藤岡幸夫公認ファンサイトトップへ



2007年12月分


過去の一覧へ

つづき(過去) つづき(先)→

2007/12/31

 皆さんこんにちは。

 12月27日 おふくろが 愛し続けた聖母病院から天国に旅立ちました。

 世の中には僕よりももっと悲しい想いをしてる方や辛く苦しい想いをしてる方たちがたくさんいるし
僕の悲しみが特別だとはおもっていない。でもあまりにも急でさすがにショックでした。


 僕はおふくろのおかげで指揮者になれたので少しだけおふくろの話を書きます。

 おふくろは関西の甲南小学校から小林の聖心に進学して関西で育ったからいつも阪急電車を懐かしがっていた。 大学は聖心と姉妹関係にある東京の聖母女子大に進学して看護を学び卒業後は聖母病院で看護婦として働く傍らシスターの通訳(英語が堪能だった)も兼ねて 大学で教えていた。またピアノがすごく上手だったので大学の授業でよくピアノを弾いていたらしい。

 おふくろはオヤジと出会うまでは修道院に入るつもりだったというほど敬虔なキリスト教信者で
質素で真面目な女性だった。だからなんで幸夫みたいな息子が産まれたんだとよく言われたもんだった。

 ジュエリーなどには一切興味なく指輪も結婚指輪しか持っていなかった。昔オヤジがおふくろにメガネを
やめてコンタクトにするようにとお金を渡したが、おふくろはすぐにそのお金で僕と妹二人の洋服を買ってしまい、結局最後までメガネをかけていた。

 おふくろはすごく優しい女性だったが、小さいころから僕はおふくろに「いい子ね」なんて褒められたことは一度もなく、 いつもお前は馬鹿だ馬鹿だと怒られたもんだった。 

 特に僕が大学に入ってからも、本当によく怒られた。ヨーロッパに留学する前にたまたま外国人と僕が
英語で会話しているのをおふくろが耳にして、おふくろは目に涙を溜めて「アナタのその酷い英語を聞いて
ると恥ずかしくて心底悲しくなるわ。」と言われたのをよく覚えてる。

 おふくろはいつも僕のことを「ウチの馬鹿息子」と呼んでいて
おふくろの最後の怒鳴り声を聞いたのは数年前のことだった。

 携帯電話の留守電に「さっちゃん!!すぐに電話ください!!」という声が入っていた。慌てて電話すると凄い剣幕で「アナタ何処にいるの!?」  僕はかみさんと伊豆にいると告げるとほっとした声で「なぁ〜んだ。」。 おふくろは電話詐欺に引っかかって、 僕が渋谷で痴漢を働いたというのを信じそうになっていたのだ。安心したおふくろは「よく考えれば、あなた不自由しないものね。」・・・・・ このときは僕の方が呆れた。

 そんなおふくろだったが、いつも「ウチの馬鹿息子」と言いながらも僕のコンサートを楽しみにしていてくれた。


 11月の下旬に突然、癌の末期とわかって入院して
12月の初めに余命あと数日と告げられたときは本当にショックだった。

 残りわずかな時間、家族みんなができる限りの優しさと愛情でおふくろに接した。

 苦しむおふくろの姿に耐えられなくて何度も病院の聖堂にお祈りしに行った ・・・・

 僕は仕事で東京を離れるたびに、これが最後と心の中で想いながらおふくろに別れを告げたけれど、クリスマスを家族で一緒に過ごせたのは本当に嬉しかった。 オヤジとかみさんと妹二人とまるでキャンプのように寝袋でおふくろの病室に二泊して過ごせた時間は、(おふくろはほとんど意識は無かったが) みんなで涙を流し精一杯明るくたくさん笑った一生忘れられない大切な時間となった。


 12月26日はおふくろの大好きだったオヤジとの結婚記念日で
その翌日の27日に家族全員に見守られておふくろは天国へ逝った。

 今想うとおふくろは苦しみや恐怖の中で、本当の優しさや愛情そして悲しみを「ウチの馬鹿息子」に教えようとしてくれてたのかもしれない。 「もっと人の痛みを知りなさい。」そんなおふくろの声が聞こえてくる ・・・。

昨日、身内だけでおふくろのミサをした
目白のカテドラルの地下聖堂。
僕が高校一年から三年まで毎年年末に自分でオーケストラを結成してここでコンサートを指揮した。ここに入るのは27年ぶり?すごく懐かしかった。


 今年は本当にいろいろなことが起きた ・・・・

 大好きな義父が亡くなり、公式ホームページ(このファンサイトではありません)の管理人の布見さんが急逝したり ・・・
そしておふくろが亡くなった。

 神様が僕に何かを教えようとしてくれた一年だった気がする ・・・・

 これからも、もっとたくさんの方たちの心の琴線に触れられるように精進します。

 今年一年本当にありがとうございました!

