皆さんこんにちは!
関西フィルの東京公演も無事終了。シベリウスの5番はやっぱり個人的にはたまらなく好きだ。今回の演奏は多分ライブのCDになるけど、また近いうちに是非振りたい。関西フィルも
この曲の魅力をすごく理解してくれた演奏だった。後半の飯守先生のショスタコーヴィチの5番も大熱演。演奏会後に先生の最初の一言が「関西フィルはいいオーケストラだね」。
いい演奏会でした。
大阪にすぐもどって三田でコンサート。去年に続いて今年も完売、すごく楽しいコンサートだった。三田のお客さんは明るい!残念ながら市民会館は閉館してしまうので来年の予定は入っていないけど、絶対また行きたい街だ。
三田のあとは金沢へ。アンサンブル金沢と学生オーケストラの
合同演奏会を指揮してきた。OEK(アンサンブル金沢)のメンバーが学生オーケストラの中に入って演奏する素晴らしい企画で、曲目はシベリウスの2番(前半は学生だけでカルメン組曲とOEKだけで外山雄三のラプソディ)。
それにしてもOEKは地方オーケストラの先端を行ってるとつくづく思う。素晴らしいホールを本拠地としてリハーサルももちろんホールで出来るし、沢山のコンサート、地元との密着、スタッフの熱意、まさに街のなかにOEKが浸透してる感じがする。
ファーストヴァイオリン22型の大編成にもかかわらず本番の集中力が素晴らしかったです。学生達も本番の演奏が一番良かった。若いっていいね。
昨日は中ノ島公会堂で関西フィルと1年振りの「英雄」。
中ノ島は去年に続いて完売。
一体感のある演奏だった。ただし今回は編成が大きくてステージの反響版を後ろに下げたので音響的に心配だった。来年からはまた従来通り音響版を設定することにした。
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練習中の一枚。
撮影はいずれも「西村めぐみ」さんです。
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さて今週は札幌交響楽団とブラームスの4番。前半はメンデルスゾーンのフィンガルとチェロの長谷川陽子さんとシューマンのチェロ協奏曲。オールドイツ・プロで今勉強しててすごく楽しい。
札幌のあとは16日に関西フィルとシベリウスの1番。
シベリウスは2番が有名だけど、僕はこの1番のほうがずっと聴きやすいし(メロディの素晴らしさよ!)傑作だと思ってる。
シベリウスがこの曲を作曲したのは34歳。強烈な愛国心と情熱に溢れ、お酒を飲むと暴れることもあったがものすごく優しい人だった。
今まで聴いたことの無い方達にも絶対楽しんで(感動して)もらえる、美しく、ドラマティックな名曲です。日本で最も美しいホールのひとつの「いずみホール」でシベリウスの1番を聴くなんて最高の贅沢。お楽しみに!!
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