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久しぶりの日本の休日。これから湘南に行って風になる(?)藤岡さん。 |
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さて、マンチェスターはというとまず雨が多いので有名。
でもこの10年間で天気は不思議なくらい随分良くなった。でも雨が多いおかげで勉強に集中できた。
スポーツ、音楽が盛んな街でも知られる。バルビローリ時代に黄金期を迎えたハレ管弦楽団とショルティ曰くイギリスで最も上手なオケの1ついというBBCフィルそれにマンチェスター室内管と3つのオーケストラが活躍。
またサッカーのマンチェスターユナイテッドが有名。マン・ユナイテッドは暫く低迷してたけど日本のシャープがマンチェスターに工場を構え、ユナイテッドのスポンサーになってから2部リーグから這い上がりこの5年は黄金時代だ。このほかにこれまた日本のブラザーがスポンサーをするマンチェスター・シティというサッカーチームも活躍する。
ところでマンチェスターという街は旧西側ヨーロッパで最も学生の多い街。だからいわゆるクラブミュージックはまずここで流行る。ここで流行った曲がロンドンで流行りそれがアメリカでヒットしてという曲が結構多い。例えば80年代のバナナラマとかリックアストレイ、デッド・オア・アライブ、カイリー・ミノーグなんて僕はアメリカ人かと思ってたけどイギリス人でこのルートでヒットした人達だった。
それからマンチェスターの自慢は空港。 タイムズかなんだかの雑誌での世界中の空港ランキングでベスト3に入続ける。
理由は乗り換えが便利でヨーロッパの都市ならどこでも行ける、街から離れていない、それに働いてる人がフレンドリーだからだそうだ。とにかくマンチェスター人はイギリスではマンキュニアンと呼ばれ、みんな人懐っこい事で知られる。街で歩いてると目が会うとみんなにっこりするし、バス停とかでも当たり前のように話しかけてくる。またマンキュニアンアクセントというのがあって僕の英語でも無意識にそれがでることがあったりして時々イギリス人に笑われたりする。
僕は東京では大学時代のキャンパスの思い出はほとんどない。二ヶ月に1回くらいしか登校しなかったし、どのクラブにも入ってなかった。(よく卒業できたもんだ)。マンチェスターでは大学にはホントよく通って真面目に勉強した。そしてプロのオケから初めてギャラを貰ったのもBBCフィルからだった。
マンチェスターはいわば音楽家として僕が生まれた町で第二の故郷。緑が多く、物価も安くて住み易い。 このところ日本やオーストラリアの仕事が増えてマンチェスターにいる時間が減ったけどやっぱり自分の家はといえばこのマンチェスターです。
それでは皆さんお元気で!コンサートで会いましょう!
2001年7月24日
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