 それでは皆さん来年もコンサートでお会いしましょう!!

    藤岡 幸夫


PS1
写真の目白の地下聖堂は思い出の場所。僕が高校1年の時にオーケストラを結成してここでコンサートの指揮をした。 おふくろの従兄弟がここの神父様で特別に使わせてもらった。余談だけど指揮者の大友直人さんが(当時は桐朋の大学生で)このコンサートを見にきてたそうだ。 「生意気なヤツがいると噂で聞いてさ・・」と随分あとになってから大友さんから聞いた。


PS2
29日の吹田で、第九の前の「軽騎兵」は本当は指揮するのが辛かった。僕が小学生の頃におふくろがいつも聴かせてくれた思い出の曲だったからだ。 だけどオケ中で共演した吹田のブラスアンサンブルのみんなの笑顔に救われた。


PS3
おふくろが誇りにして愛し続けた聖母病院は本当に素晴らしい病院でした。おふくろを支えてくださった看護部長の長谷川綾子さんをはじめ素晴らしい看護師の皆さんと 先生方、本当にありがとうございました。


PS4
おふくろは高校卒業まで育った関西が大好きで、今でも付き合いのある友達もたくさん関西にいた。だから関西フィルと仕事をするのをとても喜んでくれていて、 よく「故郷納税でお金の代わりに息子を関西にお返ししたのよ」と言っていた。 いいおふくろでした。

「今月の一枚」Vol.5 も合わせてご覧下さい。
藤岡さんが指揮者を志すに至る、お母様とのエピソードが紹介されています。 <管理人>
2007/12/30

昨日の吹田のコンサート盛り上がったね。お客様もいっぱいでありがとうございました。

吹田合唱団のみなさん、ソリストのみなさん、それから前半で関西フィルと共演したブラスアンサンブルのみなさん、お疲れさまでした!

ブラスアンサンブルの関西フィルの中に入っての演奏微笑ましかったー。若いっていいね!


合唱団は去年よりずっとよくなった!とにかくみなさんの明るさがいい。来年はもっと早くから練習を始めて更に高いレベルを目指しましょう! 団員はすでに200人を越えてるけど、もっと仲間を増やしましょう!

とにかく吹田の市民の方達と永く深い素敵な付き合いができると実感できるコンサートでした。吹田メイシアタースタッフの方達の熱意にも本当に感謝してます!

最後に関西フィルのみなさん今年も本当にありがとうございました!関西フィルとのコンサートは毎年年間40回を越えるけど、こういう付き合い方ができて僕は幸せです。

(12/29撮影:管理人)


昨日の3楽章、心に染みました。


そして、今年応援してくれたファンのみなさん!感謝感謝です!みなさんからいつも元気をもらってます。 どこにいっても追っかけてくださるファンの方達がどんどん増えて本当に嬉しいです!


それではみなさん!また新年のコンサートでお会いしましょう!

  藤岡 幸夫
200712/26

昨日は29日の第九の吹田合唱団とのリハーサル。この合唱団はとにかく明るいのが持ち味。

吹田とは七夕、第九と年間を通じたお付き合いができて本当に嬉しい。ホールの音響も抜群。


吹田合唱団のみなさん、残りあと数日!ただ歌うというだけでなく、たくさんのお客様に何かを伝えられるように頑張って練習してください!まだまだ良くなります!


それではみなさん、僕の今年最後のコンサート、吹田の第九をお楽しみに!

  藤岡 幸夫
2007/12/25

みなさんこんにちは。素敵なクリスマスを過ごしてますか?

