皆さんこんにちは。やっと一息ついています。
4月のコンサートはまず久しぶりの札響さんとコンサート。
このコンサートは普段札響の運搬をしている札通さんがスポンサーで、オーケストラの本拠地きたら・コンサートホールも満員。
プログラムは札通さんがお客様からのリクエストで選んだ。
前半が「田園」、後半は「威風堂々」、「ラプソディ・イン・ブルー」、に「ボレロ」。
ところでこのコンサートで素晴らしいなぁと思うことがあった。
前半の田園で楽章ごとに結構拍手が起きて、団員さん達も笑顔でホールの空気が暖かい。演奏もとっても真摯で、新鮮だった。拍手が起きるという事はクラッシック初心者が沢山いるということでオーケストラにとってはとても大切な事。ホールも演奏も素晴らしければ必ずリピーターは増える。そして札幌のお客さんは増えていくだろうなぁとストレートに感じた。
僕は前にも書いたけど、21世紀の日本のクラッシク界は東京以外の都市のオーケストラがとても重要だと思ってる。かつてのイギリスがロンドン中心だったのが地方オーケストラの発展とともにイギリスのクラシック全体が発展した。
日本もそうなって欲しいと僕は勝手に思い込んでるけど、札幌での演奏会はまさに日本がそうなりつつあるなぁという実感が沸いたコンサートだった。素晴らしいコンサート。ありがとうございました。
札幌の後は関西へ。最近は東京で新幹線に乗ると大阪へ帰るといった感じ。飯森範親との二人の指揮者コンサート。悔しいけどノリチカ良かったなぁ。才能ある人と仕事するのは刺激になります。
次回があるみたいなんでリベンジします。このコンサートの後大好きな和歌山へ。ここのお客様もだんだん定着してきたみたいで嬉しい。7月にまた来ます。南国の香りのする和歌山の7月。楽しみー。
4月最後のコンサートは関西フィルとの定期で「みどりの日のコンサート」。前半のドヴォルザークは古川君もオーケストラも素晴らしかった。
そして後半は吉松さんの3番。
お客さんは補助席に立ち見が出て完売。邦人作品でこれだけお客さんが集まったというだけで感激。演奏も、僕が本番まで見せなかったテンポに関西フィルがぴったりついてきて(さすが!)、集中度&燃焼度の高い演奏だった。ただ終楽章は今回僕がバランスを気にしすぎたかなとちょっと反省。
ところで古川君の音楽は男性的でセクシー、スケールも大きい。僕より12歳年下で独身・・・・・!
みどりの日の後、すぐイギリスへ。久しぶりにマンチェスター経由で北アイルランドのベルファスト。ここを本拠地とするアルスター管弦楽団との共演は4度目。最近できた新しいコンサート・ホールのシリーズでプログラムはブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、ストラヴィンスキーの「サーカス・ポルカ」他、マネージャーのニックが時々好んで僕に振らせる、子供のために書かれた傑作集。(ニック曰く、これ等の作品を絶対甘く見るな)。
コンサート後ニックも大喜びで僕もご機嫌。 もう随分顔なじみになった団員さん達と再会を約束して関西へ。
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ベルファストのホールの指揮者用の楽屋の景色。
ウォーター・フロントで気持ちいい。
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僕のジェネラル・マネージャーのニック。
僕にとっては厳しいコーチであり、
最高の理解者の一人。
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ニックともう一枚。
前にも書いたけど、ニックはもともとボーンマウス響のファーストヴァイオリン奏者。
その後オーケストラのマネージメントの仕事を経て現在はIMGというマネージメントのダイレクター。
僕が音大生時代のころから何度もロンドンから
僕を観に来てくれ育ててくれてる。
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