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ロイヤル・リーガホテルの大晦日のコンサートの後で事務局の西浜君と。彼はお客さんの間では今や司会者として人気がある。でも今年からは若き事務局長。非常に優秀で、頭が切れるだけでなく行動力が抜群。睡眠時間を削って朝から晩まで仕事してる。これからの関西フィルは彼の肩にかかっている。
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大阪で演奏したラフマニノフの「交響的舞曲」は改めて傑作だと感じる。
9年前ロンドンデヴューで指揮した時には見えなかった事を沢山感じた。関西フィルとまた演奏していきたい。
ところでこの曲の1楽章の最後で、20代前半で作曲した交響曲の1番のテーマが唐突に現れる。しかも1番では短調で暗かったのがここでは長調で暖かく・・・・。このテーマは1番を作曲してた当時の若い彼の恋いのテーマだ。そのテーマを死を意識した(作曲当時67歳。3年後他界する)この作品で調性を変えて使われてる。半世紀経っても忘れられない恋・・・・・・。僕はこういうのに弱い。
今年はラフマニノフを結構指揮する。この交響的舞曲、交響曲の1番と3番、どれも素晴らしい。残念ながら全部海外のコンサートだけど日本でも近いうち取り上げるつもり。ラフマニノフ=ピアノ協奏曲と思ってる人には是非聴いてみて欲しい。最初は混沌としてる印象を受けるかも知れないけど、奥が深い。
それではまたコンサートでお会いしましょう!
2003年1月22日
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