僕は昨日のイブはおふくろの病院に家族が集まり、夜はこの聖母病院の大聖堂のミサにでてきました
(優しい素敵な御ミサでした)。

僕は高校二年まではクリスマスは必ず家族と一緒でミサに行くのを毎年楽しみにしていた。

高校三年からの青春時代に突入後は、クリスマスになれば彼女とどう過ごすか真剣に考えたもんだ。 
車で流すクリスマス専用のカセットテープを編集して、行くお店もドライブコースも吟味して・・・・。

 ところで小学校6年まで僕はサンタクロースを信じてた。イヴの夜は教会に行って次の日の朝にプレゼントがツリーに置いてあって・・・。

 あと年末恒例のベートーヴェンの第九のコンサートもクリスマスとマッチして大好きだった。


 僕は10歳のころから指揮者になりたいと夢みてたマセ・ガキだった。


 中学1年のクリスマスに指揮者の小澤征爾さんが目白の大聖堂で第九を振るコンサートのチケットをおふくろがプレゼントしてくれた。

 僕のお袋の従兄弟がその大聖堂で神父様をしていて、小澤さんの第九のコンサートのリハーサルをこっそり見せてくれた。

柱の影で寒くてかじかみながら 生まれて初めてみたプロのオーケストラのリハーサルと
指揮台のOZAWA。 的確な指示を飛ばしながらオーケストラをぐいぐい引っ張っていく指揮姿に、冷えていたはずの僕の身体がどんどん熱くなっていく。

 全身鳥肌が立って口もきけなくなっていた。


 僕の身体全体が、それまでの「指揮者になりたい」という気持ちから
 「指揮者に絶対なる!!」という決心に変わっていた。

聖母病院の病室の目の前の大好きな庭。癒されます。


  あの鳥肌は神様がくれた最高のクリスマス・プレゼント。

 
   仕事が上手くいかなかったり、辛いときは
   あの鳥肌を思い出す。


  今でも僕の最高の宝物だ・・・・。



 毎年この時期に必ず一回は思い出す僕の大切な思い出です。


  藤岡 幸夫
目白の大聖堂とは ”東京カテドラル 聖マリア大聖堂”(カトリック東京大司教区の司教座聖堂)のことです。
とても素晴らしい大聖堂です。近くにお越しの際は是非一度訪問されるとよろしいかと思います。あんな素晴らしい大聖堂で 小澤さんの「第九」が聴けるなんて!。今や有り得ない贅沢です!。<管理人>

公演後、大勢のファンに囲まれて。
 (撮影:管理人)
2007/12/23   「Sachioの独り言」

毎年恒例のクリスマスコンサートたくさんのお客様本当にありがとうございます。

一ヶ月以上前から補助席、立ち見まで完売。盛り上がったね。今日のコンサートで新たな関西フィルサポーターが産まれたと信じてます。


本場前にホールの近くを歩いていたら、たくさんの方達が笑顔で「こんにちは」と声をかけてくださる。終演後には出待ちのお客様が、くじであたったからとキットカット(チョコレート)をそのままくれたりして、本当に微笑ましい。


関西は温かいね。

 藤岡 幸夫
 
2007/12/21   「Sachioの独り言」

廊下で聖歌を歌う聖母大学の生徒さんたち。

昔と変わらないマント姿でキャンドルサービスで病室をまわる生徒さんたち。昔、おふくろはこの中の一人だった。

病室で聖歌を歌ってくれる生徒さんたち。その天使のような歌声に思わず涙がでた。

大聖堂の入り口の聖母マリア。

昨日は東京に戻って、先月から突然入院して闘病をしてるおふくろのお見舞いに行った。

おふくろは敬虔なクリスチャンで(おやじと出会う前は修道院に入るつもりだったらしい)関西の小林の聖心から聖母に進学して若い頃は聖母病院の看護婦さんだった。
僕と、妹二人も聖母病院で産まれた。


結婚して病院を辞めた後も聖母病院を愛し続け、いろいろな形で携わってきた。
その我が家のような聖母病院に入院している。


昨日は聖母大学で看護師を目指す生徒さんたちのクリスマスのキャンドルサービス(おふくろの時代からの伝統だそうだ)があり、妹達やめいっこ達も集まり一足早いクリスマス。


生徒さんたちの歌う聖歌が心にしみた。


昨日の夜はかみさんと病室に泊まる。


今朝、時間を忘れて庭園の聖フランシスコを眺める……


      庭園の聖フランシスコ像


  藤岡 幸夫
2007/12/20

昨日は関西フィルの井上(ダイキン工業会長)理事長の粋な計らいで、関西フィルの理事のみなさんと、なんと!さだまさしのディナーショーで会食。井上会長はさだまさしのファンで、僕も大好きと知って以前にも招待してくださった。


