皆さんこんにちは。
今ニュージーランドから再びオーストラリアのブリスベンに向かってます。
最初に黙祷です。海外では、新聞やテレビのニュースで一部の情報しか把握できていませんが、一連の台風と新潟中部地震で被害に遭われた方とその関係者の方に心よりお見舞い申しあげます。また、不幸にして亡くなられた方のご冥福を心から祈ると共に、一日も早い復旧を祈っております。
さて、ニュージーランドの前にまずパースの話。この街の紹介は今までに何度も紹介してるので省くけど(パースのお話はこちら)、コンサートは、ラヴェルの「クープランの墓」、シューベルトの「未完成」、モーツァルトのDminorのピアノ協奏曲にブリテンの「シンフォニア・ダ・レクイェム」と、ニック(僕のマネージャーです)の最高のプログラミング。コンサートは3日間連続で同じホール(素晴らしい音響!)で行う。
特に初日の「未完成」は今まで振った中で最高の出来。ブリテン(ファーストヴァイオリン16型のフルサイズ)のテンションの高さも異常だった。
前にも書いたけどここのオケは半分以上が外国人。ユダヤ人やロンドンの生活があほらしくなって移ってきた英国人の一流プレーヤーが多く、楽しいだけでなくすごく勉強になる。それに毎回、たった一人の日本人団員(チェロ)の小松さんに会えるのも嬉しい。
今回は1週間だったのであっという間。別れを惜しみながら3回目の本番の翌日ニュージーランドへ。
夜中に首都ウェリングトンに到着。ニュージーランド国立響と次の朝9時半から2日間リハーサルして、演奏旅行。初顔合わせのオケといきなり演奏旅行というのも珍しいけど、本当に楽しかった。(ここのオケも外国人が多い。)
ニュージーランドの南半分をベートーヴェンの4番を中心に5箇所6公演。前半のソリストは首席フルートのブリジェット(新作協奏曲)、オケのハープ奏者のキャロライン(アランフェス協奏曲のハープ版)。どちらの演奏にも舌を巻きました。
ここのオケは90年代にナクソスに頻繁に録音するようになって力をつけてきたようだ。ニックの「ビックリするよ。」の言葉とおり、リハーサル初日から疲れも吹っ飛んだ。
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僕の大好きなパースのおじさん達。二人ともロンドンのオケから。右のロッドは以前紹介したけど若いときからロンドンフィルのトップでイギリスではスタープレーヤーだった。
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音響はオーストラリアで最も良いとされるパースコンサートホール。右端が小松さん。
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こちらはニュージーランドで演奏旅行の最初の街ネルソンから車で20分くらいのところ。ブレンデンがつれてきてくれたカフェ。まさかという場所にポツンとある。最高でした。
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