藤岡 幸夫 先生

 今年の楽しい夏も終わり、28日の藤岡先生の日本フィルのコンサートで、
芸術の秋!(もちろん食欲の秋も含めまして)の到来が待ち遠しいです!
 ご無沙汰してしまいましたが、私の今年の夏の素敵な思い出をお話したいと
思います。

 今年の夏は日帰りで8月20日と9月3日の2回に渡り、松本で開催されま
す、サイトウ・キネンのオーケストラの素晴らしいコンサートに出かけ、幸せ
一杯で大満足でした。(^0^)♪

 まず8月20日のコンサートについてですが、オーボエ奏者の宮本文昭さん
が指揮振りをする珍しいコンサートでした。曲目はモーツァルトのオーボエ協
奏曲とベートーヴェンの交響曲第7番で、素敵な演奏を堪能致しました。

 オーボエ協奏曲は宮本さんが中央の位置で演奏し、モーツァルトの甘美で優雅
な演奏は見事でした。普段この楽器がメインになる事は、少ないだけに、とても
貴重でした。

 次にベートーヴェンの交響曲第7番は、小澤さんにアドバイスを受けた宮本さん
が指揮なさいました。
サイトウ・キネンのオーケストラは、日本の各オーケストラの選りすぐりの実力の
ある方達がメンバーですので、飛びっきりの魅力的な演奏でした。

 サイトウ・キネンのオーケストラが宮本さんを盛り立てる様な演奏で、宮本さん
も一生懸命なひたむきな指揮で、好感が持てました。
 オーケストラと観客が一体化されて、至福のひと時を過ごす事ができ、感激致し
ました。

 そして市内観光では、日本の木造建築の中で最古の松本城の天守閣にも登りまし
た。
 松本市内を一望する眺めは、とても見事でした。
駅から市内循環バスに乗りましたが、帰りにはお昼に信州の名物のお蕎麦を選び、
古都の雰囲気に合わせ、旅の気分も最高頂でした。

 それから市内を徒歩で散策し、源智の井戸の水が美味しいと友人の説明を受
けて、実際に味わってみましたが、どのカフェで飲むお水よりも、はるかに
美味しいものでした。井戸のお水は、くせがなく喉と体にすぅーと溶け込む様で、
まさに透明な味!という素敵な味で大ファンになりました。
 ペットボトルに源智のお水を汲み、家にもお土産に持ち帰りましたが、大好評
でした。

 次に9月3日は、小澤さん指揮で、メンデルスゾーンの『エリア』のコンサートで、
素敵な音楽を心ゆくまで楽しみました。
 壮大なオラトリオの世界をオペラ形式で上映され、合唱団(東京オペラシンガ
ーズ)の皆さんは、イスラエルの民衆の様な、衣装で登場し、その歌唱はステー
ジ上で、圧倒的な存在感がありました。

 合唱の皆さんは、イスラエルの民衆の祈りと願い等の感情表現と魂の叫びの様
な部分が圧巻でした。

 小澤さんの指揮はカリスマ性があり、ご病気を心配していましたが、あまりにも
素晴らしい指揮で、心から感銘を受けました。

 オーケストラの皆さんも、曲毎の多彩な魅力を存分に表現なさり、力演でした。
ドラマティカルなこのオラトリオの世界を満喫致しました!私の今年の夏のハイ
ライトの素敵な思い出となり、一生大切にしたい心の宝物になりました。

 9月3日は、長野新幹線で長野に向かい、それから松本に移動しましたので、
お昼には『峠の釜飯』を選び、美味しい信州の味に食いしん坊の私は、気分も
最高!でした。

 古都松本の市内観光も、1本メインの通りから中に入りますと、蔵作りのお店等
も多く、お土産を探しながら、楽しく散策を致しました。

 それから藤岡先生へのご報告が遅くなりましたが、9月2日の土曜日は日本フィル
のオーケストラの輝かしい50周年の記念演奏会で、日本フィル合唱団も数曲歌いま
した。以下にお話したいと思います。

 まず小林先生の指揮で、ワーグナーの『タンホイザー』から『歌の殿堂を讃えよ』
を歌いました。
この曲は今年の5月14日に杉並公会堂柿落としの演奏会でも歌いました曲でもあり
ます。
 『気高き殿堂よ、我らは喜びの賛辞を贈る。』
という部分等、小林先生の選曲は、まさにぴったりで最高の思い出となりました。
小林先生はもっと音楽を前向きに歓喜の表現を発揮して下さい!とのメッセ-ジが
あり、皆さんも小林先生の熱い音楽を発揮する事ができました。

 それからオペラ椿姫より『乾杯の歌』は、ヴィオレッタとアルフレードのソロを
含めまして、楽しさ満載で華やかな演奏となりました。

 そして藤岡先生の恩師の故渡邉先生の長男の渡邉康雄さん指揮で、シベリウスの
『フィンランディア』を原語で歌いました。
 オーケストラあわせ、GPなどでも、渡邉康雄さんは
『もっと発音を丁寧にしっかりと歌って下さい。フィンランドの国をイメージ
しながらもっと感情表現を豊かなにはつらつと歌って下さい!』
等のご指導が一際印象に残りました。

 私が日本フィル合唱団に入団致しましたのが、2000年の9月の広上先生の第九
の年で、もう早いもので6年経ちました。

 日本フィルの45周年、そして今年の日本フィルの50周年のメモリアルな年に
歌う事ができまして、永遠に大切な思い出となり、感動致しました。

 市民と共に歩むオーケストラの日本フィルの音楽の真骨頂の素晴らしいコンサート
となり、感慨無量の心境でした。

 いよいよ明後日の日曜日は、藤岡先生が日本フィルを指揮なさるサンデーコンサー
トですね!
今から期待感でワクワクしています(*^-^*)

 前回のメールでもお知らせ致しましたが、日本フィル合唱団の女性の友人と2人で、
最前列のチケットを入手致しました。
 藤岡先生の最高の音楽を堪能する事ができると思います。
 先生のコンサートの成功を心からお祈り申し上げます。今後の先生のご活躍を期待
しています。




       2006年9月22日 福田 悦子









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