヨハン・シュトラウスII世の曲はウィーンの人を励ますためのものが多く、(当初は)踊るためではないという説明から始まり、「ウイーン気質」もその一つとのこと、次の「観光列車」は汽笛の音が入るのですが、吹鳴は藤岡さんでした。また演奏前に城陽初登場のコンサートマスター、ということで堀江さんを紹介していました。
「ウィーンの森の物語」はウィーンの森に入った時の周りの状況の説明もあったのですが、「ウイーン気質」同様なかなか演奏依頼が来ない曲だそうで、城陽だからやらせてもらった曲とのこと。「美しく青きドナウ」はいつもの説明のうち普墺戦争の敗北に関わることだけ説明して、ドナウ川は恋をしている人には綺麗に見えるという話は今年はカットでした。

アンコール前に城陽での今年の関西フィルの予定で、定期演奏会は「お早めに」というこれは営業というより注意喚起かもしれない案内、また関西フィルはいろいろな指揮者であちこちで演奏会がある話、「エンター・ザ・ミュージック」の話、そして西城陽高校合唱部への営業を再び…営業というより菅野祐悟さんに曲を依頼する時みたいですが…でした。


以上です。

注: 上記は当日の舞台上での説明等から一部を拾っているだけで、往々にして最重要なことが抜けています。

Fu(ふ)
2023/11/16  「『プロ根性』学びました」  noritaro18

11/11(土)岡山県津山市のホテルで開催された、藤岡先生の講演会に参加させていただきました。題目は「ステージの裏側とプロ根性」。そもそも、津山市で講演会!と驚きましたが、藤岡先生と津山との深いつながりに感銘しました。
講演会はステージの裏話などとても楽しく、あっという間の時間でした。印象的だったのが、イングリット・ヘブラーさんのお話でした。「of course!I'm professional!」先生の著書にもありましたね。そして、渡邉暁雄先生からのお言葉「人の悪口を言ってはいけない。音楽まで汚れる。」藤岡先生の「相手が自分をどう思おうと相手を好きになることが大切。好きは嫌いより遥かに大きな力がある。」直接先生からお言葉を聞き、大きな力をいただきました。
箕作阮甫先生の六代末裔であること、渡邉暁雄先生が創設された津山国際総合音楽祭(亡き父と行っていました)での深いご縁があること…津山市出身の自分としては大変うれしい限りです。
生きていると困難なことがたくさんありますが、音楽にはいつもパワーをいただいております。今度演奏会に行ける!また行きたい!次のエンターの放送が楽しみ!解説が面白かったからもっと勉強したい…などなど。「プロ根性」…自分の仕事との向き合い方も考えさせられました。自分も少しでも精進しながら、これからも応援させていただきたいと思います。お身体には気をつけて、生涯現役!でお願いいたします。稚拙な文章で失礼いたしました。
2023/8/20   「懐かしく素晴らしい一日」   いずみん


今日は、とてもとても(10年以上振り?)久しぶりに文化パルク城陽へ。
亀井聖矢さんと関西フィルハーモニーとの演奏会♪
最初に、先日亡くなられた飯守泰次郎先生への追悼の意味でバッハ"G線上のアリア"が演奏された。とても厳かな気持ちになった。天国で安らかにお休みください、、と祈りながら聴かせていただきました。

さて
亀井聖矢さん登場!待ちに待っていたので、ちょっとふわっとした空気が流れましたが 演奏が始まると会場の空気も一変。 難解な旋律とリズム 全身から奏でられる"音"で音楽を表現される世界に 魅了された。 亀井聖矢さんと関西フィルは、昨年共演されてるので息もぴったり! 悲しい短調の曲に終わらない深みや美しさ、激しく打ち鳴らすピアノに心揺さぶられる。
もっと聴いていたかった!  京都ではきっと珍しい程の大勢のスタンディングオベーション!周りもたくさん立ち上がる。私も初めて立ってみた!  亀井聖矢さんの、弾き終えた満足感と聴衆の反応への驚きと高揚感、、幸福感が客席と舞台に満ち満ちる。 あんな難曲の後に "ラ・カンパネラ"をアンコールで熱く感情たっぷりに弾いてくださった。 亀井聖矢さんを見ていたいのに、涙で滲む。。 素晴らしい時間をありがとうございました。

第二部。ヴェートーヴェン 交響曲第七番。
始まる前に、藤岡さんが"いやあ 空席が目立ったらどうしようかと思った。残ってくださってありがとうございます、、とちらっと本音?を?話されて 演奏が始まる。
バッハやプロコフィエフで 少し緊張したりマイナーな気持ちになった気分が一転、明るく楽しく元気をもらえた! 演奏後の "亀井君でこんなにお客様来てくださって、どれだけリピーターを増やせるか、命かかってます。また絶対!お会いできるように!ロンドンデリーの歌" と ベト7とは違う曲で魅了された。

