皆さんこんにちは!
今月は、まず毎年恒例の滋賀シリーズ。長浜も野洲も毎年売り切れで満席。
本当に嬉しい。客席の雰囲気も最高!関西フィルとの一体感もよく伝わった演奏だったと思う。
地元の方達との交流も楽しみの一つ。来年またお会いしましょう!
(長浜の親子丼と野洲のねぎラーメンは毎年行列で食べ損なうけど、来年こそ意地でも並んで食べると決心。)
僕達関西フィルにとってコンサートをする地元のお客様と毎年距離をどれだけ短くするかがとても大切だと思ってる。野洲、長浜だけでなく関西各地に僕達を毎年楽しみにたくさんのお客さまが迎えてくれる街があるのは本当に幸せと実感。これからも皆さんを大切に頑張ります!
野洲の次の日、関空からスウェーデンへ。GAVLE交響楽団に3回目1年ぶりの客演。
ペーター・ヤブロンスキーとラフマニノフの協奏曲3番、後半はシューマンの交響曲2番。ヨーロッパ室内菅やマーラーユーゲントでアバドの洗礼を受けた若い奏者達がオケを引っ張り練習も熱心で楽しい。
今回は定期の前日に同じプロで他の街でもコンサート。北欧の自然をバスから堪能した。特に帰りのバスではみんなとビールを買い込んで宴会。このオケについては去年もお手紙にかいてます。こちら!
スウェーデンのコンサート後、久しぶりのマンチェスターの我が家へ。前にも書いたけど僕のスコアや音楽資料は全てこの家にある。数日間、今は仕事とは直接関係ない曲のスコアを読むのに没頭した。40過ぎると結構これから先のことを考えるもので、新しいレパートリーについて色々考えてきた。
帰国して、関西に戻っていずみホールで今年3年目になる「夢・チャリティコンサート」。今年はいずみホールが聴覚障害者の方達のための特別の座席を20席用意して楽しんでいただいた。関西フィルといずみホールの素晴らしさを伝えることができたとても素敵なコンサートだったと思う。来年からもいろいチャレンジしたい。
昨日はシンフォニーホールでギターの大萩君と久しぶりの競演で今日は一休み。
気がつくともうすぐ10月・・・・・・月日が経つのが早すぎる。 ホテル暮らしが多いと季節感が無くなる。部屋はいつも温度が調整されてるし最近は窓が開かないホテルが多い。だからホテルに滞在の時はできる限りタクシーを使わない。なるべく空気と接するようにしてる。東京にいるときも車を使わずに歩くか自転車を使って空気や季節の香りを楽しむ。もうすぐキンモクセイの香りがするのが楽しみ。
さて10月は東京シティフィルとティアラ江東定期。2日間あるリハーサルもこの「素晴らしいホール」と噂のティアラ江東でするので理想的だ。メインのチャイコフスキーの「白鳥の湖・抜粋」はストーリーに沿った組曲とは違ったスケールの大きい劇的でシンフォニックなバージョン。シティフィルもピットでよく演奏してるのでこの曲を知り尽くしてるはず。関東の皆さんどうぞお楽しみに! このコンサート後は藤岡家のルーツ(僕の孫祖父の故郷)金沢へ。アンサンブル・金沢と初共演後、関西に戻って関西フィルと定期。ウィーンフィルの弦楽器首席奏者の方達を招いてメインはブラームスの1番。オケ中でトップを弾いてもらうのでオケの音がどう変わるかすごく楽しみにしてます。
それでは皆さん芸術の秋です!コンサートでお会いしましょう!!
2005年9月24日
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ストックホルムの空港の鉄道の駅。この洞窟みたいなホーム超さびしくて旅慣れた僕でも不安になる。指定席のチケットには座席のある車両番号は書いてあるけどっこの国の駅のプラットホームにはどの辺に何号車が止まるかなんて表示がないし何より人がいない。(駅員もいなくてチケットは自動販売機がポツンとあるだけ)日本じゃ考えられない。Gavleまでここから特急で90分。移動でフラフラになって夜遅くホテルに到着。次の日朝9時半!!からリハーサル・・・・・・!。
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川岸に建つ美しいコンサートホール。ここでリハーサル、コンサートを行う。音響も素晴らしい。
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コンサート後。ペーターと。彼のピアノは決して急がずスケールが大きくまた繊細。3番のイメージが変わった。彼とは食事に行ったり飲んだりして楽しかった。
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以前に紹介したBBCフィルのチェロの首席のピートと奥さんの(ファーストヴァイオリン)のクレア。マンチェスターに帰ると必ず一緒に食事に行くイギリスで一番仲のよい友達。
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