コンサートの次の日に名古屋へ。名古屋国際音楽祭のオープニングガラ。 いろんなソロの人達と共演できるのは楽しいけど大変だった。 その後トッパンホールで日フィルとのハイドン。日フィルは良く鳴るオケなのでちょっと編成が多き過ぎたと反省。でも特に44番ではハイドン独自のヴィヴラートの要求に日フィルが良く答えてくれて、アンティークな音がしてたと思う。
その後、関西フィルとみどりの日のコンサート。全く無名に近い16歳のヴァイオリニスト瀧村依里ちゃんが満席の大舞台で見事な演奏をしました。プロのオケとの共演は初めてだというのにのびのび音楽を奏でてました。次回が楽しみ。
後半の幻想は僕自身久しぶり。あのドライヴに関西フィルがよくついてきてくれたと思う。我々の独自な一体感を感じてもらえたと思ってます。以前はこの曲あんまり好きじゃなかったけど、また振りたくなった。
5月は貝塚で3回目のLOVE THE CLASSIC。今回は前半は映画で使われたクラッシック。司会はタレントのおすぎさん。ステージでのテンションの高さとは対象的に楽屋ではすごく礼儀正しく、物静かな方でした。楽屋で飲み物も自分でとりに行ってた。でもステージ上ではもうたじたじで指揮するより神経を使った。これで少しでもクラッシックに親近感を持ってくれる人がいたらなぁ。
5月10日は念願だった神戸での第一回定期。松方ホールはヨーロッパサイズの美しいホール。ロビーの壁一面から見える港もいい雰囲気。心配だったお客さんも満員御礼。
前半はソロに吉田恭子さんでメンデルスゾーン。楽器をよく鳴らしてた。ところでこの曲実は指揮もオケも結構難しい。自分的にはちょっと不満足でした。後半は「火の鳥」や吉松さんの「鳥は静かに・・・・・」。吉松さんのこの曲は本当に美しくてお客さんにも喜んでもらえる。他の人ももっと取り上げてくれないかなぁ。
5月17日は京都の城陽でコンサート。ここの施設はプラネタリウムあり、図書館ありと本当に素晴らしい。雰囲気が明るくて毎回楽しみにしてる。12月にクリスマス、来年1月にはニューイヤーコンサートがあるので是非一度来てみてください!
来月12日から大阪のいずみホールで「ポール・ザッヒャ―の遺産」シリーズを始めます。ポール・ザッヒャ―はスイスのお金持ちで、生前に、バルトーク、ストラヴィンスキー、マルティヌー、Rシュトラウス他 沢山の作曲家に依嘱して、室内オケ用の名曲の産みの父になった人です。このシリーズは以前マンチェスターでやって話題になった。カップリングは邦人作品(吉松さん以外)とシューベルト、シューマン、メンデルスゾーンの交響曲。今回は池辺先生のチェロ協奏曲(名作です。))、シューマンの1番「春」です。お楽しみに!
というわけで4・5月もあっという間でした。もう夏の香りがしてきて嬉しい。今年こそ日本でもウィンド・サーフィンのボードを買っちゃおうかと迷ってます。(でも一体いつできるんだ?)。
それではまた! 2002年5月25日
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