終演後、亀井聖矢さんのCDを買った方にはサインがもらえるとのことで列に並んで 念願のサインをいただけた!亀井聖矢さんがサインしてくださってる僅かな間に 一番お伝えしたかった事を伝えられて、最高の笑顔でサインしたCDを返してくださったので こんなに幸せな日はありません。最高の一日をありがとうございました!  またキッカケがあれば演奏会聴きに行くのもいいなぁと思えましたよ!
2023/8/7

タイトル:「エンター・ザ・ミュージック」を見て
ペンネーム:青い鳥

 8月5日の「エンター・ザ・ミュージック」で広上さんとの対談、これは実に良かった! 広上さんの現代音楽への憂い、たとえがユニークで痛快でした。奥さんの感想も素直でとても納得しました。指揮をする立場でよく言ってくれたと思いました。現代音楽ではほとんど聴くものがないのでバッハ、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキーを聴いていますが、それは十分以上に満足できるものだし何の問題もないのですが、この番組がきっかけになって少しはこれからの音楽に期待できるかなと思いました。

2023/7/18

藤岡様

7/15(土)関西フィルハーモニー管弦楽団 第339回定期演奏会では、大変お世話になりました。
合唱団員として、舞台に立たせていただいたこと、まだまだ感動の余韻に浸っております。

アンドリュー・ロイド・ウェッバー作曲の
レクイエム
初めて楽譜を手にした時は、とても混乱いたしました。
7拍子あり、5拍子あり、しかもコロコロと変拍子や転調。
ソプラノの音域ではない低音、突然鳴り響く不協和音、、。
難解な曲でしたが、合唱指導の畑先生が丁寧に教えてくださり、演奏会が近づくにつれて団員ほぼ全員が「この曲、好きー♪」「ハマったぁー」と言ってました。

関西フィル合唱団として、新しい扉が開かれた曲との出逢いだったと思います。
ありがとうございました。

打ち上げパーティーも楽しく盛り上げてくださりありがとうございました。
次回も藤岡様の指揮で歌えるよう、日々邁進してまいります。

関フィルコア団員 M


以下、打ち上げ写真


関西フィルのチューバ奏者 吉野竜城さん。今年還暦。



ソプラノソリスト並川寿美さん。高校生の時に畑先生の授業を受けてたそうです。



テノールソリスト村上敏明さん。打ち上げで「オーソレミーオ」を歌ってくださいました。



藤岡さんと村上さんへのインタビューで、参加者全員大爆笑♪



ボーイソプラノ、マックス・トーマスくん。彼の美声で心清まりました。カメラを構えているのは、お父様。



合唱指導の畑先生
2023/6/5

「藤岡幸夫オフィシャルファンサイトのお誕生日おめでとう!」 ファンのひとり

管理人さま、6月1日、藤岡さんのファンサイト公認記念日ですね。2007年から早くも16年間、サッチーファンのために 盛りだくさんの情報提供、またファン同士が繋がれるようなファンサイトを続けてくださってありがとうございます。
いまやFacebook, Twitterなどの時代の波にも乗りつつ、コンサートだけでなく、エンターザミュージックの最新情報などもアップしてくださって感謝しています。マエストロ藤岡幸夫ファンにとっては、ずっと、No Fan Site, No Fan Lifeという存在です♪
これからも末長くよろしくお願いします♪

2023/1/10

2023年1月8日 文化パルク城陽 プラムホール
管弦楽/関西フィルハーモニー管弦楽団
指揮/藤岡幸夫 (楽団首席指揮者)
ピアノ/深見まどか(*)
コンサートマスター/赤松由夏

J.シュトラウスII/喜歌劇「ジプシー男爵」入場行進曲
オッフェンバック/歌劇「ホフマン物語」より"舟歌"
ドビュッシー(ビュッセル編)/「小組曲」より"小舟にて"、"行列"
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調

J.シュトラウスII/ワルツ「南国のばら」
J.シュトラウスII/ポルカ「観光列車」
J.シュトラウスII/ポルカ「狩り」
J.シュトラウスII/ポルカ「愛の使者」
J.シュトラウスII/ポルカ「雷鳴と雷光」
J.シュトラウスII/ワルツ「美しく青きドナウ」

  ヨハン・シュトラウスII / トリッチ・トラッチ・ポルカ

開演前は舞台上から奥田敏晴城陽市長、藤岡さん、深見さん、赤松さんの挨拶となりました。藤岡さんが司会するのではなく奥田市長からまず挨拶、舞台に出る前に急にそのようにするよう振りが入ったらしく、司会のような感じにもなってものすごく緊張しながらコロナ対策とウィズ・コロナについての協力依頼を話題にしたあと「こんな挨拶でいいんでしょうか?」と藤岡さんに引き継ぎます。
引き取った藤岡さんは手慣れて大きな声、城陽のニューイヤーで年が明けるを20年以上している話、深見さんは関西フィルの城陽での演奏会(ニューイヤー・定期演奏会)を聴きに来たことがある話、赤松さんは衣装のことなどを話しつつそつなくまとめに入る話になりました。
藤岡さんの仕切りで奥田市長にもう一度戻って、「きょうと城陽応援大使」を藤岡さんにしてもらっているという話になりました。市長は他に5名いる大使のお名前としてプロボクシングの寺地拳四朗さんのお名前もあげていました。他に市長からプラムホールの使い方として、2022年の市制施行50周年の式典、という報告もありました。