井上会長のおかげで関西フィルの理事になってくださった財界のそうそうたるメンバーの方達と、関西フィルの将来について積極的な話し合いをしながら楽しい一時を過ごせた。

関西フィルの団員の給料アップが一番の早急課題で、理事のみなさんが積極的に応援してくださることを改めて約束してくださり、本当に心強い。

関西フィルの理事のみなさんが集まってくださったテーブル。男だけのテーブルはここだけで目立ってました。隣のテーブルは理事の奥様方のテーブルで華やかでした。

ありがとうございました!

会食の後は、さだまさしのコンサート。


僕が大好だった「主人公」も歌ってくれて嬉しかった。

人は誰でも自分の人生の中では自分が主人公……

僕が高校時代に何度も聴いた曲だ。


さだまさしの歌は優しさに溢れ、美しい……


心の琴線に触れてくれる素晴らしい音楽にジャンルは関係ないね。

  藤岡 幸夫
2007/12/18

一昨日の山響との酒田公演、びっくりしました。素晴らしいコンサートホール!!こんなホールがあったなんて! おまけに本番前に美味しいお寿司やさんに連れて行っていただきご機嫌だった。それに若い学生服のお客さんもたくさんいて素晴らしいですね!山響の皆さん、ソリストの三村さん、そして山響ファンクラブのみなさん、1週間ありがとうございました。すごく楽しかったです。


さてさて、今日は関西フィルと、シンフォニーホールのクリスマスコンサートのリハーサル。 毎年恒例の「金と銀」を振りながら、年末だと実感。 「金と銀」は関西フィルと付き合いはじめてから年末、年始に数え切れないほど演奏してきた。関西フィル&藤岡でなきゃ出せない特別な音がする。

今年は僕としては珍しく「1812年」を演奏する。今まであまりこの曲は特別好きでもなかったけど、今日のリハーサルでは関西フィルも僕もスイッチが入ってしまう。オケが本気でうねってくれてこの曲が好きになった。当たり前のことだけどチャイコフスキーっていいね。


今年も23日のクリスマスコンサートは補助席に立ち見も一杯。毎年ここでどれだけ新しい関西フィルサポーターを掴めるか、楽しみです。


今東京に向かう新幹線の中。いつも新幹線の中では勉強してるけど、さすがに今日はビール飲みながら、夕暮れ時の美しい景色をぼーっと眺めてた。

去年の今ごろはスペインにいたけど、やっぱり日本がいい。


師走の日本の雰囲気が大好きです。

  藤岡 幸夫
2007/12/15

三村さんとコンサート後にツーショット。三村さんは世界を代表するマリンバ奏者。美貌を忘れさせる素晴らしい演奏でした。

大正時代に建てられた素晴らしい建物。この隣の素晴らしい同時代の洋館でリハーサルをする。まるでヨーロッパにいると錯覚してしまう。

皆さんこんにちは。さっき山響の山形の定期(昨日は米沢で同プロのコンサート)が終わってホテルの部屋に戻ってきたところです。

山響は6年ぶりだけど本当に大躍進のオケと実感。飯森範親君はいい仕事してます。そして環境も素晴らしい。

今週のプログラムはまずエルガーのセレナーデ、これは愛妻家のエルガーが結婚する前に弟子だった夫人にプレゼントした曲を編集しなおしたもので、エルガーの暖かくて深い愛が伝わってくる。

二曲目は黛敏郎のシロフォンのためのコンチェルティーノを三村奈々恵さんがマリンバで演奏。とにかく彼女は世界を驚愕させるテクニックの持ち主というだけでなく音楽性が素晴らしい。アンコールのマスカーニの間奏曲は泣きそうになった。

後半はショスタコーヴィッチの楽しいバレエ組曲一番のあとに、ショスタコーヴィッチが命をかけてスターリンを馬鹿にした交響曲9番。

山響は素晴らしい演奏をしてくださいました。明日の酒田(同プロ)も楽しみ。


昨日はかみさんが来てて、演奏会後にめっちゃ美味しい郷土料理を食べたんで今日は独りでホテルの部屋でコンビニで買ってきたお好み焼きそばで一杯飲んで寝るとこ。団員さんが飲みに誘ってくれるのだけど、俺は意思が弱いから、飲み会に参加したら楽しくて夜更かししそうだったので我慢。

それでは皆さん、コンサートで会いしましょう!


