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二日目のリハーサルの後、小松さんと15分ほどドライブして夕陽を見に。美しいビーチでした。小松さんの家はここから車で5分くらい。
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練習場のABCスタジオの前。SWANRIVERが流れる。
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パースコンサートホールの正面玄関。
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2日目のコンサートの日はリハーサルがなかったのでリヴァ−サイドで中華を食べる。
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皆さんお元気ですか?
今(23日)、パースの帰りの飛行機の中です。 火曜日(24日)から関西フィルとリハーサルに入ります。
まず、4月1日の日フィルのコンサート、たくさんのご来場ありがとうございました。
ポップスを振るのは初めてで最初は結構戸惑ったけど、本番は湯川さんの楽しい話もあり、日フィルも(普段はポップスを全然演奏しないのに)雰囲気を創るのが上手くて、クラッシックのオケがマジに演奏するとポップスって結構イケますね。
ラ・クンパルシータとかルンバ・キャリオカなんてジャンルを超えた名曲だと思う。 日フィルとの次のコンサートは6月です。お楽しみに!
さて、パースはすごく楽しかったです。
まず天気がめちゃくちゃ良かった。本当はもっと涼しいはずなのに(オーストラリアはこれから冬です)観測史上最も暖かい4月だったそうで、一時は最高33度(でも全然不快じゃない・・)まで気温があがってました。
ホテルに着くとまずオケの中で唯一人の日本人の小松さん(13年在籍のチェロ奏 者)から電話。全然会ったことないけど10年くらい前の広上さん以来の日本人指揮者だという事でわざわざ連絡してきて下さり、結局この1週間すごくお世話になりました。
今回の曲目は、ラヴェルの「高雅にして感傷的なワルツ」、メルニコフ(大の仲良し のピアニスト)とこの前スイスで一緒にやったのと同じモーツァルトの「Dminerのコンチェルト」、それに僕にとって思いで深い(99年4月のお手紙で書きました。知りたい方はこちら)ルトスラウスキの「オーケストラのための協奏曲」。
オーケストラはというと、まず弦楽器の1プルト(1列目のこと)目のほとんどがロンドンのロンドン響、フィルハ−モニァなどでトップ弾いてた人達で、ファーストヴァイオリンに関しては3プルト目までロンドンのオケからロンドンの生活に嫌気が差して移ってきたらしい(パースは元々イギリス人の多い街なんだそうだ・・)。
特にチェロの首席のロッドは22歳でロンドン響の副首席になってから22年間、指揮者のケント・ナガノにハレ管に引き抜かれるまで同オケで弾いてた人で、そのプロ根性がひしひしと伝わってくる。
つまりイギリスのオケマンの典型みたいなおじさん達が仕切ってる(?)オケで、こういう人達はオーケストラを知り尽くしてる。周りの音が良く聞こえてて、僕が何か言う前に自分達で何とかしようとするから指揮者はすごく楽だし、また色々勉強になった。
とにかく練習してて、オケのやる気が伝わってきてすっごく楽しい1週間でした。
コンサートホールも最高の音響。僕のマネージャーのニックが言うにはオーストラリアでは一番のホール。
本番は二日あって、僕個人としては多少のキズはあったものの 土曜の方が好き。ABC(日本でいえばNHK)がFM放送用に両日とも録音してて、プロ
デューサーは金曜日って言ってた。
なんでイギリス人とかオーストラリア人はキズを 気にするんだろう?多少のミスよりも音楽だと思うんだけどなァ。
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