昨年に続いて指揮台に白地で協賛の1社1組合のお名前が書いてあって面白いです。
「ジプシー男爵」のあと藤岡さんの挨拶。城陽で長く演奏会をしていることに絡めて「年取っちゃったかな…」と聴く方も巻き込んで話を振りつつ、前半このあとはお洒落にフランスもの、ということでメロディは聴いたことあるだろうということで「ホフマンの舟歌」。
それから色彩感あるというドビュッシーの「小組曲」の2曲を演奏。それからピアノを中央に引っ張り出すために舞台を組み替え。その間にラヴェルについて話します。
一番有名な「ボレロ」が大ヒットすると本人は思っていなかったとか、オーケストレーションの達人という話、ピアノ協奏曲自体についての話は、管楽器が際立つように編成が小さい(弦楽器が8-8-6-6-4人)といった話、楽章の特徴(第3楽章のあのメロディのことは無し)を話したところで、舞台の組み替えが終了。
ニュアンス絶妙の演奏が終わって、藤岡さんが深見さんにもマイクを渡して宣伝でも何でも話してと振ります。ホール運営スタッフの方々の熱さとか、関西フィルの演奏の熱さを話し出す深見さんに、藤岡さんが宣伝ともう一度振りを入れました。


後半はヨハン・シュトラウスII世の曲だけで「南国のばら」で作曲者の愛別離苦の話とその顛末を話しつつ、場内の反応に「ここ笑うところ?」「ここ驚くところ?」と混ぜかえしたり。「観光列車」は汽笛の音を藤岡さんが担当していました(ちなみに効果音にあるような低く太い音ではなく、ピーッと言う高い音)。
「狩り」はパーンという発砲の音が鳴るので、事前に注意していました。
「愛の使者」は演奏機会が少ないですが、戦争(普墺戦争)に敗北して意気消沈した人々を鼓舞するための曲、藤岡さんは「素敵な名前でしょ」「嘘でもいいから」と語ります。
曲自体は明るいという「雷鳴と電光」の次は「美しく青きドナウ」。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートはもともと1939年(ドイツのポーランド侵攻~第二次世界大戦勃発の年)の大晦日に始まった演奏会であることについて考えさせられるという話と以下毎年の話でこの曲も戦争(普墺戦争)に敗北して負傷者が溢れ意気消沈した人々を鼓舞するための曲、ドナウ川は綺麗ではない、でも恋をしている人には綺麗に見えるという話を今回もして演奏です。

アンコール前にホールのスタッフへの方々と奥田市長への謝辞、関西フィルはあちこちでコンサートをしていることの案内、「エンター・ザ・ミュージック」の案内がありました。

で、アンコールの曲は…「ラデツキー行進曲」ではありません。「トリッチ・トラッチ・ポルカ」ということで、前半とアンコールはかなり攻めた?演奏会でした。


以上です。

注:上記は当日の舞台上での説明等から一部を拾っているだけで、最重要なことが抜けている可能性があります。

Fu(ふ)
2023/1/2   「遅ればせながら拝読させて頂きました!」


新年明けましておめでとうございます。
 “エンター・ザ・ミュージック”の視聴者の一人です。番組のHPには何度か投稿させて頂いておりましたが、遅ればせながらマエストロの著書“音楽はお好きですか?”を続編も含めて拝読させて頂きましたので、感謝の気持ちを込めてこちらに投稿させて頂きました。
 マエストロが英国と縁が深い事は番組でも自己紹介されていましたが、今回の著書の中では紙面上はそれほど大きく占めているわけではありませんが、行間から英国の音楽や作曲家、音楽家に対するマエストロのリスペクトが伝わって来ました。
 今まではあまり聴いて来なかったのですが、腰を据えて英国の作曲家の作品に向き合ってみようと言う気持ちになり、早速RVW、エルガー、ブリテン等のCDを購入し聴き込んでおります。彼らの響きは、マエストロご指摘の通り難解でない点と英国特有の気品と質実剛健を感じさせる伝統の重みを感じます。
 番組の方でも古今東西の名曲を理解しやすい解説で紹介頂き、聴く幅を広げることができたと感謝しておりますが、更に音楽的な視野が広がりつつあると感じています。
 邦人作曲家の作品も約2年前にマエストロの指揮、ソリストが須川さんで菅野さんのコンチェルト世界初演(サントリーホール)を拝聴し感動した体験から関心が高まり、その後須川さん、吉松さんのCD(BBCシャンドス盤他)を手に入れて聴いています。
 残念ながら明日(1月3日)の東京文化会館は所用で伺えませんが、これからもご活躍を楽しみに、コンサートでの素晴らしい演奏を拝聴させて頂きます。

髙橋貞信

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