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藤岡 幸夫 先生
今年も早いもので、もう東京でも桜の花も開花し、暖かな春の到来となりま
したね!
自然界の目覚めの春、生命力の溢れる春の花の数かず等、とても楽しみの多
い季節です。
さて、本日のお便りでは、先日の日本フィルの定期演奏会の感想をお話した
いと思います。
今年の3月16日に日本フィルの定期演奏会に合唱団の友人達とでかけまし
た。
指揮はルカーチさん。リストのピアノのソロは、河村さんという若い聡明な
印象の方で、暖かな春の光の煌きが美しい音色として、聴こえてくる様な、錯
覚を覚える程で、心から感銘を受けました。
河村さんのピアノソロは、可憐で繊細な優美な部分と感情移入も見事で、熱
情的なエネルギッシュな部分等、多彩な演奏で、感動致しました。
河村さんのピアノの演奏は、どの曲でもぴったりとフィットする様な、様々な
魅力があると思いました。
ルーカチさんの指揮は日本フィルの演奏を重厚感たっぷりに聴かせて、素晴ら
しいものでした。
そして2曲目は、バルトーク作曲のオペラ『青ひげ公の城』という、珍しい
曲でしたので、事前にパンフレット等で、調べました。
パンフレットからの引用ですが、 『ペローの童話を原型にしており秘密、
愛、孤独をテーマにした不思議な物語。』とあります様に、ソプラノのソロが
ユデット役が渡辺さん、青ひげ公がコヴァーチ・コロシュさんの名コンビで、
この曲のオペラのミステリアスな部分等の歌唱が圧巻でした。
ユデットが青ひげ公に次から次へとドアを開けさせ、その中でこの曲の深遠
な部分へと興味が広がりました。オペラの魅力で、ストーリーの展開に無我夢
中になりました。
最後にハッピーエンドの明るいエンディングを期待しましたが、静かな余韻
を残してのラストシーンも一際印象的でした。
もう2回とも聴けない曲だと思いましたので、私は、一期一会の機会を大切に
したいと思いました。オペラの演奏会形式も新鮮でした。
定期演奏会の感想は以上な様なものでした。
さて、お話は変わりますが、今年の合唱団の友人達とのお花見は、藤岡先生
が紅葉見物でアドバイスを頂きました、六義園にきまりましたので、ご報告致
します。私が藤岡先生からのお薦めで、友人達にアピールし、春爛漫のお花で、
最高に美しい時期に再訪する事が決まり、うれしさでいっぱいです。
皆さんでのお花見の感想は、4月2日の日曜日にでかけますので、報告致しま
すね!
それでは、藤岡先生のますますのご活躍をお祈り申し上げます。今後ともど
うぞ宜しくお願い致します。
2006年3月27日 福田 悦子
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