藤岡 幸夫 先生

 ご無沙汰していますが、藤岡先生のホームページのお便りを拝見しまして、
充実した日々をお過しの様子で何よりです。

 私は今年のゴールデン・ウィークは合唱の練習一色で、その次ぎは合唱週間
(?!)と言う様に、今年前半のハイライトのコンサートを終えて、感慨無量
の心境です。

 まず5月11日(木)12(金)の日本フィルのオーケストラの50周年記念
の定期演奏会で、マーラーの『復活』を歌いました。

 今年は日本フィルの記念すべき50周年!ですので更に輝かしい演奏会で、
華を添える物となる様に、自分なりに練習の集大成を発揮する為に万全の状態
で挑みました。

 本棒指揮のヘンヒェン先生はいかにもドイツ人の正統派のオーソドックスな
音楽創りで、丁寧で熱心な暖かなハートのある音楽に感動すると共に、気分も
最高頂に達しました。

 2日間に渡る定期演奏会のプレッシャーも多かったですが、同じ曲を演奏す
るにしても、全く同じにならない難しさ、そして楽しさの両方を堪能致しまし
た。

 それが音楽の醍醐味で、そして音楽はまるで一種の『生き物』の様というの
が、私の実感でした。
 諸先生方のいつもの練習のご指導を念頭に置き、悔いのない、そして力まず
に素晴らしいコンサートとなる様にベストの状態で挑みました。

 最初のPPPのアカペラの部分の歌いだしは、特に発声の難しさを痛感致しま
した。
 ですから、今後も決して慢心する事なく基本を大切に邁進したいと思いまし
た。
 
 この『復活』は日本フィルのオーケストラが5月にドイツのドレスデンでも
演奏されますが、国の違い人種の違い等を乗り越えて、人の心と心を結ぶ夢の
掛け橋となるようなコンサートになる事を心から祈りたいと思います。

 そして観客の皆さんに勇気と希望と感動を伝えることができる様に普段の練
習の積み重ねが重要ですし、初心を何時までも大切に努力したいと思いました。

 今年は運営委員を2つ担当していますので、かなりハードで、神経を使いま
したが、合唱団の皆さんの暖かな思いやりの気持ちを頂きまして、感動致しま
した。音楽の楽しさをこれからも存分に満喫したいと思います。

 藤岡先生の今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。




       2006年5月20日 福田 悦子









ご紹介メール 一覧リストへ戻る



[ HOME ] [ PROFILE ] [ CONCERT SCHEDULE ] [ DISCOGRAFHY ] [ LETTERS ] [ ABOUT THIS SITE ]
[ FROM MANCHESTER ]