藤岡 幸夫 先生

 今月は早くも夏の楽しさ一杯の予定となり、私は今年の夏の喜びで幸せ気分
です!
 さて、7月26日にサントリーホールにて、開催されました小澤さん指揮の
マーラーの『復活』のコンサートの感想をお話したいと思います。

 小澤音楽塾の演奏でしたが、小澤さんが今年ご病気で体調をくずされて、コ
ンサート等のスケジュールをキャセルなさっていましたので、新聞の記事を読み
随分心配していました。

 ですから、この『復活』のコンサートで完全に指揮としての活動も見事に
『復活』なさった印象で、安心致しました。

 マーラーの『復活』は、今年日本フィル合唱団でも5月11日と12日にサン
トリーホールにて、コンサートが開催されました。
指揮はドイツ人のハルトムートヘンヘェン先生でしたが、生粋のドイツの正統派
の重厚な伝統的なオーソドックスな指揮で、とても素晴らしい演奏となり感激致
しました。

 ちょうど日本フィル合唱団の『復活』のコンサートのC・Dが完成し、自宅でも
本日ホームコンサートを楽しみ、感動の記憶が蘇っています!
 ですから、更に小澤さんの『復活』との演奏の魅力の違いがわかり、それぞれ
のオリジナリティーに富んだ演奏を堪能致しました。

 小澤さんの『復活』は、心の奥を揺さぶられる様なとても言葉では、言い尽く
せない程の素敵な演奏で感動致しました。あまりにも見事な小澤さんの音楽の
真骨頂でした。

 小澤音楽塾のオーケストラと合唱団の皆様の演奏も力演でした。復活のドラ
マティカルな音楽の真髄を追求するあまりにも、見事な演奏で大満足でした。

 復活のテーマの中でも、『生きる為に私は死ぬのだ』『復活するだろう我が
心よ。たちまちのうちにお前は蘇るだろう。』の部分は、以前に藤岡先生の
メールでも、お知らせ致しましたが、私が人生のポリシーの中でも、困難な壁に
直面した時に、自分の心を勇気づける為に、とても参考にしています。

 今年は『復活』のコンサートで、私も15年前に新星合唱団で合唱をはじめ
た時に、最初に歌った貴重な思い出も蘇り、小澤さんの『復活』にかける意気
込み等も存分に堪能致しました。

 日本人の指揮者の中でも、世界に通用する方は藤岡先生を始めとしまして、
数多くいらっしゃいますが、世界の第1人者の小澤さんの実力は満点だと思い
ました。

 小澤さんの発するオーラは、サントリーホールの中で神聖な空気が流れ、夢
空間でした。

 今年の夏は、楽しい予定をたくさん創り、毎日の生活に励みとなる様に、努
力するつもりです。
 それでは、藤岡先生の今後のご活躍を心からお祈り申し上げます!。



       2006年7月30日 福田 悦子









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