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藤岡 幸夫 先生
暑中御見舞い申し上げます!今年の夏もいよいよ本番ですね。藤岡先生の
ホームページのお便りで、お元気に過ごされている様子を伺い、私も元気
はつらつとこの夏の思い出をたくさん創るつもりです。
私は夏でも食欲が落ちませんので、友人達と夏バデ知らずのグルメツアー
等も計画しています。
本日のメールでは、7月18日の大野和士さん指揮の庄司さんのヴァイオリン
のソロのコンサートの感想をお伝えしたいと思います。
オーケストラは東京都交響楽団で、コンサートマスターは、私が大好きな矢
部さんでした。
私は学生時代から、母が東京都の広報を調べ、東京都交響楽団の無料の招待
のコンサート等を往復はがきで申し込み、家族で聴きに出かけていました。
まだ矢部さんが大学をご卒業なさった頃からの演奏を聴いていましたので、
感慨深いものがあります。藤岡先生も矢部さんと共演なさった事があると
ホームページで、拝見致しました。
さて、庄司さんのヴァイオリンのソロは、ショスタコービッチのヴァイオリ
ン協奏曲でした。
今年は5月27日の土曜日に東京交響楽団でソロは、川久保さんで同じ曲目を
サントリーホールで聴く機会がありました。
庄司さん演奏のショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲はの第1楽章は、深遠
な音楽の哀愁に満ちた、素晴らしいもので、感動致しました。
ロシアの国民の皆さんの魂の叫びの様な、様々な感情を含めまして、庄司さん
の演奏は、圧巻でした。
第2楽章では、ショスタコービッチの音楽の更に魅力的な音楽を、見事な素敵
な演奏で表現され、また違う面白さを味わいました。
第3楽章では、変奏曲のあまりにも魅惑的なヴァリエーションの数かずが、
印象深いものがあり感激致しました。
そして第4楽章はパワフルなエネルギッシュな音楽を庄司さんは心の内面の
麗しい響きで、見事に表現なさり、心から感銘を受けました。
庄司さんは、1999年に16才の史上最年少でパガニーニの国際コンクールで
晴れある栄冠の優勝していますので、これからも庄司さんの音楽的な才能は
無限大の可能性があると思います。
私も庄司さんの音楽の大ファンで、C・Dももっていますが、類い稀な音楽的
才能が、テクニックな面でも音楽の真髄を追求なさる能力がさすがなものがある
と思いました。
庄司さんの音楽の本質を深く探究なさる演奏はコンサートでも、圧倒的な
存在感がありました。
まだ可憐なイメージですが、ステージ上では大輪のバラの花の様で、庄司さん
の知性と教養は、ますます才能が開花すると思いました。
庄司さんの謙虚な音楽に対する姿勢は、今後のご活躍が楽しみです。
川久保さんもショスタコービッチの曲を演奏なさいましたが、若いながらも、
音楽の表現力が抜群でした。
川久保さんの情熱的な演奏は、この曲の全体の印象にぴったりで、素晴らしい
快演でした。
今年はショスタコービッチの生誕100年記念ですので、どのオーケストラで
も、演奏される機会も多いです。もし藤岡先生からのひと言のメッセージを頂
ける様でしたら、ショスタコービッチの音楽の魅力をアドバイスして頂けまし
たら、光栄です。
それでは、藤岡先生のコンサートの成功をお祈り申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します!
2006年8月5日 福田 悦子
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