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今日(正確に言えば、もう昨日になってしまいました)は、お忙しいところ、私たち東大阪市立日新高校吹奏楽部のご指導に、ご来日(生徒たちが好んでこの言葉を使いますので、私も借用します)くださいまして、本当にありがとうございました。
発達途上過ぎるほど発達途上のわがクラブの部員が、これまた同じく発達途上の岡村真(現在、大阪芸大大学院後期過程からウィーン大に交換留学中)の編曲した「ボレロ」をたった5分共演する、そのご指導のために、わざわざ、大阪府と奈良県との境の生駒山の麓、石切まで、お忙しい中お時間を割いていらしてご指導下さいましたね。
先生のご指導の内容は勿論、そのような先生の、音楽、演奏、演奏会、ひいては、お客様、そして、子どもたち、後進を大切にするお姿に感動し、音楽で成長しようとしている若者も、私たち顧問や見学に来た教員たちもたくさんのことを学ばせていただきました。
生徒たちは、先生に直にご指導いただくまでは、オーケストラの日の催しに参加した他の部員の話を聞いて、お会いしたいとは思っていましたものの、少々、畏敬の念で緊張していました。
が、実際、先生にご指導いただき、気さくでわかりやすく、しかも、音楽性豊かな、ツボを得た、先生の魔法のご指導にすっかりはまってしまいました。
先生がお帰りになった後、みんなでボレロをハモりながら帰ったり、「いやなところをさらってすきにならんとあかんねんなあ」っていって、残って楽しそうに練習したりしていました。
「ボレロ」をやりたいと、岡村真に編曲を頼んだ世代が卒業して以来、今までは「ボレロ」を初め、クラシックは、少々あの子らにはよそよそしいものになりがちだったのですが、大変な違いです。
次に先生にお会いする来月11日、本番の12日までに、ますますのめり込んで、練習していくことと思います。
先生の指揮の下、直にご指導いただき、また、演奏させていただき、また、関西フィルの皆様のお隣で、並んで演奏することができるなんて、そして、編曲した曲を演奏していただけるなんて、本当に幸せで、たくさんのことを学ばせていただける機会です。
そんな機会を頂き、心から感謝いたしています。ありがとうございます。
ご苦労いただいております山田さんにもお礼申し上げます。
これからも、ご指導の程よろしくお願いいたします。
季節柄、くれぐれもご自愛の上、ご活躍ください。
2007年4月29日 岡村 栄利子
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