  藤岡 幸夫
2007/12/13   「Sachioの独り言」


今日の山形は雪。朝、明るくなると部屋の窓の外は銀世界だった。


ショスタコーヴィッチにぴったり。最高だね。


山響のレスポンスは抜群で、練習場は戦前からあるヨーロッパ調の素晴らしい建物。
まるでヨーロッパで仕事してるような錯覚を起こす。


明日からの本番が楽しみです。


  藤岡 幸夫

山形交響楽団との演奏会(12月14日、15日、16日)
エルガー/セレナーデ
黛敏郎/シロフォンの為のコンチェルト
シュスタコーヴィチ/バレエ組曲第1番作品80a
ショスタコーヴィチ/交響曲第9番作品10

2007/12/11

みなさん今晩は。2日の城陽、5日のシンフォニーホールとたくさんのお客様ありがとうございました。

 城陽の第九は今回で3回目。合唱はよく頑張った!すごく一体感のある第九でした。

 とにかく城陽とはニューイヤー、サマー、第九と年間を通した素晴らしいお付き合いをさせてもらっているので、その親近感をそのまま演奏に出すことができたと思う。

 次回の課題は発声に磨きをさらにかけられればと思います。


ニューイヤーコンサートでまた城陽の皆さんに会えるのを楽しみにしています!

 (いまや城陽でニューイヤーを振らなきゃ新年が来ない!!)。


 5日はヴェルディの「レクイエム」。

 ピアニッシモや柔らかい音色をどれだけ美しく響かせるがすごく大切だ。

 ソリストの皆さんはソリスト合わせの練習から僕の考えを理解してくださり、本番はアンサンブル、音程も素晴らしく、スコア通りの指示(無視されてる演奏が多い)のダイナミックスで見事に表現してくださった。ありがとうございました!

 大阪アカデミー合唱団もよく頑張った(期待以上のできでした!!)最後のリベラメは圧巻。とにかく川端先生の熱い指導のもとで、魂のこもったそして美しい歌声だった。

 今後の課題はパート間のバランスと弱音になったっ時の音程が完璧になれば最高です。

 それでも、今回の課題「愛し合う」こと(愛し合わなきゃ、音程も合わないし、アンサンブルもできない!)をみんな感じてくれて
 すごく嬉しかったです!

  再来年のハイドンの「四季」(?)楽しみにしています!!

 
 そして関西フィル・・

僕のやりたいことを全て音にしてくださり素晴らしい演奏だった。


 演奏会後にプレイヤーの方たちが送ってくれたメール
 「感動しながら演奏しました・・」という言葉を読みながら

   「俺は幸せだなぁ・・」と実感。

 思い出に残るコンサートになりました。ありがとうございました!!



さてさて、今僕は山形にいます。

 先々週はオールベートーヴェンの世界にどっぷり、先週はベルディのレクィエムの世界にどっぷり・・・

 そして今週は山形で20世紀音楽にどっぷり・・・・

 切り替えがすごく大変だ。

 今日は初日のリハーサルが終わったところ。山形交響楽団とは二度目の共演。僕の親友の指揮者、飯森範親君が常任になってから大躍進してるオケで、本番がすごく楽しみ。

 それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!


  藤岡 幸夫


PS
ヴェルディのレクィエムはこのサイトの管理人さんの岡野夫妻も歌っていた。岡野さんは2年前の僕のサマーポップスを聴きに来てファンになってくださり、一昨年の川西の第九でサインしてから二人で僕のコンサートの追っかけに。二人は去年の僕の吹田の第九で初めて合唱に参加(それまで合唱はしたことが無かったそうだ)。そして、ヴェルディのレクイエムが僕にとって特別の曲と知って、大阪アカデミーに入団して今回共演できた。今後も二人とも大阪アカデミーで歌い続けると知ってすごく嬉しかった(指揮者冥利に尽きるね)。
2007/12/01   「Sachioの独り言」

今日は関西フィルと明日(12/2)の城陽の第九のリハーサル。

毎年第九を振るたびに想うけど、三楽章って本当に美しい…


今日は関西フィルの奏でる深くて優しい音色が心に染みました。。

  藤岡 幸夫

つづき(過去) つづき(先)→

過去一の覧へ