みなさん、明けましておめでとうございます!
昨年は本当に沢山のお客様にコンサートに来ていただきありがとうございました!
今年もよろしくお願いいたします。
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カミサンが撮った僕がリハーサルに行く後ろ姿。日曜の雨がどしゃ降りの朝でアパートの前の路です。 |
さて、今となっては懐かしいスペインのオヴィエドのオペラは大成功でした!
連日満席で、新聞各紙も大絶賛。新演出だったのでオペラ関係者もすごく喜んでくれてひと安心。
ロンドンから駆けつけてくれたマネージャーのニックも、その素晴らしさにびっくりでご機嫌だった。
公演2日目には、大阪・東京から関西後援会のボス藤井さん夫妻に率いられた応援団も駆けつけてくれてとても嬉しかった。
とにかく、オーケストラがピットに入ってからのリハーサルは本当に楽しかった。
旧ソ連のレニングラードフィルやモスクワフィルのトップ奏者だったロシア人達が弦楽器の首席で、そのほかアメリカ人、イギリス人など国際色豊かなオーケストラ。
良く歌い、良く鳴る。
歌手達もオケもみんな明るくて、本番もものすごく一体感があった。
再来年またここに来れそうです(「魔弾の射手」になりそう)。
さて、本番翌日、朝一番の飛行機でマドリッドに飛んで、その後、関空に12月22日の朝着いてそのまま関西フィルのリハーサルに直行して23日にザ・シンフォニーホールでクリスマスコンサート、のはずが・・・・・
マドリッドの空港でパスポートを盗られて大騒ぎ!
乗るはずのフライトには乗れず・・・。
さすがにデビュー以来こんなに血の気が引いたのは初めて・・。
オペラ座が大使館に連絡してくれ、更に、大使館のスタッフの好意もあって特別に1時間半でパスポートを発給してくれたおかげで、パリに移動して23日の本番のゲネ・プロにギリギリまにあってコンサートを指揮することができた。
それにしても、警察に行って、新しく最速で関空に着けるチケットを探して買って、荷物を取ってと大変だったけど、カミサンとの連携プレイで奇跡的に帰れた。
22日のリハーサルは先輩指揮者の北原幸男さんがかってでてくださり、本番も何曲か指揮していただいた。
北原さんありがとうございました!
そして関係者のみなさん、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。
今後はこのようなタイトなスケジュールは絶対組まないと決心しました。
29日は関西フィルと吹田の合唱団との初めての第九。
11月の最初の合唱団のリハーサルは気絶しそうだったけど、僕が日本にいない間の猛特訓の成果が良く出て、本当に良く頑張ったと思う。
吹田のメイシアターさんとは、毎年の七夕コンサートだけでなく年間を通じた特別な付き合いが始まり、すごく楽しみ。
メイシアターは音響も素晴らしく、お客さんも合唱団員もとにかく明るい!
今年も七夕、第九と吹田の皆さんに会えるのが楽しみだ。
年が明けて最初の仕事は大阪の帝国ホテルで関西フィルとディナーショー。
司会のおなじみの西濱君も絶好調!
帝国ホテルの「孔雀の間」は天井も高く、PAを一切使わないで音響もホテルとしては素晴らしかった。
さて今週末は毎年恒例の関西フィルとの橋本、城陽でのコンサート! いまや、この二つのコンサートなくして年は明けない。
毎年の橋本の温かくて優雅な雰囲気は特別だし、城陽はは今年もニューイヤー、サマーコンサート、第九と一年を通じた付き合いでホールの音響も最高です。
そして毎年恒例の水口!
毎年水口では交響曲の傑作を振らせてもらってるけど、今年は「新世界」。
前半は米良さんを迎える。毎年おしゃべりも交えた楽しいコンサートです。
水口は年間を通じた滋賀シリーズの最初のコンサートだ。
それに加えて、、去年に引き続いて今年もモストリー・クラシック主催の「なにわニューイヤー・コンサート」を指揮するのも楽しみだ。オペラの名曲を堪能していただきます。
1月30日は関西フィルとのいずみホール定期。
「魔笛」序曲、ピアノ協奏曲27番に
交響曲41番「ジュピター」
とモーツァルト最晩年の傑作を並べます。
ソリストの田部京子さんはそのタッチの美しさと高貴さは
特筆ものだし、41番は今ままで関西フィルと何度も演奏して
きたけど、さらに練り直して新鮮なそして一体感のある演奏を楽しんでいただきます!
僕自身、今回の定期はとっても楽しみ。
関西フィルと今まで積み上げてきたスタイルを最高の形でだせればと思ってます。
それでは皆さんコンサートでお会いしましょう!!。
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