さて今月は日フィルと初めての学校の音楽鑑賞会。
これは前からやりたかったし、すでに関西フィルとも始めてる。

　 とにかく学校鑑賞会は下手すると子供達が「やっぱりクラッシックはつまらない」と思ってしまう。だからとにかく「楽しい音楽会」にしたかった。
　 最初僕の出したプログラムに先生方は戸惑ったようだけど、直接先生方にお会いしてお願いしたら自由にさせてくださった。 大体子供達の聴いてる音楽は10年前とは大違いだからこっちもいつまでも「新世界」や「アルルの女」とか「運命」じゃ難しいと僕は思う。 確かに今あげた曲は名曲だけどこの曲を聴いて感動する子供達はほおっておいても将来クラッシックを好きになる。だから鑑賞会ではクラッシックはいろんな曲があってダンス系の曲やバラード系の曲があるのを知ってもらいたいと思ってる。
　 プログラムはストラヴィンスキーにリストにアンダーソンに外山雄三（先生）と色々。やってて楽しかったー。子供達の反応もすごく良かったらしい。 日フィルもいつもと変わらない熱演。これは本当に素晴らしい。日フィル（関西フィ ルも共通してる）は音楽鑑賞会でも親子コンサートでもまず自分達が楽しむ。これって1番大切な事だと思う。

　 今回は杉並区の公立全校の小・中学生で7回のコンサート。来年も僕が振ることになってる。今からプログラムを考えるだけでも楽しい。 マネージャーのニックも最初はこの仕事にあんまりいい顔しなかったけど、今では必ずいつか見にいくといってくれてる。とにかく時間のある限りやっていきたいと思ってます。

　 さて、今週の24日の日曜はシンフォニーホールでコンサートがあります。 1年振りの大阪センチュリー交響楽団と20世紀プログラム。でも聴き易い曲ばかり、絶対楽しめます！（詳細はこちら） そして来週の火曜日26日はいずみホールで邦人作品ばかりを集めたコンサート。現代の代表的な作品が集められててすごく興味深い。できれば客席で聴きたい！（詳細はこちら）。

それでは皆さんコンサートであいましょう！

2001年6月21日