藤岡 幸夫 先生

 今年も早いもので、もう9月となりましたね。9月3日に日本フィル合唱団
のモーツァルトの「レクイエム」のコンサートも無事終了し、感慨無量の心境
です。
 少し早めの芸術の秋の到来を満喫致しました。
以下に感想をお話したいと思います。

 以前藤岡先生のメールでも書きましたが、モーツァルトの「レクイエム」
は、涙の日(ラクリモーザ)の8小節で絶筆となり、弟子のジュスマイアーが
補筆完成した版でのコンサートでした。

 指揮は沼尻先生でしたが、端整で上品な音楽を好まれるので、音色の美しさ
を極限まで追求する様な素晴らしいものでした。

 今回は、暗譜でのコンサートでしたので、合唱団の皆さんでも賛否両論でし
た。でも、この曲のミステリアスな魅力を存分に表現できたと思います。そし
てクラシックのファンの方達の絶大な人気を博している名曲の本質を追求する
様に、合唱団の練習の集大成を発揮できたと思います。

 合唱団の先生方のご指導と致しまして、「音楽を心で創造し、考え、そして
歌う事が大切です。」「心の表出を意識しよう。」「音楽の中に溶け込む事が
大切です。」「モチベーションを高め、テンションを本番のコンサートで最高
の状態に高める事が大切です。」
等のアドバイスがありました。
 本棒の沼尻先生は、「発声の基本を大切に皆さんが更に麗しいハーモニーの
形成ができる様にこれからも更に飛躍して欲しい。」との批評を打ち上げの会
の時に頂きました。

 日本フィルの田辺専務理事からは、「今後の課題として、PPの繊細で美し
い音色を極める事を勉強して欲しい。」とのメッセージを頂きました。

 音楽の真髄の追求は、どのコンサートでも、常に念頭に置き、精神面と技術
面の両方での上達する事が必要不可欠だと思います。

 合唱団の先生のお言葉として、「皆さん演奏するだけになっていませんか?
音楽する事を忘れてはいませんか?」というものがありました。

 関西フィルの飯守先生が2003年に日本フィル合唱団のVIVA!イタリ
ア・オペラを指揮して下さった時には、「皆さんアマチュア合唱団でもプロに
匹敵する位、素晴らしい音楽を演奏する事ができます。技術面を更に向上させ
るには、心(ハート)が大切です。」
とのメッセージを頂きました。

 日本フィル合唱団の先生方の素晴らしい音楽を大切に学び、着実にステップ
・アップできる様に、これからも初心を大切に学びたいと思います。

 それでは、藤岡先生の今後のご活躍をお祈り申し上げたいと思います。
 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。(^0^)♪〜



        2005年9月6日 福田 悦子




モーツァルトのレクイエムって何が難しいって、
やっぱり全曲モーツァルトが書いたわけじゃない
ところが難しいんですよ。
やっぱり、ラクリモーザまでのレクイエムって
いうのは本当に最高ですよね。
その後、困っちゃう。
また僕も振りたくなってきました。




藤岡幸夫

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