4日の社町でのMEET THE CLASSIC IN YASHIROへ行って来ました!
前半はトップサクソフォン奏者の須川展也さんと、

アンダーソン:舞踏会の美女
ピアソラ:「タンゴレッスン」より
     〜リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ〜
E.モリコーネ:「ニュー・シネマ・パラダイス」
J.ホーナー:「タイタニック」より
     〜マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン〜
A.ララ:グラナダ

をいつものように面白い西濱さんのトークを交えながら、
楽しい雰囲気の中、演奏されました。
須川さんは明るい人柄で、サックスは「いいこともわるいことも
楽器の音色(=言葉)で表現できる」ところが魅力だと話して
いました。本当に楽器がおしゃべりしているみたいでした。
特に、ニューシネマ・パラダイスは聴きながら、うっとりして
しまいました。
また、客席の中学生・高校生達へ何かメッセージをという問いには、
「音楽を続けていく時に大切なのは、あきらめないこと」
だと話されていました。
経験に裏付けされた言葉だけに、説得力がありました。
   ♪      ♪       ♪
後半はチャイコフスキーの交響曲第4番でした。
演奏前に<曲の聴きどころ>として、この曲が作られた時の
作曲家の状況や時代背景、曲の特徴等を説明してくれました。
初めて曲を聴く人もこういう事を知っているのとそうでないの
とでは、曲の印象が全然違う気がするので、すごく大切だと
思います。いつも関西フィルはこのようにわかりやすく
曲紹介をしてくれるので、とても親切なオケだと感じます。

 曲は最終楽章を除いて、テンポはややゆっくりでしたが、
とても丁寧な解釈で、メリハリもありそれでいて柔らかくて、
それぞれの楽章の主題(=テーマ)が浮かんでは消えながら、
いろいろな楽器に引き継がれていきました。

また、舞台と客席が近いせいか迫力も満点で、音色も澄んで いました。

 この曲は結構好きで何回も聴きましたが、私にとっては
今まで聴いたどの演奏よりも心に響いて、感激のあまり
ウルウルと・・(涙)。忘れられない演奏会になりました。
本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

 アンコールのグリーグの「過ぎにし春」も、とても
美しい曲で、寒さに凍えているように聞こえてくる部分を
藤岡さんが客席に伝えながら、演奏して下さいました。

 とても聴きやすく、素敵な演奏会だったので、若い人達や
初めてクラシックに触れる人達が、これを出発点に気軽な
気持ちで演奏会に足を運んでくれればいいなと思いました。


          2006年2月5日 あっちゃん











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